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ダウ30【見通し・予想・動向】ナスダック100が大暴落で強制ロスカットしたところが見事に底になった件・・・ テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年3月05日(金)の週を終えて

2021年3月01日(月)から3月05日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。

  • アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年3月05日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年3月01日(月曜日)から3月05日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間の株価の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • アメリカ下院で1兆9000億ドル規模の新型コロナウイルス対策法案を可決
  • ジョンソン&ジョンソンの新型コロナワクチンの緊急使用許可が出た事
  • ウォーレンバフェット氏がコロナ禍でもアメリカやバークシャーに対する強い期待は揺らいでないと自信を見せた事
  • ボーイングの737MAX型機の発注が入った事
  • 原油価格の高騰でエネルギー株が株価の上昇を牽引している事
  • 石油大手のエクソンモービルが支出を削減して配当を増やすと発表した事
  • 2月の非農業部門雇用者数が予想より良かった事
  • 失業率も僅かだけど改善している事

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • アメリカの長期金利の上昇でハイテクグロース株が売られている事
  • FRBパウエル議長がアメリカの長期金利の上昇を留意しているけど、介入や現行の政策スタンスを変える必要はないと発言して失望売りを誘った事

2021年3月01日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

27日にアメリカ下院で1兆9000億ドル規模の新型コロナウイルス対策法案を可決した。
この事から追加経済対策に関連した動きが出た事で景気回復への期待が高まった事や

ジョンソン&ジョンソンの新型コロナワクチンの緊急使用許可が出た事で
コロナ禍の経済回復期待が高まり、一旦、アメリカ金利上昇が収まり株価が大きく反転上昇しました。

(その後は金利上昇に悩まされますが…)

バークシャーハザウェイのウォーレンバフェット氏が
年に一度の株主への手紙で
コロナ禍が続く中でもアメリカやバークシャーに対する強い期待は揺らいでない
と自信を見せた事で株価が上昇しています。

ボーイングの737MAX型機をユナイティッド航空ホールディングスが25機発注した事で
株価が上昇しています。

安値30902.16 → 終値31572.23(+670.07pips上昇)

2021年3月02日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

昨日の上昇から一転して株価が下落。

景気回復局面で業績改善が見込まれる銘柄の物色が始まり
ハイテク株を売る動きが出た。

これによってハイテク株の構成比率が高いナスダック100が酷かった。

この日、ロケット・カンパニーズの株価が急伸。
ウォールストリートベッツで個人投資家が買いまくって株価が急騰したようです。
この銘柄は空売り比率が高いらしく、前回と同様に狙って買い向かったものと思われます。

2021年3月03日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

ナスダック100が大幅安となりました。

景気回復の恩恵を受けやすい工業株や、金利の上昇によって恩恵を受ける金融株に買いが集まり、
金利の上昇でハイテク株の売りとなり
ハイテク構成比率の高いナスダック100が大きく下落しました。

この日、エクソンモービルが支出を削減し配当を増やす計画を発表しています。

高値31639.87 → 終値31262.70(-377.17pips下落)

2021年3月04日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

FRBパウエル議長の発言があり
ここ最近のアメリカ長期金利の上昇は留意はしてはいるものの
現状の政策スタンスを変える必要の事ではないと発言。
またインフレについても懸念はしておらず

市場参加者が何かしらの金利上昇を抑える発言があると思ってたらしく
失望感から株価が下落しました。

ただ安値では買いが入る状況で、そこそこの下髭を付けて終わりました。

高値31466.06 → 終値30934.76(-531.3)

2021年3月05日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

アメリカの長期金利の上昇で株価は売り込まれていましたが大幅反発して週を終えました。

原油の高騰を受けてエネルギー株の上昇を牽引。

アメリカの2月の非農業部門雇用者数が前月比37万9000人増加となり
市場予想の18万2000人増加を上回る伸びとなったほか
失業率も6.2%となり1月の6.3%から低下した形となりました。

雇用統計が良かった事でエネルギー需要の回復から
エネルギー株を筆頭に株価の上昇を牽引しているようです。

安値30671.94 → 終値31515.09(+843.15pips上昇)

ダウ30 テクニカル分析

ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-1-2021年3月05日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-1-2021年3月05日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-2-2021年3月05日の週を終えて-VIX-日足チャート
1-2-2021年3月05日の週を終えて-VIX-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 基準線でドーンと跳ねた
  • その後は戻り高値を売られ3日間続落
  • 下がりはするものの75MAで買い支えられ、週末は大きく反転上昇して週を終える

