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WTI原油 【見通し・予想・動向】もう87ドル行くしかねー状態まで来てる・・・ テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年10月22日(金)の週を終えて

2021年10月18日(月)から10月22日(金)の週を終えて
WTI原油の最新の動向を解説します。

  • API、EIAの最新の在庫の状況
  • 1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • 投機筋や個人投資家のポジション状況を見て市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のWTI原油の相場展開の見通しや予想を立てていきます。

この記事を最後まで見るメリットは
WTI原油の最新の動向をすべて把握できる事です。

たとえ途中から市場に参加したとしても
原油カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識する事ができると思います。

それでは、各章を見ていきましょう。

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WTI原油 見通し 予想 動向(2021年10月22日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. 原油の在庫状況
  2. ファンダメンタル分析
  3. テクニカル分析
  4. ポジション状況
  5. 週の終値の動向

WTI原油の在庫状況

API在庫の状況

1-API在庫-一覧表-2021年10月22日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2021年10月22日の週を終えて

先週と同様に原油在庫が増えているが
ガソリンと留出油とクッシング在庫が減っている。

値動きは指標発表後に30pipsぐらい上昇したものの
翌朝から売られて行っている。

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2021年10月22日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2021年10月22日の週を終えて

ガソリン在庫と留出油の減りが目立つ。
クッシング在庫も2週連続で減っている。

指標発表後、原油価格は急騰して高値をブチ抜けている。

APIの動きよりEIAの動きの方がダイナミックな日だった。

指標発表後からNY終盤まで200pipsぐらいは上昇している・・・。

原油の在庫の状況 まとめ

今週はEIA在庫の減りに反応して買われた。

どちらかというと需給ひっ迫懸念という名のもとに
都合よく動かすための材料として使われた感じかな。

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2021年10月19日(月曜日)から10月22日(金曜日)の1週間のファンダメンタルズの解説や値動きの動向をチェックしていきます。

この1週間の原油価格の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • 相変わらず需給ひっ迫懸念が買いネタとして意識されてる
  • 北半球では冬に温度が下がると言う見通しから暖房需要が高まるのでエネルギー供給不足が一段と悪化するのではないか?という憶測から
  • EIAの指標をきっかけに爆上げ
  • ドル安に反応して買われた
  • 中国やインド、欧州などで石炭や天然ガスの不足により石油への切り替えが進むのではないかとの憶測

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • アメリカの9月の鉱工業生産が悪かった事
  • 今年の冬は寒いと言われていたのに暖冬予報が出て、それを元に利益確定売り
3-WTI原油-1週間の価格動向-1時間足チャート-2021年10月22日の週を終えて
3-WTI原油-1週間の価格動向-1時間足チャート-2021年10月22日の週を終えて

2021年10月18日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

引き続き、需給ひっ迫懸念84ドル手前ぐらいまで上昇したものの上髭ピンバーで終わった。

アメリカの9月の鉱工業生産が悪かった事でNY時間から売りが強まった。

ただ、こんなネタで売られるか?というような疑問も残る。
単純にネタが無かったんだろうなって感じ。

高値83.85 → 終値82.27(-158pips下落)
(19時台)

2021年10月19日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

前日の安値付近が押し目となって買い戻された。

相変わらず需給ひっ迫懸念が買いネタとして意識されてるみたい。

また北半球では冬に温度が下がると言う見通しから暖房需要が高まるので
エネルギー供給不足が一段と悪化するのではないか?という憶測から原油が買われてるみたいです。

安値81.79 → 終値83.04(+125pips上昇)
(10時台、22時台)

2021年10月20日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

EIAの指標をきっかけに爆上げ。

午前中は売られていたもののEIAの指標でガソリンや留出油の減りをきっかけに原油価格が急騰した。

ウォーラーFRB理事が年末までにインフレが続くようであれば
インフレ抑圧に向けて政策対応をするかもしれないと発言しているが

クオォールズFRB理事がインフレの高まりが来年にかけて和らぐ公算が高いから
利上げに踏み切るには早いと発言しているので
原油価格は買い戻されたのかもしれない。

安値80.77 → 終値83.52(+275pips上昇)
(22時台)

2021年10月21日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

昨日の爆上げから戻り高値を売られたが
結局は昨日の安値で買い戻される動きとなった。

ただの行って来いな日でした。

今年の冬は寒いと言われていたのに
ここにきて暖冬予報が出て、それを元に利益確定売りが入ったみたいです。

でも前日の安値でしっかり買いが入ってダブルボトムみたいな形で終了しました。

高値83.93 → 終値82.58(-135pips下落)
(10時台)

2021年10月22日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

この日はドル安に反応して買われたと言われている。
ただの都合の良いネタとして使われた感がハンパない。

この他にも中国やインド、欧州などで石炭や天然ガスの不足により
石油への切り替えが進むのではないかとの憶測で原油が買われているようです。

それにしちゃぁ84ドルはやりすぎじゃないのかなぁと思う今日この頃。

この日、FRBパウエル議長がテーパリングの時期だと思うが利上げのタイミングではないと発言している。
おまけにインフレ高進は従来の想定よりも長く続く可能性があると言っている。

