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WTI原油 【見通し・予想・動向】OPECプラスが微増産維持した事によって供給逼迫懸念が台頭!!青天井で84~87ドル行くかもしれない… テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年10月08日(金)の週を終えて

2021年10月04日(月)から10月08日(金)の週を終えて
WTI原油の最新の動向を解説します。

  • API、EIAの最新の在庫の状況
  • 1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • 投機筋や個人投資家のポジション状況を見て市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のWTI原油の相場展開の見通しや予想を立てていきます。

この記事を最後まで見るメリットは
WTI原油の最新の動向をすべて把握できる事です。

たとえ途中から市場に参加したとしても
原油カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識する事ができると思います。

それでは、各章を見ていきましょう。

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WTI原油 見通し 予想 動向(2021年10月08日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. 原油の在庫状況
  2. ファンダメンタル分析
  3. テクニカル分析
  4. ポジション状況
  5. 週の終値の動向

WTI原油の在庫状況

API在庫の状況

1-API在庫-一覧表-2021年10月08日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2021年10月08日の週を終えて

原油在庫はガソリン在庫とクッシング在庫の増加が目立つ。

指標発表直後の価格動向はイマイチ。

50pipsくらい下がったけど翌朝に100pips上げてからEIA発表までに急降下している…w

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2021年10月08日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2021年10月08日の週を終えて

原油在庫の増加が目立つ。
その他の在庫も増えている。

価格動向は指標発表前に動意がついており
70pips~80pipsくらいしか動いていない。

原油の在庫の状況 まとめ

API発表後の翌日の東京時間に上げてロンドン時間に東京全否定の流れに笑いを隠せない…。

先週から思うが在庫が増えてるのに本当に供給逼迫と言えるのか?
市場参加者が勝手に都合よくネタとして使ってるだけじゃないのか?

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2021年10月04日(月曜日)から10月08日(金曜日)の1週間のファンダメンタルズの解説や値動きの動向をチェックしていきます。

この1週間の原油価格の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • OPECプラスが協調減産を40万バレルずつの増産維持で決定した事
  • アメリカのシェール業界は昨年のマイナス価格から支出を抑えてるようで急激な供給拡大には動けないとの事から供給逼迫懸念
  • 天然ガスの高騰でエネルギー価格の転換が石油に向かっているとの事
  • アメリカが価格抑制対策として戦略備蓄放出の利用検討をしていたようだがこれを否定したツイート
  • 世界的に景気が回復しているからエネルギー需要が高まってOPECプラスが僅かな供給で維持すると聞かった事からエネルギー需要逼迫懸念

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • 在庫が増えた事で供給逼迫懸念が和らいだ
3-WTI原油-1週間の価格動向-1時間足チャート-2021年10月08日の週を終えて
3-WTI原油-1週間の価格動向-1時間足チャート-2021年10月08日の週を終えて

2021年10月04日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

この日は21時台から垂直上げして古来より守られてきた76.81を明確に突破して78ドル台に突入した。

この日OPECプラスが会合を開いて協調減産をどうするのか?という話し合いが行われ
結局、大幅増産にはならずに40万バレルずつの増産維持で決まった。

たかが生産維持を決めただけなのに
新型コロナウイルスの需要回復からの供給が足りないとの見方をされてるようで
供給逼迫懸念で原油価格が跳ね上がったみたい。

おまけにアメリカのシェール業界は昨年のマイナス価格から支出を抑えてるようで
急激な供給拡大には動けないとの事から供給逼迫懸念も出ているらしい…。

株がぜんぜん最高値を更新してなくて売り込まれてるのに
本当に需要は回復してるのか…?
このイカサマ感がほんとたまらん…。

安値75.30 → 終値77.59(+229pips上昇)
(15時~16時台)

2021年10月05日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

前日のOPECプラスの微増産維持を決定した事が引き続き買われるネタとして意識され
高値を更新して79ドル台に突入した。

ついでに天然ガスの高騰でエネルギー価格の転換が石油に向かっているとの事で
原油が買われている向きもあるみたい。

安値77.45 → 終値79.04(+159pips上昇)
(6時~10時台)

2021年10月06日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

前日の夜中に発表されたAPI在庫統計からEIA在庫統計発表時間にかけて下落。

どうやら在庫が増えた事で供給逼迫懸念が和らいだと言われている。

東京時間にダマシ上げをかましてきたのが
ホンマこの原油はやりたい放題って感じがする。

高値79.76 → 終値76.91(-285pips下落)
(15時~16時台)

2021年10月07日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

前日売り込まれてた流れから一転して大幅反転上昇を決め込んで
下髭大陽線を付ける喜劇を起こす。

アメリカが価格抑制対策として戦略備蓄放出の利用検討をしていたようだが
これを否定したツイートが流れてきた事が好感され安値から一気に買い戻しが入った模様…。

前日の高値79ドル台から74.95くらいまで落とし込んだのに
たった数時間で前日の高値付近の78.83まで戻してしまう・・・。

イカサマにもほどがあるだろという流れ・・・。

安値74.95 → 終値78.83(+388pips上昇)
(17時台)

2021年10月08日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

世界的に景気が回復しているからエネルギー需要が高まって
OPECプラスが僅かな供給で維持すると聞かった事からエネルギー需要逼迫懸念が出て原油価格は上昇しているみたい。

株価はぜんぜん高値を更新してないんだぞ…?

