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WTI原油 【見通し・予想】ハリケーン『サリー』がネガティブな要因を吹き飛ばし価格が上昇 テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2020年9月18日(金)の週を終えて

2020年9月18日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。

チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。

それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。

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WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年9月18日(金)の週を終えて)

上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。

WTI原油の在庫状況

API在庫の状況

1-API在庫-一覧表-2020年9月18日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2020年9月18日の週を終えて

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2020年9月18日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2020年9月18日の週を終えて

原油の在庫の状況 考察 まとめ

エネルギー需要減退懸念が出ている中で
原油の在庫の減りが目立ちます。

とくにAPI在庫が900万バレルクラスの減少を見せている事から
市場ではインパクトが大きく、買いの材料として見られています。

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

3-WTI原油-CFTC-一覧表-2020年9月18日の週を終えて
3-WTI原油-CFTC-一覧表-2020年9月18日の週を終えて

大きく下落してから大口の買いと売りが大きく増えています。
減ったのは小口の買いぐらいですね。

原油の価格推移を見ると大きく上昇しているので
売ってた大口と小口は冷や汗をかいているのではないでしょうか。

WTI原油の個人のポジション状況

4-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2020年9月18日の週を終えて
4-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2020年9月18日の週を終えて

個人の買いポジションがようやく50%台になるまで減りました。
そこから売りが増えていますね。

この状況で原油価格は反転上昇して40ドルまで復活しています。

大口と同様に売りで入った人は冷や汗をかいている事でしょう。

WTI原油 テクニカル分析

5-2020年9月18日の週を終えて-WTI原油-日足チャート
5-2020年9月18日の週を終えて-WTI原油-日足チャート

サポートラインの1週間のダイジェスト

  • 週の始めに雲の中に戻り5日SMAを底に上昇を再開する
  • その後、200日SMAを超えて雲の上限付近で十字足で週を終える

直近のサポートライン

6-WTI原油-直近のレジスタンス-一目均衡表の雲の下限と36-66-2020年9月18日の週を終えて
6-WTI原油-直近のレジスタンス-一目均衡表の雲の下限と36-66-2020年9月18日の週を終えて

36.66 ピンクのライン

大きく下落した時にボリンジャーバンドの-3σで耐えて
その後、-2σで耐えて反転上昇したのをみると
このラインが直近のサポートとして意識されるなかなと思いました。

ゾロメになっているので、ゾロメトレーダーが
お遊びで何かやったかという感じにも見えます。

直近のレジスタンス

7-WTI原油-直近のレジスタンス-一目均衡表の雲の下限と41-51-42-34-2020年9月18日の週を終えて
7-WTI原油-直近のレジスタンス-一目均衡表の雲の下限と41-51-42-34-2020年9月18日の週を終えて

41.51~42.34の赤いライン

このラインは長い間、上下を繰り返しながらの攻防を繰り広げ
その後、大きく反転下落した場所でもあるので
レジスタンスとして意識されると思います。

現状、一目均衡表の雲の上限があたる場所になったので
それなりに注目されるレジスタンスだと思います。

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2020年9月14日(月曜日)から9月18日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

9月14日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析

この日、OPECの月報があり内容はネガティブなものでした。

月報によると2020年のエネルギー需要を従来の予想から下方修正した事と
来年の2021年のエネルギー需要の見通しを引き下げました。

しかし、原油価格は下がらず十字足で引けました。

どうやらメキシコ湾にハリケーン『サリー』が発生し
石油精製施設を襲う可能性がある事から下げ幅が限定的にとどまったらしいです。

始値37.30 → 終値37.23(-7pips)

9月15日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析

ハリケーン『サリー』がアメリカ南部に上陸する懸念から原油は上昇しました。

メキシコ湾北部での石油生産が21%停止している事や
一部の輸出港も閉鎖している事を背景に原油価格が上昇しているようです。

安値37.04 → 終値38.39(+135pips上昇)

9月16日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析

ハリケーン『サリー』がアメリカ南部を襲った事と
原油在庫統計で大幅な原油在庫の減少を受けて
原油価格は上昇しました。

とくにAPI在庫が952万バレルも減少した事が目立ち
続いてEIAも大きく減少した事がポジティブに受け取られているようです。

また2020年の世界経済成長率の見通しが上方修正された事(-6.0%から-4.0%へ)を受けて
エネルギー需要後退懸念が和らいだようです。

安値38.34 → 終値40.15(+181pips上昇)

9月17日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析

OPECプラスが減産順守する姿勢を改めて強調した事が好感されて
原油価格は前日に引き続き上昇しました。

安値39.41 → 終値40.95(+154pips上昇)

9月18日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析

この日は特に何のネタもなく横ばいの十字足で終了しました。

始値40.95 → 終値40.88(-7pips下落)

週の終値を比較

2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット?
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 ←ターゲットに届かず折り返す…
2020年6月12日 36.50
2020年6月19日 39.42
2020年6月26日 38.17
2020年7月03日 40.23
2020年7月10日 40.57
2020年7月17日 40.58
2020年7月24日 41.24 ←ターゲットまであと30pipsぐらい
2020年7月31日 40.44
2020年8月07日 41.53 ←3月7日の終値を+2pips上回った状態
2020年8月14日 42.20 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月21日 42.27 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月28日 42.93 (+66pips上昇) ←42.34を上回った状態
2020年9月04日 39.42 (-351pips下落) 暴落の構え
2020年9月11日 37.30 (-212pips下落) 下落2週目
2020年9月18日 40.88 (+358pips上昇)

まとめ

WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。

  • OPECの月報で2020年と2021年のエネルギー需要の見通しが引き下げられたが原油価格は下がらなかった
  • ハリケーン『サリー』がアメリカ南部を襲った事からネガティブなネタを吹き飛ばして原油価格は上昇した
  • APIやEIAの石油在庫統計で原油の在庫が大幅に減少した事が好感して原油価格は上昇した
  • OPECプラスが減産順守する姿勢を改めて強調した事が好感された
  • 世界の経済成長率が-6%から-4%に上方修正された事でエネルギー需要減退懸念が和らいだ

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原油

Posted by 旭(あきら)