/* youtube 所有者確認 */ /*Google Ad*/

【相場予想】WTI原油 大暴落した理由を解説 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2020年2月28日(金)の週を終えて

2020年2月28日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をしていきます。

チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。

それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。

スポンサーリンク

WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年2月28日(金)の週を終えて)

上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。

WTI原油の在庫状況

1-API-原油在庫2020年2月-一覧表
1-API-原油在庫2020年2月-一覧表

2月のAPI在庫状況を見ると

原油在庫は増えている傾向にあるようです。
留出油は減っていますが、他の在庫は積みあがってるようです。

月末に僅かながら在庫の増えが抑えられていますが
今後の原油の需要が減少傾向になる予想から
OPECが3月に減産協議を行います。

その影響がAPI在庫に反映されるかどうかが注目ですね。

EIA在庫の状況

2-EIA-原油在庫とリグ稼働数-2020年2月-一覧表
2-EIA-原油在庫とリグ稼働数-2020年2月-一覧表

2月の原油のEIA在庫は、増加傾向にあるようです。
月末に微増でとどまりましたが、
リグ稼働数は670台で、あまり変化は見られません。

OPECが3月に減産協議を行った後、
在庫状況に変化があるのか注目ですね。

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

3-WTI原油-CFTC-2020年2月-一覧表
3-WTI原油-CFTC-2020年2月-一覧表
  • 大口は月末に売りも買いも大きく減らしました。
  • 小口は買いと売りを微妙に増やしました。

WTI原油の個人のポジション状況

4-WTI原油-個人のポジション状況-2020年2月-一覧表
4-WTI原油-個人のポジション状況-2020年2月-一覧表
個人の保有ポジションは50%50%で拮抗していましたが 月末に大きく買いポジションが増えました。

その数70%と、20%も買いに傾けたようです。

しかし、リバウンド期待もむなしく
月末には2月の終値を全て下抜けてしまいます…。

その下げ幅は800pipsと酷い状況です。

WTI原油 大口と個人のポジション分析

  • 大口はポジションを整理し
  • 個人は53ドル台から買いで捕まって800pipsの含み損を抱えている悲惨な状況

WTI原油 チャート分析

5-1-2020年2月29日20時43分-WTI原油は終値ベース49-42を明確に割れて28日の週を終えるWTI原油-日足チャート-終値ベース
5-1-2020年2月29日20時43分-WTI原油は終値ベース49-42を明確に割れて28日の週を終えるWTI原油-日足チャート-終値ベース

WTI原油は、

  • 2020年2月26日(水曜日)に終値ベース49.42ドルを下抜け
  • 27日(木曜日)、前日に続いて安値更新
  • 28日(金曜日)、前日に続いて安値更新

このように26日から、終値のサポート49.42を明確に下抜けていきました。

28日(金曜日)、リバウンドして終えていますが
2018年のブラッククリスマスの暴落からリバウンドして復帰した場所の付近で
反発している形
となっています。

5-2-2020年2月29日20時43分-WTI原油は終値ベース49-42を明確に割れて28日の週を終えるWTI原油-日足チャート-ロウソク足
5-2-2020年2月29日20時43分-WTI原油は終値ベース49-42を明確に割れて28日の週を終えるWTI原油-日足チャート-ロウソク足

もしブラッククリスマスのリバウンドした場所42ドルの下髭で止まらない場合は

  • 39ドル付近(リーマンショック暴落からリバウンドの終値)
  • 32ドル~33ドル付近(リーマンショック暴落後の下髭リバウンド)

この2点がサポートになると思われます。

5-3-2020年2月29日21時01分-WTI原油のサポートラインを週ベースで測る-42ドルで止まるか40ドルで止まるかの瀬戸際-下抜けたら29ドルまで落ちるかも?-週足チャート
5-3-2020年2月29日21時01分-WTI原油のサポートラインを週ベースで測る-42ドルで止まるか40ドルで止まるかの瀬戸際-下抜けたら29ドルまで落ちるかも?-週足チャート

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2020年2月17日(月曜日)から21日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

要点をまとめると以下のようになります。

  • 24日(月曜日)特になし
  • 25日(火曜日)新型コロナウイルスの感染拡大を懸念して原油が売られた
  • 26日(水曜日)アメリカの質病対策センター(CDC)が新型コロナウイルスについて、国民の感染拡大へ備えを始めるべきだと指摘したことで不安が高まり、原油は売られた。長期金利が下落し株が売られたことも後押しした。
  • 27日(木曜日)新型コロナウイルスが世界的に拡大している事を懸念して原油が売られる
  • 28日(金曜日)中国以外でコロナウイルスに感染した人が増加。パンデミックによって世界経済が減速し、原油の需要が落ち込む事が懸念された

このファンダメンタルズの状況を見ると、
コロナウイルスのパンデミックを懸念した原油の売りが殺到している。

この事から、金曜日の週末にFRBパウエル議長が緊急会見を開きました。

コロナウイルスによる経済の影響を考慮して、適切な対応をとる』との声明を出し
株価指数や原油が買い戻される展開となっています。

週明けに、リスク回避の動きが落ち着くのか要注目ですね。

また3月初めにOPECの総会があります。
ここで減産協議が相場にどのように影響を与えるのか
見ておく必要ああると思います。

まとめ

  • コロナウイルスのパンデミック懸念で原油は売られ、終値サポートの49.42ドルを明確に下抜けた
  • 現在FRB議長の緊急声明で、原油と株は買い戻されてる模様
  • 目先のテクニカルサポートは42ドルあたり
  • OPECの協調減産の拡大があるのか?ないのか?発言次第で価格が動きそう

スポンサーリンク