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ドル円 【予想・見通し・動向】FOMCで利上げが前倒しが発表され急激なドル高で強制ロスカットに…国内FX引退します テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年6月18日(金)の週を終えて

2021年6月14日(月)から6月18日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。

  • ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年6月18日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年6月14日(月曜日)から6月18日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると

ドル高の要因は以下のとおりです。

  • ジョンソン首相が北アイルランドを巡って領土保全のために『何でもする』と発言しセーフガードの発動を辞さない構えと報道
  • イングランドの新型コロナウイルス規制の全面解除を1ヵ月遅らせる方針が報道された
  • 5月の米卸売物価指数が前月比で0.8%上昇し、前年同月比で6.6%上昇し、2010年11月以降で最大の伸びとなった事でインフレ懸念が台頭した
  • FRBの利上げ開始時期の見通しが2023年に前倒しとなった事
  • 2022年の利上げメンバーが増えている事
  • 超過準備の付利金利(IOER)と翌日物リバースレポ金利を、それぞれ5ベーシスポイント(bp)引き上げる事
  • ブラード連銀総裁がインフレ抑制のために2022年に利上げするべきだと主張した事

ドル安の要因は以下のとおりです。

  • イギリスのジョンソン首相が新型コロナウイルスの克服に期待を込めて『G7の勝利だ』と発言した事

2021年6月14日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京で上げて
ロンドン初動で調整下げして中盤からNY時間にかけて上げて、その日の高値更新

G7を終えて、議長を務めたイギリスのジョンソン首相が
新型コロナウイルスの克服に期待を込めて『G7の勝利だ』と発言。

リスクONにとらえられたのかポンドは上窓スタートしている。

ただ、その後、ロンドン時間初動で
北アイルランドを巡って領土保全のために『何でもする』と発言し
セーフガードの発動を辞さない構えと報道されたり
イングランドの新型コロナウイルス規制の全面解除を1ヵ月遅らせる方針が報道されたりで
リスク回避のドル高の動きとなっている。

ドルストレートは横ばい推移だったが
ドル円に至ってはドル高となっており、この日の高値を更新している。

安値109.607 → 終値110.059(+45.2pips上昇)
(6時台・17時台・18時台)

2021年6月15日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

ドル円は高値圏で小幅なレンジで終了しました。

5月の米卸売物価指数が前月比で0.8%上昇し、前年同月比で6.6%上昇した。
この伸びは2010年11月以降で最大の伸びとなり
翌日のFOMCを控えてインフレ懸念からテーパリング議論が始まるのではないかという雰囲気が出始めている。

始値110.061 → 終値110.025(-3.6pips)

2021年6月16日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

FOMCの発表で大きくドル高の動きとなりました。

というより発表前にFOMCの原稿が漏れていたのか
ドル高の流れにはなっていました。
3時の発表と同時にパーンと勢いよくドル高となって終了しました。

FRBの利上げ開始時期の見通しが2023年に前倒しになるとの事で
ネガティブサプライズとなり株安のドル高となりました。

また、超過準備の付利金利(IOER)と翌日物リバースレポ金利を
それぞれ5ベーシスポイント(bp)引き上げる事を決定し
17日付でIOERは0.15%、翌日物リバースレポ金利は0.05%となり
利上げの準備に取り掛かってるように思われます。

これによって短期金利が上昇し、長期金利が下落して金利差がフラット化した事によって
リスク回避の株安ドル高になったのだと思われます。

FOMCのドットチャートでは2023年までの利上げについて
FOMC参加者18人のうち13名に増加。3月の時点では7名だった。

また2022年中の利上げについては7名に増加。前回は4名だった。

このように、少なくとも2023年には利上げが行われそうな感じに見えますね。
2022年の利上げメンバーも増えているので、この日のドル買いが強めに出たのは
これが理由だったのかもしれませんね。

時前に原稿を漏らしてた奴がジワジワドル買いと株売りをやってたので
原稿漏らした奴は許せない!!

