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WTI原油 【見通し・予想・動向】73ドルより上は高値警戒感が出ると思うから天井ロング警戒しよう テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年9月17日(金)の週を終えて

2021年9月13日(月)から9月17日(金)の週を終えて
WTI原油の最新の動向を解説します。

  • API、EIAの最新の在庫の状況
  • 1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • 投機筋や個人投資家のポジション状況を見て市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のWTI原油の相場展開の見通しや予想を立てていきます。

この記事を最後まで見るメリットは
WTI原油の最新の動向をすべて把握できる事です。

たとえ途中から市場に参加したとしても
原油カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識する事ができると思います。

それでは、各章を見ていきましょう。

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WTI原油 見通し 予想 動向(2021年9月17日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. 原油の在庫状況
  2. ファンダメンタル分析
  3. テクニカル分析
  4. ポジション状況
  5. 週の終値の動向

WTI原油の在庫状況

API在庫の状況

1-API在庫-一覧表-2021年9月17日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2021年9月17日の週を終えて

原油在庫が500万バレル級の減りを見せている。

発表後、翌日にかけてず~っと押し目をくれない形でグイグイ価格が上がってる。
EIAの発表後さらに上昇している。

API発表後からEIA発表までに240pipsは上昇している。

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2021年9月17日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2021年9月17日の週を終えて

API同様に原油在庫が大量に減っている。
APIより多めの600万バレル級の減りとなっている。

発表直後、上昇して高値を更新したが、伸び率は悪い。

前日のAPI発表後から延々と押し目もくれずに240pipsも上昇していただけに
EIA発表後は高値を少し更新してから売りに押されている。

値幅は30pipsくらいしか上昇していない…。

原油の在庫の状況 まとめ

API在庫発表後からの上昇がえぐい。

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2021年9月13日(月曜日)から9月17日(金曜日)の1週間のファンダメンタルズの解説や値動きの動向をチェックしていきます。

この1週間の原油価格の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • ハリケーン『アイダ』の影響で石油生産施設の復旧に時間がかかるとの見方が引き続き意識された
  • 熱帯低気圧『ニコラス』がハリケーンに発達してメキシコ湾の石油施設を襲う可能性がある事から石油施設の完全再開に時間がかかるとの見方から供給逼迫懸念が台頭
  • NY連銀製造業景気指数が前回と予想よりも良かった事で前日の景気悪いかも…?から景気いいじゃんと判断が変わった事で株も原油も買われた

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • 米CPI鈍化から株が売られた事につられて下落
  • アメリカの下院民主党は連邦法人税について現行の21%から26.5%へ引き上げを目指すと表明した事で株の下落につられた
  • ハリケーン『ニコラス』の通過から石油会社各社が電力とパイプラインの早期再開を果たしたとの報道から利益確定売り
  • ドル高の影響
3-WTI原油-1週間の価格動向-1時間足チャート-2021年9月17日の週を終えて
3-WTI原油-1週間の価格動向-1時間足チャート-2021年9月17日の週を終えて

2021年9月13日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

先週末の爆上げの流れを引き継いで高値を更新して終わった。
久々に原油価格は70ドルお帰りなさいしました。

ハリケーン『アイダ』の影響で石油生産施設の復旧に時間がかかるとの見方が引き続き意識された形。

また熱帯低気圧『ニコラス』がハリケーンに発達してメキシコ湾の石油施設を襲う可能性がある事から
石油施設の完全再開に時間がかかるとの見方から供給逼迫懸念が台頭して原油価格が上昇しました。

東京時間からロンドン時間にかけて押し目を拾われる形で上昇。
NY時間も押し目を買われる感じ。

ただ23時以降は高値で売られが70ドル台をキープして終わる。

安値69.50 → 終値70.64(+114pips上昇)
(7時台)

