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ダウ30【見通し・予想・動向】アメリカの長期金利がSP500の配当利回りを超えてしまった事で株の魅力が薄れ債券に資金が流出して株価が暴落!! テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年2月26日(金)の週を終えて

2021年3月6日

2021年2月22日(月)から2月26日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。

  • アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年2月26日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年2月22日(月曜日)から2月26日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間の株価の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • パウエル議長の半期に一度の議会証言でインフレ目標は3年以上かかる可能性があると発言を受けてインフレ懸念が後退し株価が上昇
  • FRBの低金利維持が長引くかもしれない事で、将来の成長が期待され株価が上昇

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • アメリカの長期金利の高止まりからハイテクグロース株を中心に売り込まれる
  • アメリカの長期金利が1.5%台に突入した事でSP500の配当利回り1.48%より良い事から株の魅力が薄れ債券に資金が流れ株価は大きく下落
  • アメリカ7年債の入札が悪くて長期金利が上昇し、長期金利の高止まりからインフレ懸念が台頭し株価が売られる

2021年2月22日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

SP500とナスダック100の下落が目立つ
ダウ30は買い支えられ、あまり下がらなかったです。

アメリカの長期金利の上昇がナスダック100やSP500の下落を牽引した主な要因です。

ダウ30はディズニーの株価上昇に支えられ、かろうじて下がらなかった感じです。

安値31249.96 → 終値31563.87(+313.91pips上昇)

2021年2月23日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

FRBパウエル議長の半期に一度の議会証言で
現状の低金利政策の維持と債券の購入を続けると表明。

そして現在の政策支援でインフレ高が進んだとしても
それに対するツールを用意しているとして市場参加者のインフレ懸念を一掃しました。

またアメリカ経済の成長率6%の可能性を示唆し
今後のアメリカの経済成長に期待が寄せられました。

これを好感した事でアメリカの株式市場全般に買い戻しの動きが強まり
大きな下髭を付けて引けました。

安値31162.57 → 終値31551.78(+389.21pips上昇)

個別銘柄の下げ要因は
ホームデポの決算は予想より良かったが巣籠需要の増加が持続可能か懐疑的となり不透明感から売られた。

テスラは年初来のマイナス圏となりナスダック100やSP500の下落を牽引。
先日ビットコインに15億ドル投資した事が発表したが12%下落した事が嫌気され株が売られた…。

またブロックチェーン関連の株価が20%~24%下落している事もかなり痛手のようです。

2021年2月24日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

パウエル議長の半期に一度の議会証言で
インフレ目標の達成に3年以上かかる可能性があると発言し
当初の政策予定を延長するかもしれない可能性が浮上したことからインフレ懸念が後退。

株価は大きく上昇し
ダウ30は史上最高値を更新しました。

パウエル議長の発言により長い間、低金利維持される見通しから
ハイテク株の売りが弱まり、景気循環株の銘柄が買われました。

ダウ30の上げが目立ち、SP500はまずまずの上昇。ナスダック100は上げたものの伸びしろは弱い。

安値31381.93 → 終値31993.68(+611.75pips上昇)

2021年2月25日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

前日の上昇浮かれモードから一転して大きく下落して前日の安値を更新する始末に…。

アメリカの長期金利が爆上げし1.56%まで上り詰めました。
この金利の状態がSP500の配当利回り1.48%を超えた事で
株より債券の方が魅力的と判断されたようで
株売りの債券買いにトレード循環が走ったようです。

とくに下げがきつかったのはナスダック100でした。

高値32081.62 → 終値31333.53(-748.09pips下落)

FRBパウエル議長や連銀総裁たちの発言では
長期金利の上昇は将来の成長を見込んだ上昇であり
悪い金利の上昇ではないと発言している状態での金利上昇であり
なぜこんなに爆上げしたのか意味不明です…。

どうも7年債の入札が不調だったことで金利が爆上げしたとか…。

2021年2月26日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

ネタなし。

長期金利の高止まり懸念でFX市場が大荒れ。
とくに豪ドルとポンドの下落が酷かった。

ナスダック100は辛うじて安値から反発。

ダウ30とSP500は日本時間の明け方5時~6時にかけて安値を更新して週を終えました。

高値31494.42 → 終値30902.16(-592.26pips下落)

ダウ30 テクニカル分析

ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-1-2021年02月26日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-1-2021年02月26日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-2-2021年02月26日の週を終えて-VIX-日足チャート
1-2-2021年02月26日の週を終えて-VIX-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 5日線と転換線で買い支えられたものの高値を更新しきれず横ばい
  • その後はじわじわ頭を抑えられながら地味に下落して週を終える

