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WTI原油 【見通し・予想・動向】中国恒大集団のデフォルトリスク過度な警戒感が後退で爆上げ!! テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年9月24日(金)の週を終えて

2021年9月20日(月)から9月24日(金)の週を終えて
WTI原油の最新の動向を解説します。

  • API、EIAの最新の在庫の状況
  • 1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • 投機筋や個人投資家のポジション状況を見て市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のWTI原油の相場展開の見通しや予想を立てていきます。

この記事を最後まで見るメリットは
WTI原油の最新の動向をすべて把握できる事です。

たとえ途中から市場に参加したとしても
原油カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識する事ができると思います。

それでは、各章を見ていきましょう。

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WTI原油 見通し 予想 動向(2021年9月24日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. 原油の在庫状況
  2. ファンダメンタル分析
  3. テクニカル分析
  4. ポジション状況
  5. 週の終値の動向

WTI原油の在庫状況

API在庫の状況

1-API在庫-一覧表-2021年9月24日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2021年9月24日の週を終えて

原油在庫が600万バレル級の減りを見せている。
先週に引き続き、かなり多めの減少結果となっている。

発表直後は20pipsの変化しか見られないが
翌朝の午前中は上昇の流れとなっている。

つまりAPI発表後からEIA発表1時間前までに130pipsは上昇している。

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2021年9月24日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2021年9月24日の週を終えて

APIよりは減少幅がイマイチな感じ。

ガソリン在庫が予想より増えており
原油価格も発表後はイマイチな動き方をしている。

発表後は下落したが、その後、NY終盤までは上げて終わった。
値幅的には90pipsの上昇か。

原油の在庫の状況 まとめ

先週と同じでAPI在庫発表後からの上昇がえぐい。

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2021年9月20日(月曜日)から9月24日(金曜日)の1週間のファンダメンタルズの解説や値動きの動向をチェックしていきます。

この1週間の原油価格の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • 中国不動産開発大手の中国恒大集団のデフォルトリスクについて過度なリスク警戒感が後退
  • API在庫が良かった事でEIA在庫の発表で需要の伸びが供給が追いついてないと言われており需給引き締まり観測が台頭
  • OPECプラスが8月から生産量を引き上げに合意したもののコロナ禍で設備投資やメンテナンス作業が滞り生産目標に届かない国があると報道された事で需給引き締まり観測が台頭

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • 中国不動産開発大手の中国恒大集団のデフォルトリスクが囁かれリスク回避の動き
  • ロシア政府筋が原油の需要が新型コロナウイルスのパンデミック以前の水準に回復していない可能性が報道された事が嫌気
3-WTI原油-1週間の価格動向-1時間足チャート-2021年9月24日の週を終えて
3-WTI原油-1週間の価格動向-1時間足チャート-2021年9月24日の週を終えて

2021年9月20日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

中国不動産開発大手の中国恒大集団のデフォルトリスクが囁かれリスク回避の動きから
市場全体的に売りの流れだった。

朝からNY開始時間までひたすら下げて行った。

21時以降NY勢が参入し始める頃に大きなリバウンドを挟んで
安値圏では買われる状態で終わった。

買われるネタは特になし。

高値72.06 → 終値70.54(-152pips下落)
(7時台)

2021年9月21日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

中国不動産開発大手の中国恒大集団のデフォルトリスクについて
過度なリスク警戒感が後退したと言われ安値から買い戻された。

またロシア政府筋が原油の需要が新型コロナウイルスのパンデミック以前の水準に
回復していない可能性が報道された事が嫌気され原油価格が69ドル台に落ち込んだと言われている。

とはいえ69ドル台から過度なリスクが後退して買い戻されてるんだけどね。

ロンドン開始頃まで上昇してNY時間まで下落していく感じ。
NY時間で底打ちしてリバって終わる。

始値70.54 → 終値70.82(+28pips)
(安値:23時台~24時台)
(高値:17時台)

2021年9月22日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

この日は上昇一辺倒で終わった。

前日に中国恒大集団のデフォルトリスクの過度な警戒感が後退した事から
株が買い戻されて、その流れに沿った形。

前日の夜中に発表されたAPI在庫が良かった事で
EIA在庫の発表で需要の伸びが供給が追いついてないと言われており
需給引き締まり観測が台頭したようです。

またOPECプラスが8月から生産量を引き上げに合意したものの
コロナ禍で設備投資やメンテナンス作業が滞り
生産目標に届かない国があると報道された事で需給引き締まり観測が台頭したとも言われています。

とりあえず中国恒大集団のリスク回避が落ち着いて買い戻されるだけのポジティブな日だったね…と言う感じです。

朝から晩までずっと上昇!!

