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ダウ30【見通し・予想・動向】テーパリング年内開始の可能性でも買われる株 テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年8月20日(金)の週を終えて

2021年8月16日(月)から8月20日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。

  • アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年8月20日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年8月16日(月曜日)から8月20日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間の株価の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • ダラス連銀総裁が新型コロナウイルスのデルタ株の影響で経済が失速するようであれば経済政策について自身の見解を調整するかもしれないと匂わせ発言

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • 中国の7月の小売売上高や鉱工業生産の伸びが悪くて景気先行き懸念
  • アメリカの7月小売売上高(前月比)がマイナス圏に落ち込んだ事を受けて景気の先行き懸念が台頭
  • FOMC議事録の公表で年内に緩和縮小の条件が揃うかもしれないという事が嫌気

2021年8月16日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

朝一発目から下窓が開いてスタートした。
そこからNY開始まで下がって行く。
NY時間に底値を付けてから急激に買い戻されて高値を更新して終わる(窓を埋める)

中国の7月の小売売上高や鉱工業生産の伸びが悪くて景気先行き懸念からエネルギー関連などの
景気敏感銘柄が売られる材料となった。

ただ安いところでは買い支えが入っている。
買われた理由は不明。

安値35235.05 → 終値35604.96(+369.91pips上昇)
(22時~23時台)

2021年8月17日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

昨日とは一変して東京時間からボコボコ売られていく。
NY時間も売りは止まらず夜の1時台でようやく底をうってリバった感じで終わる

アメリカの7月小売売上高(前月比)がマイナス圏に落ち込んだ事を受けて
景気の先行き懸念が台頭して株が売られる材料となった。

7月小売売上高(前月比)
前回:0.6% (0.7%)
予想:-0.2%
結果:-1.1%

個別株ではホームセンター大手ホーム・デポが売られた。
決算が冴えなかった事や新型コロナ禍で住宅改修などが盛り上がっていたが
需要が失速したらしく第2・四半期(8月1日まで)の国内既存店売上高の伸びが
約2年ぶりに市場予想を下回ったのが嫌気されて株価が下落したらしい…。

ホームセンター系終わった。

まぁ小売売上高の下落も似たような感じで需要の低迷が出始めてるのかもね。

高値35604.96 → 終値35298.25(-306.71pips下落)
(7時台)

2021年8月18日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

前日のリバウンドが戻り高値と機能して
結局東京、ロンドン、NYで超えきれず戻りを売られてNY時間に安値を掘り進めてしまう

前日に引き続き続落。
FOMC議事録の公表で年内に緩和縮小の条件が揃うかもしれないという事が嫌気されて株価が下落してしまう。

高値35360.13 → 終値34918.14(-441.99pips下落)
(13時~15時台、23時台、夜3時台)

2021年8月19日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京からロンドンタイム初動にかけて売り込まれる。
ロンドンタイムに底堅さを確認してNY時間にドンッと買い戻されて終了。

よく分からないけど安値で買い支えられた。
買われた理由は不明。

安値34565.46 → 終値34920.08(+354.62pips下落)
(18時台、21時台)

2021年8月20日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

前日と同じで東京からロンドン初動にかけて売り込まれるが
NY時間にドカッと買われる。

ダラス連銀総裁の発言が意識された模様。

新型コロナウイルスのデルタ株の影響で経済が失速するようであれば
経済政策について自身の見解を調整するかもしれないと匂わせ発言をしたことで
株の買い戻しに寄与したようです。

昨日の意味不明な買いは結局↑のようなネタが出るって知ってた感じがするなぁ…。

安値34632.74 → 終値35109.21(+476.47pips上昇)
(16時台)

ダウ30 テクニカル分析

ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-1-2021年08月20日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-1-2021年08月20日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-2-2021年08月20日の週を終えて-VIX-日足チャート
1-2-2021年08月20日の週を終えて-VIX-日足チャート

