ドル円 【予想・見通し・動向】FRBパウエル議長が長期金利の上昇を容認した事で失望感からドル高に!俺のポジションが強制ロスカット&ゼロカットになる… テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年3月05日(金)の週を終えて
2021年3月01日(月)から3月05日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。
- ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
- テクニカルの分析
- ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説
これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。
この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。
もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。
それでは、各章を見て行きましょう。
ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年3月05日(金)の週を終えて)
#ドル円・俺ニカル分析
2021年3月5日の週を終えてアメリカの長期金利の上昇を背景にドル高が進んでいる
FRBパウエル議長が最近の長期金利の上昇を
気にしてはいるものの、介入や政策路線の変更はしない
と発言した事で市場参観者の失望をかってしまい
ドル高の流れとなるドル高の流れ継続かも… pic.twitter.com/n5T2d9rQTe
— 堅実なる投機家@-524万円 ゼロカットor強制ロスカット 原油 FX ダウ30 SP500 (@kenjitutouki) March 6, 2021
上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。
解説の流れは以下の通りです。
- ファンダメンタル分析
- テクニカル分析
- ポジション状況
- 週の終値の動向
ファンダメンタルズ分析と値動き
2021年3月01日(月曜日)から3月05日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると
ドル高の要因は以下のとおりです。
- バイデン政権の大規模な追加刺激策の影響で景気回復とインフレ期待から長期金利の上昇に合わせてドル高に
- FRBパウエル議長が最近の長期金利の上昇について気にかけているが、介入はせず、政策路線も変更しないと発言した事で失望感からドル高の流れに
- ナスダック100が長期金利の影響を受けて暴落してドル高の流れに
- 雇用統計が良くてアメリカ経済が他の国と比べて成長性があると判断されてドルが買われる
ドル安の要因は以下のとおりです。
- 株がリスクONで上げた流れでドル安に
2021年3月01日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
バイデン政権の大規模な追加刺激策による景気回復とインフレ期待から
長期金利の上昇に歩調を合わせる形でドル高の流れが、この日も継続。
ユーロ圏はアメリカ経済と違って経済の見通しが追いつてない事を背景に
ユーロ売りのドル高の流れとなっている。
その反面、オーストラリアドルは上昇。
国債買い入れを40億豪ドルに増額した事を背景に上昇しているようです。
(でも、これって緩和だよね?豪ドルが上昇するネタにするのは違うと思う…)
この日は株が大きく上昇した事もあり、リスクONで豪ドルが上昇したものと思われます。
安値106.361 → 終値106.756(+39.5pips上昇)
2021年3月02日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
月曜日に株価が大きく反転上昇したのを受けて
リスクONによるドル安となりました。
ただ、このドル安の流れは一時的でトレンドは終わったとアナリストの指摘が入っています。
高値106.952 → 終値106.683(+26.9pips下落)
2021年3月03日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
アメリカの長期金利が上昇した事を背景にドル高が進む。
長期金利の上昇でハイテクの構成銘柄が多いナスダック100が売られ
株式市場はパニックに。
リスク回避も含めてドル高の流れとなった模様。
安値106.668 → 終値106.987(+31.9pips上昇)
2021年3月04日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
この日もアメリカの長期金利が上昇してドル高の流れを継続。
FRBパウエル議長の発言があり、最近の長期金利の上昇を気にかけてはいるけど
政策の変更はせず、介入もしないと発言した事から
市場参加者は何かしらの手を打ってくると思っていたらしく
失望感からドル高の流れが加速しました。
安値106.953 → 終値107.961(+100.8pips上昇)
