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ドル円 【予想・見通し・動向】ユーロドルの反発警戒 円はレンジなので天井ロングや底Sしなければ勝てる相場 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年8月20日(金)の週を終えて

2021年8月16日(月)から8月20日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。

  • ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年8月20日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年8月16日(月曜日)から8月20日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると

ドル高の要因は以下のとおりです。

  • 中国の7月の鉱工業生産や小売売上高の伸びが鈍化した事(ドル高・円高)
  • アフガニスタンの情勢をめぐる緊張の高まり(ドル高・円高)
  • アメリカの小売売上高が前月比でマイナスになった事
  • FOMCの議事録が公表されテーパリングが年内に開始される可能性があるとの事

ドル安の要因は以下のとおりです。

  • ダラス連銀総裁がデルタ株の影響などで経済成長が大幅に鈍化するのであれば金融政策の自信の見解を調整するかもしれないと匂わせ発言(ドル安・円安)

2021年8月16日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

中国の7月の鉱工業生産や小売売上高の伸びが鈍化した事や
アフガニスタンの情勢をめぐる緊張の高まりからリスク回避によるドル高、円高となる。

高値109.749 → 終値109.129(-62pips下落)

2021年8月17日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

アメリカの小売売上高が前月比でマイナスになった事や
前日の中国の経済指標の鈍化などが意識されリスク回避のドル高になっている。

日本では新型コロナウイルスの感染拡大にともなって緊急事態宣言の範囲拡大と延長が実施された。
これによって新型コロナの影響でリスク回避の株安になってるが
ドル円は円高にはならず、ドルが買われる流れからドル円は上昇している。

安値109.115 → 終値109.524(+40.9pips上昇)

2021年8月18日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

FOMCの議事録が公表されテーパリングが年内に開始される可能性があるとの事で
ドルは買われたようですが
FXと株と原油で見解が違っているのが気になる。

FXでは意見の相違が見られたって事でドル買いはあまり進んでいない。
株や原油のほうではテーパリングが年内に開始されるかもしれないって事でボコボコに売られている。

安値109.473 → 終値109.764(+29.1pips上昇)

2021年8月19日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

FOMC議事録の内容が1周まわって再評価される。

前日はFX市場だけ意見の相違がみられるって事で無風な感じだったが
ここにきてテーパリングが年内に開始されるかもしれないってのが評価されてドル高になっている。

とくにポンドドルやドルカナダのドル高が酷かった印象。

ドル円はなぜか上髭ピンバーになっているのが笑える…。

高値110.224 → 終値109.740(-48.4pips下落)

2021年8月20日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

ダラス連銀総裁がデルタ株の影響などで経済成長が大幅に鈍化するのであれば
金融政策の自信の見解を調整するかもしれないと匂わせ発言した事でドル安になった。

株もこれにつられて急激に買い戻されている。

ドル円はドル安にはならず、リスク回避が和らいだことから円安が混じってて僅かに上昇している。

安値109.565 → 終値109.776(+21.1pips上昇)

ドル円 テクニカル分析

ドル円のテクニカル分析をしていきます。

1-2021年08月20日の週を終えて-ドル円-日足チャート
1-2021年08月20日の週を終えて-ドル円-日足チャート

直近のレジスタンス

2-ドル円-直近のレジスタンス-110-1x-日足チャート-2021年8月20日の週を終えて
2-ドル円-直近のレジスタンス-110-1x-日足チャート-2021年8月20日の週を終えて

110.1x~日足の雲の上限

上髭ピンバーと雲の上限(下がり気味)のラインかなぁ。
とりあえずレンジっぽい感じがするし上に抜けても
レンジ上限の110.7ぐらいでまた叩き売られるんじゃないか?

直近のサポート

3-ドル円-直近サポート-109-日足チャート-2021年8月20日の週を終えて
3-ドル円-直近サポート-109-日足チャート-2021年8月20日の週を終えて

109円前半

ここしぶとい。
サポートとして強めな感じ。

レンジの下限として見とけばいいかもね。

円のCFTCの大口のポジション状況

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

円のCFTCのポジション比較

4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年8月20日の週を終えて

円買い減ってるなぁ。
リスク回避的な動き出てるのに謎だわ。

テーパリングのドル高を見てるのだろうか?

ドル円の個人のポジション状況

5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月20日の週を終えて

月曜いっぱつめにストンと落ちたから
そこで損切が入ったっぽいな。

まぁでもドル円はまだレンジ状態だから普通に助かる気はするけどね。

だからと言って呑気に天井ロングするなよとは言っておく。

一旦、戻って来て助かったなら良い所で仕切り直せよ。

ドル自体のポジション状況を比較

6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月20日の週を終えて

なんかユーロの爆買いが気になるな。
チャート的にも一旦リバ挟むか?