直近のレジスタンスライン

2-1-ダウ30-直近のレジスタンス32294-2021年2月26日の週を終えて-日足チャート
2-1-ダウ30-直近のレジスタンス32294-2021年2月26日の週を終えて-日足チャート
2-2-ダウ30-直近のレジスタンス32294-2021年2月26日の週を終えて-月足チャート
2-2-ダウ30-直近のレジスタンス32294-2021年2月26日の週を終えて-月足チャート

32000ドル台 黄色のライン

月足レベルの長期上昇チャネルのちょうど上限ラインに到達し
綺麗に反転下落しているので
このあたりが意識されているレジスタンスラインだと思われます。

直近のサポートゾーン

3-ダウ30-直近のサポート-29594-29987もしくは75EMAライン-2021年2月26日の週を終えて
3-ダウ30-直近のサポート-29594-29987もしくは75EMAライン-2021年2月26日の週を終えて

29594.20~29987.22もしくは75EMA

直近では31147ドルにサポートがありましたが
週の終わりギリギリ2時間前に安値を更新する形で下抜けたので
やはり30000ドル手前まで見に来る可能性を視野に考えておいたほうがいいと思います。

結局、市場が恐怖に支配されても
このラインを明確に下抜けない事には株価の暴落は来ないのかもしれない。

とにかく買い圧が凄い!!
ダウ30が30000ドルより下に行かせたくない勢力が買い支えてる!!

ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較

4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年2月26日の週を終えて
4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年2月26日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年2月26日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年2月26日の週を終えて

SP500の大口は大量のショートポジションを解消。
2020年と比べると平均的な数量に落ち着いた感じです。

ずいぶんと減りましたね…。

そんな中、アメリカの個人投資家は買いポジションを大量に解消。

アメリカの長期金利の上昇に伴う連日陰線で損切りに追い込まれる人が続出しているのでしょうか?

悲鳴が聞こえてきますね…。

ダウ30は全体的にポジションが減少傾向にあります。

ここから新規ポジションの流入があるか注目しておこうと思います。

ダウ30とSP500の個人のポジション比較

5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年2月26日の週を終えて
5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年2月26日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年2月26日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年2月26日の週を終えて

ダウ30のショーターがドテン買い。
SP500はロングポジションが増える。

ダウ30のポジション状況 まとめ

アメリカの長期金利の上昇で株から債券に資金が流れている中で
個人投資家は株を買っている状況を見ると
ここから株が這い上がってこれるのか不安になりますね…。

大口はショートポジションを大量に解消しているので
新規資金流入を待つしかなさそう。

とりあえずアメリカの長期金利の上昇で
債券利回りがSP500の配当利回りを超えてしまったので
株の魅力が減ってしまったのが痛いところ…。

週の終値を比較

2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決

2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持
2021年01月29日 29987.22 (-1041.84pips下落) ロビンフッダーがヘッジファンドを追い込み損失計上で株価が暴落

2021年02月05日 31193.50 (+1206.28pips上昇) バイデン大統領の経済対策が縮小される事はなく、従来の規模で行くと表明した
2021年02月12日 31493.05 (+299.55pips上昇)
2021年02月19日 31482.60 (-10.45pips下落) 長期金利が約1年ぶりに1.3%回復 バンクオブアメリカがドットコムバブル級の過熱感を警戒
2021年02月26日 30902.16 (-580.44pips下落) 長期金利が1.6%に達してSP500の配当利回り1.48%を超えて株の魅力が薄れて株価が下落

まとめ

ダウ30の相場状況をまとめると

  • FRBパウエル議長のインフレ目標には3年以上かかる可能性がある事でインフレ懸念が遠のいて株価が史上最高値を更新
  • その後、7年国債の入札が不調という事でアメリカの長期金利が暴騰
  • アメリカの長期金利が1.6%台に到達した事でSP500の配当利回り1.48%を超えてしまい、株より債券に魅力が高まって資金が流出し株価が暴落する。とくにナスダック100の下落がきつかった
  • SP500の大口投機家はショートポジションを大量に解消し2020年代の平均的なポジション量に戻る
  • ダウ30の個人投資家はドテンロングし、SP500もロングを積み増してる状況

大口の資金が株から債券に流れている中で
個人投資家だけがロングを積み増してる状況

はたして、ここからアメリカの株式市場は右肩上がりの伝説を維持できるのか?

要注目である。

ちなみに私はナスダック100をナンピン買いしてる最中です。

ナスダック100を0.05枚ロングしてます。
平均取得単価13245.3です

マジでこっから頑張って上げてくれないと困るんだが…。

大口が債券に逃げて、買ってるのが個人投資家だけなのが不安材料でしかない…。

6-ナスダック100-ナンピン買い0-0-5枚-震えて夜も眠れない口座残高とポジション状況-2021年2月27日
6-ナスダック100-ナンピン買い0-0-5枚-震えて夜も眠れない口座残高とポジション状況-2021年2月27日

どうしよう…。

震えて夜も眠れない…。

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