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ダウ30【見通し・予想・動向】高値レンジ要警戒!動意がつくまで待った方がいいかも テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年9月03日(金)の週を終えて

2021年8月30日(月)から9月03日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。

  • アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年9月03日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年8月30日(月曜日)から9月03日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間の株価の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • 先週ジャクソンホールでパウエル議長のハト派発言が引き続き意識され大型ハイテク株が買われた
  • 原油価格の上昇につられてエネルギー株が上昇した事

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • 8月ADP雇用統計(前月比)の内容が予想より悪かった事
  • 8月の非農業部門雇用者数変化が予想よりもすこぶる悪かった事

2021年8月30日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京時間とNY時間に行って来い状態でロンドン時間は小動きで終わる

先週ジャクソンホールでパウエル議長のハト派発言が引き続き意識され
大型ハイテク株が買われたらしいのですが
ダウ30は微妙な十字足で終わりました。

SP500とナスダック100は爆上げして史上最高値を更新しました。

始値35455.09 → 終値35446.08(-9.01pips)
(安値:23時台)
(高値:8時台、24時台)

2021年8月31日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京時間に下げてロンドン時間に上げてから落とす感じ
NY時間に安値を付けてから買われて終了

よく分からんけど下げた。

月末のリバランスで長期金利が上昇して前日に買われていたハイテク株に売りがでたようにも見える。

始値35446.08 → 終値35421.64(-24.44pips)
(安値:22時台)
(高値:15時台)

2021年9月01日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

前日と同じで東京時間に上げてロンドン時間に叩き落して
NY時間に安値を付けて買われて終了

上げてから落とす展開

21時15分に発表があった8月ADP雇用統計(前月比)の内容が
予想より悪かった事が主な売りの要因らしい。

8月ADP雇用統計(前月比)
前回:33.0万人 (32.6万人)
予想:61.3万人
今回:37.4万人

↑でもここ最近の値動きなら
雇用が弱いならテーパリング遅らせるとか緩和まだ続けるとかの連想にならないの??
と疑問に思うような動き方していると思いました。

高値35512.31 → 終値35310.41(-201.9pips下落)
(16時台~17時台)

2021年9月02日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京時間にストンと落ちるが安いところで買われて
ロンドン時間~NY時間にかけて買われまくって終了。

原油価格の上昇につられてエネルギー株が上昇した事が主な要因。

原油価格の上昇はOPECプラスが2022年に石油需要が伸びるが
一段の増産はしない声明を発表した事が好感されたらしい。

安値35237.76 → 終値35450.68(+212.92pips上昇)
(9時台~10時台、12時台)

2021年9月03日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京時間に買われたがロンドン時間で頭打ち
NY時間が始まるとストーンと落ちて行く感じで終わる

21時30分に発表された8月の非農業部門雇用者数変化が予想よりもすこぶる悪くて株が売られてしまった。

8月非農業部門雇用者数変化(前月比)
前回:94.3万人 (105.3万人)
予想:75.0万人
今回:23.5万人 ←よわっw

普段なら雇用悪いじゃん!からのテーパリング時期を遅らせるだの、緩和継続だのと連想されて株が買われるもんだが
ここではリスク回避として扱われたようです…。

高値35522.03 → 終値35354.98(-167.05pips下落)
(11時台~12時台、14時台~15時台)

ダウ30 テクニカル分析

ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-1-2021年09月03日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-1-2021年09月03日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-2-2021年09月03日の週を終えて-VIX-日足チャート
1-2-2021年09月03日の週を終えて-VIX-日足チャート

直近のレジスタンスライン

2-ダウ30-直近のレジスタンス-35514-2021年9月03日の週を終えて-1時間足と日足チャート
2-ダウ30-直近のレジスタンス-35514-2021年9月03日の週を終えて-1時間足と日足チャート

35514

この1週間、この付近を天井にレンジ推移してきた。

日足レベルで見ると高値レンジをしているように見える。

ここをしっかり上抜けるかの勝負になりそう。

突き抜けたら36000ドルくらいは目指すと思う。

直近のサポート

3-ダウ30-直近のサポート-35286-2021年9月03日の週を終えて-1時間足と日足チャート
3-ダウ30-直近のサポート-35286-2021年9月03日の週を終えて-1時間足と日足チャート

35286

この1週間ここをレンジの下限に上昇している。
木曜日に一旦、下抜けはしたが買い戻されて上昇している。

なのでレンジ下限はこの辺を見とけば良さそう。

下抜けたら日足の75MAまで落ちるか、ボリンジャーバンドの-3σバウンドまでロングは待つことになりそう。

ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較

4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年9月03日の週を終えて
4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年9月03日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年9月03日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年9月03日の週を終えて

SP500の大口のロンガーが大量にポジションを解消しているが
いったい何があった!?

