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ダウ30【見通し・予想・動向】1兆9000億ドルの経済対策法案が成立し株価は最高値を更新!!ショーター終わったぁぁあ!! テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年3月12日(金)の週を終えて

2021年3月08日(月)から3月12日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。

  • アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年3月12日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年3月08日(月曜日)から3月12日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間の株価の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • アメリカの上院と下院で1兆9000億ドル規模の新型コロナウイルス対策法案を可決した事
  • バイデン大統領が1兆9000億ドル規模の対策法案に署名した事
  • イエレン財務長官は景気刺激策を行った事で景気の過熱感は想定していないと発言した事
  • 新規失業保険申請件数の改善が見られている事

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • アメリカの長期金利の上昇でハイテクグロース株が売られている事

2021年3月08日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

6日(土曜日)に上院で新型コロナ追加経済対策法案を可決しました。
あとは下院で修正法案を可決してバイデン大統領が署名をすれば
1.9兆ドル規模の追加対策法案が早期に可決するとの見方から
景気回復ペースが加速すると期待され株価が上昇。

追加刺激策によってインフレ懸念から長期金利が上昇した事で
大型テクノロジー株は軒並み下落し、ハイテク関連株の構成銘柄が多いナスダック100を押し下げましたが
ダウ30は経済再開の恩恵を受ける銘柄が多いので株価が大きく上昇し最高値を更新しました。

上昇を主導した銘柄は工業系、素材系、金融系で
下落を牽引したのは情報技術系でした。

ちなみにイエレン財務長官の発言があり
経済対策が非常に力強いアメリカの景気回復を促進し
財政支出拡大に伴う景気過熱は想定していないと発言しました。

安値31318.70 → 終値31892.14(+573.44pips上昇)

2021年3月09日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

アメリカの長期金利が下落した事を背景にハイテク株の買い戻しが起きました。
ダウ30は高値で一旦、売り込まれた形で終了しました。

長期金利の下落は3年債の入札が比較的堅調だったことで
債券市場に安堵感が広がった事が背景にあるようです。

高値32144.68 → 終値31853.83(-290.85pips下落)

2021年3月10日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

バイデン大統領が掲げる1.9兆ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が下院で可決した事を背景に
経済再開に伴う消費支出拡大への期待感からエネルギーや金融セクターなどが買われ
ダウ30は大きく上昇して最高値を更新しました。

またアメリカ10年債の入札があり、懸念したほど低調とはならなかったようで
長期金利は前日に引き続き下落しました。

安値31742.52 → 終値32373.31(+630.79pips上昇)

2021年3月11日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

バイデン大統領が1.9兆ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案に署名をし
法が成立した事を背景に景気回復への期待感が高まり株価が最高値を更新しました。

このところ売り込まれていた大型ハイテク株にも買い戻しが入り
ナスダック100も大幅に上昇しました。

新規失業保険申請件数は71万2000件となり前週の75万4000件から減少しました。
市場予想では72万5000件という事もあり、予想以上の改善を見せた事から
景気の回復ペースが速まるとの期待感が高まったようです。

安値32269.42 → 終値32505.16(+235.74pips上昇)

2021年3月12日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

追加経済対策が決まった事で景気の流れに敏感な
バリュー株やシクリカル株に買いが入りダウ30は最高値を更新して週を終えました。

航空大手のボーイングの上昇がダウ30を押し上げてるようです。

長期金利が再び高値を更新した事からハイテク株の売りが目立ちナスダック100は再び下落して終わりました。

アメリカの経済成長率は7~9%に達する可能性が高く
とにかく期待感で景気敏感株の物色が行われているようです。

安値32390.01 → 終値32795.54(+405.53pips上昇)

ダウ30 テクニカル分析

ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-1-2021年03月12日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-1-2021年03月12日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-2-2021年03月12日の週を終えて-VIX-日足チャート
1-2-2021年03月12日の週を終えて-VIX-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 転換線を底値に跳ね上げて上昇チャネルの上限に到達
  • その後は、上昇チャネルで売られはするものの、突き抜けて最高値を更新
  • 32294の抵抗ラインを突き抜けて、どこまで登るのか分からない状態で週を終えました