2021年3月05日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析
アメリカの2月の非農業部門雇用者数が前月比37万9000人増加となり
市場予想の18万2000人増加を超えた。
失業率も6.2%と1月の6.3%から僅かに改善した。
雇用統計が良好な結果となった事で、長期金利の上昇が
アメリカの景気の見通しの良さが裏付けられた結果となり
ドルの需要が高まった事でドル高の流れとなる。
ユーロやスイス、円などアメリカ経済に及ばないと比較された事から
ドル高となり週を終えました。
安値107.816 → 終値108.206(+39pips上昇)
ドル円 テクニカル分析
ドル円の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。
1週間の価格動向ダイジェスト
- ボリンジャーバンドの+2σに沿って上昇を継続
- たいして下がらず上昇の勢いが加速して、ボリンジャーバンドの+3σにタッチするまで上昇して週を終える
直近のレジスタンス
108.99x 週足の200MA
109.84x 前回の戻り高値と週足200MAがあった場所
とりあえずこの2点間がレジスタンスとして意識されるのではないでしょうか。
直近のサポート
106.61x 直近の押し安値
近場に押し安値があるので
ここを下割れなければ上昇は継続しそうです。
ここを割れると最終押し安値が105円前半にあるので
このあたりが最終サポートになるのではないでしょうか。
割れたら上昇トレンドは一旦、終了になると思います。
円のCFTCの大口のポジション状況
週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。
また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。
基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。
円のCFTCのポジション比較
久々に大口の円売りポジションが買いポジションに近づきつつある。
そして、このドル円の綺麗な上昇トレンド。
完全に仕掛けられてる。
ドル円の個人のポジション状況
個人投資家のショーターが踏みあげられまくってる…
終わったぁぁあああああぁ!!
ドル自体のポジション状況を比較
ドルインデックスは大口がドル買いを継続。
大口のユーロ売りが入ってからの
個人投資家はユーロ買いが多くなってきてる…。
チャートの形はユーロが下落するようにしか見えない中で
大口はユーロ売り、そして個人がユーロ買い…。
こりゃドル高はまだ続きそうだなぁ…。
週の終値を比較
2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決
2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週
2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復
2021年02月26日の終値 106.530 (+111.3pips上昇) アメリカの長期金利が上昇してSP500の配当利回りを超えた事で株安のドル高が進行
2021年03月05日の終値 108.206 (+167.6pips上昇) FRBパウエル議長は長期金利に介入する気はない。政策路線の変更もなし。市場参加者は失望してドル買いに
まとめ
ドル円の相場状況をまとめると
- アメリカの長期金利が上昇し、ハイテク銘柄の構成比率が高いナスダック100がボコボコに売られてリスク回避でドル高に
- アメリカの長期金利が上昇が止まらず、FRBパウエル議長の発言があり、何かしらの介入措置を取るのかなと思いきや、何もせず失望感でドル高に
- アメリカの雇用統計が良くて、アメリカ経済と他の国の経済を比べたらアメリカの方がマシだよねって事でドルが買われドル高に
- 個人投資家はドルを売ってるけど、大口はドルを買い始めてる…
国内口座も海外口座も
長期金利の上昇のせいで軒並みポジションがマイナスとなり強制ロスカットしました…。
FRBパウエル議長が長期金利の上昇について
何も対処しなかった事が原因で金利が上昇して
ナスダック100が大暴落してドル高の煽りを受けて
持ってるポジションの利益が吹っ飛んでマイナスとなり
切れない状況に陥った挙句、強制ロスカットやゼロカットとなりました…。
最悪だわ…。
この強制ロスカット、ゼロカットを受けて新ルールでトレードしようと思います。
一旦、国内口座から資金を出金して4万円で再スタート。
何枚もポジ持ちすぎてヤラレすぎてるので
1枚からスタート原資をベースに月利20%を目指す方向で頑張りたいと思います。
とりあえず1枚で今月中に8000円を取る事を目標に頑張ります!
ちなみに強制ロスカット&ゼロカット後に株価が大底反転…。
豪ドルもきっと反転上昇すると思ったので
ここで1枚ロング行きました。
マジでなんで人が強制ロスカットやゼロカットした所が
反転するポイントなのか不思議でしょうがない…。
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