悪いネタはあまりないように思うけどなぁ…。
ちょっと株価の影響がないか注視しとく必要がありそう。

ダウ30とSP500の個人のポジション比較

5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年9月03日の週を終えて
5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年9月03日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年9月03日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年9月03日の週を終えて

SP500のショーターが減って売り買いがフラット化したね。
ダウ30も高値レンジだし大口もロングポジション大量に解消してるし
次の出方を待った方がいいな。

ダウ30のポジション状況 まとめ

個人投資家のポジションがフラット化したから
次のポジションに隔たりが出るまで待った方がよさそう。

週の終値を比較

2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決

2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持
2021年01月29日 29987.22 (-1041.84pips下落) ロビンフッダーがヘッジファンドを追い込み損失計上で株価が暴落

2021年02月05日 31193.50 (+1206.28pips上昇) バイデン大統領の経済対策が縮小される事はなく、従来の規模で行くと表明した
2021年02月12日 31493.05 (+299.55pips上昇)
2021年02月19日 31482.60 (-10.45pips下落) 長期金利が約1年ぶりに1.3%回復 バンクオブアメリカがドットコムバブル級の過熱感を警戒
2021年02月26日 30902.16 (-580.44pips下落) 長期金利が1.6%に達してSP500の配当利回り1.48%を超えて株の魅力が薄れて株価が下落
2021年03月05日 31515.09 (+612.93pips上昇) SP500の大口が大人買い。ショーターが大量に踏みあげられて週を終える
2021年03月12日 32795.54 (+1280.45pips上昇) 1.9兆ドルの新型コロナ追加経済対策法案が成立!景気敏感株主導でダウ30が最高値を更新!
2021年03月19日 32626.71 (-168.83pips下落)
2021年03月26日 33108.09 (+481.38pips上昇) バイデン大統領が2億回の新型コロナワクチンの普及を目指す。そしてインフラ投資を計画中!

2021年04月02日 33325.69 (+217.60pips上昇) ISM製造業景気指数が37年ぶりの高水準。雇用統計も予想を上回る結果を受けて株価は史上最高値更新中!
2021年04月09日 33767.00 (+441.31pips上昇)
2021年04月16日 34188.09 (+421.09pips上昇) 長期金利が大幅下落でグロース株に資金が集まる
2021年04月23日 34025.92 (-162.17pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン税の増税案を出す見通し。日本が緊急事態宣言、インドの首都でロックダウン
2021年04月30日 33924.47 (-101.45pips下落)

2021年05月07日 34811.25 (+886.78pips上昇) 非農業部門雇用者数変化が予想より低い数値を出したことで利上げやテーパリングはムリという流れで株高
2021年05月14日 34331.89 (-479.36pips下落) インフレ懸念でパニック売りからのインフレ懸念後退で買い戻し
2021年05月21日 34252.23 (-79.66pips下落) インフレ懸念とビットコインの急落、テーパリングの議論が出たが株価にあまり影響はなかった
2021年05月28日 34567.93 (+315.7pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資案が報道され一気にリスクONの流れに

2021年06月04日 34748.00 (+180.07pips上昇) 週末の5月の非農業部門雇用者数変化が予想より悪くて株価がブチ上げ
2021年06月14日 34461.81 (-286.19pips下落) しつこい戻り売りの1週間だった。5月の米CPIを警戒した事や来週のFOMCを警戒したポジション整理
2021年06月18日 33304.73 (-1157.08pips下落) FOMCでまさかの利上げ前倒し予想を発表(2022年~2023年中。従来は2024年だった) 年初来の下げ幅を記録
2021年06月25日 34495.54 (+1190.81pips上昇) 先週は売り過ぎちゃたで買い戻し。バイデン大統領と超党派のインフラ投資計画が合意したとの報道で買いが強くなる

2021年07月02日 34790.03 (+294.49pips上昇) 雇用統計が良くてもFRBが早急な対応に迫られる事はないだろうとの見方でこじつけ感満載で株価が上昇
2021年07月09日 34897.85 (+107.82pips上昇) 景気回復のピークアウトで買われた債券が一服感で売られて株価が反転上昇
2021年07月16日 34694.44 (-200.41pips下落) デルタ株の感染拡大が警戒されている
2021年07月26日 35064.11 (+369.67pips上昇) デルタ株の感染拡大が警戒されて月曜日に953ドルも下落したが、火曜日に速攻で買い戻されて気づけば3指数最高値を更新した
2021年07月30日 34985.89 (+78.22pips上昇) パウエル議長の発言でテーパリングを始めるには問題が残ってる事や利上げには程遠い発言で緩和継続との見方でドル安株高となった
2021年08月06日 35213.04 (+227.15pips上昇) 失業率の改善や非農業部門雇用者数が良くて謎のポジティブで買われる(テーパリングや利上げ連想にならなかった)
2021年08月13日 35513.23 (+300.19pips上昇) 1兆ドル規模のインフラ法案を上院で可決。おまけに社会福祉や気候変動に対応した3.5兆ドル規模の財政支出法案についても予算決議を可決
2021年08月20日 35109.21 (-404.02pips下落) ダラス連銀総裁がデルタ株などで経済が失速するなら自身の金融政策の考えを調整すると匂わせ発言で買い戻し
2021年08月27日 35455.09 (+345.88pips上昇) アメリカでファイザーとビオンテック共同開発の新型コロナワクチンが正式に承認された。パウエル議長のジャクソンホール発言でハト派と受け取られて株高ドル安に
2021年09月03日 35354.98 (-100.11pips下落)

まとめ

先週のジャクソンホールでパウエル議長の発言がハト派的に受け取られたけど
結局、この週は雇用が悪くてテーパリング遅らせるだの利上げ遅らせるだの連想相場にならずに
雇用が悪くてリスク回避の動きになっている。

SP500の大口のロンガーが大量にポジション解消してるし
ダウ30は高値レンジだし
個人投資家のポジション状況がフラット化しはじめてるし
トレンドが出るまでポジション持つのは控えたほうがいいかも。

なんか値動きもしょぼいし、ポジション持つ気が起きないわ。

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