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WTI原油 【見通し・予想・動向】70ドル突破目前!!ショーターのストップロスを巻き込んで一撃を狙う!! テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年6月04日(金)の週を終えて

2021年5月31日(月)から6月04日(金)の週を終えて
WTI原油の最新の動向を解説します。

  • API、EIAの最新の在庫の状況
  • 1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • 投機筋や個人投資家のポジション状況を見て市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のWTI原油の相場展開の見通しや予想を立てていきます。

この記事を最後まで見るメリットは
WTI原油の最新の動向をすべて把握できる事です。

たとえ途中から市場に参加したとしても
原油カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識する事ができると思います。

それでは、各章を見ていきましょう。

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WTI原油 見通し 予想 動向(2021年6月04日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. 原油の在庫状況
  2. ファンダメンタル分析
  3. テクニカル分析
  4. ポジション状況
  5. 週の終値の動向

WTI原油の在庫状況

API在庫の状況

1-API在庫-一覧表-2021年6月04日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2021年6月04日の週を終えて

原油在庫が大きく減っているが
ガソリンや留出油が増えている。

夏のドライブシーズンが始まり、燃料需要がどうなるかが気になる所。

今のところ市場参加者は期待感で持ち切りである。

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2021年6月04日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2021年6月04日の週を終えて

API在庫同様に原油在庫が大きく減っている。
ただガソリンや留出油が予想に反して増えている。

しかし夏のドライブシーズンが始まり、燃料需要が増えると期待されているので
今のところ原油価格に影響が出てない感じ。

原油の在庫の状況 まとめ

夏のドライブシーズンに期待感が寄せられているので
在庫が増えても、あまり動じないかもしれない。

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2021年5月31日(月曜日)から6月04日(金曜日)の1週間のファンダメンタルズの解説や値動きの動向をチェックしていきます。

この1週間の原油価格の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • 供給より需要のほうが上回るとの期待感
  • 次の四半期で燃料需要が増加するとの楽観的な見方
  • サウジアラビアのエネルギー相が新型コロナワクチンの接種で石油需要にリバランスに繋がるとの発言で
  • OPECの事務局長がイランの制裁が解除されても石油供給量に問題はないだろうとの発言で
  • 5月非農業部門雇用者数変化(前月比)が予想よりも悪かった事(前回よりは良い)で緩和継続や早期利上げ期待の後退で急激なドル安と株高でリスクONの流れから

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • ISMの雇用の伸びが悪かったという理由で市場全体がリスク回避モード
  • ロシアがドル資産の売却するとの報道でリスク回避的な動き
  • FRBが流通市場企業信用制度(SMCCF)を通じて購入した社債や社債を投資対象とした上場投資信託(ETF)を売却する報道でリスク回避的な動き

2021年5月31日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京とロンドンタイムに原油が買われて
NY時間に下げて終わる

アメリカとイギリスが休みで閑散とした相場だった。

買われるネタは供給より需要のほうが上回るとの期待感で買われているらしい。

安値66.39 → 終値66.89(+50pips上昇)
(9時台)

2021年6月01日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京からクソ上げ
ロンドンもクソ上げ
NYで頑張って上げたけど伸び切れずストーンと落ちて終了

次の四半期で燃料需要が増加するとの楽観的な見方から原油は買われているようです。

この日、OPECプラスの会合で6月~7月の従来どおりの減産規模の段階的な縮小となりました。
また米国がイラン制裁を緩和してイラン産の供給が近く再開されるのではないかという思惑で
原油は売られました。

この日、ISM製造業景況指数の発表があり予想よりは良かったものの
雇用の伸びが悪かったという理由で市場全体がリスク回避モードでNY時間をスタートしました。

これの影響を受けて原油価格は上に伸び切らずストーンと売られて落ちています。

安値66.87 → 終値67.98(+111pips上昇)
(8時台)

2021年6月02日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京タイムで上下に振って
ロンドンタイムから買いが継続
NY開始時にガクーンと落ちたが買い戻されて高値を更新して終わる

石油需要の見通しの期待感で原油は買われた。

OPECの会合でサウジアラビアのエネルギー相が
米中の需要が良好に回復していると指摘。新型コロナワクチンの接種の進展により
世界の石油市場のリバランスに繋がると発言している。

