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ダウ30【見通し・予想・動向】右肩上がりの伝説を信じて押し目買い狙います!! テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年5月14日(金)の週を終えて

2021年5月10日(月)から5月14日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。

  • アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年5月14日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年5月10日(月曜日)から5月14日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間の株価の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • 新規失業保険申請件数が47万3000件となり、新型コロナ第1波より低い数値になった事
  • FRBウォラー理事の発言でインフレ懸念が後退した事
  • 520億ドル規模の半導体生産支援法案が発表間近と報じられた事

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • 労働力の供給が需要増大に追いついてない事が示され労働力不足によるインフレ上昇懸念
  • 素材の供給逼迫から物価上昇によるインフレ懸念
  • 4月の消費者物価指数(CPI)の総合指数が前年比4.2%上昇し、FRBが早期の利上げの可能性が台頭

2021年5月10日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京時間はヨコヨコ
ロンドン時間で高値を目指し始める
NY時間で高値を更新後に安値を更新

この日の下げはナスダック100が3指数の中できつかった印象。

素材の供給逼迫から物価上昇懸念が背景にあるようです。
12日(水曜日)の消費者物価指数(CPI)が注目されているようです。

ダウ30とSP500は最高値から下落し不穏な雰囲気を醸し出してこの日は終了しました。

この日、米ダラス地区連銀のカプラン総裁が
量的緩和(QE)縮小を巡る討議を開始したいとの考えを表明している。

高値35101.30 → 終値34738.90(-362.4pips)
(24時台)

2021年5月11日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

株価が大幅に下落しました。

東京時間開始時に高値を付けて、そのままNY時間まで下落を継続して大きく下落して終了しました。

3月の雇用動態調査(JOLTS)で、求人件数が予想よりも多く
2000年12月の統計開始以降で最高を記録しました。

これを受けて労働力の供給が需要増大に追いついてない事が示され
労働力不足によるインフレ上昇懸念から米長期金利が上昇し、株がリスク回避で売られました。

テスラが米中関係の緊張による不透明感を理由に中国・上海工場の拡張計画を凍結した事で株価が下落しているようです。

高値34831.81 → 終値34240.40(-591.41pips下落)
(8時台)

2021年5月12日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

前日と同じ流れで東京時間開始時が高値となり、そのままNY時間まで下落してく流れで終了しました。

4月の消費者物価指数(CPI)の総合指数が前年比4.2%上昇し
2008年9月以来、約12年半ぶりの大幅な伸びとなった。

これを受けてインフレ懸念からFRBが早期の利上げを実施する可能性が浮上し株価が大きく下落しました。

高値34326.80 → 終値33587.33(-739.47pips下落)
(9時台)

2021年5月13日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京タイムで売られて下落
ロンドンタイムで底打ち
NYタイムからドカーンと買われて終了しました。

新規失業保険申請件数が47万3000件となり
前の週の50万7000件から改善。

昨年3月の新型コロナ第1波の状況よりも最低値になった事が好感されたようです。
NYタイム開始から買いが強くなり、底値から900ドルも反発上昇しました。

安値33296.71 → 終値34058.17(+761.46pips上昇)
(17時台)

2021年5月14日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

前日の買い戻しの勢いに乗じて
東京時間でジワジワ上昇
ロンドン時間に高値で横ばいしてガクッと下がったものの
NY時間に前日の高値を上に抜いて大きく上昇して終了しました。

FRBウォラー理事が現行の金融緩和策を当面維持する見通しだと発言し、
インフレ懸念が和らいだ事が背景にあるようです。

米長期金利の低下をネタにインフレ懸念が後退しているようです。

半導体銘柄が上昇。
520億ドル規模の半導体生産支援法案が発表間近と報じられた事が好感されてるようです。

ディズニーの株価が冴えない。
第2四半期の決算で利益が市場予想を上回ったものの、
動画配信サービス【ディズニー+】の世界契約者数が予想に届かなかった事が嫌気されているようです。

安値34004.14 → 終値34431.89(+427.75pips上昇)
(8時台)

ダウ30 テクニカル分析

ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-1-2021年05月14日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-1-2021年05月14日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-2-2021年05月14日の週を終えて-VIX-日足チャート
1-2-2021年05月14日の週を終えて-VIX-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 週イッパツ目にボリンジャーバンドの+3σで打ち返され上髭陰線を付けて天井みたいな不穏な雰囲気を醸し出す
  • 次の日から株価の下落が止まらなくなり2日間連続で大き目の陰線を付ける
  • ボリンジャーバンドの-2σを突き抜けてー3σ手前から株価が下げ止まり大幅に反発
  • 反発の勢いに乗って1つ前の大き目な陰線を打ち消す形で週を終える