直近のレジスタンスライン

2-ダウ30-直近のレジスタンス32294-2021年3月05日の週を終えて-日足チャート
2-ダウ30-直近のレジスタンス32294-2021年3月05日の週を終えて-日足チャート

32000ドル台 黄色のライン

月足レベルの長期上昇チャネルのちょうど上限ラインに到達し
綺麗に反転下落しているので
このあたりが意識されているレジスタンスラインだと思われます。

直近のサポートゾーン

3-ダウ30-直近のサポート-29594-29987もしくは75EMAライン-2021年3月05日の週を終えて
3-ダウ30-直近のサポート-29594-29987もしくは75EMAライン-2021年3月05日の週を終えて

29594.20~29987.22もしくは75EMA

現時点では75MAが強力にサポートして買い支えているので
ここが現状のサポートだと思います。

ここの下はダウ30が30000ドルを割れた時
毎度買い支えられた場所が29594~29987のラインがあるので
明確に下落しない限りは上昇トレンド継続だと見ています。

ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較

4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年3月05日の週を終えて
4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年3月05日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年3月05日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年3月05日の週を終えて

SP500の大口のロングが大量に入って来てる中で
個人投資家が大量に売りを入れている・・・。

新規流入が入った状態で株価は週末に安値から爆上げ・・・。

これ個人投資家のショーター、オワッタろ・・・。
ついでにダウ30の大口の新規ショーターも終わったかもしれん・・・。

ダウ30とSP500の個人のポジション比較

5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年3月05日の週を終えて
5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年3月05日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年3月05日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年3月05日の週を終えて

ダウ30は安値のドテン売りで週末踏みあげられてる状態を見ると
ここからSで入るのは怖くてムリ。

ダウ30のポジション状況 まとめ

アメリカの長期金利の上昇で株価がパニック売りに押されてる中で
SP500の大口が大人買いをしてきてる中で
個人投資家たちはショートを大量にブチ込んで踏みあげられている。

来週は個人投資家のショーターが血祭にされそうな気配を感じるので注意されたし・・・。

週の終値を比較

2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決

2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持
2021年01月29日 29987.22 (-1041.84pips下落) ロビンフッダーがヘッジファンドを追い込み損失計上で株価が暴落

2021年02月05日 31193.50 (+1206.28pips上昇) バイデン大統領の経済対策が縮小される事はなく、従来の規模で行くと表明した
2021年02月12日 31493.05 (+299.55pips上昇)
2021年02月19日 31482.60 (-10.45pips下落) 長期金利が約1年ぶりに1.3%回復 バンクオブアメリカがドットコムバブル級の過熱感を警戒
2021年02月26日 30902.16 (-580.44pips下落) 長期金利が1.6%に達してSP500の配当利回り1.48%を超えて株の魅力が薄れて株価が下落
2021年03月05日 31515.09 (+612.93pips上昇) SP500の大口が大人買い。ショーターが大量に踏みあげられて週を終える

まとめ

ダウ30の相場状況をまとめると

  • アメリカの長期金利の爆上げでハイテクグロース株を中心に売られ市場がパニック売りに押された
  • FRBパウエル議長の発言で長期金利の上昇を抑制するような発言はなく、現状の政策スタンスを維持。これで株価の失望売りが加速
  • その後は、原油価格の高騰でエネルギー株が上昇を牽引
  • 2月の非農業部門雇用者数や失業率の改善で株価は大きく反転上昇して週を終える
  • SP500の大口が大人買いをしたのに対して、個人投資家は売りで入り大量のショーターが踏みあげられてしまう
  • ダウ30も同様に大口の売りと個人投資家のドテンショートが捕まってる状態

こりゃぁ来週早々に個人投資家のショーターたちが狩られそうである。

ちなみに僕はナスダック100のロングを握っていましたが
ダウ30と違って長期金利の上昇の影響が大きくて大暴落の煽りを受けて強制ロスカットとなりました・・・。

5-3-ナスダック-残り0-04枚ー強制ロスカットで全切りー2021年3月5日2時57分
5-3-ナスダック-残り0-04枚ー強制ロスカットで全切りー2021年3月5日2時57分

そこから大きく反転上昇しているので
きっと株価は高値を更新しに行くんだろうなと思います。

相変わらず私のポジションを刈った後に高値を更新するパターンがよくあるので
本当に底当てのプロになれるのかもしれないと思う今日この頃。

もうナスダック100はやりません。

浮気をせずダウ30に注力しようと思います。

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