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WTI原油 【見通し・予想・動向】 中国の3月の輸入統計から原油を爆買いしてることが分かり価格が急騰!! テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年4月16日(金)の週を終えて

2021年4月12日(月)から4月16日(金)の週を終えて
WTI原油の最新の動向を解説します。

  • API、EIAの最新の在庫の状況
  • 1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • 投機筋や個人投資家のポジション状況を見て市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のWTI原油の相場展開の見通しや予想を立てていきます。

この記事を最後まで見るメリットは
WTI原油の最新の動向をすべて把握できる事です。

たとえ途中から市場に参加したとしても
原油カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識する事ができると思います。

それでは、各章を見ていきましょう。

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WTI原油 見通し 予想 動向(2021年4月16日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. 原油の在庫状況
  2. ファンダメンタル分析
  3. テクニカル分析
  4. ポジション状況
  5. 週の終値の動向

WTI原油の在庫状況

API在庫の状況

1-API在庫-一覧表-2021年4月16日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2021年4月16日の週を終えて

原油在庫は減っているがガソリンが増えている。

日足チャートでは陽線であり
この日、中国の輸入統計が良好な結果で原油の輸入が増えている事が材料視されている。

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2021年4月16日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2021年4月16日の週を終えて

日足チャートでは大幅上昇している。
しかもレンジを上抜けしている!

原油在庫が500万バレル級の減りを見せている。
東海岸の原油在庫が過去最低と報道されており
IEAが世界の石油需要の見通しを引き上げた事が好感されている模様。

原油の在庫の状況 まとめ

中国の輸入統計の上昇で原油がめちゃくちゃ買われている事や
EIA在庫の500万バレル級の減り、そして東海岸の在庫が過去最低との報道
IEAやOPECの2021年の石油見通しを引き上げた事など
在庫統計にとってポジティブな流れが来ている。

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2021年4月12日(月曜日)から4月16日(金曜日)の1週間のファンダメンタルズの解説や値動きの動向をチェックしていきます。

この1週間の原油価格の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • ワクチン接種が進むにつれアメリカのドライブシーズンの到来で燃料需要が高まる見通し
  • OPECの月報で21年の石油需要見通しを引き上げ
  • 中国の3月の輸入統計で石油の輸入が急増している(前年比21%増加)
  • IEAが世界の需要が拡大するとの見通しを発表
  • EIA在庫が500万バレル級の減りを見せる
  • イランがイスラエルの民間船舶を襲った事で中東で地政学的な緊張感が高まっている事
  • アメリカの小売統計も良かった事で株価が最高値を更新している事

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • 高値警戒感で利益確定売り

2021年4月12日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

アメリカの夏のドライブシーズンに向けてワクチン接種が進むにつれて
燃料需要が高まる見通しから原油が買われているようです。

ただ他の国で感染者が増えている事から上値が重い感じで、この日は終わりました。

安値58.71 → 終値59.61(+90pips上昇)

2021年4月13日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

OPECの月報で21年の石油需要見通しを引き上げました。

また3月の中国の輸入統計で石油の輸入が急増している事を背景に
エネルギー需要の回復が見込まれ原油の買い材料として意識されているようです。

中国の原油輸入は3月に前年比21%増加しています。

ここ最近のドル安も支援材料になっているようです。

安値59.61 → 終値60.44(+83pips上昇)

2021年4月14日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

IEAがワクチンの接種で世界の需要は拡大する見通しを発表しました。

この日、WTI原油はレンジ上限を上にブチ抜けて価格が急騰しました!!

原油在庫が市場予想より減少幅が多かった事や東海岸の原油在庫が過去最低になった事
原油価格を押し上げる材料として意識されているようです。

またイランがイスラエルの民間船舶を襲った事で中東で地政学的な緊張感が高まって
原油が買われているようです。

安値60.36 → 終値62.73(+237pips上昇)

2021年4月15日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

前日の在庫統計の良好な結果やIEAやOPEC月報で世界の石油需要の見通しが拡大する事が
引き続き好材料として意識され原油は買われてる状態で終わりました。

アメリカの小売統計も良かった事で株価が最高値を更新しているのも
原油の上昇を後押ししているようです。

ただ前日に比べると上昇の伸び率は低いです。
高値警戒感から利確売りが入ってるようです。

安値62.52 → 終値63.32(+80pips上昇)

2021年4月16日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

アメリカのGDPや雇用や個人消費が良かったり好材料が出る中で
高値警戒感と週末の利確売りに押されて週を終えました。

高値63.85 → 終値63.07(-78pips下落)

WTI原油 テクニカル分析

WTI原油の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

3-2021年04月16日の週を終えて-WTI原油-日足チャート
3-2021年04月16日の週を終えて-WTI原油-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 週1はじめからジワジワと買われる動きとなる
  • そこから5日MAにそって上昇し水曜日に爆上げしてレンジ高値を超える!
  • 現状は63.33あたりで利益確定売りが入り週を終える

直近のレジスタンス

4-WTI原油-直近のレジスタンス-63-33ドル-1時間足チャート-2021年4月16日の週を終えて
4-WTI原油-直近のレジスタンス-63-33ドル-1時間足チャート-2021年4月16日の週を終えて