直近のレジスタンスライン

2-ダウ30-直近のレジスタンス34565-2021年5月14日の週を終えて-日足チャート
2-ダウ30-直近のレジスタンス34565-2021年5月14日の週を終えて-日足チャート

34565.78 水色のライン

時間足で見ても34565.78の付近に大き目なショートボリュームのラインがあるので
ここが抵抗となる事が予想されます。

しかし反発上昇の勢いが強いので難なく抜けてくるのではないかと思われます。

ここを抜ければ、再びダウ30は最高値を目指して右肩上がりを継続すると思います。

直近のサポートゾーン

3-ダウ30-直近のサポート-33158-33500-2021年5月14日の週を終えて-日足チャート
3-ダウ30-直近のサポート-33158-33500-2021年5月14日の週を終えて-日足チャート

33158 ~ 33500

直近で形成された押し安値。

割れなければ押し目買いで行きたいと思う。

割れても75MAとトレンドラインが近くにあるので
その辺までは許容の範囲内で押し目買いしたい。

ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較

4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年5月14日の週を終えて
4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年5月14日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年5月14日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年5月14日の週を終えて

パニック売りでSP500は個人の買い以外みんなポジションを減らしてる。
この惨状の後を見ると個人の買いだけが報われた状態。

ダウ30は大口の買いと売りでバトルしてるって感じ。

ダウ30とSP500の個人のポジション比較

5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年5月14日の週を終えて
5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年5月14日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年5月14日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年5月14日の週を終えて

ダウ30の個人はこの下げに乗じて捕まっていた売りポジションを損切した感じ。
SP500の個人は損切してドテンロング。

ダウ30のポジション状況 まとめ

ダウ30の大口のショーターがやらかした感じと
まだ個人のショートが残ってるのを見ると上昇は続くと思う。

日足で陰線が出た所は押し目買いを狙っていきたいと思う。

週の終値を比較

2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決

2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持
2021年01月29日 29987.22 (-1041.84pips下落) ロビンフッダーがヘッジファンドを追い込み損失計上で株価が暴落

2021年02月05日 31193.50 (+1206.28pips上昇) バイデン大統領の経済対策が縮小される事はなく、従来の規模で行くと表明した
2021年02月12日 31493.05 (+299.55pips上昇)
2021年02月19日 31482.60 (-10.45pips下落) 長期金利が約1年ぶりに1.3%回復 バンクオブアメリカがドットコムバブル級の過熱感を警戒
2021年02月26日 30902.16 (-580.44pips下落) 長期金利が1.6%に達してSP500の配当利回り1.48%を超えて株の魅力が薄れて株価が下落
2021年03月05日 31515.09 (+612.93pips上昇) SP500の大口が大人買い。ショーターが大量に踏みあげられて週を終える
2021年03月12日 32795.54 (+1280.45pips上昇) 1.9兆ドルの新型コロナ追加経済対策法案が成立!景気敏感株主導でダウ30が最高値を更新!
2021年03月19日 32626.71 (-168.83pips下落)
2021年03月26日 33108.09 (+481.38pips上昇) バイデン大統領が2億回の新型コロナワクチンの普及を目指す。そしてインフラ投資を計画中!

2021年04月02日 33325.69 (+217.60pips上昇) ISM製造業景気指数が37年ぶりの高水準。雇用統計も予想を上回る結果を受けて株価は史上最高値更新中!
2021年04月09日 33767.00 (+441.31pips上昇)
2021年04月16日 34188.09 (+421.09pips上昇) 長期金利が大幅下落でグロース株に資金が集まる
2021年04月23日 34025.92 (-162.17pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン税の増税案を出す見通し。日本が緊急事態宣言、インドの首都でロックダウン
2021年04月30日 33924.47 (-101.45pips下落)
2021年05月07日 34811.25 (+886.78pips上昇) 非農業部門雇用者数変化が予想より低い数値を出したことで利上げやテーパリングはムリという流れで株高
2021年05月14日 34331.89 (-479.36pips下落) インフレ懸念でパニック売りからのインフレ懸念後退で買い戻し

まとめ

ダウ30の相場状況をまとめると

  • CPIの上昇や求人統計が多かった事でインフレ懸念が台頭
  • 週イッパツ目から天井感を出して株価がパニック売りとなる
  • 3日間下げ続けた株はボリンジャーバンドの-3σ付近で大きく買い戻され週の終わりまで反発上昇する
  • バイデン政権の製造業の支援策などの発表が近い事やFRBの発言でインフレ懸念が後退したのが背景
  • 個人投資家はショートで捕まったポジションを損切して、一部はドテンロングに切り替えている
  • ダウ30の大口は売りで捕まった可能性が浮上

ダウ30の右肩上がりの伝説を信じて押し目買い行くとするかぁ。

陰線でたら押し目を拾っていく感じで行きます。

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