安値109.799 → 終値110.706(+90.7pips)
(21時台)

2021年6月17日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

ドル円は円高になりましたが
ドルストレートではドル高となっています。

前日のFOMCの利上げ前倒し予想が効いてドルが買われまくってるようです。

ドル円が下落した理由は不明です。
今まで長期金利に連動してただけに、長期金利が下がったから一緒に下落したのでしょうか?

高値110.820 → 終値110.180(-64pips下落)
(9時台)

2021年6月18日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

ドル円は横ばいでドルストレートはドル高で終わりました。

日本時間の21時57分頃
ブラード米セントルイス地区連銀総裁が最初の利上げは2022年の後半になる見通しを
CNBCのインタビューで答えた事が報道され、2023年よりもさらに早く
2022年に利上げが来るのではないかという事からドル高の流れとなっています。

2022年の利上げを主張したのは、インフレ率が予想より伸びている事であって
自然な対応であり、インフレ抑制に向けた利上げをするべきと主張しているようです。

ドル円が横ばいなのは不明。
クロス円の売りと株売りが入っているので、その影響もあって
円とドルの足の引っ張り合いで上昇しにくくなってるのかもしれません。

始値110.175 → 終値110.217(+4.2)
(安値16時台)(高値23時台)

ドル円 テクニカル分析

ドル円のテクニカル分析をしていきます。

1-2021年06月18日の週を終えて-ドル円-日足チャート
1-2021年06月18日の週を終えて-ドル円-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 週の初めから上昇スタート
  • 途中止まる事もありましたが、ボリンジャーバンドの+3σまで上昇
  • その後は折り返して下落し、転換線で買い支えられて十字足で週を終える

直近のレジスタンス

2-ドル円-直近のレジスタンス-110-19x-日足チャート-2021年6月18日の週を終えて
2-ドル円-直近のレジスタンス-110-19x-日足チャート-2021年6月18日の週を終えて

110.19x 前回のピンバー

ピンバーを出した後は、大きく上昇した後に打ち返されて終わっている。

FOMCの利上げ前倒しが発表されてからピンバーの上に抜けたものの
結局、今の位置まで戻されている。

ここを足場にしてあげるのか
手前のトレンドラインがウォルフ波動になって打ち返されながら
利上げを織り込みつつ上昇するのか見たほうがいいと思います。

直近のサポート

3-ドル円-直近サポート-108-8x-25MA-日足チャート-2021年6月18日の週を終えて
3-ドル円-直近サポート-108-8x-25MA-日足チャート-2021年6月18日の週を終えて

転換線もしくは基準線

110円あたりに丁度いい具合に転換線が潜んでおり
109.68xあたりに基準線があるので
このあたりをレンジしながら利上げを織り込みつつ
買われていくのかなと見ています。

円のCFTCの大口のポジション状況

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

円のCFTCのポジション比較

発表が遅れるので分析は無し。次回に持ち越します。

ドル円の個人のポジション状況

4-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年6月18日の週を終えて
4-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年6月18日の週を終えて

前の週からポジションに変化がない。
110円の天井ロンガーが狩られて
そこから110円に戻ってきて、FX市場に呆れてどこか行ったのかもしれない…。

ドル自体のポジション状況を比較

5-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年6月18日の週を終えて
5-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年6月18日の週を終えて

見事に個人投資家のドテンロングからユーロドルが綺麗に落っこちてるね…w

FOMCの利上げが前倒しになりそうって所でドル高に転換した初動で
逆張りロングしてるっぽいので、個人を刈るまでドル高が進行しそうだなぁ。

週の終値を比較

2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決

2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週

2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復
2021年02月26日の終値 106.530 (+111.3pips上昇) アメリカの長期金利が上昇してSP500の配当利回りを超えた事で株安のドル高が進行

