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WTI原油 【見通し・予想】トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染した事でリスク回避の売りが殺到する テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2020年10月2日(金)の週を終えて

2020年10月2日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。

チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。

それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。

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WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年10月2日(金)の週を終えて)

上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。

WTI原油の在庫状況

API在庫の状況

1-API在庫-一覧表-2020年10月2日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2020年10月2日の週を終えて

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2020年10月2日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2020年10月2日の週を終えて

原油の在庫の状況 考察 まとめ

在庫が微妙に増えて来てるのが気になるところ。
原油の需要期も過ぎた事だし、エネルギー需要減退懸念で
売られる要因として扱われ始めそうなので注意が必要です。

またリグ稼働数も増えているのも気になります。

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

3-WTI原油-CFTC-一覧表-2020年10月2日の週を終えて
3-WTI原油-CFTC-一覧表-2020年10月2日の週を終えて

前の週は全体的にポジションが減っていましたが
今回は大口の売りが増えているのが目立ちますね。

WTI原油の個人のポジション状況

4-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2020年10月2日の週を終えて
4-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2020年10月2日の週を終えて

トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染した事をきっかけに
大きく下落して週を終えています。

このリスク回避の状況の中で個人の買いが84%と膨れ上がっているのも
注目すべき点だと思います。

終値で見ると下落2週目の安値を下抜けた状態で終わっているので
原油相場は弱気入りしたのかなと思われます。

ここから個人の買いポジションがロスカットするまで
買いで入るのは控えておいた方がいいかもしれません。

WTI原油 テクニカル分析

5-2020年10月2日の週を終えて-WTI原油-日足チャート
5-2020年10月2日の週を終えて-WTI原油-日足チャート

サポートラインの1週間のダイジェスト

  • 週の始めに75日SMAまで上昇したものの、ここで頭打ちとなり下落する
  • その後、25日線や転換線で頭を押さえられ、雲を下抜けて36.66のラインでギリ買い支えられて週を終えました

直近のサポートライン

6-WTI原油-直近のサポートライン-36-66-2020年10月2日の週を終えて
6-WTI原油-直近のサポートライン-36-66-2020年10月2日の週を終えて

36.66 ピンクのライン

9月8日から9月11日にかけて底値で耐えて反転した場所です。

今回もギリこのラインで買われて止まったのを見るとサポートされていると思います。

しかし、トランプ大統領の新型コロナウイルス感染の影響で下落してきているので
ここのサポートは下抜けそうな雰囲気を感じているので
気休め程度に見ておいた方がいいと思います。

直近のレジスタンス

7-WTI原油-直近のレジスタンス-一目均衡表の雲の上限と41-51-42-34-2020年10月2日の週を終えて
7-WTI原油-直近のレジスタンス-一目均衡表の雲の上限と41-51-42-34-2020年10月2日の週を終えて

41.51~42.34の赤いライン

このラインは長い間、上下を繰り返しながらの攻防を繰り広げ
その後、大きく反転下落した場所でもあるので
レジスタンスとして意識されると思います。

直近では、一目均衡表の雲の上限と41.51が重なり
そこから大きく下落しているのを見ると
レジスタンスとして意識されていると思います。

あとは移動平均線で頭を押さえられているのを見ると
下落トレンドに入った場合は5日SMAで頭を売られながら下落すると思うので
5日SMAを見ておけばいいと思います。

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2020年9月28日(月曜日)から10月2日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

9月28日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析

民主党のペロシ下院議長とムニューシン財務長官が
新型コロナ経済対策を巡る協議を継続する見通しと報道された事から
アメリカの追加景気刺激策の期待感を背景に原油が買われました。

安値39.76 → 終値40.56 (+80pips上昇)

9月29日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析

この日、原油は大きく下落しました。

朝方、OPECのバルキンド事務局長の発言で
経済協力開発機構諸国の商業石油在庫について
2021年第1四半期は過去5年間の平均をやや上回ると発言。

その後は年末まで道平均を下回る見通し。

これに反応したかどうかは不明ですが
市場ではエネルギー減退懸念が根強くて大幅下落となっています。

高値40.67 → 終値39.08(-159pips下落)

9月30日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析

反発して終了しました。

アメリカの追加刺激策の協議が前進するとの事から
期待感で原油は買われたようです。

また2021年の1月にOPECが予定通り増産に動く可能性は低いとの報道も
ポジティブな内容が出ています。

安値38.67 → 終値39.83(+116pips上昇)

10月1日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析

欧州やロシアで新型コロナウイルス第2波を警戒した措置が取られている事で
エネルギー需要減退懸念で原油が売られた。

また9月のOPECの石油生産が16万バレル増加した事や
リビアやイランの供給回復を受けた事が嫌気され原油は売られた。

アメリカの7月の国内石油生産が前月比で53万8000バレル増加したことも
売られる要因となったようです。

高値40.44 → 終値38.55(-189pips下落)

10月2日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析

トランプ大統領が新型コロナウイルスの検査で陽性だったことが分かり
リスク回避の原油売りとなりました。

高値38.63 → 終値37.01(-162pips下落)

週の終値を比較

2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット?
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 ←ターゲットに届かず折り返す…
2020年6月12日 36.50
2020年6月19日 39.42
2020年6月26日 38.17
2020年7月03日 40.23
2020年7月10日 40.57
2020年7月17日 40.58
2020年7月24日 41.24 ←ターゲットまであと30pipsぐらい
2020年7月31日 40.44
2020年8月07日 41.53 ←3月7日の終値を+2pips上回った状態
2020年8月14日 42.20 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月21日 42.27 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月28日 42.93 (+66pips上昇) ←42.34を上回った状態
2020年9月04日 39.42 (-351pips下落) 暴落の構え
2020年9月11日 37.30 (-212pips下落) 下落2週目
2020年9月18日 40.88 (+358pips上昇)
2020年9月25日 40.09 (-79pips下落)
2020年10月02日 37.01 (-308pips下落) ← トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染

まとめ

WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。

  • アメリカの新型コロナウイルス追加経済対策の協議の進展を背景に期待感で原油は買われた
  • その後は欧州やロシアなどで新型コロナウイルスの感染抑制策が実施されたのを見てエネルギー減退懸念で原油は売られた
  • OPECやアメリカの石油生産が増加した事が嫌気され原油は売られた
  • 週末にトランプ大統領が新型コロナウイルスに感染した事を背景にリスク回避で原油は売り込まれた
  • 個人投資家の買いが84%に膨れ上がる

これは下落の予感しかしない。

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