夜中にFOMCがあって2022年に利上げが必要と言ったメンバーが18人中9人いた事や
11月頃にテーパリング開始するかも~!みたいな話出てたけど
原油価格は無風で終わっている。

安値70.63 → 終値71.97(+134pips上昇)
(9時台)

2021年9月23日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

落ちると見せかけてNY時間に高値を飛び抜けて終わった。

FOMCで2022年に利上げが必要と出た事や
イギリス中銀の利上げ見通しが2022年3月に前倒しの方向で織り込みつつある…などと報道されたが
原油価格はロンドン時間に下落したもののNY時間に飛び抜けて行った。

どうやら需給引き締まり観測が上昇のネタになってるようです…。(ホンマか…?w)

安値71.60 → 終値73.21(+161pips上昇)
(20時台~21時台)

2021年9月24日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

需給ひっ迫懸念で買われたとしか言われていない。

米クリーブランド地区連銀のメスター総裁が
労働市場が予想通りに改善すれば、FRBは11月にテーパリングを始めて
2022年末までに利上げを行う可能性があると発言しているが
原油価格は無風で上昇している。

朝10台に上髭付けるくらい売り込まれたがNY市場が開く22時台で底をうって踏みあげて行った。

安値72.79 → 終値73.96(+117pips上昇)
(22時台)

WTI原油 テクニカル分析

WTI原油の1時間足と日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

4-2021年09月24日の週を終えて-WTI原油-日足チャート
4-2021年09月24日の週を終えて-WTI原油-日足チャート

直近のレジスタンス

5-1-WTI原油-直近のレジスタンス-73-96ドル-日足チャート-2021年9月24日の週を終えて
5-1-WTI原油-直近のレジスタンス-73-96ドル-日足チャート-2021年9月24日の週を終えて
5-2-WTI原油-直近のレジスタンス-73-96ドル-1時間足と日足チャート-2021年9月24日の週を終えて
5-2-WTI原油-直近のレジスタンス-73-96ドル-1時間足と日足チャート-2021年9月24日の週を終えて

73.96 ウォルフラインに到達

ちょうどウォルフラインに到達したところで止まっている。

とはいえショーター多すぎだから
上にブチ抜けて行きそうな気配あるんだよなぁ。

1時間足では抵抗して上髭ピンバー出てるけど、こんな所で止まりそうには見えない。

やっぱこの辺から含み損ショーターが損切るまでのチキンレースで
76.8高値ぐらいまでの売り上がりを見といた方がいいのかもしれん。

下手したら損切り巻き込んで、ここ超えるかもだけど…。

直近のサポート

6-WTI原油-直近のサポート-69-5-70-21-1時間足と日足チャート-2021年9月24日の週を終えて
6-WTI原油-直近のサポート-69-5-70-21-1時間足と日足チャート-2021年9月24日の週を終えて

69.5~70.21

今週は69.5で買い支えられて70.21の終値を足場にN字を形成して上がって行った感じ。

面白いのが、このラインって個人投資家の売り買いが50%フラットになったラインなんだよね…。

全ては個人投資家をエサにしている事がよーく分かる。

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

WTI原油のCFTCのポジション状況

7-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年9月24日の週を終えて
7-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年9月24日の週を終えて

恒大集団のデフォルトリスクでみんな逃げたか。

ちょうどポジション状況の日付以降に底打って反転したんだけどね…。

WTI原油の個人のポジション状況

8-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年9月24日の週を終えて
8-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年9月24日の週を終えて

ショータ増えたなぁ…。

69.5まで落ちてきたけど
結局9月10日から捕まってるショーターのラインまで落ちて来て
ショーターをぬか喜びさせてから73ドルまで踏みあげたんだな…。

ほんまプロ集団たちめ…アコギな商売しやがるねぇ…。

WTI原油のポジション状況 まとめ

ショーターがさらに捕まったし上昇の勢いは続くだろうね…。

ぶっちゃけると安全にショートやりたいなら天井付近で売り買いが50%フラットになってから入るのが無難かも。

資金余力があるなら73ドル~76.8ぐらいまでの売り上がりかなぁ。

週の終値を比較

2020年12月04日 46.11 (+57pips上昇) OPEC会合で減産は徐々に解消だが、市場参加者はポジティブにとらえる
2020年12月11日 46.56 (+45pips上昇) イギリスで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月18日 49.03 (+247pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日 48.29 (-74pips下落)
2020年12月31日 48.18 (-11pips下落)

2021年01月08日 52.61 (+443pips上昇) バイデン政権+上院下院が民主党が制覇、サウジが自主減産発表、協調減産もおおかたの減産幅で合意
2021年01月15日 52.11 (-50pips下落) バイデン氏が発表した財政出動は織り込み済み、原油市場では需要の回復は見込めないとアナリストが言う。中国がロックダウンで原油価格が下落
2021年01月22日 52.06 (-5pips下落) バイデン氏の就任式後、頭打ちで下落。イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持する意向
2021年01月29日 52.17 (-11pips下落) ロビンフッダーが大暴れして株式市場はネガティブな感じに。

