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ドル円 【予想・見通し・動向】FRBとECBの政策年限の差でユーロ買いのドル安が来る可能性あり!? テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年1月22日(金)の週を終えて

2021年1月18日(月)から1月22日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。

  • ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年1月22日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年1月18日(月曜日)から1月22日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間でインパクトのあった出来事は

  • イエレン氏の発言で大規模な追加景気刺激策を支持する意向を発表した事でドル円もユーロも上昇した事
  • バイデン大統領の就任式があったがご祝儀の株高はあったけど、リスクONのドル安にはならず、円高ドル高の動きになった事
  • ECBの政策金利の発表があったが、FRBとの政策年限の差からユーロが買われた可能性がある事
  • 経済指標はどれも良好だったが、株式市場が崩れてる事でリスク回避のドル高になってる事

2021年1月18日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

アメリカが休場で目立ったネタもなく
ロシアと欧州で地政学的な不安要素のネタがありましたが
僅かなドル安、円高、、ユーロ高の流れで終了。

高値103.927 → 終値103.687(-24pips下落)

2021年1月19日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

この日は円安とドル安の流れとなりました。

アメリカ初の女性財務長官に任命されたイエレン氏の議会公聴会があり
そこで大規模な経済対策の必要性があると発言しました。

イエレンさんによると追加景気刺激策で債務の拡大はあるだろうけど
今、大きく行動に移す事は将来の債務拡大よりも利益のほうが上回る考えを示しました。

これを受けて株価は上昇し、リスクONのドル安、円安の流れとなり
ドル円もユーロドルも上昇する相場となりました。

安値103.648 → 終値103.901(-25.3pips上昇)

2021年1月20日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

この日、アメリカの大統領就任式がありバイデン氏が次期大統領となりました。
ご祝儀の株高となったものの
ドル円やユーロは円高、ドル高の動きになっています。

FX市場はリスクONのドル安にならず終了しました。

2021年1月21日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

この日、ECB政策金利の発表とラガルド総裁の定例会見がありました。

ECBは

  • 2022年3月末までもしくは、コロナウイルスの危機段階が終了したと判断するまではPEPPを継続する
  • パンデミック緊急購入の全額を使うとは限らない
  • ECBは為替レートを非常に注意深く見守っていると発言しました

さて、ドル安の流れになった経緯に
ECBの政策とFRBの政策の年限の差にあると思います。

FRBはインフレ2%を超えてくることを明確に確認するまで利上げは無いと発言しており
最低でも2023年までは低金利を維持と公言しています。

しかしECBは2022年であり、PEPPを全て使い切るわけではない。

つまり、緩和量の差やFRBの政策年限の差からドル安の流れになったと思われます。

ドル安の流れは欧州通貨が素直な動きをした感じですね。
ドル円はイマイチなドル安で終わっています。

高値103.666 → 終値103.457(-20.9pips下落)

2021年1月22日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

来週にFOMCがあり株価が決算発表の下落と相まって
FRBが慎重な姿勢を示す可能があるとしてポジション調整の動きでドルが買われました。

株式市場ではIBMやインテルの株価が下落した事で
目先の景気回復の期待が薄れたようで売りに押されているようです。

木曜日、金曜日に経済指標はどれも良好だったようですが、あまりネタにはされていません。

  • 1月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 59.1(前回57.1) +UP!
  • 12月中古住宅販売件数(年率換算件数) 676万件(前回671万件) +UP!
  • 前週分新規失業保険申請件数 90.0万件(前回92.6万件) 失業者は減りつつある
  • 前週分失業保険継続受給者数 505.4万人(前回518.1万人) 失業者は減りつつある
  • 1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 26.5(前回9.1) +UP!

安値103.463 → 終値103.740(+27.7pips上昇)

ドル円 テクニカル分析

ドル円の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-2021年01月22日の週を終えて-ドル円-日足チャート
1-2021年01月22日の週を終えて-ドル円-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 5日SMAや転換線で頭を売られる
  • その後は基準線と25日SMAに買い支えられて5日SMA転換線との間でレンジを繰り返して週を終えました

直近のレジスタンス

2-ドル円-直近のレジスタンス-103-9x-104-1x-日足チャート-2021年1月22日の週を終えて
2-ドル円-直近のレジスタンス-103-9x-104-1x-日足チャート-2021年1月22日の週を終えて

75日SMA 104.1x ~ 104.4x近辺

ドル円は長い間75日SMAに頭を押さえられ下落してきた経緯があります。
今回も同様に75日SMAの近くで頭を押さえられて下落しているので
このあたりの値動きに注目しておけばいいと思います。

直近のサポート

3-ドル円-直近サポート-102-5-102-8-日足チャート-2021年1月22日の週を終えて
3-ドル円-直近サポート-102-5-102-8-日足チャート-2021年1月22日の週を終えて

102.5 ~ 102.8 ボリンジャーバンドの-2σと-3σ

現状、5日SMA、転換線と基準線、25SMAのレンジ状態なので
下に抜けた場合は102.5~102.8くらいは下押してくる可能性があります。

毎度深い下げを見せるとボリンジャーバンドの-2σかー3σまで
突き進んでストップハントをやってからバウンドするのが定番の動きになっているので
レンジ下抜けの場合は、この辺でどのような値動きをするのか見ておいた方がいいと思います。

円のCFTCの大口のポジション状況

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

円のCFTCのポジション比較

4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年1月22日の週を終えて
4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年1月22日の週を終えて

個人投資家の円売りは一旦利確の動き。
あとはあまり変化が見られない。

ドル円の個人のポジション状況

5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月22日の週を終えて
5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月22日の週を終えて

個人投資家は75日SMA付近でドル円の飛びつき買いを入れたまま変化なし。

ドル円は上がらず捕まってる状態でストレスを抱えているのではないだろうか?

ドル自体のポジション状況を比較

6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年1月22日の週を終えて
6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年1月22日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年1月22日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年1月22日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月22日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月22日の週を終えて

大口のユーロ買いが増えているのが気になる。
もしファンダ的要因でECBとFRBの政策の差を見ているのであれば
妥当な買いを入れてきたなと思う。

個人投資家は大口の逆で底ショートをブチかまして踏みあげられている…。

ってなると、個人投資家はドル円の飛びつき買いとユーロドルの底ショートを決めて
大口がユーロ買いでドル安にしようとしている構図を見ると…
個人投資家は報われない結果になりそう…。

週の終値を比較

2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決

2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向

まとめ

ドル円の相場状況をまとめると

  • イエレン氏の発言で大規模な追加景気刺激策を支持する意向を発表した事でドル円もユーロも上昇した
  • 次の日に、バイデン大統領の就任式があったが、ご祝儀の株高はあったけど、リスクONのドル安にはならず、円高ドル高の動きになる
  • その後、ECBの政策金利の発表があったが、FRBとの政策年限の差からユーロが買われた可能性がありユーロが反転上昇する
  • 木曜日と金曜日の注目の経済指標はどれも良好だったが、株式市場が崩れてる事でリスク回避のドル高になってる事
  • 大口はユーロ買い、個人投資家はユーロドルの底ショートをブチかまし踏み上げを食らってる状態
  • ドル円は個人投資家が75日SMAで飛びつき買いをして身動きが取れない状態

目先のドル安は変わらずって感じか…。

来週はストップハントのドル安を警戒しましょう。

僕の豪ドルUSDが上昇して高値を更新しますように!お祈りトレード!

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