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ドル円 【予想・見通し・動向】雇用が悪すぎてドル安トレンドに…極狭レンジでやりにくい相場かも テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年9月03日(金)の週を終えて

2021年8月30日(月)から9月03日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。

  • ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年9月03日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年8月30日(月曜日)から9月03日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると

ドル高の要因は以下のとおりです。

  • 8月米シカゴ購買部協会景気指数(22:45)や8月米消費者信頼感指数(23:00)が予想より悪かった事

ドル安の要因は以下のとおりです。

  • 8月のADP雇用統計が悪かった事
  • ECBのPEPP縮小を検討できる状況になっている事が意識されユーロ高のドル安
  • 8月の非農業部門雇用者数変化が前回と予想よりもすこぶる悪かった事

2021年8月30日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京時間にストンと下がったもののロンドン~NY時間にかけて買われる

ドル高の流れ

先週の金曜日にジャクソンホールでパウエル議長の発言がハト派と受け取られてドル安の流れだったが
この日は調整的なドル高で終わりました。

とくにネタは無し。

安値109.698 → 終値109.914(+21.6pips上昇)
(9時台~10時台)

2021年8月31日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京時間に高値を更新したもののストンと下がる
ロンドン時間は横ばいでNY時間にガクっと下がった後に底をうって東京時間の高値を更新して終了

ドル高の流れ

午前中はドル安・円高の流れだったが
NYの指標発表後、ドル高の流れになった。

8月米シカゴ購買部協会景気指数(22:45)や8月米消費者信頼感指数(23:00)が予想より悪かった事がきっかけとなる。

ただ注目度が低い指標で動くのもなんだかなぁって感じ。
しかもテーパリングや利上げの時期を遅らすなどの連想相場にならないのもどうなのかなぁって感じ。

安値109.583 → 終値110.002(+41.9pips上昇)
(21時台、23時台)

2021年9月01日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京時間は前日のNYの上げの流れを引き継いでロンドン時間まで高値を更新していく
その後は高値横ばいで21時台の指標発表後にガクッと落ちる感じで終わる

ドル安の流れ

21時15分に発表の8月のADP雇用統計発表前は
ドル円は前日のドル高の流れを受けて上昇して高値を更新していた。
ユーロドルは微妙なドル高。

しかし8月のADP雇用統計の発表後、ドル円もユーロドルも急激なドル安に。

8月ADP雇用統計(前月比) 21:15
前回:33.0万人 (32.6万人)
予想:61.3万人
今回:37.4万人

ここにきてようやくテーパリングや利上げ時期が遅れる~~という連想相場が来た感じ。

またバイトマン独連銀総裁の「PEPPは段階的に縮小すべき」との発言も
ユーロドルの上昇を後押しする形となっておりドル安の流れになっている。

高値110.415 → 終値109.874(-54.1pips下落)
(16時台~17時台)

2021年9月02日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

ヨコヨコ暇相場。

ドル円は横ばいでドル安の流れ

前日のドル安の流れを引き継ぐ形にはなっているが
ドル円は安値付近で横ばい推移して終わる。

ユーロドルやドルストレート通貨などほうがドル安の流れになっている。

ECBのPEPP縮小を検討できる状況になっている事が意識されユーロ高のドル安の流れになってるみたい。

始値109.874 → 終値109.919(+4.5pips)
(安値:9時台、4時台~5時台)
(高値:8時台~9時台)

2021年9月03日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京時間にドンっと上がったものの
ロンドン時間に売られて21時台の指標発表後ガクっと落ちて行く感じで終わる

円高・ドル安の流れ

8月の非農業部門雇用者数変化が前回と予想よりもすこぶる悪くて
テーパリングや利上げの時期が遅れるのではないか?などの連想相場が来てドル安の流れになった。

8月非農業部門雇用者数変化(前月比)21:30
前回94.3万人 (105.3万人)
予想:75.0万人
今回:23.5万人 ← 弱すぎ…

高値110.069 → 終値109.695(-37.4pips下落)
(11時台~12時台)

ドル円 テクニカル分析

ドル円のテクニカル分析をしていきます。

1-1-2021年09月03日の週を終えて-ドル円-日足チャート
1-1-2021年09月03日の週を終えて-ドル円-日足チャート

直近のレジスタンス

2-ドル円-直近のレジスタンス-110-095-1時間足と日足チャート-2021年9月03日の週を終えて
2-ドル円-直近のレジスタンス-110-095-1時間足と日足チャート-2021年9月03日の週を終えて

110.095

この1週間、狭いレンジで動いてる感じ。

そのレンジの上限と思われる場所が110.095にあると思われる。

ここを抜ければ110.3を見に行く感じになるだろうか。
とはいえ、日足レベルでもまだ110.7~109.2のレンジ状態だし
伸びたとしてもこの辺で落ち着くのかなと思う。

テーパリングや利上げの話が出てるのに意外とトレンドが出ないんだよなぁ。

直近のサポート

3-ドル円-直近サポート-109-707-1時間足と日足チャート-2021年9月03日の週を終えて
3-ドル円-直近サポート-109-707-1時間足と日足チャート-2021年9月03日の週を終えて

109.707

この週は細かいレンジ相場で、下抜けても109.707まで戻って来て上昇を再開しているので
ここが直近のサポートとして意識されてそう。

テーパリングや利上げの時期に関する思惑でなかなかドル安にはなりにくい感じなので
底抜けても109円前半あたりで買い戻されると思う。

円のCFTCの大口のポジション状況

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

円のCFTCのポジション比較

4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年9月03日の週を終えて
4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年9月03日の週を終えて

ドル円の個人のポジション状況

5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年9月03日の週を終えて
5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年9月03日の週を終えて

先週と同様に、まだレンジ圏内…。

おまけに狭いレンジになってきているのでやりづらいと思う。

買うにしてもロンガーが多いし、レンジ下限まで引っ張ってからじゃないとロングは無理!

