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ドル円 【予想・見通し・動向】早期テーパリングすんのかしないのかはっきりしろ!! テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年8月13日(金)の週を終えて

2021年8月09日(月)から8月13日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。

  • ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年8月13日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年8月09日(月曜日)から8月13日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると

ドル高の要因は以下のとおりです。

  • JOLTの求人件数が過去最高を更新してテーパリングや利上げ期待感が高まった

ドル安の要因は以下のとおりです。

  • 7月消費者物価指数(CPI)の前月比が鈍化した事を受けてインフレ懸念からの早期テーパリング+利上げ連想が緩和された
  • ミシガン大学が発表した8月の消費者信頼感指数・速報値が2011年以来、約10年ぶりに落ち込んだことが急激なドル安のきっかけとなった

2021年8月09日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京からロンドンにかけてダラ下げ
NYでブチ上げて東京時間の価格に戻ってくる

朝っぱらからゴールドが暴落したけど為替はそんなにドル高にはならなかった。

JOLTの求人件数が過去最高を更新して
テーパリングや利上げ期待感が高まってドル高になったくらい。

米6月雇用動態調査(JOLT)23時発表
前回:5月920.9万件
予想は927.0万件
結果:1007.3万件

動意がついたのも23時台からドル高なので
それ以外はだらだらしてイラつく動きだった。

始値110.204 → 終値110.224(+2pips)
(安値:20時台~22時台)
(高値:5時台)

2021年8月10日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

昨日の求人良かったからの早期テーパリング+利上げ連想相場が引き続き意識されてドル高に。

安値110.224 → 終値110.563(+33.9pips上昇)
(7時台)

2021年8月11日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

7月消費者物価指数(CPI)の前月比が鈍化した事を受けて
インフレ懸念からの早期テーパリング+利上げ連想が緩和されてドル安になった。

前回:0.9%
予想:0.5%
今回:0.5%

これだけでなるか…?と思われるかもしれないが
市場参加者というのはそんなものだ…。

というよりドル円は18時ぐらいから天井つけて下げ始めていたので
このあたりから仕掛けてたんじゃないかと思われる。

高値110.796 → 終値110.412(-38.4pips下落)
(17時台~18時台)

2021年8月12日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

昨日の下げから冴えない安値張り付きの微レンジで終了。

新規失業保険申請件数は改善しているがとくにネタにされるわけもなくヨコヨコ継続して暇相場だった。

7月の卸売物価指数(PPI)は前年比7.8%上昇して2010年11月以降で最大の伸びになったらしい。

色々とテーパリングや利上げ連想になりそうなネタが出てるのに
ドル円ときたら横ばいレンジで微妙な感じで終了している。

ただ、ポンドドルと豪ドルはドル高になってるので
この辺の通貨を動かすネタに使われたのかな?

高値110.541 → 終値110.319(-22.2pips下落)
(22時台)

2021年8月13日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

昨日の暇相場から週末ラストの急激なドル安で週を終えました。

23時にミシガン大学が発表した8月の消費者信頼感指数・速報値が70.2となり
予想の81.2と前回の発表値81.2から落ち込んだことが急激なドル安のきっかけとなった。

これでも2011年以来、約10年ぶりの落ち込みらしいよ。

8月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
前回:81.2
予想:81.2
今回:70.2

↑実際は注目度は★1個でたいして注目されてないのにね…。

市場では早期のテーパリングの開始が弱まる可能性と騒がれて急激なドル安の流れになっている。

16時~17時にかけて全体的にドル安の流れが来てたし
すでに動かした連中が居たから指標は所詮きっかけにすぎないんだよね…。

高値110.452 → 終値109.585(-86.7pips下落)
(6時台・9時台)

ドル円 テクニカル分析

ドル円のテクニカル分析をしていきます。

1-2021年08月13日の週を終えて-ドル円-日足チャート
1-2021年08月13日の週を終えて-ドル円-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 週の初めから上昇してボリンジャーバンド+2σと雲の上限で頭打ち
  • そこから大きくストーンと下落して雲の上限が現時点での天井感を出して週を終える

直近のレジスタンス

2-ドル円-直近のレジスタンス-110-65x-週足チャート-2021年8月13日の週を終えて
2-ドル円-直近のレジスタンス-110-65x-週足チャート-2021年8月13日の週を終えて

110.65x~日足の雲の上限

先週、思った通り雲の上限で頭うったなぁ。

この辺でレンジ感を出してるし
現状はこの辺をレジスタンスとして見とけば良さそう。

直近のサポート

3-ドル円-直近サポート-108-8と週足200MA-日足チャート-2021年8月13日の週を終えて
3-ドル円-直近サポート-108-8と週足200MA-日足チャート-2021年8月13日の週を終えて

108.8付近にある週足200MAと日足のボリンジャーバンドの下限

M型形成してるなら、この辺を見に来るんじゃなかろうか。

少し下にボリンジャーバンドの-3σあるし、引っ張るならこの辺まで引っ張ってロングが無難かもしれん。

円のCFTCの大口のポジション状況

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

円のCFTCのポジション比較

4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年8月13日の週を終えて
4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年8月13日の週を終えて

早期のテーパリング+利上げ連想相場で
売りも買いも増えてる感じか。

ドル円はレンジ相場だし、どっちに抜けるのか見定める感じかなぁ。

ドル円の個人のポジション状況

5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月13日の週を終えて
5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月13日の週を終えて

レンジ形成中の個人投資家が狼狽売り買いしてる感じかぁ…。

トレンドが出たらやられるやつだな…。

トレンド発生で個人投資家と一緒に含み損抱えたくないなら
相当引き付けた上でやらないとね。

来週はもう少しドル円は下がりそうな雰囲気を感じる。

ドル自体のポジション状況を比較

6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年8月13日の週を終えて
6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年8月13日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年8月13日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年8月13日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月13日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月13日の週を終えて

ユーロドルの売り買い増えてるなぁ。
チャート的に底Sキメた奴を狩に一旦ドル安になりそう。

ドル円も下がって来てるし、ちょうど良いかもしれんな。

あー。あとユロドルの個人投資家のロングポジションが減ってるな…w

これ損切ったろ?

