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ドル円 【予想・見通し・動向】早期テーパリングネタも飽きて来て極狭レンジでやりにくい相場 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年9月10日(金)の週を終えて

2021年9月06日(月)から9月10日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。

  • ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年9月10日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年9月06日(月曜日)から9月10日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると

ドル高の要因は以下のとおりです。

  • 株が買われている事でリスク選考の円安ドル高
  • 米長期金利の上昇につられてドル高
  • NY連銀のウィリアムズ総裁は経済が予想通り改善すれば、年内にテーパリングが適切となる可能性を発言
  • セントルイス連銀のブラード総裁が雇用の伸びが鈍化したけど景気支援プログラムの縮小計画を進めるべきと発言
  • 新規失業保険申請件数が前週比で3万5000件減少となり昨年の3月中旬以来の低水準となった事でテーパリングが前倒しされるとの観測が高まった
  • クリーブランド地区連銀のメスター総裁の発言で今年、テーパリングを開始し2022年上期で終了することを支持と発言

ドル安の要因は以下のとおりです。

  • ベージュブックでハト派的な内容だーでドルの上げ幅が縮小
  • ECBの理事会で新型コロナ対応の債券買い入れプログラムの買い入れ規模縮小を決定
0-1-2021年9月10日の週を終えて-今週のドル円の値動き-1時間足チャート
0-1-2021年9月10日の週を終えて-今週のドル円の値動き-1時間足チャート
0-2-2021年9月10日の週を終えて-今週のユーロドルの値動き-1時間足チャート
0-2-2021年9月10日の週を終えて-今週のユーロドルの値動き-1時間足チャート

2021年9月06日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

アメリカがレイバーデイで休場のためNY時間は閑散とした動きで終わりました。

先週末に8月の非農業部門雇用者数変化が前回と予想値を大幅に下回る結果が嫌気されて
ドル安の流れになっていた。

その後はドルが買われる形となっている。
(ユーロドルも同じようにドルが買われている)

東京時間からロンドン初動にかけてドル買いの動きとなっているが
その後はダラダラと円高方向に動いて閑散とした感じで終わる。

株が買われている事でリスク選考の円安で動いた事ぐらいしかない。

安値109.616 → 終値109.830(+21.4pips上昇)
(6時台)

2021年9月07日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

この日は13時30にオーストラリアの政策金利の発表がありました。

この指標発表以降はずるずるとドル高になる感じで終わりました。

オーストラリア中銀は政策金利を据え置いて
テーパリングも予定どおり買い入れ期間を2022年2月までと発表しました。

買い入れ額を週50億豪ドルから週40億豪ドルの割合に国債買い入れを引き下げることを発表した事で
豪ドルは買われていましたが買いが続かづ戻り売りで終日ダラ下げの展開となりました。

↑天井ロングハメ込み相場って感じ。

その他の通貨もこれ以降はずーっとドル高になってる。

ドル円もずーっとドル高。

米長期金利の上昇につられてドル高になったなどと言われている。

安値109.681 → 終値110.277(+59.6pips上昇)
(11時台)

2021年9月08日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

ドル高なんだけどドル円は頭打ち感で終了する。

ベージュブックでハト派的な内容だーでドルの上げ幅が縮小したと言われているが

そもそも出たのが夜中の3時頃、
そして2時頃にNY連銀のウィリアムズ総裁は経済が予想通り改善すれば、年内にテーパリングが適切となる可能性を発言している。

時間は不明だがセントルイス連銀のブラード総裁が雇用の伸びが鈍化したけど景気支援プログラムの縮小計画を進めるべきと発言した事で
早期の緩和縮小に動くのではないかとの懸念が台頭している。

んで、14時~18時にかけてユーロドルではドル高が侵攻しているが
ドル円は15時頃で頭を打って16時にストンと円高になったあとは高値で横ばいな感じで終わっている。

ぶっちゃけるとロンドン時間に何かしらの情報で動いてた感が隠しきれてない…。

始値110.250 → 終値110.240(-1pips)
(安値:17時台~18時台)
(高値:15時台)

2021年9月09日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

昨日の頭打ち感から朝からダラダラと下げていき
ロンドン時間からNY時間にかけて下げる勢いが加速していって火曜日の上昇を全戻しする下げを演出した。

いったい何があった?

