WTI原油 【見通し・予想】調整下落が来そうな雰囲気 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2020年6月26日(金)の週を終えて
2020年6月26日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をして今後のWTI原油の相場の見通しや
価格を予想していきます。
チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。
それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。
WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年6月26日(金)の週を終えて)
#WTI原油・俺ニカル分析
2020年6月26日の週を終えてテクニカル目先の41.51達成で
折り返しで売られる大口と個人の買いが増えてる
新型コロナウイルスの感染拡大を警戒した事で
経済回復が遅れるとの観測リグ稼働数も1基しか減っておらず
原油在庫も過去最高を更新し続けてる調整下落来るかも pic.twitter.com/Uoq43W9f54
— 堅実なる投機家@-491万7112円・原油相場で負けた男 (@kenjitutouki) June 27, 2020
上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。
WTI原油の在庫状況
API在庫の状況
EIA在庫の状況
原油の在庫の状況 考察 まとめ
・原油在庫が過去最高を更新中
・リグ稼働数が前週比-1基と減少幅が減った事
この事から、原油価格はそろそろ頭打ちになりそうな雰囲気を感じます。
高値警戒だけはしておいたほうがいいかもしれません。
WTI原油のCFTCのポシション状況を比較
大口の買いポジションが増えた以外は
どのポジションも減っています。
現状の原油価格から考察すると
積極的に高値を更新していくような雰囲気を感じられないので
ここから新規で買っても勝算は少ないのではないかと予想しています。
WTI原油の個人のポジション状況
一時40ドルを超える場面がありましたが
終値で見ると39ドルを超えきる事ができず
原油価格は折り返して下落しています。
その状況の中で個人の買いが増えているのを見ると
このまま調整下落が始まるのではないかと予想しています。
WTI原油 テクニカル分析
先週引いたサポートラインのおさらい
- 週の始めに41.51とボリンジャーバンドの+2σで頭を売られました
- その後、下落して25SMAで買い支えられた状態で週を終えました
直近のレジスタンス
41.51と42.34の赤いライン
41.51は3月07日の週の終値です。
次に42.34ですが、ここは2018年のブラッククリスマスの最安値のラインです。
週の始めに41.51を僅かに超えましたが
そこで調度ボリンジャーバンドの+2σで頭を売られる形となったので
41.51が当面のレジスタンスではないかと予想します。
直近のサポートライン
不明です。
深く押さない押し目の無い相場が延々と続き
上昇を続けている中で、どこがサポートになるのか見当がつきません。
移動平均線で買い支えられているので
各移動平均線に着目したほうがいいと思われます。
WTI原油 ファンダメンタルズ分析
2020年6月22日(月曜日)から6月26日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。
6月22日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
前週にOPEC加盟国と非加盟国の協議で、減産目標を達成できなかった国々が
補填する計画を発表をした事で
需給改善が引き続き期待され原油価格が上昇しました。
この日、再び40ドルへ突入しました。
安値38.99 → 終値40.56(-157pips下落)
6月23日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
この日は41.51ドルに到達しましたが
ここを頭に利益確定売りに押され下落して終わりました。
高値41.61 → 終値39.97(-164pip下落)
6月24日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
新型コロナウイルスの感染者が再び増加している報道を受けて
経済の回復が遅れるとの懸念が広がって
原油価格はこの日、大きく下落しました。
高値40.52 → 終値38.06(-246pips下落)
6月25日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
買われた理由が景気回復への期待と報道されているが
株式市場や為替市場は新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されており
ネガティブな情報が蔓延している中で不可解な値動きとなっています。
日足の25日SMAで反発しているので
テクニカルベースで買われたのかなと思います。
安値37.06 → 終値39.02(+196pips上昇)
6月26日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析
新型コロナウイルスの感染拡大が再び意識され
アメリカの週でバーの閉鎖やレストランへの入店者数の削減などの
制限が発表されたのが嫌気され
経済の早期回復の期待が薄れ始めた事により
原油は前日の上げから一転して下落して週を終えました。
高値39.33 → 終値38.17
週の終値を比較
2020年3月07日 41.51 ←次のターゲット?
2020年3月13日 33.25 ←ターゲットクリア
2020年3月21日 23.40 ←ターゲットクリア
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 ←ターゲットクリア
2020年4月09日 23.18 ←ターゲットクリア
2020年4月17日 18.44
2020年4月24日 17.31 ←史上初のマイナス取引となった週の終値
2020年5月01日 19.70 ←U字回復を期待できる所まで回復した
2020年5月08日 26.10 ←暴騰w
2020年5月15日 29.79 ←押し目待ちに押し目なしで高止まりからの踏み上げ!
2020年5月22日 33.56
2020年5月29日 35.19 ←3月13日の終値をクリア!
2020年6月05日 39.07 ←ターゲットに届かず折り返す…
2020年6月12日 36.50
2020年6月19日 39.42
2020年6月26日 38.17 (-125pips下落)
まとめ
WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。
- 減産順守できてない国が補填計画を発表したネタを元に原油価格は上昇しました
- しかし、新型コロナウイルスの感染の再増加によって経済活動が再び停滞するとの観測が出て原油価格は反落しました
- また、原油在庫が過去最高を更新中でリグ稼働数も前週比で-1となっています
- この状況下で個人と大口の買いポジションが増えています
40.42と40.49を終値ベースで明確に上抜ける事ができず
新型コロナウイルスの感染増加が再び台頭してきたことで
原油は再び需要難に陥る可能性がでてきました。
そろそろ調整下落が来てもよさそうな雰囲気を感じます。
とりあえず終値で見ると36.50を下割れると
下落が加速しそうな気がします。
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