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ドル円 【予想・見通し・動向】もしかしてレパトリしてる? テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年3月19日(金)の週を終えて

2021年3月15日(月)から3月19日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。

  • ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年3月19日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年3月15日(月曜日)から3月19日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると

ドル高の要因は以下のとおりです。

  • FOMCを終えて次の日、元の位置に戻る
  • 欧州の新型コロナワクチンの接種状況が鈍化している事
  • 欧州で再びロックダウン措置が取られている事
  • FRBが大手銀行を対象とした緩和措置を3月末で終了すると発表し長期金利の上昇が懸念されてる事

ドル安の要因は以下のとおりです。

  • FOMC後、FRBパウエル議長の発言でドル安に
  • 日銀が長期金利の変動を容認した事
  • 日銀がETFの買い入れを日経225からTOPIXに切り替えた事

2021年3月15日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

15時頃までアメリカの長期金利の上昇を背景にドル高が継続しドル円は高値を更新。

その後はダラダラ横ばいモードで終了。

夜中の0時過ぎにイタリアとフランスがアストラゼネカ製のワクチンの使用を一時停止した
という報道に対してポンドが売られドル高の流れとなりましたが
イマイチ反応に乏しかったです。

安値108.885 → 終値109.119(+23.4pips上昇)

2021年3月16日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

前日のアストラゼネカのワクチンネタでポンドドルが
午前中から売り込まれ夕方18時以降から買い戻しが入りV字回復という喜劇で終わりました。

ドル円もポンドドルやユーロドルのドル高につられドル高になったものの
2月の米小売売上高が寒波の影響で3%減少となり
市場予想の0.5%より悪い内容だったことから冴えない動きで終わりました。

高値109.284 → 終値108.987(-29.7pips下落)

2021年3月17日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

FOMCが日本時間の深夜3時に控えており
その30分後にパウエル議長の発言もあり
市場全体は警戒感から値動きはイマイチでした。

深夜3時30にパウエル議長の発言が始まると
市場は一気にドル安へ傾きました。
とくにポンドドルや豪ドルの上げが凄まじかったです。

FOMCで変化があったのは2023年の利上げ予想を
18人中7人が少なくとも1回の利上げ予想した事ぐらい。(5人から7人に変わった)

とはいえパウエル議長は2023年までは利上げが無いと発言した事や
とくに政策の変更はない事を背景にドル安が一気に加速したようです。

そして米長期金利が上昇していますが、とくに政策変更する事はなく
テーパリングについても議論する必要はまだないと見解をしめしているので
長期金利の上昇は容認されそうです。

高値109.322 → 終値108.836(-48.6pips下落)

2021年3月18日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

この日は、前日のFOMCの水準までドル高で戻した後は
戻り高値を売られて終了しました。

この日は、長期金利が爆上げして、ドルインデックスも上昇しているので
ドル高になってるのですがドル円は109.3を超えるのが難しい展開になってます。

どうも日銀が長期金利の上下動を0.25%程度の変動を認め事や
上場投資信託(ETF)の買い入れは年6兆円とする目安をなくし、
市場の混乱時にのみ購入するなどの報道から円高になってるようです。

始値108.835 → 終値108.879 (+4.4pips)

2021年3月19日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

前日に引き続き、この日も値動きはイマイチ。

FRBが新型コロナウイルスの感染拡大に伴って
大手銀行を対象に導入した緩和措置を延長しない事を決定した。
これを受けて長期金利の上昇圧力がかかる恐れがあると懸念されてドル高にはなったものの

ドル円はイマイチな値動きで終わりました。

日銀の政策発表があり
日銀がETF買い入れをTOPIX型に変更した事を背景に日経225が下落。

この流れを受けてドル円が冴えない動きで終了しました。

始値108.880 → 終値108.870(-1pips)

ドル円 テクニカル分析

ドル円の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-2021年03月19日の週を終えて-ドル円-日足チャート
1-2021年03月19日の週を終えて-ドル円-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 109.3を明確に超える事ができず、だらだら下げて横ばいで終わる

直近のレジスタンス

2-ドル円-直近のレジスタンス-200MA-108-96x-週足チャート-2021年3月19日の週を終えて
2-ドル円-直近のレジスタンス-200MA-108-96x-週足チャート-2021年3月19日の週を終えて

