WTI原油 【見通し・予想】OPECと非加盟国が8月から協調減産の規模を縮小!原油はオワコンか!? テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2020年7月17日(金)の週を終えて
2020年7月17日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年7月17日(金)の週を終えて)
#WTI原油俺ニカル分析
2020年7月17日の週を終えて上には行くと思うけど
狭い値動きで横ばいしながら
じわじわやる感じかなぁ pic.twitter.com/290WU560IS— 堅実なる投機家@-491万7112円・原油相場で負けた男 (@kenjitutouki) July 19, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
![1-API在庫-一覧表-2020年7月17日の週を終えて](https://www.okanenotetugaku.com/wp-content/uploads/2020/07/815727f705d08d07ba202ae0a376d8c6.jpg)
EIA在庫の状況
![2-EIA在庫-一覧表-2020年7月17日の週を終えて](https://www.okanenotetugaku.com/wp-content/uploads/2020/07/a49333e52851e16270bd937bfc908dc0-1024x686.jpg)
原油の在庫の状況 考察 まとめ
原油在庫が予想外に減りました。
リグ稼働数も低い水準にあります。
とは言え、在庫の減り具合を見ても
あまり原油価格が上昇する感じはありません。
ネタとしては乏しいのでしょうか。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
![3-WTI原油-CFTC-一覧表-2020年7月17日の週を終えて](https://www.okanenotetugaku.com/wp-content/uploads/2020/07/7a3ec5b9f5cefaf6afbcbaa879afccdc.jpg)
原油価格は41ドルを超えきれない中で
高止まりレンジを繰り返しています。
こうした中で、大口の買いが増え
売りは僅かに増えてる感じです。
方向感が無い状態でポジションの増え方はイマイチな感じですね。
小口はそれを見てか買いが減っています。
WTI原油の個人のポジション状況
![4-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2020年7月17日の週を終えて](https://www.okanenotetugaku.com/wp-content/uploads/2020/07/cbcc0bf3b568a6e55923aa6b4e891dcc.jpg)
終値でみると原油価格は40.58あたりで高止まりして終わっています。
ここから伸び切らない状況を見てか
個人は買いから売りに転換しています。
調整下落が来ればいいですが
なかなか落ち切らないジレンマに
みんなイライラしているのではないでしょうか。
WTI原油 テクニカル分析
![5-2020年7月17日の週を終えて-WTI原油-日足チャート](https://www.okanenotetugaku.com/wp-content/uploads/2020/07/8c5adc2caeb1b18a2ed2fcc4c147f2b3.jpg)
先週引いたサポートラインのおさらい
- 週の前半に25日SMAで買い支えられ反転しました
- その後、41ドルをつけたものの、折り返して下落して週を終えています
直近のレジスタンス
![6-WTI原油-直近のレジスタンス-41-51-42-34-2020年7月17日の週を終えて](https://www.okanenotetugaku.com/wp-content/uploads/2020/07/1790b1e212fc6e86044a147f9a81491a.jpg)
41.51と42.34の赤いライン
41.51は3月07日の週の終値です。
次に42.34ですが、ここは2018年のブラッククリスマスの最安値のラインです。
抜けそうで抜けきらないこの高値レンジのジレンマに
そろそろ疲れてきましたね…。
41ドルを付けても下落してくるので
このあたりは、レジスタンスとして機能するのかもしれません。
直近のサポートライン
![7-WTI原油-直近のサポート-日足25日SMA-2020年7月17日の週を終えて](https://www.okanenotetugaku.com/wp-content/uploads/2020/07/20bb990ab3598c1cbc6a6cf1e6589e66.jpg)
直近で日足の25日SMAで買い支えられている所が結構あるので
25日SMAはサポートとして意識されやすいと思われます。
ここを明確に下割れてこない事には
下落しにくいのではないでしょうか。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年7月13日(月曜日)から7月17日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
7月13日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
OPECと非加盟国が原油需要の回復を元に
減産幅を970万バレルから770万バレルに減らす方向で調整しているという報道が流れ
それが嫌気されて原油価格は下落しました。
高値40.70 → 終値39.59(-111pips下落)
7月14日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
OPECの6月の産油量が前月比で7.8%減少し
2227万1000バレルとなった事が好感され原油価格が反転上昇しました。
サウジアラビアは90万バレル以上の減少と
イラクは45万バレルの減少になりました。
OPECと非加盟国の6月の協調減産順守率は107%となった事も
原油価格の上昇を後押ししたようです。
(これは以前、順守していない産油国が補填するニュースもあったので、流れとしては良かったのかも)
安値39.06 → 高値40.43(+137pips上昇)
7月15日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
EIAの在庫発表があり、予想外に原油在庫が減りました。
これが好感され、前日に引き続き上昇しました。
しかし、OPECと非加盟国が8月から予定通り
減産規模を縮小する事を確認したようで、原油価格の上昇幅を抑えたようです。
安値40.07 → 終値40.98(-91pips下落)
7月16日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
前日、OPECと非加盟国が減産規模を8月から縮小すると確認された事が嫌気され
利益確定売りにおされ、下落しました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて
株価が下落した事も嫌気され、原油価格は売られて終了しました。
高値41.17 → 終値40.47(-70pips下落)
7月17日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
15日に発表されたOPECと非加盟国による協調減産が8月から縮小する事を背景に
需給緩和懸念から原油は売られて終了しました。
また新型コロナウイルスの感染拡大が再びエネルギー需要が減退するとの懸念から
原油が売られる要因となりました。
ただ下げ幅としては微妙な感じで終わっています。
高値40.88 → 終値40.58(-30pips下落)
週の終値を比較
2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット?
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 ←ターゲットに届かず折り返す…
2020年6月12日 36.50
2020年6月19日 39.42
2020年6月26日 38.17
2020年7月03日 40.23
2020年7月10日 40.57
2020年7月17日 40.58 (+1pips上昇)
まとめ
WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。
- OPECと非加盟国が8月から協調減産の規模を縮小すると発表しました
- 原油在庫は減ってはいるものの、減産規模縮小を背景に売り優勢の展開になっています
- 新型コロナウイルスの感染者拡大がエネルギー需要の減退を招くとの懸念から、売りを後押ししているようです
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