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WTI原油 【見通し・予想・動向】サウジアラビアが増産する気はないと表明し供給逼迫懸念が台頭!!84~87ドルが射程圏内に… テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年10月15日(金)の週を終えて

2021年10月11日(月)から10月15日(金)の週を終えて
WTI原油の最新の動向を解説します。

  • API、EIAの最新の在庫の状況
  • 1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • 投機筋や個人投資家のポジション状況を見て市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のWTI原油の相場展開の見通しや予想を立てていきます。

この記事を最後まで見るメリットは
WTI原油の最新の動向をすべて把握できる事です。

たとえ途中から市場に参加したとしても
原油カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識する事ができると思います。

それでは、各章を見ていきましょう。

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WTI原油 見通し 予想 動向(2021年10月15日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. 原油の在庫状況
  2. ファンダメンタル分析
  3. テクニカル分析
  4. ポジション状況
  5. 週の終値の動向

WTI原油の在庫状況

API在庫の状況

1-API在庫-一覧表-2021年10月15日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2021年10月15日の週を終えて

原油在庫が増えているが
ガソリンと留出油とクッシング在庫が減っている。

指標発表直後の価格動向は30pipsの値動きでイマイチ。

翌日の12時以降からNY時間が始まるぐらいまで上昇していく感じ。
ロンドン勢が上げている感じかな?

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2021年10月15日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2021年10月15日の週を終えて

原油在庫が600万バレル級の増加を見せている。
その他の在庫はまずまずの減り方。

指標発表前に上げておいて、そこからズドンと下げたあとに
結局は下髭を付けて買い戻されて、その日の高値付近まで戻してきている…。

値動き的に100pipsくらい下げてからの110pipsくらい上昇という感じです。

原油の在庫の状況 まとめ

EIA指標で下げたのは、ただの押し目じゃん…って感じで終了。

在庫を見る価値はあまり無さそう。

というより元々この指標って見る意味あるのかも最近、疑問に思い始めている。

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2021年10月11日(月曜日)から10月15日(金曜日)の1週間のファンダメンタルズの解説や値動きの動向をチェックしていきます。

この1週間の原油価格の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • 世界的な需給ひっ迫懸念で買われる
  • IEAの月報で2021年から2022年の世界の石油需要予想を上方修正した事
  • 石炭や天然ガスの価格が高騰している事から冬の暖房需要に備えて原油に切り替えが加速するとの見方
  • サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相が増産幅拡大には応じない方針を表明した事
  • 旅客機向けの燃料需要が回復するとの見方

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • ホワイトハウスが産油国に原油価格を巡る懸念について対応を要請した事
  • ガスや石炭の高騰からインフレ懸念が台頭して世界経済が鈍化するという懸念
3-WTI原油-1週間の価格動向-1時間足チャート-2021年10月15日の週を終えて
3-WTI原油-1週間の価格動向-1時間足チャート-2021年10月15日の週を終えて

2021年10月11日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京時間からロンドン時間中盤ぐらいにかけてブチ上げて行った。
82ドルという高値を付けた後はNYタイムから利確が入ったのか売りに押されて終わっている。

買われたネタは相変わらず世界的な供給不足のネタで買われている。

安値79.50 → 終値80.46(+96pips上昇)
(8時台~9時台)

2021年10月12日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

この日は上下にイッテコイで振ってからの十字足で終わる。

下げの要因はホワイトハウスが産油国に原油価格を巡る懸念について対応を要請した事が挙げられるが
相変わらず安くなっても世界的な供給不足を懸念に買われているらしい…。

むちゃくちゃやんけ!!

始値80.46 → 終値80.53(+7pips)
(安値:22時台)
(高値:22時台)

22時台に上下に振っている…。

2021年10月13日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

この日も前日と同様に十字足で終わっている。
どちらかというと下髭がちょっとだけ長い感じの十字足となっている。

ガスや石炭の高騰からインフレ懸念が台頭して
世界経済が鈍化するという懸念から売られたらしい…。

しかし安くなったところで急激な買いが入って結局80ドル台に戻されている。

結局79ドル台は押し目やんけ!!って感じで終わる。

始値80.53 → 終値80.59(+6pips)
(安値:22時台~23時台)
(高値:夜1時台)

2021年10月14日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

火曜日+水曜日で十字足でどっちに行くのか迷わせておいてからの
高値抜きのブチ上げで終了しました。

NY時間に落ちても押し目でお買い上げという感じ。

結局、火曜日に出たホワイトハウスの要請はなんだったのか!?というような原油お買い上げ相場となっている。

相変わらず世界的な需給ひっ迫懸念で買われているらしい。

IEAの月報で2021年から2022年の世界の石油需要予想を上方修正した事が背景にあるらしい。
石炭や天然ガスの価格が高騰している事から
冬の暖房需要に備えて原油に切り替えが加速するとの見方が出ているようです。

またサウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相が増産幅拡大には応じない方針を表明した事によって
火曜日に出たホワイトハウスの要請を無視した形となり
原油価格は上昇しているようです。

産油国やりたい放題やんけ!!
バイデン大統領、舐められ取るやんけ!!