108.96x 週足の200MA

109.3を明確に超えきれず
この付近で頭を抑えられているので
結構固めなレジスタンスなんじゃないかって見てます。

ここを上に抜けきったら
109.68x 週足レベルの高値で打ち返される数が多かった場所を見に行くのではないでしょうか。

直近のサポート

3-ドル円-直近サポート-108-3xx-日足チャート-2021年3月19日の週を終えて
3-ドル円-直近サポート-108-3xx-日足チャート-2021年3月19日の週を終えて

108.3xx 直近の押し安値

割れたらストップを巻き込んで大き目の調整が入りそうなので要チェックだと思います。

円のCFTCの大口のポジション状況

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

円のCFTCのポジション比較

4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年3月19日の週を終えて
4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年3月19日の週を終えて

大口の円買いが大量に解消されてる…。

ショーター逝ったか…。

これ反動安警戒せんにゃいかんのじゃない?大丈夫?

ドル円の個人のポジション状況

5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年3月19日の週を終えて
5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年3月19日の週を終えて

大口が売りをロスカットしたところで
ドル円の売りもまずまずの損切りが入ってるっぽいなぁ。

ドル高だと思うんだけど…一旦、下押しを警戒したほうがいいのかな?

ドル自体のポジション状況を比較

6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年3月19日の週を終えて
6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年3月19日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年3月19日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年3月19日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年3月19日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年3月19日の週を終えて

大口がドルインデックスでドル売りを大量に解消してる…。

大口がユーロの買いを大量に減らしてきてる…

これ資金引き上げてる!?

となると、ドル買い、ユーロ売り
リスク回避みたいな流れじゃんw

そして個人はユーロドテン買いか。

こりゃドル高きそうだなぁ…。

週の終値を比較

2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決

2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週

2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復
2021年02月26日の終値 106.530 (+111.3pips上昇) アメリカの長期金利が上昇してSP500の配当利回りを超えた事で株安のドル高が進行
2021年03月05日の終値 108.206 (+167.6pips上昇) FRBパウエル議長は長期金利に介入する気はない。政策路線の変更もなし。市場参加者は失望してドル買いに
2021年03月12日の終値 108.979 (+77.3pips上昇) アメリカで1兆9000億ドルの経済対策法案が成立しました
2021年03月19日の終値 108.870 (-10.9pips下落) 日銀が長期金利の上下動を許容し、ETF買い入れを日経225からTOPIXに切り替え

まとめ

ドル円の相場状況をまとめると

  • FOMCで行って来いして継続109.3を明確に超えきれず横ばいで終了
  • FRBが大手銀行向けの緩和措置を3月末で辞めると発表し長期金路の上昇が懸念されてドル高になっているがドル円は横ばい
  • 日銀が長期金利の上下動を許容し、ETF買い入れを日経225からTOPIXに切り替えた事で円高が進んでいる
  • 大口は円買いのポジションを大量に解消
  • 大口はドル売りのポジションを大量に解消
  • 大口はユーロ買いのポジションを大量に解消

資金の巻き戻しが起きてるのかな?

とりあえず先週握ってたドル円のロングは解消しました。
上がり切らずイライラしてたので…

9-ドル円-1枚ロング-決済-上がる気配が無いので-口座残高とポジション状況-2021年3月17日12時41分
9-ドル円-1枚ロング-決済-上がる気配が無いので-口座残高とポジション状況-2021年3月17日12時41分

その後、株安でリスク回避でドル高になると見込んで
国内口座ひまわり証券で豪ドルUSDをショート
海外口座FBSでポンドドルをショート
海外口座iFOREXでユーロポンドをロング
しています。

10-豪ドルUSD-1枚S-ポジション状況と口座残高-2021年3月17日-12時40
10-豪ドルUSD-1枚S-ポジション状況と口座残高-2021年3月17日-12時40
11-ユーロポンド-EURGBP-10000通貨ロング-ポジション状況と口座残高-2021年3月16-10時39分
11-ユーロポンド-EURGBP-10000通貨ロング-ポジション状況と口座残高-2021年3月16-10時39分
12-GBPUSD-ポンドドル-0-11枚売り-2021年3月15日-15時15分1時間足とポジション状況
12-GBPUSD-ポンドドル-0-11枚売り-2021年3月15日-15時15分1時間足とポジション状況

株安でリスク回避のドル高こい!!

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