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WTI原油 【見通し・予想・動向】84ドルで天井感が出てきた? テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年11月05日(金)の週を終えて

2021年11月01日(月)から11月05日(金)の週を終えて
WTI原油の最新の動向を解説します。

  • API、EIAの最新の在庫の状況
  • 1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • 投機筋や個人投資家のポジション状況を見て市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のWTI原油の相場展開の見通しや予想を立てていきます。

この記事を最後まで見るメリットは
WTI原油の最新の動向をすべて把握できる事です。

たとえ途中から市場に参加したとしても
原油カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識する事ができると思います。

それでは、各章を見ていきましょう。

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WTI原油 見通し 予想 動向(2021年11月05日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. 原油の在庫状況
  2. ファンダメンタル分析
  3. テクニカル分析
  4. ポジション状況
  5. 週の終値の動向

WTI原油の在庫状況

API在庫の状況

1-API在庫-一覧表-2021年11月05日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2021年11月05日の週を終えて

在庫増加観測が出て原油は売られるネタになってるっぽいけど
4週間前から増えてるし、増え方も10月13日と比べると
そこまで言うほどか?と突っ込みたくなる増え方。

ただ動かしたい奴が適当にネタ作ってる感が否めない感じ。

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2021年11月05日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2021年11月05日の週を終えて

在庫増加観測を受けて前日から売り込まれている。

指標発表後も売り込まれて安値を更新している。

でも前々から増えてたよね・・・。

とくに10月14日の方が増え方やばかったじゃん・・・

ここにきてようやく売るネタとして扱われて見る価値あんのか?と言いたくなるレベル。

しかも次の日、OPEC会合のイベントがあって
大きく買い戻されてから突き落とす喜劇が起きてるしさぁ・・・。

原油の在庫の状況 まとめ

先週と変わらず・・・。

売るネタが無かったのか在庫がようやくネタにされてる感がある。

適当にネタ作って価格動かしてるんだなぁという印象。

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2021年11月01日(月曜日)から11月05日(金曜日)の1週間のファンダメンタルズの解説や値動きの動向をチェックしていきます。

この1週間の原油価格の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • ドル安を背景に商品の割安感で買われた
  • OPECプラスが40万バレル増産維持になるとの見方から需給ひっ迫懸念で買われた
  • アメリカの株価が上昇している事で景気の先行き期待を背景買われた
  • OPECプラスの会合で40万バレル増産維持決定発表した次の日にネタにされて買われた

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • APIとEIAの原油在庫が増えるとの観測が出た事から売られた
  • EIAの原油在庫の積み増しがネタにされて原油価格は大きく下がった
  • サウジの産油量が12月に新型コロナ流行以降で初めて1000万バレル超える見通し報道で売られた
3-WTI原油-1週間の価格動向-1時間足チャート-2021年11月05日の週を終えて
3-WTI原油-1週間の価格動向-1時間足チャート-2021年11月05日の週を終えて

2021年11月01日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

ドル安を背景に商品の割安感で買われたと言われている。

だいたいロンドン時間からドル安が始まって原油も買われているから
ロンドン勢が価格を吊り上げてるんだろうと思われる。

ただ84ドルを超えてくると売られるので抵抗ラインで拮抗している感じか。

安値82.73 → 終値83.84(+111pips上昇)
(7時台、15時台)

2021年11月02日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

APIとEIAの原油在庫が増えるとの観測が出た事から売られた模様。

結局84ドルを超えれずかって感じのだらだらした高値レンジして少し切り下げた感じで終わる。

高値84.38 → 終値82.97(-141pips下落)

2021年11月03日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

ここにきてようやくEIAの原油在庫の積み増しがネタにされて原油価格は大きく下がった。

前々から在庫増えてましたやん・・・やっとかという感じ。

バイデン大統領はOPECが増産を渋ってる事を非難している模様。
↑これも効いてるのかな??

ゆうて朝からリバウンドを挟みながらずっと売られまくってるので
ネタを知ってたかのような動き。
だいたい火曜日あたりから怪しかった感あり。

高値83.05 → 終値80.07(-298pips下落)
(6時台)

2021年11月04日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

激リバかましてからの激下げ安値更新という喜劇を起こす。

この日はOPEC会合が開かれて12月からの協調減産どうするかの結果が注目された。

40万バレル増産維持になるとの見方から需給ひっ迫懸念でロンドン時間に
仕掛けてきなお買い上げが来た。

しかしその後、一転して価格が急落する喜劇が起きた。

何があったのかというと
サウジアラビア国営テレビがサウジの産油量が12月に新型コロナ流行以降で初めて1000万バレル超える見通しを
報道した事がきっかけで売られたらしい。

知るかよそんなのという人が多数いる中、価格は無慈悲に下落して安値を更新して終わる。

あのロンドン時間(15時台)からのお買い上げは、一体なんだったんだと言わんばかりの下げで終わった。

高値83.39 → 終値79.32(-407pips下落)
(21時台)