またOPECの事務局長はイランの石油制裁が緩和されたとしても
石油供給量の増加が問題になるとは考えてないと発言している。

OPECプラスでは今年の石油需要が日量600万バレル増加すると予想している。

これらの要因により、原油価格は強気の動きとなっている。

安値67.76 → 終値68.75(+99pips上昇)
(7時台・13時台)

2021年6月03日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

綺麗な東京天井パターン
ロンドンで売られていって
NY時間に買い戻されて終了

この日はドル高株安の影響が強かったのか、原油も冴えない動きで終わりました。

石油需要の見通しで原油が買われ69ドル台に到達したが
ロシア政府がドル資産の売却する報道やFRBが流通市場企業信用制度(SMCCF)を通じて購入した社債や
社債を投資対象とした上場投資信託(ETF)を売却する方針が報道されてから
株が売られる流れとなった。

リスク回避的な動きから原油も冴えない感じで終了しました。

始値68.75 → 終値68.91(+16pips)

2021年6月04日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京で底を付けてNY時間まで下がったら押し目を拾われて上昇する日でした。

株の復活と共にリスクONの流れで原油が買われる。

この日は雇用統計の発表があり急激なドル安となった事も
商品相場の上昇を後押しした形。

ドル安の要因は雇用統計が予想よりも悪くて緩和の継続や早期の利上げ期待が後退した事が背景にある。

5月非農業部門雇用者数変化(前月比) 結果55.9万人 予想65.0万人 前回26.6万人(修正値27.8万人)
5月失業率 結果5.8% 予想5.9% 前回6.1%

雇用者数は前回よりは良くなっているが、予想よりも悪かった事のほうを見てるようです…w
これで一気にドル安と。

安値68.32 → 終値69.38(+106pips上昇)
(10時台)

WTI原油 テクニカル分析

WTI原油の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

3-2021年06月04日の週を終えて-WTI原油-日足チャート
3-2021年06月04日の週を終えて-WTI原油-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 週の一発目に66.58のラインを底値を固める動き
  • そこから5日MAを底値にボリンジャバンド+2σに高値が沿うような形で上昇していく
  • 原油価格は下落するものの5日MAで買い支えられ、69ドル台に突入して週を終える

直近のレジスタンス

4-WTI原油-直近のレジスタンス-68-80ドル-日足チャート-2021年6月04日の週を終えて
4-WTI原油-直近のレジスタンス-68-80ドル-日足チャート-2021年6月04日の週を終えて

68.80 ブルーのライン

66.58を明確に超えて69ドルに突入してしもうた。

このブルーのラインは月足レベルの200MAであり
かなりの抵抗ポイントだと思ったが…
上に抜けて週を終えたよね…。

次の抵抗はしばらく上に行かないと無いんだよね…。

2018年のブラッククリスマスの起点となった76.81
その一歩手前で折り返した72.88、73.69、74.43 75.24

70とかの節目で止まった事はなく、基本的に突き抜けてから落とされるのがセオリー。

つまり、明確にグングン伸びるとすれば、70ドル中盤くらいまでは行く可能性が出てくるってわけ。

直近のサポート

5-WTI原油-直近のサポート-5MA-転換線-日足チャート-2021年6月04日の週を終えて
5-WTI原油-直近のサポート-5MA-転換線-日足チャート-2021年6月04日の週を終えて

日足の5MA~転換線

今のところ下がっても5MAに沿って買い支えられている。
割れたとしても転換線が控えているので
このあたりは買い支えが厚いと見ておいた方がいいと思います

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

WTI原油のCFTCのポジション状況

6-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年6月04日の週を終えて
6-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年6月04日の週を終えて

ロンガー大勝利って感じ。
前の週に売った大口のショーターが含み損を抱えた状態…。

WTI原油の個人のポジション状況

7-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年6月04日の週を終えて
7-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年6月04日の週を終えて