なんで利上げせんの?と言いたくなる・・・。
この発言にも反応して原油が調子に乗って価格が上昇しているのではないかと思う。

ロンドン時間からひたすら買われていきNYタイムも押し目を拾われて高値更新して週を終えました。

2014年の大暴落以来の水準に戻って来たらしいな…。

安値81.75 → 終値84.15
(15時台)

WTI原油 テクニカル分析

WTI原油の1時間足と日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

4-2021年10月22日の週を終えて-WTI原油-日足チャート
4-2021年10月22日の週を終えて-WTI原油-日足チャート

直近のレジスタンス

5-1-WTI原油-直近のレジスタンス-84-05ドル-87-14-日足チャート-2021年10月22日の週を終えて
5-1-WTI原油-直近のレジスタンス-84-05ドル-87-14-日足チャート-2021年10月22日の週を終えて

84.05
87.14

先週から見通しは変わらず。

古来より守られてきた76.81を明確に突破した。

これより上の抵抗と言えば過去をさかのぼると84ドルと87ドルしかない。

87ドルは100ドル行く直前に一度大きく売られた場所でもあるので
最重要抵抗ラインとなっている。

84ドルも87ドル同様に一度下げてる場面がある場所でもあるので意識されると思う。

今週末に84ドルに突入してきたし
もう次は87ドルしか無い感じになってきている・・・。

100ドル行く前にこの2点間は意識されると思うので
ここは見ておいたほうがいい要な抵抗ラインではあるが
もう87ドルぐらいしか抵抗が見当たらなくなってきている・・・。

なんかあっさり100ドル到達しそうなんだが・・・。

直近のサポート

6-1-WTI原油-直近のサポート-転換線-日足チャート-2021年10月22日の週を終えて
6-1-WTI原油-直近のサポート-転換線-日足チャート-2021年10月22日の週を終えて

転換線

この週は転換線付近にくると急激な買い戻しが入っている。

つまり直近のサポートは転換線を見とけばよさそう。

ここをしっかり割り込めないと下は望めないんじゃないか?

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

WTI原油のCFTCのポジション状況

7-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年10月22日の週を終えて
7-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年10月22日の週を終えて

大口のショートが大量に減っている・・・。

70ドル台から84ドル台にブチ上げられて
さすがにポジション切ったんだろうな…。

今度はショートで破綻するヘッジファンドとか出てきそうだな・・・。

WTI原油の個人のポジション状況

8-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年10月22日の週を終えて
8-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年10月22日の週を終えて

先週に引き続き個人投資家のショートが多いまんま…。

当分の間は下がる気配を見せないんだろうな…

あいだあいだで個人のショートが減っているんだけど
結局最後には売り70%台に戻って来てるんよね…。

つまり新規のショーターがワラワラと沸いて来てる状態なんだと思う。

こうなると個人のショートが諦めて50%フラットになるまでは
Sで入るのは危険な気がする・・・。

WTI原油のポジション状況 まとめ

先週同様に個人投資家がSで捕まってる状態なのでなかなか下がらない。

84ドル~87ドルぐらいまで見とかないとヤバイかも…と思ってたら
84ドルも到達してしまって、もう87ドルしか見る所がない状態。

到達した後どうなるのかポジション推移を見ながら考えるしかないよなぁ・・・。

週の終値を比較

2020年12月04日 46.11 (+57pips上昇) OPEC会合で減産は徐々に解消だが、市場参加者はポジティブにとらえる
2020年12月11日 46.56 (+45pips上昇) イギリスで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月18日 49.03 (+247pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日 48.29 (-74pips下落)
2020年12月31日 48.18 (-11pips下落)

2021年01月08日 52.61 (+443pips上昇) バイデン政権+上院下院が民主党が制覇、サウジが自主減産発表、協調減産もおおかたの減産幅で合意
2021年01月15日 52.11 (-50pips下落) バイデン氏が発表した財政出動は織り込み済み、原油市場では需要の回復は見込めないとアナリストが言う。中国がロックダウンで原油価格が下落
2021年01月22日 52.06 (-5pips下落) バイデン氏の就任式後、頭打ちで下落。イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持する意向
2021年01月29日 52.17 (-11pips下落) ロビンフッダーが大暴れして株式市場はネガティブな感じに。

2021年02月05日 56.95 (+478pips上昇) サウジ自主減産やアメリカで大雪に見舞われて需要が増した
2021年02月12日 59.61 (+266pips上昇)
2021年02月19日 58.93 (-68pips下落) アメリカの寒波の影響が収まり利益確定売りに。バフェット氏がシェブロンの株を購入
2021年02月26日 61.53 (+260pips上昇) アメリカの長期金利が爆上げで市場は大混乱

2021年03月05日 66.26 (+473pips上昇) OPECプラスが4月も協調減産を継続、生産も据え置き。サウジも自主減産続けるってよ
2021年03月12日 65.57 (-69pips下落)
2021年03月19日 61.42 (-415pips下落) IEAがスーパーサイクル論を否定。ゴールドマンがブレント原油80ドルに行くと予想
2021年03月26日 60.80 (-62pips下落) スエズ運河で大型コンテナ船が座礁