2021年9月14日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

この日は行って来いの十字足で終了しました。

東京とロンドン時間は呑気に上昇していましたが
NY時間から株の下落と共に売りが強まる感じ。

日本時間の21:30に発表されたCPI指数がどれも予想と前回よりも下回った事を受けて
インフレが落ち着いた~!アメリカ政策変更は早まらないだろうーー!!
からの、やっぱ経済の先行きやばいんじゃないか…?という謎の解釈から株が売られた。

米国8月消費者物価指数(CPI)(前月比)
前回:0.5%
予想:0.4%
今回:0.3%↓↓

米国8月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
前回:5.4%
予想:5.3%
今回:5.3%↓↓

米国8月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
前回:0.3%
予想:0.3%
今回:0.1%↓↓

米国8月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
前回:4.3%
予想:4.2%
今回:4.0%↓↓

またアメリカの下院民主党は連邦法人税について
現行の21%から26.5%へ引き上げを目指すと表明した事も株価にとってはマイナス材料となった。

株がNY時間に売り込まれた流れを受けて原油も一緒に落ちていった形となる。

午前中に原油価格が呑気に上がってたのはハリケーンの影響があったから。

とはいえ十字足で終わるんだけどね…。

始値70.64 → 終値70.76(+12pips)
(安値:夜中2時台)
(高値:22時台)

2021年9月15日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

大した押し目もなく爆上げて行った日だった…。

日本時間の21:30ににNY連銀製造業景気指数が前回と予想よりも良かった事で
前日の景気悪いかも…?から景気いいじゃんと判断が変わった事で株も原油も買われた。

米国9月ニューヨーク連銀製造業景気指数
前回:18.3
予想:18.0
今回:34.3

その後23:30にEIA在庫統計の発表があり600万バレル級の減少を見せた事で
エネルギー需要も良いじゃん!!って事でさらに原油価格の上昇に弾みをつけました。

実際NY時間に大きく上昇したわけなんだけども
東京時間からロンドン時間にかけてジワジワ上がって来てたんだよね…。

この流れ知ってたかのような動きだわ…。

安値70.64 → 終値72.61(+197pips上昇)
(11時台)

2021年9月16日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

ハリケーン『ニコラス』の通過から石油会社各社が電力とパイプラインの早期再開を果たした
との報道から利益確定売りの流れになった。

ニコラスの通過からの復旧でアイダの影響で止まっていた石油施設の復旧が進むと受け取られたようです。

ただ昨日の爆上げの流れがあるせいか安い所では買われている。

始値72.61 → 終値72.55(-6pips)
(安値:23時台)
(高値:11時台~12時台)

2021年9月17日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

ドル高の影響で下がったとしか言われていない。

どうも来週のFOMCが開かれ、現状の経済指標が良好な事を受けてテーパリングの明確化が期待され
米長期金利の上昇と共にドル高となった事が囁かれている。

それにつられて株価が下落した事も挙げられる。

午前中はヨコヨコしていたが
ロンドン時間から下がり初めて少し買い戻された所をNY時間から叩き売りが強まった感じ

高値72.69 → 終値71.89(-80pips下落)
(7時台~11時台)

WTI原油 テクニカル分析

WTI原油の1時間足と日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

4-2021年09月17日の週を終えて-WTI原油-日足チャート
4-2021年09月17日の週を終えて-WTI原油-日足チャート

直近のレジスタンス

5-1-WTI原油-直近のレジスタンス-73ドル-日足チャート-2021年9月17日の週を終えて
5-1-WTI原油-直近のレジスタンス-73ドル-日足チャート-2021年9月17日の週を終えて
5-2-WTI原油-直近のレジスタンス-72-8-73ドル-1時間足と日足チャート-2021年9月17日の週を終えて
5-2-WTI原油-直近のレジスタンス-72-8-73ドル-1時間足と日足チャート-2021年9月17日の週を終えて