これなら前トランプ大統領のほうがよかったわ・・・という流れきそうな予感・・・。

安値80.35 → 終値81.42(+107pips上昇)
(10時台~11時台、24時台)

2021年10月15日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

前日の需給ひっ迫懸念とサウジがホワイトハウスの要請を拒否した事を背景に買われて82ドル台に再び到達。

またアメリカでは新型コロナワクチン接種完了の義務化を陸空ともに11月8日から実施すると発表し
入国禁止対象となっていた国々に制限緩和されるとの見方から
旅客機向けの燃料需要が回復するとの見方から原油が買われてるようです。

ほんま上げたい奴らが都合よくネタを作って価格を吊り上げてるようにしかみえない…。

下がったらすぐ押し目を拾われて価格が下がる気配がまったくない・・・。

安値81.36 → 終値82.47(+111pips上昇)
(7時台)

WTI原油 テクニカル分析

WTI原油の1時間足と日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

4-2021年10月15日の週を終えて-WTI原油-日足チャート
4-2021年10月15日の週を終えて-WTI原油-日足チャート

直近のレジスタンス

5-1-WTI原油-直近のレジスタンス-84-05ドル-87-14-日足チャート-2021年10月15日の週を終えて
5-1-WTI原油-直近のレジスタンス-84-05ドル-87-14-日足チャート-2021年10月15日の週を終えて

84.05
87.14

先週から見通しは変わらず。

古来より守られてきた76.81を明確に突破した。

これより上の抵抗と言えば過去をさかのぼると84ドルと87ドルしかない。

87ドルは100ドル行く直前に一度大きく売られた場所でもあるので
最重要抵抗ラインとなっている。

84ドルも87ドル同様に一度下げてる場面がある場所でもあるので意識されると思う。

もう100ドル行く前にこの2点間は意識されると思うので
ここは見ておかないといけない重要な抵抗ライン。

突破したら未曽有の100ドル時代に突入するだろう。

直近のサポート

6-1-WTI原油-直近のサポート-76-81-5MA-転換線-日足チャート-2021年10月15日の週を終えて
6-1-WTI原油-直近のサポート-76-81-5MA-転換線-日足チャート-2021年10月15日の週を終えて

76.81
5SMAもしくは転換線

古来より守られてきた76.8が先週の時点で押し安値に切り替わっている。(10月6日7日の終値)

つまりレジサポ転換したと言っていいだろう。

さてここまで落ちてくるには時間がかかりそうだが
現状は日足の5日SMAが安値のサポートとなって上昇しているので
5日SAMもしくは転換線付近が直近のサポートになるのではないかと見ている。

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

WTI原油のCFTCのポジション状況

7-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年10月15日の週を終えて
7-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年10月15日の週を終えて

9月28日の週から大口の買いが3週連続で目立っている事がよく分かる。

需給ひっ迫懸念でここまで買われるかね…?

イカサマしすぎじゃねーか??

動かしたい奴が好き勝手やってる印象が強い。

WTI原油の個人のポジション状況

8-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年10月15日の週を終えて
8-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年10月15日の週を終えて

個人投資家のショートが多いまんま…。

当分の間は下がる気配を見せないんだろうな…

やはり個人投資家のポジションがフラットになるまではSで入るのは危険化も・・・。

売るにしても資金力ある奴しか耐えれないでしょ?

WTI原油のポジション状況 まとめ

先週同様に個人投資家がSで捕まってる状態なのでなかなか下がらない。

84ドル~87ドルぐらいまで見とかないとヤバイかも…。
あと2ドル~5ドルと射程圏内だよ…。

すぐ到達しそう…。

到達した後どうなるのかポジション推移を見ながら考えるしかないよなぁ・・・。

週の終値を比較

2020年12月04日 46.11 (+57pips上昇) OPEC会合で減産は徐々に解消だが、市場参加者はポジティブにとらえる
2020年12月11日 46.56 (+45pips上昇) イギリスで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月18日 49.03 (+247pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日 48.29 (-74pips下落)
2020年12月31日 48.18 (-11pips下落)

2021年01月08日 52.61 (+443pips上昇) バイデン政権+上院下院が民主党が制覇、サウジが自主減産発表、協調減産もおおかたの減産幅で合意
2021年01月15日 52.11 (-50pips下落) バイデン氏が発表した財政出動は織り込み済み、原油市場では需要の回復は見込めないとアナリストが言う。中国がロックダウンで原油価格が下落
2021年01月22日 52.06 (-5pips下落) バイデン氏の就任式後、頭打ちで下落。イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持する意向
2021年01月29日 52.17 (-11pips下落) ロビンフッダーが大暴れして株式市場はネガティブな感じに。

2021年02月05日 56.95 (+478pips上昇) サウジ自主減産やアメリカで大雪に見舞われて需要が増した
2021年02月12日 59.61 (+266pips上昇)
2021年02月19日 58.93 (-68pips下落) アメリカの寒波の影響が収まり利益確定売りに。バフェット氏がシェブロンの株を購入
2021年02月26日 61.53 (+260pips上昇) アメリカの長期金利が爆上げで市場は大混乱