63.33ドル 緑のライン

59.30ドル~62ドルのレンジラインを明確に上に抜けてきたので
次のターゲットは日足でサポートした場所とレジスタンスした場所の
63.33~66.58を攻める展開になると思います。

現状は63.33ドル付近で打ち返されていますが
レンジ上抜けなので上への圧力を警戒した方がいいと思います。

直近のサポート

5-WTI原油-直近のレジサポ転換ライン-62ドル-2021年4月16日の週を終えて
5-WTI原油-直近のレジサポ転換ライン-62ドル-2021年4月16日の週を終えて

62ドル オレンジのライン

62ドルがレンジ上限ラインなので
原油価格が下落してきたら
このあたりでレジサポ転換するかどうかを見極めたいところ。

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

WTI原油のCFTCのポジション状況

6-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年4月16日の週を終えて
6-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年4月16日の週を終えて

これ…大口のショーターやらかしたか!?

まさかの中国が原油爆買いでIEAもOPECも世界の石油需要の見通しを引き上げてる!

大口の損切巻き込んで上昇の可能性が出てきたかも…。

WTI原油の個人のポジション状況

7-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年4月16日の週を終えて
7-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年4月16日の週を終えて

個人投資家がレンジ抜け付近から売り増して
結局レンジを上抜けて売りで捕まってる様子…。

大口も売りで捕まってるくさいので
そう簡単には助から無さそう…。

WTI原油のポジション状況 まとめ

レンジ上抜けで大口も個人投資家もショートで捕まる。

ジ・エンドって感じ。

週の終値を比較

2020年12月04日 46.11 (+57pips上昇) OPEC会合で減産は徐々に解消だが、市場参加者はポジティブにとらえる
2020年12月11日 46.56 (+45pips上昇) イギリスで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月18日 49.03 (+247pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日 48.29 (-74pips下落)
2020年12月31日 48.18 (-11pips下落)

2021年01月08日 52.61 (+443pips上昇) バイデン政権+上院下院が民主党が制覇、サウジが自主減産発表、協調減産もおおかたの減産幅で合意
2021年01月15日 52.11 (-50pips下落) バイデン氏が発表した財政出動は織り込み済み、原油市場では需要の回復は見込めないとアナリストが言う。中国がロックダウンで原油価格が下落
2021年01月22日 52.06 (-5pips下落) バイデン氏の就任式後、頭打ちで下落。イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持する意向
2021年01月29日 52.17 (-11pips下落) ロビンフッダーが大暴れして株式市場はネガティブな感じに。

2021年02月05日 56.95 (+478pips上昇) サウジ自主減産やアメリカで大雪に見舞われて需要が増した
2021年02月12日 59.61 (+266pips上昇)
2021年02月19日 58.93 (-68pips下落) アメリカの寒波の影響が収まり利益確定売りに。バフェット氏がシェブロンの株を購入
2021年02月26日 61.53 (+260pips上昇) アメリカの長期金利が爆上げで市場は大混乱
2021年03月05日 66.26 (+473pips上昇) OPECプラスが4月も協調減産を継続、生産も据え置き。サウジも自主減産続けるってよ
2021年03月12日 65.57 (-69pips下落)
2021年03月19日 61.42 (-415pips下落) IEAがスーパーサイクル論を否定。ゴールドマンがブレント原油80ドルに行くと予想
2021年03月26日 60.80 (-62pips下落) スエズ運河で大型コンテナ船が座礁
2021年04月01日 61.25 (+45pips上昇) スエズ運河の問題は解消。OPEC+が5月~7月に微増産するってよ。サウジも自主減産を徐々に辞めるってよ。
2021年04月09日 59.36 (-189pips下落) イランの増産懸念、OPEC+の微増産を再評価
2021年04月16日 63.07 (+371pips上昇) 中国輸入統計が良好で原油を爆買い!IEAとOPECが2021年の世界の石油需要見通しを引き上げ!

まとめ

WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。

  • ワクチン接種が進むにつれアメリカのドライブシーズンの到来で燃料需要が高まる見通しで原油が買われ始める
  • OPECの月報で21年の石油需要見通しを引き上げで原油が買われる
  • 中国の3月の輸入統計で石油の輸入が急増している(前月比21%増加)で強めの買いが入る
  • IEAが世界の需要が拡大するとの見通しを発表して原油価格の上昇を後押しする
  • EIA在庫が500万バレル級の減りを見せた事で原油が買われる材料として意識される
  • イランがイスラエルの民間船舶を襲った事で中東で地政学的な緊張感が高まり原油が買われる
  • アメリカの小売統計も良かった事で株価が最高値を更新している事でリスクONの流れが来る
  • 59.30~62ドルのレンジを上に明確に抜け、個人投資家と大口のショーターが捕まる…

前の週は個人投資家がレンジ内でお遊びしてるから
どこかでやらかすと見ていたけど

大口もやらかしとるやんけwwwwwww

ショーターオワタ…。

レンジ上抜けたし、個人も大口もショーターがやらかしてるし
こりゃ押し目買い狙って行った方がいいな。

海外口座を動かす時がきたか(重い腰を上げる)

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