WTI原油 【見通し・予想】暴落の構え 石油需要の先細り観測 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2020年9月4日(金)の週を終えて
2020年9月4日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年9月4日(金)の週を終えて)
#WTI原油・俺ニカル分析
2020年9月4日の週を終えてアメリカ経済指標の回復の鈍化
雇用の伸びが悪い(+だけど前月比較で)この事から経済回復懸念によるエネルギー需要の
先細り観測から原油が久々に暴落の構えロシアのノバクエネルギー相も世界の石油需要が
1000万バレル減少と発言している pic.twitter.com/YnpeLSPXhb— 堅実なる投機家@-471万円・原油相場で負けた分を取り戻し中 (@kenjitutouki) September 5, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
EIA在庫の状況
原油の在庫の状況 考察 まとめ
原油在庫は減っているものの
市場参加者の間では石油需要の先細り観測のほに目が映っており
価格に対する反応はイマイチです。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
大口の買いが減り、売りが増えています。
前の週でハリケーンの影響が危ぶまれていましたが
無関係に売りが増えていた原因は
やはり石油需要の先細り観測を受けて予め売りを入れてたのかもしれません。
WTI原油の個人のポジション状況
個人の買い88%となっており、ものすごく目立ちますね。
原油価格も高いところから撃ち落としてきているので
やばい雰囲気を感じます。
WTI原油 テクニカル分析
先週引いたサポートラインのおさらい
- 週の始めに43.50に到達したもののボリンジャーバンドの+2σで打ち返される。
- その後、戻りも鈍く、大きく撃ち落とされ42.34と41.51のラインを下抜けてしまう。
- ボリンジャーバンドの-3σで買い支えられたものの、買い支えた髭を刈って下落。
- 一目均衡表の雲の中に入っている状態で75日SMAを下抜けた状態で週を終える。
直近のサポートライン
久々の原油価格の下落を受けて、下げの勢いが強く感じるので
サポートが機能するかわかりませんが
まず第一のサポートが一目均衡表の雲の下限だと思います。
36ドル~37ドルあたり。
ここを下割れてくるようだと
次のサポートが33.25かなと。
石油需要の先細り観測で下げてきて、なおかつずーっと上昇を続けていた原油なので
もしかしたら、ここより下に行くかもしれないので注意が必要だと思います。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年8月31日(月曜日)から9月4日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
8月31日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
アブダビ国営石油会社(ADNOC)がアジア顧客向けの原油供給量を
10月から30%削減すると報道された事を受けて
原油価格は上昇はしたものの
新型コロナウイルスの感染が再拡大しているのをうけて
世界的なエネルギー需要の先細り懸念で原油は頭を売られて終了しました。
高値43.54 → 終値42.80(-74pips下落)
9月1日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
アメリカと中国の製造業関連の経済指標が良くて
エネルギー需要に期待感が広がった事や
週間石油在庫統計で原油在庫が減少する事が見込まれている事から
原油は僅かに買われて終えました。
安値42.70 → 終値42.97(+27pips上昇)
9月2日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
この日、原油価格は大きく下げました。
前日、減少が期待されていた在庫統計ですが
普通にAPIやEIAの在庫は大幅な減少でしたが
ガソリン需要の先細り観測やドル高を背景に原油は売り込まれて終了しました。
EIAによるとアメリカのガソリン需要が日量916万バレルから878万バレルに減少した事が
ガソリン需要の先細り懸念となっているようです。
高値43.18 → 終値41.57(-161pips下落)
9月3日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
前日のガソリン需要が減少したネタを元に原油は下落。
アメリカの夏のドライブシーズンが終わり
製油所のメンテナンス期間に入りを控えている事から
原油需要が減退するとの見方が出ているようです。
テクニカル的に見ると、雲の下限とボリンジャーバンドの-3σで
買い支えられて反発して終了しています。
高値41.77 → 終値41.26(-51pips下落)
9月4日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
この日、アメリカの雇用統計でプラスにはなったものの
前月比で伸び率が鈍化した事を受けて経済回復懸念が台頭し
エネルギー需要の先細り観測から原油は大きく下落しました。
またロシアのエネルギー相が世界の石油需要が1000万バレル減少するとの発言しており
エネルギー需要の先細りが予想されています。
テクニカル的に見ると、前日の下髭を刈り
雲の中に入って75日SMAを下割れた状態となっています。
高値41.85 → 終値39.42(-243pips下落)
週の終値を比較
2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット?
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 ←ターゲットに届かず折り返す…
2020年6月12日 36.50
2020年6月19日 39.42
2020年6月26日 38.17
2020年7月03日 40.23
2020年7月10日 40.57
2020年7月17日 40.58
2020年7月24日 41.24 ←ターゲットまであと30pipsぐらい
2020年7月31日 40.44
2020年8月07日 41.53 ←3月7日の終値を+2pips上回った状態
2020年8月14日 42.20 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月21日 42.27 ←3月7日の終値を上回った状態
2020年8月28日 42.93 (+66pips上昇) ←42.34を上回った状態
2020年9月04日 39.42 (-351pips下落) 暴落の構え
まとめ
WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。
- アブダビのアジア向け石油供給を減らす事や週間石油統計の減少予測から期待感で買いが入る
- しかし、世界的に新型コロナウイルスの感染が広がっている事からエネルギー需要の先細り観測が台頭し原油は上値を抑えられる
- その後、EIAによるガソリン需要の減少とアメリカのドライブシーズンが終盤を迎えた事により原油価格は下落の一途をたどる
- また、ロシアのノバクエネルギー相によると世界の石油需要が1000万バレル減少するとの見方が嫌気され原油はさらに下落する
- テクニカルで見ると一目均衡表の雲の中に突入し、75日SMAを下割れている
- この状況化で個人の買いが88%となっており、不穏な雰囲気を感じる
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