新規失業保険申請件数が前週比で3万5000件減少となり昨年の3月中旬以来の低水準となった事で
テーパリングが前倒しされるとの観測が高まったと言われている。

またECBの理事会で新型コロナ対応の債券買い入れプログラムの買い入れ規模縮小を決定。
これによってユーロドルが上昇したが、上げた分を速攻で戻して下げてドル高になっている…。

NY時間に早期テーパリング観測で株がブチ下げているので
リスク回避の円高要素とテーパリング観測のドル高になったのではないかと見ている。

高値110.275 → 終値109.659(-61.6pips下落)
(6時台)

2021年9月10日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

23時30分頃にクリーブランド地区連銀のメスター総裁の発言で
今年、テーパリングを開始し2022年上期で終了することを支持と発言した事が意識された模様。

これでドル高になっている。

その前に、東京時間からロンドン時間初動までドル円とユーロドルは上昇している。(円安とドル安)

前日は早期テーパリング観測や株安、そしてECBの債券買い入れプログラムの規模縮小などで
ぐちゃぐちゃな相場になっている中で、さらにわけわからん事になっている。

安値109.654 → 終値109.907(+25.3pips上昇)
(6時台)

ドル円 テクニカル分析

ドル円のテクニカル分析をしていきます。

1-2021年9月10日の週を終えて-ドル円-1時間足と日足チャート
1-2021年9月10日の週を終えて-ドル円-1時間足と日足チャート

直近のレジスタンス

2-ドル円-直近のレジスタンス-110-3x-1時間足と日足チャート-2021年9月10日の週を終えて
2-ドル円-直近のレジスタンス-110-3x-1時間足と日足チャート-2021年9月10日の週を終えて

110.3x

結局レンジで110.3xからトレンドを描けず落ちていく感じ。

日足レベルで見ても上昇トレンドが終わってからレンジ期間長いしなぁ…。

ドル高トレンドっぽいんだけど、テーパリングネタ飽きた感じなのかな…?

直近のサポート

3-ドル円-直近サポート-109-707-1時間足と日足チャート-2021年9月10日の週を終えて
3-ドル円-直近サポート-109-707-1時間足と日足チャート-2021年9月10日の週を終えて

109.707

相変わらずこの辺来ると買われる。

底抜けたとしても109円前半ぐらいで買われるんちゃうか?

円のCFTCの大口のポジション状況

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

円のCFTCのポジション比較

4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年9月10日の週を終えて
4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年9月10日の週を終えて

あんまパッとしないなぁ。

ドル円の個人のポジション状況

5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年9月10日の週を終えて
5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年9月10日の週を終えて

先週と同様に、まだレンジ圏内…。

おまけに狭いレンジになってきているのでやりづらいと思う。

買うにしてもロンガーが多いし、レンジ下限まで引っ張ってからじゃないとロングは無理!

ドル自体のポジション状況を比較

6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年9月10日の週を終えて
6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年9月10日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年9月10日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年9月10日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年9月10日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年9月10日の週を終えて

まさかユーロドルは1.19が天井…?

ECBが債券購入プログラムの規模を縮小って言ったのにドル高の流れになってるのを見ると
なんかドル安の流れは怪しくなってきたな。

おまけに個人投資家もロングして捕まってるっぽいし…。

なんだかんだテーパリングと利上げ理論はアメリカが優先されて相場に織り込まれそう。

週の終値を比較

2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決

2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週

2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復
2021年02月26日の終値 106.530 (+111.3pips上昇) アメリカの長期金利が上昇してSP500の配当利回りを超えた事で株安のドル高が進行

2021年03月05日の終値 108.206 (+167.6pips上昇) FRBパウエル議長は長期金利に介入する気はない。政策路線の変更もなし。市場参加者は失望してドル買いに
2021年03月12日の終値 108.979 (+77.3pips上昇) アメリカで1兆9000億ドルの経済対策法案が成立しました
2021年03月19日の終値 108.870 (-10.9pips下落) 日銀が長期金利の上下動を許容し、ETF買い入れを日経225からTOPIXに切り替え
2021年03月26日の終値 109.509 (+63.9pips上昇) バイデン大統領が新型コロナワクチンの普及の倍増すると発表(1億回→2億回)