72.8~73ドル

前回、想定していた通り70ドルは通過点として見ておいてよかった。
売るにしても、やはり73ドルから76.8ぐらいまでの売り上がりだよね。

現状、日足レベルの上昇トレンドのウォルフに突っかかって跳ね返されてるから
今のところ72.8~73ドルぐらいが直近のレジスタンスなんじゃないか?って感じです。

直近のサポート

6-WTI原油-直近のサポート-71-4-71-6-1時間足と日足チャート-2021年9月17日の週を終えて
6-WTI原油-直近のサポート-71-4-71-6-1時間足と日足チャート-2021年9月17日の週を終えて

71.4ドル~71.6ドル

1時間足の直近のサポートは71.4~71.6ぐらいにありそう。
ここを下抜けてしまうともう一段下がるかなって感じ。

あとは日足レベルだと67ドル~66ドルが重要かなと。

RSIが高い所から落ちてくるとしたら
また60ドル台中盤から前半まで落ちてくるかもしれんね。

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

WTI原油のCFTCのポジション状況

7-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年9月17日の週を終えて
7-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年9月17日の週を終えて

ちょっとハリケーンが来てるので買ってみましたって感じか。

WTI原油の個人のポジション状況

8-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年9月17日の週を終えて
8-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年9月17日の週を終えて

個人投資家は先週のドテンSで捕まったまんま踏みあげられた状態。
73ドルくらいまで踏みあげられて少しロスカットした感じか…?

ここからフラット化して落ちるなら原油は下に掘ると思うが
どうなるかなぁ。

WTI原油のポジション状況 まとめ

先週の個人投資家のドテンショートをエサにレンジを上に抜けて73ドル台まで来た。

ここからはあんま買いたくはないだろうから
73越えから76.8ぐらいまで売り上がりでも面白い位置だと思う。

この近辺で売り買いがフラット化すると、また暴落が来るかもしれないので
買いで入る場合は高値掴みにならないように警戒はしようね。

週の終値を比較

2020年12月04日 46.11 (+57pips上昇) OPEC会合で減産は徐々に解消だが、市場参加者はポジティブにとらえる
2020年12月11日 46.56 (+45pips上昇) イギリスで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月18日 49.03 (+247pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日 48.29 (-74pips下落)
2020年12月31日 48.18 (-11pips下落)

2021年01月08日 52.61 (+443pips上昇) バイデン政権+上院下院が民主党が制覇、サウジが自主減産発表、協調減産もおおかたの減産幅で合意
2021年01月15日 52.11 (-50pips下落) バイデン氏が発表した財政出動は織り込み済み、原油市場では需要の回復は見込めないとアナリストが言う。中国がロックダウンで原油価格が下落
2021年01月22日 52.06 (-5pips下落) バイデン氏の就任式後、頭打ちで下落。イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持する意向
2021年01月29日 52.17 (-11pips下落) ロビンフッダーが大暴れして株式市場はネガティブな感じに。

2021年02月05日 56.95 (+478pips上昇) サウジ自主減産やアメリカで大雪に見舞われて需要が増した
2021年02月12日 59.61 (+266pips上昇)
2021年02月19日 58.93 (-68pips下落) アメリカの寒波の影響が収まり利益確定売りに。バフェット氏がシェブロンの株を購入
2021年02月26日 61.53 (+260pips上昇) アメリカの長期金利が爆上げで市場は大混乱

2021年03月05日 66.26 (+473pips上昇) OPECプラスが4月も協調減産を継続、生産も据え置き。サウジも自主減産続けるってよ
2021年03月12日 65.57 (-69pips下落)
2021年03月19日 61.42 (-415pips下落) IEAがスーパーサイクル論を否定。ゴールドマンがブレント原油80ドルに行くと予想
2021年03月26日 60.80 (-62pips下落) スエズ運河で大型コンテナ船が座礁