前の週に個人投資家のショーターを多く捕まえた状態で
この週で69ドルまで踏み上げ。

ショーターおわった…。

WTI原油のポジション状況 まとめ

あとは大口と個人のショーターのストップロスを巻き込んで
踏みあげるだけじゃん…。

70ドル突破待ったなしだろうね…。

当然、僕は前の週に動画内で宣言したとおり、押し目買いしてま~す♪

週の終値を比較

2020年12月04日 46.11 (+57pips上昇) OPEC会合で減産は徐々に解消だが、市場参加者はポジティブにとらえる
2020年12月11日 46.56 (+45pips上昇) イギリスで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月18日 49.03 (+247pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日 48.29 (-74pips下落)
2020年12月31日 48.18 (-11pips下落)

2021年01月08日 52.61 (+443pips上昇) バイデン政権+上院下院が民主党が制覇、サウジが自主減産発表、協調減産もおおかたの減産幅で合意
2021年01月15日 52.11 (-50pips下落) バイデン氏が発表した財政出動は織り込み済み、原油市場では需要の回復は見込めないとアナリストが言う。中国がロックダウンで原油価格が下落
2021年01月22日 52.06 (-5pips下落) バイデン氏の就任式後、頭打ちで下落。イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持する意向
2021年01月29日 52.17 (-11pips下落) ロビンフッダーが大暴れして株式市場はネガティブな感じに。

2021年02月05日 56.95 (+478pips上昇) サウジ自主減産やアメリカで大雪に見舞われて需要が増した
2021年02月12日 59.61 (+266pips上昇)
2021年02月19日 58.93 (-68pips下落) アメリカの寒波の影響が収まり利益確定売りに。バフェット氏がシェブロンの株を購入
2021年02月26日 61.53 (+260pips上昇) アメリカの長期金利が爆上げで市場は大混乱

2021年03月05日 66.26 (+473pips上昇) OPECプラスが4月も協調減産を継続、生産も据え置き。サウジも自主減産続けるってよ
2021年03月12日 65.57 (-69pips下落)
2021年03月19日 61.42 (-415pips下落) IEAがスーパーサイクル論を否定。ゴールドマンがブレント原油80ドルに行くと予想
2021年03月26日 60.80 (-62pips下落) スエズ運河で大型コンテナ船が座礁

2021年04月01日 61.25 (+45pips上昇) スエズ運河の問題は解消。OPEC+が5月~7月に微増産するってよ。サウジも自主減産を徐々に辞めるってよ。
2021年04月09日 59.36 (-189pips下落) イランの増産懸念、OPEC+の微増産を再評価
2021年04月16日 63.07 (+371pips上昇) 中国輸入統計が良好で原油を爆買い!IEAとOPECが2021年の世界の石油需要見通しを引き上げ!
2021年04月23日 62.11 (-96pips下落) インドのロックダウンと日本の緊急事態宣言
2021年04月30日 63.46 (+135pips上昇)

2021年05月07日 64.83 (+137pips上昇) 中国の軍用機が台湾の防空識別圏に進入したとの報道
2021年05月14日 65.46 (+63pips上昇) アメリカのパイプライン最大手がサイバー攻撃によって稼働を停止。OPEC、IEA需要見通しは良好(供給不足の可能性を指摘)
2021年05月21日 63.85 (-161pips下落) イラン核合意の進展や制裁解除の可能性が浮上、ビットコインの急落で原油価格が大きく下落
2021年05月28日 66.60 (+275pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画が報道され期待感で67ドルに到達する
2021年06月04日 69.38 (+278pips上昇) イランの制裁解除でイラン産の原油が供給されても需要面に問題は無いらしい

まとめ

WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。

  • 次の四半期で燃料需要が増加するとの楽観的な見方から原油は買われていった
  • サウジやOPECの要人発言で石油需要見通しに強気な事から期待感で買われた
  • イランの制裁解除でイラン産原油が市場に出回っても需要面に問題はないとの見方で原油は買われた
  • 週末の雇用統計が予想より悪くて、緩和の継続と早期利上げの期待が和らいでドル安株高から原油は買われ69ドル突破した状態で週を終えた
  • 大口と個人投資家のショーターは前の週から売りで捕まっており踏みあげられている

ショーター多すぎて下がらんわ。

下がっても押し目買いで70ドル突破を待てばいい感じやな。

ショタおつかれい~!

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