2021年03月05日の終値 108.206 (+167.6pips上昇) FRBパウエル議長は長期金利に介入する気はない。政策路線の変更もなし。市場参加者は失望してドル買いに
2021年03月12日の終値 108.979 (+77.3pips上昇) アメリカで1兆9000億ドルの経済対策法案が成立しました
2021年03月19日の終値 108.870 (-10.9pips下落) 日銀が長期金利の上下動を許容し、ETF買い入れを日経225からTOPIXに切り替え
2021年03月26日の終値 109.509 (+63.9pips上昇) バイデン大統領が新型コロナワクチンの普及の倍増すると発表(1億回→2億回)

2021年04月02日の終値 110.649 (+114pips上昇)
2021年04月09日の終値 109.658 (-99.1pips下落) バークシャーが円建て社債を発行。イギリスのファンドが東芝の買収を提案(2兆円規模)
2021年04月16日の終値 108.769 (-88.9pips下落) 米長期金利の大幅下落で。NZとポンド主導でドル安に
2021年04月23日の終値 107.876 (-89.3pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン増税の案を出してくる。日本が緊急事態宣言
2021年04月30日の終値 109.320 (+144.4pips上昇) 早期テーパリング懸念でドル買い圧力 → FRBパウエル議長はテーパリング議論は否定している

2021年05月07日の終値 108.573 (-74.7pips下落) 非農業部門雇用者数変化が市場予想よりもかけ離れた低い数値が出た事でテーパリングや早期利上げの可能性が遠のいた
2021年06月18日の終値 109.197 (+62.4pips上昇) CPIと求人統計の上昇でインフレ懸念が台頭
2021年05月21日の終値 108.951 (-24.6pips下落) ビットコインの急落とFOMC議事録要旨でテーパリングの議論の可能性が浮上した事
2021年05月28日の終値 109.724 (+77.3pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画の報道で一気にリスクONの流れ
2021年06月04日の終値 109.399 (-32.5pips下落) 5月非農業部門雇用者数変化が予想より悪かった事で急激なドル安に
2021年06月14日の終値 109.629 (+23pips上昇) 5月の米CPIが1年9カ月ぶりの伸びだったのに発表後はドル安。次の日、来週FOMCがあるしインフレ上がってるからという理由を蒸返して急激なドル高で終わる
2021年06月18日の終値 110.217 (+58.8pips上昇) ★FOMCが利上げの前倒しを発表(2022年~2023年中。従来は2024年だった)

まとめ

ドル円の相場状況をまとめると

  • FOMCで利上げが2023年に前倒しになった事で急激なドル高となった
  • 2022年の利上げメンバーが増えているので、下手したら2022年になるかもしれない
  • 週末にブラード連銀総裁が2022年に利上げを主張し、ドルストレートでドル高がかなり進行している
  • ユーロドルは個人投資家がドル高に転換した初動で逆張りロングをして含み損で捕まってる状態
  • ドル円はクロス円の下落や株の下落もあって、円とドルの足の引っ張り合いをしている感じ

FOMCの原稿が漏れていた可能性もあって
FOMC発表前にドル高がジワジワ進んでいた。
ダウ30もジワジワ売られていた。

FOMC発表直後、一気にドル高と株安になる。

マジで原稿漏らすなや(怒)
ほんと不公平すぎて呆れてしまった…。

俺の豪ドルUSDはFOMC発表後に急激なドル高となり強制ロスカットになりました。

6-2021年6月17日3時15分-AUDUSD-強制ロスカット-口座残高とポジション状況
6-2021年6月17日3時15分-AUDUSD-強制ロスカット-口座残高とポジション状況

口座残高を見れば分かると思いますが
国内では証拠金が足りなくて、もう国内でFXをするのが困難になりました。

なので海外口座で少額で頑張って行こうと思います。

海外口座で挽回する事ができれば
また国内に戻ってきます。

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