2021年03月05日 66.26 (+473pips上昇) OPECプラスが4月も協調減産を継続、生産も据え置き。サウジも自主減産続けるってよ
2021年03月12日 65.57 (-69pips下落)
2021年03月19日 61.42 (-415pips下落) IEAがスーパーサイクル論を否定。ゴールドマンがブレント原油80ドルに行くと予想
2021年03月26日 60.80 (-62pips下落) スエズ運河で大型コンテナ船が座礁

2021年04月01日 61.25 (+45pips上昇) スエズ運河の問題は解消。OPEC+が5月~7月に微増産するってよ。サウジも自主減産を徐々に辞めるってよ。
2021年04月09日 59.36 (-189pips下落) イランの増産懸念、OPEC+の微増産を再評価
2021年04月16日 63.07 (+371pips上昇) 中国輸入統計が良好で原油を爆買い!IEAとOPECが2021年の世界の石油需要見通しを引き上げ!
2021年04月23日 62.11 (-96pips下落) インドのロックダウンと日本の緊急事態宣言
2021年04月30日 63.46 (+135pips上昇)

2021年05月07日 64.83 (+137pips上昇) 中国の軍用機が台湾の防空識別圏に進入したとの報道
2021年05月14日 65.46 (+63pips上昇) アメリカのパイプライン最大手がサイバー攻撃によって稼働を停止。OPEC、IEA需要見通しは良好(供給不足の可能性を指摘)
2021年05月21日 63.85 (-161pips下落) イラン核合意の進展や制裁解除の可能性が浮上、ビットコインの急落で原油価格が大きく下落
2021年05月28日 66.60 (+275pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画が報道され期待感で67ドルに到達する

2021年06月04日 69.38 (+278pips上昇) イランの制裁解除でイラン産の原油が供給されても需要面に問題は無いらしい
2021年06月11日 70.79 (+141pips上昇) OPECとIEAが新型コロナ前の水準に戻る見通しを発表し生産拡大を示唆した事で原油が買われている
2021年06月18日 71.41 (+62pips上昇) FOMCでまさかの利上げ前倒し発表(2022年~2023年中、従来は2024年)でも週ベースで安値は更新していない…
2021年06月25日 73.97 (+256pips上昇) OPECプラスが7月1日の会合で小幅な増産に留まるとの見方で買い。FRBや連銀総裁はインフレは高くなるが来年には低下する見通し

2021年07月02日 75.10 (+113pips上昇) OPECプラスの会合がUAEがゴネて来週の7月5日に延期となった
2021年07月09日 74.67 (-43pips下落) OPECプラスの会合が纏まらずUAEを筆頭に増産国が増えると懸念が出た。ECBの新戦略でインフレ2%に切り上げた事からユーロドルの上昇につられた
2021年07月16日 71.43 (-324pips下落) サウジとUAEが妥協合意。増産懸念で原油が急落。FRBパウエル議長もインフレデータが期待以上と発言して原油が売られている
2021年07月23日 72.06 (+63pips上昇) UAEの増産合意で急落後、株の買い戻しで謎の需要拡大観測で急激な買い戻しという喜劇
2021年07月30日 73.66 (+160pips上昇) FRBパウエル議長のテーパリングには時間がかかる発言と利上げには程遠い発言でインフレに対する甘い見解から急激なドル安を招く

2021年08月06日 67.97 (-569pips下落) 米中の経済指標が悪くて暴落
2021年08月13日 67.93 (-4pips下落) バイデン大統領がOPECプラスに増産の圧力をかけていた事が分かる
2021年08月20日 61.92 (-601pips下落) アフガンネタは相手にされず新型コロナのデルタ株感染拡大とFOMC議事録によるドル高の影響で安値を掘る展開
2021年08月27日 68.65 (+673pips上昇) アメリカでファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンが正式承認されてエネルギー需要回復期待が台頭した

2021年09月03日 69.20 (+55pips上昇) OPECプラスが2022年の需要増加の見通しを出したのに一段の増産はしないと発表した事が好感された
2021年09月10日 69.58 (+38pips上昇)
2021年09月17日 71.89 (+231pips上昇) ハリケーン『アイダ』と『ニコラス』の影響
2021年09月24日 73.96 (+207pips上昇) 中国恒大集団のデフォルトリスクについて過度なリスク警戒感が後退

2021年10月01日 75.72 (+176pips上昇) 中国当局が供給をしっかりしろ!との一部報道が好感されて爆買いされる
2021年10月08日 79.50 (+378pips上昇) OPECプラスが微増産40万バレルを維持した事で需給ひっ迫懸念が台頭。おまけに天然ガスの高騰で石油に資金が転換してきているらしい
2021年10月15日 82.47 (+297pips上昇) サウジが増産する気はないと表明してホイワイトハウスの要請を無視した形となる。需給ひっ迫懸念で買われる

まとめ

84ドル~87ドルまで行って、そこからどうするか考えるわ。

両建ては個人投資家のポジションがフラット化するまで封じ込めるか
間でL決済しながら再度Lして資金を増やすか健闘する。

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