直近のレジスタンスライン

2-ダウ30-直近のレジスタンス-36091-2021年8月20日の週を終えて-日足チャート
2-ダウ30-直近のレジスタンス-36091-2021年8月20日の週を終えて-日足チャート

36091.37 水色のライン

とりあえず当面の上値ターゲットの見方は変わりなし。

35000ドルしっかり抜けたと判断できるなら
次のN値ターゲットは36091.37あたりに来ると思われる。

これは2021年6月21日の安値と直近高値8月20日を結んだ幅を
2021年7月19日と20日に押し安値を形成して反転した場所で足したN値のターゲットとなる。

ただ週足で伸び切ってる感は否めないので高値掴みだけは気を付けたいところ。

直近のサポート

3-ダウ30-直近のサポート-34841-75MAと基準線-2021年8月20日の週を終えて-日足チャート
3-ダウ30-直近のサポート-34841-75MAと基準線-2021年8月20日の週を終えて-日足チャート

34841.62 水色のライン

今週はリスクOFFで落ちたけど結局ここがサポートで買い支えられたよね。

しかも最初に買い支えられたネタは何もなかったし。
基準線と75MAなどテクニカルが重なっただけだと思われる。

まぁ当面はこの辺がサポートなんだろうと思う。

ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較

4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年8月20日の週を終えて

ダウ30は底ショタ捕まえた感じ。
SP500は週末に速攻買い戻されて旨みが無い感じ。

ダウ30とSP500の個人のポジション比較

5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月20日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月20日の週を終えて

ダウ30のショートポジションが減った。
ただショート比率が増え始めた価格からたいして落ちてないので
損を切ったか、高い所で売れた奴しか旨みが無い感じ。

SP500はどうだろうなぁ。
底から買えた奴はおいしい思いは出来ているだろうけどって所か。

ダウ30のポジション状況 まとめ

来週ジャクソンホールでパウエル議長の発言があるだろうから
イベントリスクを避けたいなら週の中盤でロング決済だろうなぁ。

まぁこの状況でも株価が上がろうとしてるから
ショートはあんまり旨みが無いだろうね。

週の終値を比較

2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決

2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持
2021年01月29日 29987.22 (-1041.84pips下落) ロビンフッダーがヘッジファンドを追い込み損失計上で株価が暴落

2021年02月05日 31193.50 (+1206.28pips上昇) バイデン大統領の経済対策が縮小される事はなく、従来の規模で行くと表明した
2021年02月12日 31493.05 (+299.55pips上昇)
2021年02月19日 31482.60 (-10.45pips下落) 長期金利が約1年ぶりに1.3%回復 バンクオブアメリカがドットコムバブル級の過熱感を警戒
2021年02月26日 30902.16 (-580.44pips下落) 長期金利が1.6%に達してSP500の配当利回り1.48%を超えて株の魅力が薄れて株価が下落
2021年03月05日 31515.09 (+612.93pips上昇) SP500の大口が大人買い。ショーターが大量に踏みあげられて週を終える
2021年03月12日 32795.54 (+1280.45pips上昇) 1.9兆ドルの新型コロナ追加経済対策法案が成立!景気敏感株主導でダウ30が最高値を更新!
2021年03月19日 32626.71 (-168.83pips下落)
2021年03月26日 33108.09 (+481.38pips上昇) バイデン大統領が2億回の新型コロナワクチンの普及を目指す。そしてインフラ投資を計画中!