ドル自体のポジション状況を比較

6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年9月03日の週を終えて
6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年9月03日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年9月03日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年9月03日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年9月03日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年9月03日の週を終えて

大口も個人もユーロドルの売りで踏みあげられちゃってるねぇ…。

そう簡単にドル高の流れにならないかもしれない…。

売るにしても引っ張ってSだなぁ。
また1.2ドル台くるかぁ~?

来たらうまうまショートいっちゃうぞ~^^

週の終値を比較

2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決

2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週

2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復
2021年02月26日の終値 106.530 (+111.3pips上昇) アメリカの長期金利が上昇してSP500の配当利回りを超えた事で株安のドル高が進行

2021年03月05日の終値 108.206 (+167.6pips上昇) FRBパウエル議長は長期金利に介入する気はない。政策路線の変更もなし。市場参加者は失望してドル買いに
2021年03月12日の終値 108.979 (+77.3pips上昇) アメリカで1兆9000億ドルの経済対策法案が成立しました
2021年03月19日の終値 108.870 (-10.9pips下落) 日銀が長期金利の上下動を許容し、ETF買い入れを日経225からTOPIXに切り替え
2021年03月26日の終値 109.509 (+63.9pips上昇) バイデン大統領が新型コロナワクチンの普及の倍増すると発表(1億回→2億回)

2021年04月02日の終値 110.649 (+114pips上昇)
2021年04月09日の終値 109.658 (-99.1pips下落) バークシャーが円建て社債を発行。イギリスのファンドが東芝の買収を提案(2兆円規模)
2021年04月16日の終値 108.769 (-88.9pips下落) 米長期金利の大幅下落で。NZとポンド主導でドル安に
2021年04月23日の終値 107.876 (-89.3pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン増税の案を出してくる。日本が緊急事態宣言
2021年04月30日の終値 109.320 (+144.4pips上昇) 早期テーパリング懸念でドル買い圧力 → FRBパウエル議長はテーパリング議論は否定している

2021年05月07日の終値 108.573 (-74.7pips下落) 非農業部門雇用者数変化が市場予想よりもかけ離れた低い数値が出た事でテーパリングや早期利上げの可能性が遠のいた
2021年09月03日の終値 109.197 (+62.4pips上昇) CPIと求人統計の上昇でインフレ懸念が台頭
2021年05月21日の終値 108.951 (-24.6pips下落) ビットコインの急落とFOMC議事録要旨でテーパリングの議論の可能性が浮上した事
2021年05月28日の終値 109.724 (+77.3pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画の報道で一気にリスクONの流れ
2021年06月04日の終値 109.399 (-32.5pips下落) 5月非農業部門雇用者数変化が予想より悪かった事で急激なドル安に
2021年06月14日の終値 109.629 (+23pips上昇) 5月の米CPIが1年9カ月ぶりの伸びだったのに発表後はドル安。次の日、来週FOMCがあるしインフレ上がってるからという理由を蒸返して急激なドル高で終わる
2021年06月18日の終値 110.217 (+58.8pips上昇) ★FOMCが利上げの前倒しを発表(2022年~2023年中。従来は2024年だった)
2021年06月25日の終値 110.686 (+46.9pips上昇) 先週ちょっと売り過ぎちゃいましたね(テヘペロ)で全市場で巻き戻しの動きとなった
2021年07月02日の終値 111.021 (+33.5pips上昇) 3つの雇用統計があったがどれも予想よりはよく内2つはドル高、週末は大きくドル安に振る
2021年07月09日の終値 110.115 (-90.6pips下落) 東京の4度目の緊急事態宣言で急落
2021年07月16日の終値 110.048 (-6.7pips下落) サンダース英中銀の刺激策縮小発言と日銀黒田総裁の物価目標2%まで政策変更をしない発言で円安
2021年07月26日の終値 110.547 (+49.9pips上昇) デルタ株感染が懸念され株は暴落したが、速攻で買い戻されてリスクONの流れに
2021年07月30日の終値 109.659 (-88.8pips下落) FRBパウエル議長がテーパリング開始には問題がまだある事や利上げには程遠いと発言してドル安に
2021年08月06日の終値 110.148 (+48.9pips上昇) FRBクラリダ副議長が2022年末までに利上げの準備が整う可能性がある事を発言して急激なドル高に
2021年08月13日の終値 109.585 (-56.3pips下落)
2021年08月20日の終値 109.776 (+19.1pips上昇) ダラス連銀総裁がデルタ株の影響で経済が失速するなら自信の金融政策の考えを調整すると匂わせ発言してドル安、円安に
2021年08月27日の終値 109.845 (+6.9pips上昇) ジャクソンホールでパウエル議長の発言がハト派と受け取られて急激なドル安・株高となった
2021年09月03日の終値 109.695 (-15pips下落) 8月非農業部門雇用者数変化がすこぶる悪くてドル安に

まとめ

ドル円は早期テーパリングや利上げの時期などが言及されているけど
パウエル議長のハト派発言に翻弄されて、なかなかドル高トレンドにならない。

おまけに極狭のレンジ相場ときた…。

来週はつまらないレンジ相場になりそう。

ロンガーも多いし、ドル高トレンドを期待して買うにしても
しっかり下まで引き付けないと、訳分からんドル安解釈でやられる可能性あるかも。

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