もうなんでもありだろ…こんなん。
やりたい放題出来る奴が適当なネタぶち込んで価格を吊り上げてるだけにしかみえない。

安値78.62 → 終値79.50(+88pips上昇)
(9時台、夜2時台)

WTI原油 テクニカル分析

WTI原油の1時間足と日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

4-2021年10月08日の週を終えて-WTI原油-日足チャート
4-2021年10月08日の週を終えて-WTI原油-日足チャート

直近のレジスタンス

5-1-WTI原油-直近のレジスタンス-84-05ドル-日足チャート-2021年10月08日の週を終えて
5-1-WTI原油-直近のレジスタンス-84-05ドル-日足チャート-2021年10月08日の週を終えて

84.05
87.14

古来より守られてきた76.81を明確に突破した。

これより上の抵抗と言えば過去をさかのぼると84ドルと87ドルしかない。

87ドルは100ドル行く直前に一度大きく売られた場所でもあるので
最重要抵抗ラインとなっている。

84ドルも87ドル同様に一度下げてる場面がある場所でもあるので意識されると思う。

もう100ドル行く前にこの2点間は意識されると思うので
ここは見ておかないといけない重要な抵抗ライン。

突破したら未曽有の100ドル時代突入だろうな…。

FRBよ…早く利上げしろよ…。何やってんだよ…。

直近のサポート

6-1-WTI原油-直近のサポート-76-81-1時間足と日足チャート-2021年10月08日の週を終えて
6-1-WTI原油-直近のサポート-76-81-1時間足と日足チャート-2021年10月08日の週を終えて

76.81

この週は74.95あたりで強力な買いが入ったが
日足の終値で見ると綺麗に76.81付近がレジサポ転換して上昇に弾みをつけている事が分かる。

つまり、古より守られてきた抵抗ラインがサポートに転じてしまったというわけだ・・・。

ここを明確に下抜けない限り大きな下落を望めないかもしれない。

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

WTI原油のCFTCのポジション状況

7-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年10月08日の週を終えて
7-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年10月08日の週を終えて

大口は結局のところOPECプラスのネタ知ってて
先週から買い入れてたんじゃないかっていうポジションの動き方・・・。

ズルをするな!!!

WTI原油の個人のポジション状況

8-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年10月08日の週を終えて
8-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年10月08日の週を終えて

個人投資家のショートが多いまんま…。

実は場中で79から74ドルくらいまで落とした時に売り買い比率が50%付近まで落ち込んでるのは確認してるんだよね…。

つまり前回の底S62ドルや戻り売り70ドルぐらいで売りで入った人が
79ドルぐらいで損切したんだと思う。

その状況から74ドルから急激な反転を見せて78ドルぐらいに行ったときに
新規に売りが入って来て捕まってSが75%台に膨れ上がってる…。

これを見ると80ドルを超えるのは規定路線っていうのがよく分かる。

WTI原油のポジション状況 まとめ

結局、個人投資家がS目線で新規で入ってきているのでなかなか下がらない状況…。

84ドル~87ドルぐらいまで見とかないとヤバイかもしれない…。

マーケットメーカーはイカサマし放題だし、ほんま個人狩りもいい加減にしろと言いたい。

週の終値を比較

2020年12月04日 46.11 (+57pips上昇) OPEC会合で減産は徐々に解消だが、市場参加者はポジティブにとらえる
2020年12月11日 46.56 (+45pips上昇) イギリスで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月18日 49.03 (+247pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日 48.29 (-74pips下落)
2020年12月31日 48.18 (-11pips下落)

2021年01月08日 52.61 (+443pips上昇) バイデン政権+上院下院が民主党が制覇、サウジが自主減産発表、協調減産もおおかたの減産幅で合意
2021年01月15日 52.11 (-50pips下落) バイデン氏が発表した財政出動は織り込み済み、原油市場では需要の回復は見込めないとアナリストが言う。中国がロックダウンで原油価格が下落
2021年01月22日 52.06 (-5pips下落) バイデン氏の就任式後、頭打ちで下落。イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持する意向
2021年01月29日 52.17 (-11pips下落) ロビンフッダーが大暴れして株式市場はネガティブな感じに。

2021年02月05日 56.95 (+478pips上昇) サウジ自主減産やアメリカで大雪に見舞われて需要が増した
2021年02月12日 59.61 (+266pips上昇)
2021年02月19日 58.93 (-68pips下落) アメリカの寒波の影響が収まり利益確定売りに。バフェット氏がシェブロンの株を購入
2021年02月26日 61.53 (+260pips上昇) アメリカの長期金利が爆上げで市場は大混乱