直近のレジスタンスライン

2-ダウ30-直近のレジスタンス33158-2021年3月12日の週を終えて-日足チャート
2-ダウ30-直近のレジスタンス33158-2021年3月12日の週を終えて-日足チャート

33158ドル台 水色のライン

最高値を更新して何処まで行くのか分からないので
目安として抵抗ラインを引いてみました。

32000~30800の値幅的に約1100ドルくらいなので
だいたいこの辺かなと。

直近のサポートゾーン

3-ダウ30-直近のサポート-30934もしくは75EMAライン-2021年3月12日の週を終えて
3-ダウ30-直近のサポート-30934もしくは75EMAライン-2021年3月12日の週を終えて

30934.76もしくは75EMA

押し安値を30934で形成して反転上昇しているので
ここを割れなければ上昇ダウ理論は続くとの見方から上昇トレンドは続くと思います。

また日足75MAが強力にサポートして買い支えているので
この辺りがサポートかなと思われます。

ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較

4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年3月12日の週を終えて
4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年3月12日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年3月12日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年3月12日の週を終えて

SP500の大量に売りを入れた個人投資家はだいぶロスカットに追い込まれた模様。

気になるのはダウ30の大口の買いが減る一方なのが気になる…。
最高値を更新しているのに…。

まさか2019年の異常な相場を再現するつもりなんだろうか?
ここは注視しておきたい。

ダウ30とSP500の個人のポジション比較

5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年3月12日の週を終えて
5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年3月12日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年3月12日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年3月12日の週を終えて

ダウ30は個人投資家の売りを捕まえたまま最高値を更新中~。
さらに売りナンピンしてるのを見ると、まだまだ上昇は継続しそう…。

ダウ30のポジション状況 まとめ

ダウ30のショーター終わったぁああ…。

週の終値を比較

2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決

2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持
2021年01月29日 29987.22 (-1041.84pips下落) ロビンフッダーがヘッジファンドを追い込み損失計上で株価が暴落

2021年02月05日 31193.50 (+1206.28pips上昇) バイデン大統領の経済対策が縮小される事はなく、従来の規模で行くと表明した
2021年02月12日 31493.05 (+299.55pips上昇)
2021年02月19日 31482.60 (-10.45pips下落) 長期金利が約1年ぶりに1.3%回復 バンクオブアメリカがドットコムバブル級の過熱感を警戒
2021年02月26日 30902.16 (-580.44pips下落) 長期金利が1.6%に達してSP500の配当利回り1.48%を超えて株の魅力が薄れて株価が下落
2021年03月05日 31515.09 (+612.93pips上昇) SP500の大口が大人買い。ショーターが大量に踏みあげられて週を終える
2021年03月12日 32795.54 (+1280.45pips上昇) 1.9兆ドルの新型コロナ追加経済対策法案が成立!景気敏感株主導でダウ30が最高値を更新!

まとめ

ダウ30の相場状況をまとめると

  • バイデン大統領が掲げる1.9兆ドル規模の追加経済対策法案が成立しました。これを背景に景気回復が早まるとの期待感で景気敏感株主導でダウ30は最高値を更新しました
  • イエレン財務長官は経済対策をうったことで景気の過熱を想定していないと発言した事から株価はさらに上昇しました
  • 長期金利の上昇がハイテク株の上昇を抑え込んでおり、ハイテクグロース系の株は伸びがいまいちな感じになっています
  • ダウ30の個人投資家はショートで踏みあげられている状態
  • SP500はアメリカの個人投資家は売りで挑んで踏みあげられてロスカットに追い込まれた模様

ダウ30がうなぎ上りすぎて、どこまで上昇するのか分からなくなってきた…。

とりあえず個人投資家のショーターを狩るまでは何もできないね…。

押し目を待ってます!

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