2021年04月01日 61.25 (+45pips上昇) スエズ運河の問題は解消。OPEC+が5月~7月に微増産するってよ。サウジも自主減産を徐々に辞めるってよ。
2021年04月09日 59.36 (-189pips下落) イランの増産懸念、OPEC+の微増産を再評価
2021年04月16日 63.07 (+371pips上昇) 中国輸入統計が良好で原油を爆買い!IEAとOPECが2021年の世界の石油需要見通しを引き上げ!
2021年04月23日 62.11 (-96pips下落) インドのロックダウンと日本の緊急事態宣言
2021年04月30日 63.46 (+135pips上昇)

2021年05月07日 64.83 (+137pips上昇) 中国の軍用機が台湾の防空識別圏に進入したとの報道
2021年05月14日 65.46 (+63pips上昇) アメリカのパイプライン最大手がサイバー攻撃によって稼働を停止。OPEC、IEA需要見通しは良好(供給不足の可能性を指摘)
2021年05月21日 63.85 (-161pips下落) イラン核合意の進展や制裁解除の可能性が浮上、ビットコインの急落で原油価格が大きく下落
2021年05月28日 66.60 (+275pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画が報道され期待感で67ドルに到達する

2021年06月04日 69.38 (+278pips上昇) イランの制裁解除でイラン産の原油が供給されても需要面に問題は無いらしい
2021年06月11日 70.79 (+141pips上昇) OPECとIEAが新型コロナ前の水準に戻る見通しを発表し生産拡大を示唆した事で原油が買われている
2021年06月18日 71.41 (+62pips上昇) FOMCでまさかの利上げ前倒し発表(2022年~2023年中、従来は2024年)でも週ベースで安値は更新していない…
2021年06月25日 73.97 (+256pips上昇) OPECプラスが7月1日の会合で小幅な増産に留まるとの見方で買い。FRBや連銀総裁はインフレは高くなるが来年には低下する見通し

2021年07月02日 75.10 (+113pips上昇) OPECプラスの会合がUAEがゴネて来週の7月5日に延期となった
2021年07月09日 74.67 (-43pips下落) OPECプラスの会合が纏まらずUAEを筆頭に増産国が増えると懸念が出た。ECBの新戦略でインフレ2%に切り上げた事からユーロドルの上昇につられた
2021年07月16日 71.43 (-324pips下落) サウジとUAEが妥協合意。増産懸念で原油が急落。FRBパウエル議長もインフレデータが期待以上と発言して原油が売られている
2021年07月23日 72.06 (+63pips上昇) UAEの増産合意で急落後、株の買い戻しで謎の需要拡大観測で急激な買い戻しという喜劇
2021年07月30日 73.66 (+160pips上昇) FRBパウエル議長のテーパリングには時間がかかる発言と利上げには程遠い発言でインフレに対する甘い見解から急激なドル安を招く
2021年08月06日 67.97 (-569pips下落) 米中の経済指標が悪くて暴落
2021年08月13日 67.93 (-4pips下落) バイデン大統領がOPECプラスに増産の圧力をかけていた事が分かる
2021年08月20日 61.92 (-601pips下落) アフガンネタは相手にされず新型コロナのデルタ株感染拡大とFOMC議事録によるドル高の影響で安値を掘る展開
2021年08月27日 68.65 (+673pips上昇) アメリカでファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンが正式承認されてエネルギー需要回復期待が台頭した
2021年09月03日 69.20 (+55pips上昇) OPECプラスが2022年の需要増加の見通しを出したのに一段の増産はしないと発表した事が好感された
2021年09月10日 69.58 (+38pips上昇)
2021年09月17日 71.89 (+231pips上昇) ハリケーン『アイダ』と『ニコラス』の影響

まとめ

先週、言ったとおり個人投資家の底Sをエサに70ドルのレンジを上に抜けちゃったね。
おまけに73ドルまで到達しちゃった。

そろそろ市場参加者もうぁ~原油高い~ってなるのかな?
それとも底S組が悲鳴をあげて下がれとお祈りするか強制ロスカットに追い込まれそうな感じかな?

この辺から76.8を背にゆっくり売りあがってみるのも一興なんだよなぁ~。

例の口座動かすかぁ~。

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