とりあえず来週ジャクソンホールでパウエル議長の発言があるし
ドル買いの手仕舞い上げがあるかもしれないから底Sは注意しような。

ただナンピン含み損ロンガーが多いからリバウンドは長続きはしないだろう。
って事で戻り売り狙いだな。

週の終値を比較

2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決

2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週

2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復
2021年02月26日の終値 106.530 (+111.3pips上昇) アメリカの長期金利が上昇してSP500の配当利回りを超えた事で株安のドル高が進行

2021年03月05日の終値 108.206 (+167.6pips上昇) FRBパウエル議長は長期金利に介入する気はない。政策路線の変更もなし。市場参加者は失望してドル買いに
2021年03月12日の終値 108.979 (+77.3pips上昇) アメリカで1兆9000億ドルの経済対策法案が成立しました
2021年03月19日の終値 108.870 (-10.9pips下落) 日銀が長期金利の上下動を許容し、ETF買い入れを日経225からTOPIXに切り替え
2021年03月26日の終値 109.509 (+63.9pips上昇) バイデン大統領が新型コロナワクチンの普及の倍増すると発表(1億回→2億回)

2021年04月02日の終値 110.649 (+114pips上昇)
2021年04月09日の終値 109.658 (-99.1pips下落) バークシャーが円建て社債を発行。イギリスのファンドが東芝の買収を提案(2兆円規模)
2021年04月16日の終値 108.769 (-88.9pips下落) 米長期金利の大幅下落で。NZとポンド主導でドル安に
2021年04月23日の終値 107.876 (-89.3pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン増税の案を出してくる。日本が緊急事態宣言
2021年04月30日の終値 109.320 (+144.4pips上昇) 早期テーパリング懸念でドル買い圧力 → FRBパウエル議長はテーパリング議論は否定している

2021年05月07日の終値 108.573 (-74.7pips下落) 非農業部門雇用者数変化が市場予想よりもかけ離れた低い数値が出た事でテーパリングや早期利上げの可能性が遠のいた
2021年08月20日の終値 109.197 (+62.4pips上昇) CPIと求人統計の上昇でインフレ懸念が台頭
2021年05月21日の終値 108.951 (-24.6pips下落) ビットコインの急落とFOMC議事録要旨でテーパリングの議論の可能性が浮上した事
2021年05月28日の終値 109.724 (+77.3pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画の報道で一気にリスクONの流れ
2021年06月04日の終値 109.399 (-32.5pips下落) 5月非農業部門雇用者数変化が予想より悪かった事で急激なドル安に
2021年06月14日の終値 109.629 (+23pips上昇) 5月の米CPIが1年9カ月ぶりの伸びだったのに発表後はドル安。次の日、来週FOMCがあるしインフレ上がってるからという理由を蒸返して急激なドル高で終わる
2021年06月18日の終値 110.217 (+58.8pips上昇) ★FOMCが利上げの前倒しを発表(2022年~2023年中。従来は2024年だった)
2021年06月25日の終値 110.686 (+46.9pips上昇) 先週ちょっと売り過ぎちゃいましたね(テヘペロ)で全市場で巻き戻しの動きとなった
2021年07月02日の終値 111.021 (+33.5pips上昇) 3つの雇用統計があったがどれも予想よりはよく内2つはドル高、週末は大きくドル安に振る
2021年07月09日の終値 110.115 (-90.6pips下落) 東京の4度目の緊急事態宣言で急落
2021年07月16日の終値 110.048 (-6.7pips下落) サンダース英中銀の刺激策縮小発言と日銀黒田総裁の物価目標2%まで政策変更をしない発言で円安
2021年07月26日の終値 110.547 (+49.9pips上昇) デルタ株感染が懸念され株は暴落したが、速攻で買い戻されてリスクONの流れに
2021年07月30日の終値 109.659 (-88.8pips下落) FRBパウエル議長がテーパリング開始には問題がまだある事や利上げには程遠いと発言してドル安に
2021年08月06日の終値 110.148 (+48.9pips上昇) FRBクラリダ副議長が2022年末までに利上げの準備が整う可能性がある事を発言して急激なドル高に
2021年08月13日の終値 109.585 (-56.3pips下落)
2021年08月20日の終値 109.776 (+19.1pips上昇) ダラス連銀総裁がデルタ株の影響で経済が失速するなら自信の金融政策の考えを調整すると匂わせ発言してドル安、円安に

まとめ

ドル円の相場状況をまとめると

  • 中国の経済指標が悪かった事やアフガニスタンの情勢悪化でリスク回避の円高・ドル高に
  • アメリカの小売が悪かった事でドル高に(なぜかドル安にはならない)
  • FOMCの議事録が公開されFXと株、原油では見解が違いFX側はなぜか意見の相違とかが理由で無風みたいな感じだった(いちおうはドル高)
  • その後、1日たってFOMCの議事録が評価され、テーパリングの条件が年内に揃うかもしれないって事でドル高になる(でもドル円は上髭ピンバーでになる)
  • 週末はダラス連銀総裁がデルタ株の影響で経済が失速するようであれば自身の金融政策の考えを調整するかもと匂わせ発言をしてドル安になっている(ドル円は株高のリスクONで円安になる)
  • 大口はユーロを爆買いしてる模様
  • 個人はユーロドルの含み損を抱えたナンピンロング中
  • ドル円の個人は月曜日のストンと下がった所で損切。辛うじてレンジ内で耐えてる模様

ユーロが一旦、反発しそうだしドル安警戒かな。

あと来週ジャクソンホールでパウエル議長の発言があるし
ドル買いの手仕舞い上げがあるかもしれないからドルストレートでの底Sは注意。

ただナンピン含み損ロンガーが多いからリバウンドは長続きはしないと思う。

ドル円はレンジを挟んだ動きだから天井ロング、底Sしなければ助かると思う。

イベントリスク前だから先週ポジ解消してるし
プロはここで踏ん反りかえって様子見でもいいし
チャンスがあればポジ持てばいい。

基本的にドル高スタンスでポジ持つのが無難かな。

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