2021年03月05日 66.26 (+473pips上昇) OPECプラスが4月も協調減産を継続、生産も据え置き。サウジも自主減産続けるってよ
2021年03月12日 65.57 (-69pips下落)
2021年03月19日 61.42 (-415pips下落) IEAがスーパーサイクル論を否定。ゴールドマンがブレント原油80ドルに行くと予想
2021年03月26日 60.80 (-62pips下落) スエズ運河で大型コンテナ船が座礁

2021年04月01日 61.25 (+45pips上昇) スエズ運河の問題は解消。OPEC+が5月~7月に微増産するってよ。サウジも自主減産を徐々に辞めるってよ。
2021年04月09日 59.36 (-189pips下落) イランの増産懸念、OPEC+の微増産を再評価
2021年04月16日 63.07 (+371pips上昇) 中国輸入統計が良好で原油を爆買い!IEAとOPECが2021年の世界の石油需要見通しを引き上げ!
2021年04月23日 62.11 (-96pips下落) インドのロックダウンと日本の緊急事態宣言
2021年04月30日 63.46 (+135pips上昇)

2021年05月07日 64.83 (+137pips上昇) 中国の軍用機が台湾の防空識別圏に進入したとの報道
2021年05月14日 65.46 (+63pips上昇) アメリカのパイプライン最大手がサイバー攻撃によって稼働を停止。OPEC、IEA需要見通しは良好(供給不足の可能性を指摘)
2021年05月21日 63.85 (-161pips下落) イラン核合意の進展や制裁解除の可能性が浮上、ビットコインの急落で原油価格が大きく下落
2021年05月28日 66.60 (+275pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画が報道され期待感で67ドルに到達する

2021年06月04日 69.38 (+278pips上昇) イランの制裁解除でイラン産の原油が供給されても需要面に問題は無いらしい
2021年06月11日 70.79 (+141pips上昇) OPECとIEAが新型コロナ前の水準に戻る見通しを発表し生産拡大を示唆した事で原油が買われている
2021年06月18日 71.41 (+62pips上昇) FOMCでまさかの利上げ前倒し発表(2022年~2023年中、従来は2024年)でも週ベースで安値は更新していない…
2021年06月25日 73.97 (+256pips上昇) OPECプラスが7月1日の会合で小幅な増産に留まるとの見方で買い。FRBや連銀総裁はインフレは高くなるが来年には低下する見通し

2021年07月02日 75.10 (+113pips上昇) OPECプラスの会合がUAEがゴネて来週の7月5日に延期となった
2021年07月09日 74.67 (-43pips下落) OPECプラスの会合が纏まらずUAEを筆頭に増産国が増えると懸念が出た。ECBの新戦略でインフレ2%に切り上げた事からユーロドルの上昇につられた
2021年07月16日 71.43 (-324pips下落) サウジとUAEが妥協合意。増産懸念で原油が急落。FRBパウエル議長もインフレデータが期待以上と発言して原油が売られている
2021年07月23日 72.06 (+63pips上昇) UAEの増産合意で急落後、株の買い戻しで謎の需要拡大観測で急激な買い戻しという喜劇
2021年07月30日 73.66 (+160pips上昇) FRBパウエル議長のテーパリングには時間がかかる発言と利上げには程遠い発言でインフレに対する甘い見解から急激なドル安を招く

2021年08月06日 67.97 (-569pips下落) 米中の経済指標が悪くて暴落
2021年08月13日 67.93 (-4pips下落) バイデン大統領がOPECプラスに増産の圧力をかけていた事が分かる
2021年08月20日 61.92 (-601pips下落) アフガンネタは相手にされず新型コロナのデルタ株感染拡大とFOMC議事録によるドル高の影響で安値を掘る展開
2021年08月27日 68.65 (+673pips上昇) アメリカでファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンが正式承認されてエネルギー需要回復期待が台頭した

2021年09月03日 69.20 (+55pips上昇) OPECプラスが2022年の需要増加の見通しを出したのに一段の増産はしないと発表した事が好感された
2021年09月10日 69.58 (+38pips上昇)
2021年09月17日 71.89 (+231pips上昇) ハリケーン『アイダ』と『ニコラス』の影響
2021年09月24日 73.96 (+207pips上昇) 中国恒大集団のデフォルトリスクについて過度なリスク警戒感が後退

2021年10月01日 75.72 (+176pips上昇) 中国当局が供給をしっかりしろ!との一部報道が好感されて爆買いされる
2021年10月08日 79.50 (+378pips上昇) OPECプラスが微増産40万バレルを維持した事で需給ひっ迫懸念が台頭。おまけに天然ガスの高騰で石油に資金が転換してきているらしい

まとめ

78.8ドル台でS入れて天井取れたー!と喜んでるつかの間に
次の日に速攻で買い戻されて唖然としてしまう・・・。

溜まらず天井と思ってた78.8Sを切って両建てで封じ込めてやったわ!!!

84ドル~87ドルまで行ってみやがれ

どこまでも封じ込めてやるからな!!!

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