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WTI原油 【見通し・予想・動向】バイデン予算教書6兆ドル規模の案で年初来高値を更新!!久々に来たか!? テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年5月28日(金)の週を終えて

2021年5月24日(月)から5月28日(金)の週を終えて
WTI原油の最新の動向を解説します。

  • API、EIAの最新の在庫の状況
  • 1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • 投機筋や個人投資家のポジション状況を見て市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のWTI原油の相場展開の見通しや予想を立てていきます。

この記事を最後まで見るメリットは
WTI原油の最新の動向をすべて把握できる事です。

たとえ途中から市場に参加したとしても
原油カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識する事ができると思います。

それでは、各章を見ていきましょう。

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WTI原油 見通し 予想 動向(2021年5月28日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. 原油の在庫状況
  2. ファンダメンタル分析
  3. テクニカル分析
  4. ポジション状況
  5. 週の終値の動向

WTI原油の在庫状況

API在庫の状況

1-API在庫-一覧表-2021年5月28日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2021年5月28日の週を終えて

市場価格は動かず。
あまり注目されてない感じ。

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2021年5月28日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2021年5月28日の週を終えて

この日は市場を動かすネタがなく
しょうがなく注目してみましたって感じでした。
市場のネタにはなったものの、API同様に、この日も十字足で終わるレベル。

原油の在庫の状況 まとめ

最近の原油は在庫ごときで価格は動かなくなっている。

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2021年5月24日(月曜日)から5月28日(金曜日)の1週間のファンダメンタルズの解説や値動きの動向をチェックしていきます。

この1週間の原油価格の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • メキシコ湾岸にサイクロンに発達する可能性のある低気圧が発生した事
  • イランの制裁解除の可能性に不透明感が生じた事
  • バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画の案が報道された事
  • 新規失業保険申請件数が前週から改善している事

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • 来週の月曜日がアメリカとイギリスが休みなので利益確定売りが入った事

2021年5月24日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京開始時の安値が当日の最安値になって上昇
欧州時間でも買いが継続
NY時間も下がった所で買いが入って高値を更新して終了

メキシコ湾岸にサイクロンに発達する可能性のある低気圧が発生した事が懸念されて原油価格が上昇。

またイランの国際原子力機関(IAEA)による査察を暫定的に3カ月受け入れる合意が
期限を迎えた事により、一部核施設の監視カメラのデータが引き渡しできなくなると表明した事で
イランの制裁解除の可能性に不透明感が生じた。

これが嫌気されてイランの原油が国際市場に流れる見通しが遠のいたことで
原油価格が上昇していったようです。

日本時間の10時27分頃に中国で商品価格が投機的に押し上げられてるって事で
異常な取引を検査すると発表されたが、この時点で原油価格はあまり影響を受けていない。

安値63.61 → 終値66.01(+240pips上昇)
(7時台)

2021年5月25日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京で高値を付けてから
ロンドンで売られ
NYで買い戻されて横ばいで終了

前日に一気に動かし過ぎたのか上下に振って十字足で終わる。

とくに市場を動かすようなネタは無い。

始値66.01 → 終値66.03(+2pips)

2021年5月26日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

昨日と同じ横ばいで終了

東京で高値をつけ
ロンドンで売られ
NYで買い戻しで東京の高値付近まで戻す

市場を動かしたネタは週間石油統計の在庫の減少のみ。

日本時間の19時46分頃、ロシアのノバク副首相が世界の原油は日量100万バレルの石油が不足していると発言している。

始値65.99 → 終値66.12(+13pips)

2021年5月27日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京とロンドンで下げていたが
NY時間に突入してからカチ上げて久々の67ドル台に突入して終えた

バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画の案が報道されてから
一気に市場全体がリスクONのムードになった。
株価のブチ上げからの原油もつられて上がった形となった。

また新規失業保険申請件数が40万6000件となり
前週の44万4000けんから改善した事で景気の先行き期待感が広がった事もリスクON材料となっている。

安値65.45 → 終値66.85(+140pips上昇)
(20時台)

2021年5月28日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京で少し上げてロンドン開始時間まで下げ
ロンドン開始から買い戻され
NY時間で天井を付けて下がって、この日の安値を更新して週を終える

来週の月曜日がアメリカとイギリスが休みという事もあり
利益確定売りに押されて終了しました。

とくに目立ったネタは無し。

始値66.85 → 終値66.60 (-25pips)

WTI原油 テクニカル分析

WTI原油の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

3-2021年05月28日の週を終えて-WTI原油-日足チャート
3-2021年05月28日の週を終えて-WTI原油-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 前週の上昇の勢いに乗って週イッパツ目からドカッと上昇する
  • その後、ヨコヨコして動意に乏しい展開が2日続く
  • 3日目に一気に弾みをつけて66.58を上抜け67ドル台に
  • その後、ボリンジャーバンドの+2σで打ち返され66.58のギリギリのラインで週を終える
  •  

直近のレジスタンス

4-WTI原油-直近のレジスタンス-66-58ドル-日足チャート-2021年5月28日の週を終えて
4-WTI原油-直近のレジスタンス-66-58ドル-日足チャート-2021年5月28日の週を終えて