2021年04月02日 33325.69 (+217.60pips上昇) ISM製造業景気指数が37年ぶりの高水準。雇用統計も予想を上回る結果を受けて株価は史上最高値更新中!
2021年04月09日 33767.00 (+441.31pips上昇)
2021年04月16日 34188.09 (+421.09pips上昇) 長期金利が大幅下落でグロース株に資金が集まる
2021年04月23日 34025.92 (-162.17pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン税の増税案を出す見通し。日本が緊急事態宣言、インドの首都でロックダウン
2021年04月30日 33924.47 (-101.45pips下落)

2021年05月07日 34811.25 (+886.78pips上昇) 非農業部門雇用者数変化が予想より低い数値を出したことで利上げやテーパリングはムリという流れで株高
2021年05月14日 34331.89 (-479.36pips下落) インフレ懸念でパニック売りからのインフレ懸念後退で買い戻し
2021年05月21日 34252.23 (-79.66pips下落) インフレ懸念とビットコインの急落、テーパリングの議論が出たが株価にあまり影響はなかった
2021年05月28日 34567.93 (+315.7pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資案が報道され一気にリスクONの流れに

2021年06月04日 34748.00 (+180.07pips上昇) 週末の5月の非農業部門雇用者数変化が予想より悪くて株価がブチ上げ
2021年06月14日 34461.81 (-286.19pips下落) しつこい戻り売りの1週間だった。5月の米CPIを警戒した事や来週のFOMCを警戒したポジション整理
2021年06月18日 33304.73 (-1157.08pips下落) FOMCでまさかの利上げ前倒し予想を発表(2022年~2023年中。従来は2024年だった) 年初来の下げ幅を記録
2021年06月25日 34495.54 (+1190.81pips上昇) 先週は売り過ぎちゃたで買い戻し。バイデン大統領と超党派のインフラ投資計画が合意したとの報道で買いが強くなる

2021年07月02日 34790.03 (+294.49pips上昇) 雇用統計が良くてもFRBが早急な対応に迫られる事はないだろうとの見方でこじつけ感満載で株価が上昇
2021年07月09日 34897.85 (+107.82pips上昇) 景気回復のピークアウトで買われた債券が一服感で売られて株価が反転上昇
2021年07月16日 34694.44 (-200.41pips下落) デルタ株の感染拡大が警戒されている
2021年07月26日 35064.11 (+369.67pips上昇) デルタ株の感染拡大が警戒されて月曜日に953ドルも下落したが、火曜日に速攻で買い戻されて気づけば3指数最高値を更新した
2021年07月30日 34985.89 (+78.22pips上昇) パウエル議長の発言でテーパリングを始めるには問題が残ってる事や利上げには程遠い発言で緩和継続との見方でドル安株高となった
2021年08月06日 35213.04 (+227.15pips上昇) 失業率の改善や非農業部門雇用者数が良くて謎のポジティブで買われる(テーパリングや利上げ連想にならなかった)
2021年08月13日 35513.23 (+300.19pips上昇) 1兆ドル規模のインフラ法案を上院で可決。おまけに社会福祉や気候変動に対応した3.5兆ドル規模の財政支出法案についても予算決議を可決
2021年08月20日 35109.21 (-404.02pips下落) ダラス連銀総裁がデルタ株などで経済が失速するなら自身の金融政策の考えを調整すると匂わせ発言で買い戻し

まとめ

ダウ30の相場状況をまとめると

  • 中国の小売りや鉱工業生産の鈍化やアメリカの小売売上高がマイナス圏に落ち込んだ事で株価は下落した
  • FOMC議事録では年内に緩和縮小の条件が揃いそうという事で株価はさらに下落した
  • 木曜日に謎の買い支えが入る
  • 週末にダラス連銀総裁がデルタ株の影響などで経済の先行きが危ぶまれるなら自信の金融政策の考えを調整するかも…と匂わせ発言をしたことで株が急激に買い戻される
  • ショーターは高いところで売れてる奴以外はあんまり旨みが無い状態

僕、木曜日にSP500買うって言いましたよね…?

結果、こうなりました^^

私を信じた方おめでとう^^

2日で52万円の利益です^^

今後も有益な情報を出せるように精進します。

来週はジャクソンホールでパウエル議長の発言が控えてるし
イベントリスク回避するなら途中でロングは手放すのが無難かな。

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