2021年11月05日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

OPECが昨日40バレルの増産維持で終わった事と
アメリカの株価が上昇している事で景気の先行き期待を背景に安値で買われたと言われている。

昨日あんだけ下げといて、ここにきてOPECの40万バレル増産維持がネタにされたらしい。

マジで動かしたい奴が好き勝手ネタを作って動かしてる感じ。

ロンドン時間で安値ヨコヨコしてNY勢登場でドカーンと買われて終わる。

まだ在庫増えて需給ひっ迫懸念後退と言っときながら
まだ需給ひっ迫懸念とか言ってるのかと思うと呆れてくるよね・・・。

安値78.94 → 終値81.34(+240pips上昇)
(14時台)

WTI原油 テクニカル分析

WTI原油の1時間足と日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

4-2021年11月05日の週を終えて-WTI原油-日足チャート
4-2021年11月05日の週を終えて-WTI原油-日足チャート

直近のレジスタンス

5-1-WTI原油-直近のレジスタンス-84-05ドル-87-14-日足チャート-2021年11月05日の週を終えて
5-1-WTI原油-直近のレジスタンス-84-05ドル-87-14-日足チャート-2021年11月05日の週を終えて

84.05
87.14

先週から見通しは変わらず。

今のところ84を超えきれずにドカッと売り込まれているので
84.05が抵抗ラインとして機能していると思う。

あとはどこまで下落が続くのかという感じか。

直近のサポート

6-1-WTI原油-直近のサポート-80-5-7-日足チャート-2021年11月05日の週を終えて
6-1-WTI原油-直近のサポート-80-5-7-日足チャート-2021年11月05日の週を終えて

80ドル台

サポートも先週から見通しは変わらず

80.5~80.7ドル台は日足レベルで強めの買い支えが入っている。
4日間の強めの買いがあるので強力なサポートラインがこの辺にあると思う。

ここを一旦、突き抜けたものの買い戻されている。

ここを明確に割るには個人投資家をハメ込まないと無理か!?

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

WTI原油のCFTCのポジション状況

7-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年11月05日の週を終えて
7-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年11月05日の週を終えて

84ドルから落ちて80ドル割れで買い支えが入ってはいるものの
大口のポジションはそんな動いてないんだよなぁ。

むしろちょっとショートが増えたかという感じか。

WTI原油の個人のポジション状況

8-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年11月05日の週を終えて
8-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年11月05日の週を終えて

ようやく個人投資家のポジションがショートからロングに切り替わった。

84ドルからの急落80ドル割れの流れで押し目ロングして
ナンピンして含み抱えてるか、ギリ±0のラインで粘ってる感じか?

82.4ぐらいでポジションがフラットになったのは場中で確認済みなので
たぶん83~82ドルあたりでロングしてる勢がいるはず。

WTI原油のポジション状況 まとめ

82ドル~83ドル台付近で買いが増えてきたのを見ると
そろそろロングも危険水域なのかなという感じ。

先週から天井警戒をしているけど
一時78ドルぐらいまで落ちたからなぁ。

個人投資家と一緒のポジションは持ちたくないのでロングは無しだなぁ・・・。

もう一段下げてロスカット祭りからのポジションフラットに切り替わるタイミングを見てからでも
遅くはないというのは分かった。

週の終値を比較

2020年12月04日 46.11 (+57pips上昇) OPEC会合で減産は徐々に解消だが、市場参加者はポジティブにとらえる
2020年12月11日 46.56 (+45pips上昇) イギリスで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月18日 49.03 (+247pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日 48.29 (-74pips下落)
2020年12月31日 48.18 (-11pips下落)

2021年01月08日 52.61 (+443pips上昇) バイデン政権+上院下院が民主党が制覇、サウジが自主減産発表、協調減産もおおかたの減産幅で合意
2021年01月15日 52.11 (-50pips下落) バイデン氏が発表した財政出動は織り込み済み、原油市場では需要の回復は見込めないとアナリストが言う。中国がロックダウンで原油価格が下落
2021年01月22日 52.06 (-5pips下落) バイデン氏の就任式後、頭打ちで下落。イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持する意向
2021年01月29日 52.17 (-11pips下落) ロビンフッダーが大暴れして株式市場はネガティブな感じに。

2021年02月05日 56.95 (+478pips上昇) サウジ自主減産やアメリカで大雪に見舞われて需要が増した
2021年02月12日 59.61 (+266pips上昇)
2021年02月19日 58.93 (-68pips下落) アメリカの寒波の影響が収まり利益確定売りに。バフェット氏がシェブロンの株を購入
2021年02月26日 61.53 (+260pips上昇) アメリカの長期金利が爆上げで市場は大混乱

2021年03月05日 66.26 (+473pips上昇) OPECプラスが4月も協調減産を継続、生産も据え置き。サウジも自主減産続けるってよ
2021年03月12日 65.57 (-69pips下落)
2021年03月19日 61.42 (-415pips下落) IEAがスーパーサイクル論を否定。ゴールドマンがブレント原油80ドルに行くと予想
2021年03月26日 60.80 (-62pips下落) スエズ運河で大型コンテナ船が座礁