66.58 緑のライン

一応、この週でブチ抜けはしたものの
しっかり抜け切れてはいない。

ここがレジサポ転換するのか
もう少し見ておいた方がいいかも。

緩やかに上昇するのであれば68.80ぐらいは行くかもしれない。

直近のサポート

5-WTI原油-直近のサポート-62ドル-日足チャート-2021年5月28日の週を終えて
5-WTI原油-直近のサポート-62ドル-日足チャート-2021年5月28日の週を終えて

62ドル オレンジのライン

直近で強めの買いが入って押し安値を形成した場所。

緩やかに上昇するのであれば
転換線と基準線が64ドル近辺にあるので
この辺を目安に押し目買いが入るか監視するのがいいかも。

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

WTI原油のCFTCのポジション状況

6-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年5月28日の週を終えて
6-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年5月28日の週を終えて

売り買いが活発化しておる!
新規に流入した感じか。

週の一発目から大きく上昇した後
バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資案が報道された時に
年初来高値を更新したので
期待感で買いが入ったのかもしれない。

売りは4トップだったので、それで売ったのだと思う。

熱い戦いが繰り広げられておる!!

WTI原油の個人のポジション状況

7-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年5月28日の週を終えて
7-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年5月28日の週を終えて

週イッパツ目に大きく上昇した後
高値ヨコヨコの状態で売りが多く入っているのを場中で確認!!

つまり月曜一発目の上げで売りで入って捕まってる個人投資家が多いわけだ…。

そこから67ドルと年初来高値を更新して70%台まで売りが膨れ上がっている。

やったな…これ…。

WTI原油のポジション状況 まとめ

これで下がりにくくなったな…。

あとはストップ巻き込んで上がるだけか…。

週の終値を比較

2020年12月04日 46.11 (+57pips上昇) OPEC会合で減産は徐々に解消だが、市場参加者はポジティブにとらえる
2020年12月11日 46.56 (+45pips上昇) イギリスで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月18日 49.03 (+247pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日 48.29 (-74pips下落)
2020年12月31日 48.18 (-11pips下落)

2021年01月08日 52.61 (+443pips上昇) バイデン政権+上院下院が民主党が制覇、サウジが自主減産発表、協調減産もおおかたの減産幅で合意
2021年01月15日 52.11 (-50pips下落) バイデン氏が発表した財政出動は織り込み済み、原油市場では需要の回復は見込めないとアナリストが言う。中国がロックダウンで原油価格が下落
2021年01月22日 52.06 (-5pips下落) バイデン氏の就任式後、頭打ちで下落。イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持する意向
2021年01月29日 52.17 (-11pips下落) ロビンフッダーが大暴れして株式市場はネガティブな感じに。

2021年02月05日 56.95 (+478pips上昇) サウジ自主減産やアメリカで大雪に見舞われて需要が増した
2021年02月12日 59.61 (+266pips上昇)
2021年02月19日 58.93 (-68pips下落) アメリカの寒波の影響が収まり利益確定売りに。バフェット氏がシェブロンの株を購入
2021年02月26日 61.53 (+260pips上昇) アメリカの長期金利が爆上げで市場は大混乱

2021年03月05日 66.26 (+473pips上昇) OPECプラスが4月も協調減産を継続、生産も据え置き。サウジも自主減産続けるってよ
2021年03月12日 65.57 (-69pips下落)
2021年03月19日 61.42 (-415pips下落) IEAがスーパーサイクル論を否定。ゴールドマンがブレント原油80ドルに行くと予想
2021年03月26日 60.80 (-62pips下落) スエズ運河で大型コンテナ船が座礁

2021年04月01日 61.25 (+45pips上昇) スエズ運河の問題は解消。OPEC+が5月~7月に微増産するってよ。サウジも自主減産を徐々に辞めるってよ。
2021年04月09日 59.36 (-189pips下落) イランの増産懸念、OPEC+の微増産を再評価
2021年04月16日 63.07 (+371pips上昇) 中国輸入統計が良好で原油を爆買い!IEAとOPECが2021年の世界の石油需要見通しを引き上げ!
2021年04月23日 62.11 (-96pips下落) インドのロックダウンと日本の緊急事態宣言
2021年04月30日 63.46 (+135pips上昇)

2021年05月07日 64.83 (+137pips上昇) 中国の軍用機が台湾の防空識別圏に進入したとの報道
2021年05月14日 65.46 (+63pips上昇) アメリカのパイプライン最大手がサイバー攻撃によって稼働を停止。OPEC、IEA需要見通しは良好(供給不足の可能性を指摘)
2021年05月21日 63.85 (-161pips下落) イラン核合意の進展や制裁解除の可能性が浮上、ビットコインの急落で原油価格が大きく下落
2021年05月28日 66.60 (+275pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画が報道され期待感で67ドルに到達する

まとめ

WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。

  • メキシコ湾岸にサイクロンに発達する可能性のある低気圧が発生した事やイランの核合意の不透明感から原油価格が一気に上昇
  • その後、2日間はたいしたネタもなく高値ヨコヨコで個人投資家のショートを貯め込む
  • 3日目にバイデン大統領のインフラ投資計画6兆ドル規模の案が報道され市場全体がリスクONの流れに
  • 久々に67ドルに到達し、来週アメリカとイギリスが月曜日休みって事で利益確定売りで週を終える
  • 個人投資家と大口のショートが大量に捕まる

これは来たかもしれんな。

まぁまだ明確に66.58を抜けたわけじゃないから…。

緩やか~に上昇するんじゃないかな。

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