2021年04月02日の終値 110.649 (+114pips上昇)
2021年04月09日の終値 109.658 (-99.1pips下落) バークシャーが円建て社債を発行。イギリスのファンドが東芝の買収を提案(2兆円規模)
2021年04月16日の終値 108.769 (-88.9pips下落) 米長期金利の大幅下落で。NZとポンド主導でドル安に
2021年04月23日の終値 107.876 (-89.3pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン増税の案を出してくる。日本が緊急事態宣言
2021年04月30日の終値 109.320 (+144.4pips上昇) 早期テーパリング懸念でドル買い圧力 → FRBパウエル議長はテーパリング議論は否定している

2021年05月07日の終値 108.573 (-74.7pips下落) 非農業部門雇用者数変化が市場予想よりもかけ離れた低い数値が出た事でテーパリングや早期利上げの可能性が遠のいた
2021年09月10日の終値 109.197 (+62.4pips上昇) CPIと求人統計の上昇でインフレ懸念が台頭
2021年05月21日の終値 108.951 (-24.6pips下落) ビットコインの急落とFOMC議事録要旨でテーパリングの議論の可能性が浮上した事
2021年05月28日の終値 109.724 (+77.3pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画の報道で一気にリスクONの流れ
2021年06月04日の終値 109.399 (-32.5pips下落) 5月非農業部門雇用者数変化が予想より悪かった事で急激なドル安に
2021年06月14日の終値 109.629 (+23pips上昇) 5月の米CPIが1年9カ月ぶりの伸びだったのに発表後はドル安。次の日、来週FOMCがあるしインフレ上がってるからという理由を蒸返して急激なドル高で終わる
2021年06月18日の終値 110.217 (+58.8pips上昇) ★FOMCが利上げの前倒しを発表(2022年~2023年中。従来は2024年だった)
2021年06月25日の終値 110.686 (+46.9pips上昇) 先週ちょっと売り過ぎちゃいましたね(テヘペロ)で全市場で巻き戻しの動きとなった
2021年07月02日の終値 111.021 (+33.5pips上昇) 3つの雇用統計があったがどれも予想よりはよく内2つはドル高、週末は大きくドル安に振る
2021年07月09日の終値 110.115 (-90.6pips下落) 東京の4度目の緊急事態宣言で急落
2021年07月16日の終値 110.048 (-6.7pips下落) サンダース英中銀の刺激策縮小発言と日銀黒田総裁の物価目標2%まで政策変更をしない発言で円安
2021年07月26日の終値 110.547 (+49.9pips上昇) デルタ株感染が懸念され株は暴落したが、速攻で買い戻されてリスクONの流れに
2021年07月30日の終値 109.659 (-88.8pips下落) FRBパウエル議長がテーパリング開始には問題がまだある事や利上げには程遠いと発言してドル安に
2021年08月06日の終値 110.148 (+48.9pips上昇) FRBクラリダ副議長が2022年末までに利上げの準備が整う可能性がある事を発言して急激なドル高に
2021年08月13日の終値 109.585 (-56.3pips下落)
2021年08月20日の終値 109.776 (+19.1pips上昇) ダラス連銀総裁がデルタ株の影響で経済が失速するなら自信の金融政策の考えを調整すると匂わせ発言してドル安、円安に
2021年08月27日の終値 109.845 (+6.9pips上昇) ジャクソンホールでパウエル議長の発言がハト派と受け取られて急激なドル安・株高となった
2021年09月03日の終値 109.695 (-15pips下落) 8月非農業部門雇用者数変化がすこぶる悪くてドル安に
2021年09月10日の終値 109.907 (+21.2pips上昇)

まとめ

ドル円のレンジ長いわ…

ユーロドルはECBが債券購入プログラムの規模を縮小とか言ってテーパリング匂わせてるけど
結局アメリカのほうがファンダメンタル織り込んできてドル高になるんだろうなって見てる

日足チャート見る限りだとユーロドルは1.19を超えるの厳しい感じ。
ドル円は110.3を超えるかどうか

ドル高なんだろうけど、111円すんなり行くのか微妙な雰囲気なのもちょっとやりにくい感じ。

早期テーパリング飽きた感あるし、次は利上げネタか?

ドル安を匂わせる発言に騙されないようにしないとね。

アメリカのファンダメンタルの大局はテーパリング+利上げなんだろうからさ。

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