2021年04月01日 61.25 (+45pips上昇) スエズ運河の問題は解消。OPEC+が5月~7月に微増産するってよ。サウジも自主減産を徐々に辞めるってよ。
2021年04月09日 59.36 (-189pips下落) イランの増産懸念、OPEC+の微増産を再評価
2021年04月16日 63.07 (+371pips上昇) 中国輸入統計が良好で原油を爆買い!IEAとOPECが2021年の世界の石油需要見通しを引き上げ!
2021年04月23日 62.11 (-96pips下落) インドのロックダウンと日本の緊急事態宣言
2021年04月30日 63.46 (+135pips上昇)

2021年05月07日 64.83 (+137pips上昇) 中国の軍用機が台湾の防空識別圏に進入したとの報道
2021年05月14日 65.46 (+63pips上昇) アメリカのパイプライン最大手がサイバー攻撃によって稼働を停止。OPEC、IEA需要見通しは良好(供給不足の可能性を指摘)
2021年05月21日 63.85 (-161pips下落) イラン核合意の進展や制裁解除の可能性が浮上、ビットコインの急落で原油価格が大きく下落
2021年05月28日 66.60 (+275pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画が報道され期待感で67ドルに到達する

2021年06月04日 69.38 (+278pips上昇) イランの制裁解除でイラン産の原油が供給されても需要面に問題は無いらしい
2021年06月11日 70.79 (+141pips上昇) OPECとIEAが新型コロナ前の水準に戻る見通しを発表し生産拡大を示唆した事で原油が買われている
2021年06月18日 71.41 (+62pips上昇) FOMCでまさかの利上げ前倒し発表(2022年~2023年中、従来は2024年)でも週ベースで安値は更新していない…
2021年06月25日 73.97 (+256pips上昇) OPECプラスが7月1日の会合で小幅な増産に留まるとの見方で買い。FRBや連銀総裁はインフレは高くなるが来年には低下する見通し

2021年07月02日 75.10 (+113pips上昇) OPECプラスの会合がUAEがゴネて来週の7月5日に延期となった
2021年07月09日 74.67 (-43pips下落) OPECプラスの会合が纏まらずUAEを筆頭に増産国が増えると懸念が出た。ECBの新戦略でインフレ2%に切り上げた事からユーロドルの上昇につられた
2021年07月16日 71.43 (-324pips下落) サウジとUAEが妥協合意。増産懸念で原油が急落。FRBパウエル議長もインフレデータが期待以上と発言して原油が売られている
2021年07月23日 72.06 (+63pips上昇) UAEの増産合意で急落後、株の買い戻しで謎の需要拡大観測で急激な買い戻しという喜劇
2021年07月30日 73.66 (+160pips上昇) FRBパウエル議長のテーパリングには時間がかかる発言と利上げには程遠い発言でインフレに対する甘い見解から急激なドル安を招く

2021年08月06日 67.97 (-569pips下落) 米中の経済指標が悪くて暴落
2021年08月13日 67.93 (-4pips下落) バイデン大統領がOPECプラスに増産の圧力をかけていた事が分かる
2021年08月20日 61.92 (-601pips下落) アフガンネタは相手にされず新型コロナのデルタ株感染拡大とFOMC議事録によるドル高の影響で安値を掘る展開
2021年08月27日 68.65 (+673pips上昇) アメリカでファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンが正式承認されてエネルギー需要回復期待が台頭した

2021年09月03日 69.20 (+55pips上昇) OPECプラスが2022年の需要増加の見通しを出したのに一段の増産はしないと発表した事が好感された
2021年09月10日 69.58 (+38pips上昇)
2021年09月17日 71.89 (+231pips上昇) ハリケーン『アイダ』と『ニコラス』の影響
2021年09月24日 73.96 (+207pips上昇) 中国恒大集団のデフォルトリスクについて過度なリスク警戒感が後退

2021年10月01日 75.72 (+176pips上昇) 中国当局が供給をしっかりしろ!との一部報道が好感されて爆買いされる
2021年10月08日 79.50 (+378pips上昇) OPECプラスが微増産40万バレルを維持した事で需給ひっ迫懸念が台頭。おまけに天然ガスの高騰で石油に資金が転換してきているらしい
2021年10月15日 82.47 (+297pips上昇) サウジが増産する気はないと表明してホイワイトハウスの要請を無視した形となる。需給ひっ迫懸念で買われる
2021年10月22日 84.15 (+168pips上昇) 相変わらず需給ひっ迫懸念で買われている。FRBは早期利上げに消極的な発言をしている。
2021年10月29日 83.28 (-87pips下落)

2021年11月05日 81.34 (-194pips下落) OPECプラスは40万バレル増産維持で決定。サウジの日量1000万バレル報道で価格が急落

まとめ

とりあえず両建てLを決済するには証拠金が足りないという謎の仕様から
2万円を絞り出して入金して両建てLを決済してからの
ファイナルナンピン50バレルSを入れました。

個人投資家のポジションがようやくSからLに切り替わったので。

たぶん、もう一段下げが来るでしょ。

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