損切り入れてドル安反転してるなら来週はもう少しドル安だろうね。

週の終値を比較

2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決

2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週

2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復
2021年02月26日の終値 106.530 (+111.3pips上昇) アメリカの長期金利が上昇してSP500の配当利回りを超えた事で株安のドル高が進行

2021年03月05日の終値 108.206 (+167.6pips上昇) FRBパウエル議長は長期金利に介入する気はない。政策路線の変更もなし。市場参加者は失望してドル買いに
2021年03月12日の終値 108.979 (+77.3pips上昇) アメリカで1兆9000億ドルの経済対策法案が成立しました
2021年03月19日の終値 108.870 (-10.9pips下落) 日銀が長期金利の上下動を許容し、ETF買い入れを日経225からTOPIXに切り替え
2021年03月26日の終値 109.509 (+63.9pips上昇) バイデン大統領が新型コロナワクチンの普及の倍増すると発表(1億回→2億回)

2021年04月02日の終値 110.649 (+114pips上昇)
2021年04月09日の終値 109.658 (-99.1pips下落) バークシャーが円建て社債を発行。イギリスのファンドが東芝の買収を提案(2兆円規模)
2021年04月16日の終値 108.769 (-88.9pips下落) 米長期金利の大幅下落で。NZとポンド主導でドル安に
2021年04月23日の終値 107.876 (-89.3pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン増税の案を出してくる。日本が緊急事態宣言
2021年04月30日の終値 109.320 (+144.4pips上昇) 早期テーパリング懸念でドル買い圧力 → FRBパウエル議長はテーパリング議論は否定している

2021年05月07日の終値 108.573 (-74.7pips下落) 非農業部門雇用者数変化が市場予想よりもかけ離れた低い数値が出た事でテーパリングや早期利上げの可能性が遠のいた
2021年08月13日の終値 109.197 (+62.4pips上昇) CPIと求人統計の上昇でインフレ懸念が台頭
2021年05月21日の終値 108.951 (-24.6pips下落) ビットコインの急落とFOMC議事録要旨でテーパリングの議論の可能性が浮上した事
2021年05月28日の終値 109.724 (+77.3pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画の報道で一気にリスクONの流れ
2021年06月04日の終値 109.399 (-32.5pips下落) 5月非農業部門雇用者数変化が予想より悪かった事で急激なドル安に
2021年06月14日の終値 109.629 (+23pips上昇) 5月の米CPIが1年9カ月ぶりの伸びだったのに発表後はドル安。次の日、来週FOMCがあるしインフレ上がってるからという理由を蒸返して急激なドル高で終わる
2021年06月18日の終値 110.217 (+58.8pips上昇) ★FOMCが利上げの前倒しを発表(2022年~2023年中。従来は2024年だった)
2021年06月25日の終値 110.686 (+46.9pips上昇) 先週ちょっと売り過ぎちゃいましたね(テヘペロ)で全市場で巻き戻しの動きとなった
2021年07月02日の終値 111.021 (+33.5pips上昇) 3つの雇用統計があったがどれも予想よりはよく内2つはドル高、週末は大きくドル安に振る
2021年07月09日の終値 110.115 (-90.6pips下落) 東京の4度目の緊急事態宣言で急落
2021年07月16日の終値 110.048 (-6.7pips下落) サンダース英中銀の刺激策縮小発言と日銀黒田総裁の物価目標2%まで政策変更をしない発言で円安
2021年07月26日の終値 110.547 (+49.9pips上昇) デルタ株感染が懸念され株は暴落したが、速攻で買い戻されてリスクONの流れに
2021年07月30日の終値 109.659 (-88.8pips下落) FRBパウエル議長がテーパリング開始には問題がまだある事や利上げには程遠いと発言してドル安に
2021年08月06日の終値 110.148 (+48.9pips上昇) FRBクラリダ副議長が2022年末までに利上げの準備が整う可能性がある事を発言して急激なドル高に
2021年08月13日の終値 109.585 (-56.3pips下落)

まとめ

ドル円の相場状況をまとめると

  • 求人票が良くて早期テーパリングだー!利上げだー!でドル高に上げて
  • 今度は消費者物価指数が鈍化して早期テーパリング無理だーーでドル安になった
  • 間にレンジを挟んで週末にミシガン大が発表した消費者信頼感が約10年ぶりに落ち込んで急激なドル安になって週を終えた
  • 大口はユーロドルの底Sキメた可能性があり
  • 個人はユーロドルのロングを底でロスカットした可能性がある
  • ドル円は天井ロングからのナピンロングしている

つまり!!一旦ドル安が来るんじゃねーかって。

来週はパウエル議長の発言があるし
再来週はジャクソンホールでパウエル議長が何か言うかもしれないし
イベントリスクを取りたくない人はポジション切って様子見でしょうが。

ちなみに僕はポンド円Sをサクっと利確してポジションフリーです。

こっからチャンスがあればポジ持てばいいし、持たなくてもいい。

FXのプロなんだから、これくらいは余裕ですよね?^^

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