2021年02月05日 56.95 (+478pips上昇) サウジ自主減産やアメリカで大雪に見舞われて需要が増した
2021年02月12日 59.61 (+266pips上昇)
2021年02月19日 58.93 (-68pips下落) アメリカの寒波の影響が収まり利益確定売りに。バフェット氏がシェブロンの株を購入
2021年02月26日 61.53 (+260pips上昇) アメリカの長期金利が爆上げで市場は大混乱

2021年03月05日 66.26 (+473pips上昇) OPECプラスが4月も協調減産を継続、生産も据え置き。サウジも自主減産続けるってよ
2021年03月12日 65.57 (-69pips下落)
2021年03月19日 61.42 (-415pips下落) IEAがスーパーサイクル論を否定。ゴールドマンがブレント原油80ドルに行くと予想
2021年03月26日 60.80 (-62pips下落) スエズ運河で大型コンテナ船が座礁

2021年04月01日 61.25 (+45pips上昇) スエズ運河の問題は解消。OPEC+が5月~7月に微増産するってよ。サウジも自主減産を徐々に辞めるってよ。
2021年04月09日 59.36 (-189pips下落) イランの増産懸念、OPEC+の微増産を再評価
2021年04月16日 63.07 (+371pips上昇) 中国輸入統計が良好で原油を爆買い!IEAとOPECが2021年の世界の石油需要見通しを引き上げ!
2021年04月23日 62.11 (-96pips下落) インドのロックダウンと日本の緊急事態宣言
2021年04月30日 63.46 (+135pips上昇)

2021年05月07日 64.83 (+137pips上昇) 中国の軍用機が台湾の防空識別圏に進入したとの報道
2021年05月14日 65.46 (+63pips上昇) アメリカのパイプライン最大手がサイバー攻撃によって稼働を停止。OPEC、IEA需要見通しは良好(供給不足の可能性を指摘)
2021年05月21日 63.85 (-161pips下落) イラン核合意の進展や制裁解除の可能性が浮上、ビットコインの急落で原油価格が大きく下落
2021年05月28日 66.60 (+275pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画が報道され期待感で67ドルに到達する

2021年06月04日 69.38 (+278pips上昇) イランの制裁解除でイラン産の原油が供給されても需要面に問題は無いらしい
2021年06月11日 70.79 (+141pips上昇) OPECとIEAが新型コロナ前の水準に戻る見通しを発表し生産拡大を示唆した事で原油が買われている
2021年06月18日 71.41 (+62pips上昇) FOMCでまさかの利上げ前倒し発表(2022年~2023年中、従来は2024年)でも週ベースで安値は更新していない…
2021年06月25日 73.97 (+256pips上昇) OPECプラスが7月1日の会合で小幅な増産に留まるとの見方で買い。FRBや連銀総裁はインフレは高くなるが来年には低下する見通し

2021年07月02日 75.10 (+113pips上昇) OPECプラスの会合がUAEがゴネて来週の7月5日に延期となった
2021年07月09日 74.67 (-43pips下落) OPECプラスの会合が纏まらずUAEを筆頭に増産国が増えると懸念が出た。ECBの新戦略でインフレ2%に切り上げた事からユーロドルの上昇につられた
2021年07月16日 71.43 (-324pips下落) サウジとUAEが妥協合意。増産懸念で原油が急落。FRBパウエル議長もインフレデータが期待以上と発言して原油が売られている
2021年07月23日 72.06 (+63pips上昇) UAEの増産合意で急落後、株の買い戻しで謎の需要拡大観測で急激な買い戻しという喜劇
2021年07月30日 73.66 (+160pips上昇) FRBパウエル議長のテーパリングには時間がかかる発言と利上げには程遠い発言でインフレに対する甘い見解から急激なドル安を招く
2021年08月06日 67.97 (-569pips下落) 米中の経済指標が悪くて暴落
2021年08月13日 67.93 (-4pips下落) バイデン大統領がOPECプラスに増産の圧力をかけていた事が分かる
2021年08月20日 61.92 (-601pips下落) アフガンネタは相手にされず新型コロナのデルタ株感染拡大とFOMC議事録によるドル高の影響で安値を掘る展開
2021年08月27日 68.65 (+673pips上昇) アメリカでファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンが正式承認されてエネルギー需要回復期待が台頭した
2021年09月03日 69.20 (+55pips上昇) OPECプラスが2022年の需要増加の見通しを出したのに一段の増産はしないと発表した事が好感された
2021年09月10日 69.58 (+38pips上昇)
2021年09月17日 71.89 (+231pips上昇) ハリケーン『アイダ』と『ニコラス』の影響
2021年09月24日 73.96 (+207pips上昇) 中国恒大集団のデフォルトリスクについて過度なリスク警戒感が後退

まとめ

ワイのリアルタイムの先出しポジショニング見せたるわ。

ご参考までに^^

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