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ダウ30【見通し・予想・動向】市場は弱気ムードだけど、僕は押し目を狙ってロングしていく計画 テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年1月15日(金)の週を終えて

2021年1月11日(月)から1月15日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。

  • アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年1月15日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年1月11日(月曜日)から1月15日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間でインパクトがあった出来事は

  • トランプ大統領の弾劾手続きが懸念され、次期政権の景気刺激策の議論が遅れるのではという懸念が出てきた
  • バイデン氏が1.9兆ドル規模の景気刺激策を発表したが、時前に2兆ドルと発表されていて、利益確定売りの材料にされた事
  • アメリカの小売売上高と新規失業保険申請件数が悪くて景気の先行き懸念が出てきている事
  • FRBパウエル議長は出口戦略を話すのは時期早々と発言しており、明確なインフレ2%を超えてくるのを確認するまで利上げはしないと発言している

2021年1月11日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

トランプ大統領の弾劾手続きの報道が嫌気され
バイデン政権の刺激策の議論が遅れるかもしれないという懸念から株価が下落して終わる。

安値30760.07 → 終値31026.18(-266.11pips下落)

2021年1月12日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

バイデン政権の大規模な財政刺激策の期待感と
新型コロナウイルスワクチンの供給拡大が景気を押し上げるとの期待感で
株価は安いところを買われているが
決算シーズンを控えてポジションを作るのを手控えているようで値動きはイマイチな感じで終わりました。

FRBが2023年の予想より早く利上げに着手するのではないかという思惑から
米長期金利が上昇していましたが
この日、債券の入札があり、堅調な需要が集まった事で普通に長期金利は高値を付けたところで下がっていきました。

安値30900.21 → 終値31090.16(+189.95pips上昇)

2021年1月13日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

トランプ大統領の弾劾訴追の行方と
バイデン政権の追加財政政策の行方をまつ形となり十字足で引けました。

このところ、長期金利が上昇していましたが、金利の下落を受けて
金利に敏感なディフェンシブ銘柄が公益事業や不動産の株が買われたようです。

始値31090.16 → 終値31090.32(+0.16)

2021年1月14日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

バイデン氏が1.5兆ドル~1.9兆ドル規模の経済対策を発表する可能性があると報道されたものの
株価は上値が重く失速して終わりました。

この日発表された新規失業保険申請件数は96万5000件となり
前週比で18万1000件増加した事で労働市場の悪化を巡る懸念が高まったようです。

日本時間の夜中にはFRBパウエル議長の講演がありましたが
すぐに金利を上げる事はなく、出口戦略を話すのは時期早々との事でしたが
株価にはあまり影響はありませんでした。(原油市場では影響はありました)

高値31237.36 → 終値31025.98(-211.38pips下落)

2021年1月15日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

日本時間の朝方にバイデン氏の経済対策案が発表されました。
1.9兆ドル規模になるとの事で

  • ワクチン接種などの新型コロナウイルス対策に4150億ドル
  • 約1兆ドルを家計支援に
  • 国民への現金給付は、前回の景気対策で支給した1人当たり600ドルに加え、さらに1400ドルを盛り込む

ただ、時前に2兆ドル規模と発表されていただけにサプライズとはならず
利益確定売りのネタにされて株価は下落しました。

アメリカの小売売上高が前月比0.7%減少した事で
市場予想の横ばいより悪くて景気回復の道のりが遠のいている事が懸念されています。

エネルギー市場ではエクソンモービルが保有する南部のパーミアンのシェール資産が
過大評価されているとの告発を受けて、証券取引委員会(SEC)が調査を開始した事が嫌気され
エネルギー株全体的に売られて終わっています。

高値31079.28 → 終値30780.08(-299.2pips下落)

ダウ30 テクニカル分析

ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-1-2021年01月15日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-1-2021年01月15日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-2-2021年01月15日の週を終えて-VIX-日足チャート
1-2-2021年01月15日の週を終えて-VIX-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 週の始めに下げたものの30980ドルのラインまで買い戻される
  • その後、上昇はしているものの上値は重く、転換線あたりまで売り込まれて週を終える

直近のレジスタンスライン

2-ダウ30-直近のレジスタンス-30980-2021年1月15日の週を終えて
2-ダウ30-直近のレジスタンス-30980-2021年1月15日の週を終えて

30980 水色のライン

30000ドルを上に抜けて、最高値を更新して上昇してきている中で
レンジ幅から導き出したレジスタンスライン。

今のところ、この付近で上値が重くなってきているので
そこそこレジスタンスとして機能してくれてると思います。

この近辺でしっかり足場を固めて上昇するのであれば
長期の上昇チャネルの上のライン31600~32000ドルくらいは目指すかもしれません。

直近のサポートゾーン

3-ダウ30-直近のサポート-29987-2021年1月15日の週を終えて
3-ダウ30-直近のサポート-29987-2021年1月15日の週を終えて

29987 もしくは上昇ウェッジのライン

チャート上で値動きをリアルタイムに確認していましたが
上昇ウェッジは下に抜けても、すぐに買い戻されウェッジの中に戻されているラインなので
それなりにサポートとして意識されるかもしれません。

また、ダウ30は30000ドルを下に抜けても一瞬で買い戻されるので
月足レベルのネックラインだと29594や29987.22あたりで
買い戻しが強くなるようであれば、売り方は気を付けたほうがいいと思われます。

ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較

4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年1月15日の週を終えて
4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年1月15日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年1月15日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年1月15日の週を終えて

ここで注目すべきは小口投機の売りが
めちゃくちゃ増えている。

前の週から引き続き、売り玉が増えているのは
個人給付金を株の売りにブチ込んだのか?と思わされる勢い。

うーん。
この感じだと株は暴落というよりは調整下落程度にとどまりそうですね。

ダウ30とSP500の個人のポジション比較

5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月15日の週を終えて
5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月15日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月15日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月15日の週を終えて

SP500は高値圏で買い転換
ダウ30は新規の買いポジが高値圏で増えているのが気になりますね。

上昇前にいったん振り落としてくる可能性があるので注意が必要です。

ダウ30のポジション状況 まとめ

個人投資家が高値圏で買いを入れて捕まっていますが
小口投機がSP500に大量の売りを入れてきているので
暴落が来ると言うより、高値掴み振り落としぐらいの
調整下落しかこないのではないでしょうか。

週の終値を比較

2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決

2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる

まとめ

ダウ30の相場状況をまとめると

  • トランプ大統領の弾劾ネタで次期バイデン政権の景気刺激策の議論が遅れるとの懸念から株価の上値は重かった
  • バイデン氏の景気刺激策が発表されたが、時前に規模が発表されていたこともあり、利益確定売りのネタにされて株価は下落した
  • FRBパウエル議長は出口戦略の話は時期早々と発言し、利上げについてもインフレ2%を超える事を確認したいとの事で利上げについても急がないハト派な発言だった。ただ株価への影響は限定的
  • エクソンモービルがシェール資産の過大評価されていると告発を受け、エネルギー市場全体的に弱気なムードが漂っている
  • ダウ30とSP500は高値掴みのロンガーがいるものの、アメリカの小口投資家がSP500に大量の売りを入れているので、調整下落程度の下げしか来ないだろうと予想

この感じを見ると高値掴みの個人投資家のロンガーを軽く振り落とす程度の調整下落だと思う。

なので押し目を狙って買い増していこうかなと思ってます。

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