2021年04月01日 61.25 (+45pips上昇) スエズ運河の問題は解消。OPEC+が5月~7月に微増産するってよ。サウジも自主減産を徐々に辞めるってよ。
2021年04月09日 59.36 (-189pips下落) イランの増産懸念、OPEC+の微増産を再評価
2021年04月16日 63.07 (+371pips上昇) 中国輸入統計が良好で原油を爆買い!IEAとOPECが2021年の世界の石油需要見通しを引き上げ!
2021年04月23日 62.11 (-96pips下落) インドのロックダウンと日本の緊急事態宣言
2021年04月30日 63.46 (+135pips上昇)

2021年05月07日 64.83 (+137pips上昇) 中国の軍用機が台湾の防空識別圏に進入したとの報道
2021年05月14日 65.46 (+63pips上昇) アメリカのパイプライン最大手がサイバー攻撃によって稼働を停止。OPEC、IEA需要見通しは良好(供給不足の可能性を指摘)
2021年05月21日 63.85 (-161pips下落) イラン核合意の進展や制裁解除の可能性が浮上、ビットコインの急落で原油価格が大きく下落
2021年05月28日 66.60 (+275pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画が報道され期待感で67ドルに到達する

2021年06月04日 69.38 (+278pips上昇) イランの制裁解除でイラン産の原油が供給されても需要面に問題は無いらしい
2021年06月11日 70.79 (+141pips上昇) OPECとIEAが新型コロナ前の水準に戻る見通しを発表し生産拡大を示唆した事で原油が買われている
2021年06月18日 71.41 (+62pips上昇) FOMCでまさかの利上げ前倒し発表(2022年~2023年中、従来は2024年)でも週ベースで安値は更新していない…
2021年06月25日 73.97 (+256pips上昇) OPECプラスが7月1日の会合で小幅な増産に留まるとの見方で買い。FRBや連銀総裁はインフレは高くなるが来年には低下する見通し

2021年07月02日 75.10 (+113pips上昇) OPECプラスの会合がUAEがゴネて来週の7月5日に延期となった
2021年07月09日 74.67 (-43pips下落) OPECプラスの会合が纏まらずUAEを筆頭に増産国が増えると懸念が出た。ECBの新戦略でインフレ2%に切り上げた事からユーロドルの上昇につられた
2021年07月16日 71.43 (-324pips下落) サウジとUAEが妥協合意。増産懸念で原油が急落。FRBパウエル議長もインフレデータが期待以上と発言して原油が売られている
2021年07月23日 72.06 (+63pips上昇) UAEの増産合意で急落後、株の買い戻しで謎の需要拡大観測で急激な買い戻しという喜劇
2021年07月30日 73.66 (+160pips上昇) FRBパウエル議長のテーパリングには時間がかかる発言と利上げには程遠い発言でインフレに対する甘い見解から急激なドル安を招く

2021年08月06日 67.97 (-569pips下落) 米中の経済指標が悪くて暴落
2021年08月13日 67.93 (-4pips下落) バイデン大統領がOPECプラスに増産の圧力をかけていた事が分かる
2021年08月20日 61.92 (-601pips下落) アフガンネタは相手にされず新型コロナのデルタ株感染拡大とFOMC議事録によるドル高の影響で安値を掘る展開
2021年08月27日 68.65 (+673pips上昇) アメリカでファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンが正式承認されてエネルギー需要回復期待が台頭した

2021年09月03日 69.20 (+55pips上昇) OPECプラスが2022年の需要増加の見通しを出したのに一段の増産はしないと発表した事が好感された
2021年09月10日 69.58 (+38pips上昇)
2021年09月17日 71.89 (+231pips上昇) ハリケーン『アイダ』と『ニコラス』の影響
2021年09月24日 73.96 (+207pips上昇) 中国恒大集団のデフォルトリスクについて過度なリスク警戒感が後退

2021年10月01日 75.72 (+176pips上昇) 中国当局が供給をしっかりしろ!との一部報道が好感されて爆買いされる
2021年10月08日 79.50 (+378pips上昇) OPECプラスが微増産40万バレルを維持した事で需給ひっ迫懸念が台頭。おまけに天然ガスの高騰で石油に資金が転換してきているらしい
2021年10月15日 82.47 (+297pips上昇) サウジが増産する気はないと表明してホイワイトハウスの要請を無視した形となる。需給ひっ迫懸念で買われる
2021年10月22日 84.15 (+168pips上昇) 相変わらず需給ひっ迫懸念で買われている。FRBは早期利上げに消極的な発言をしている。

まとめ

マジでぜんぜん調整しないな・・・。

もう87ドルしか見る所ねーぞ・・・。

両建ては個人投資家のポジションがフラット化するまで封じ込めるか
間でL決済しながら再度Lして資金を増やすか考えるわ。

うかつに両建てL外すと狩られそうだからな・・・。
週レベルでフラット化してくれないとSが助かる気がしねーわ。

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