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ダウ30【見通し・予想・動向】史上最高値の33000ドル突破 ショーターが損切りドテンロングした所で株価が下落中…下押しを警戒しよう テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年3月19日(金)の週を終えて

2021年3月15日(月)から3月19日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。

  • アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年3月19日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年3月15日(月曜日)から3月19日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間の株価の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • レジャー予約が増加している事を背景に、航空業界がコロナショックから回復の兆しを見せている事
  • FOMCでFRBが経済見通しについて良好な発言をしたことやテーパリングや早期の利上げをしないと発言した事

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • 欧州でアストラゼネカ製の新型コロナワクチンの使用を一時停止した事
  • 欧州で新型コロナウイルスの感染抑制のためにロックダウン措置を取った事
  • FRBが大手行を対象にした自己資本規制である補完的レバレッジ比率の緩和措置を延長せず3月末で終了すると発表した事で長期金利の上昇が懸念されている事
  • 原油が短期間で暴落している事

2021年3月15日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

日本時間の0時過ぎ頃にアストラゼネカの新型コロナワクチンを
イタリアやフランスで使用を一時停止するとう報道を背景に株価が伸び悩んだが
最後は踏み上げて陽線で終了しました。

石油企業の銘柄は売られたものの
航空企業の株価は軒並み上昇しました。

デルタ航空、サウスウェスト航空、ジェットブルーエアウェイズの3者は
新型コロナワクチンの接種が進むにつれてレジャー目的の航空便予約が増えていると報告し
新型コロナウイルスのパンデミックの最悪期を脱した可能性がある事が分かり
航空銘柄の買いが株価の上昇を牽引したようです。

アメリカの長期金利が下落した事を背景にハイテクグロース株にも買いが集まったようです。

安値32624.25 → 終値32927.00(+302.75pips上昇)

2021年3月16日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

前日の夜中に情報が出たアストラゼネカの新型コロナワクチンの使用を
イタリアやフランスで一時停止した報道が引き続き意識され
原油価格が下落しエネルギー株などが下落を牽引して冴えない状態で終わりました。

高値32972.01 → 終値32868.20(-103.81pips下落)

2021年3月17日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

FOMCが日本時間深夜3時を控えていたのもあり
警戒感からほぼ横ばいの推移を辿っていました。
3時30からFRBパウエル議長の発言があり取引が活発化。

経済成長の見通しが良かった事、テーパリングをまだ始めない事、インフレも上昇する事
2023年の利上げは無い事から株価はリスクONの流れを受けて急上昇しました。

ダウ30は史上最高値の33000ドルを突破して終了しました。

安値32782.46 → 終値33053.12(+270.66)

2021年3月18日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

ダウ30とSP500は史上最高値を付けて陰線引けして終了しました。

フランスが新型コロナ第3波を受けてパリ近郊の都市を1か月間ロックダウンすると発表。
欧州などで新型コロナウイルスの感染状態が警戒されリスク回避の動きとなりました。

またアメリカの長期金利が爆上げ。
1.70%台を突破した事を背景にナスダック100は大きく下落。

原油価格も64ドル台から58ドル台と600pipsクラスの大暴落をした事を背景に
エネルギー株や景気敏感株が売られダウ30やSP500も共に下落する事になりました。

高値33231.46 → 終値32913.38(-318.08pips下落)

2021年3月19日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

前日の嫌な流れを引き継いだ形で続落。

この日、FRBが大手行を対象にした自己資本規制である補完的レバレッジ比率(SLR)の緩和措置を
延長せず3月末で終了すると発表した事で、大手銀行が規制遵守のための米国債の売却に迫られる見通しから
さらに長期金利の上昇する事が予想されました。

長期金利の影響を受けやすいナスダック100は辛うじて耐えたものの
ダウ30やSP500は前日の嫌な流れを引き継いでして下落して週を終えました。

高値33004.56 → 終値32626.71(-377.85pips下落)

ダウ30 テクニカル分析

ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-1-2021年03月19日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-1-2021年03月19日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-2-2021年03月19日の週を終えて-VIX-日足チャート
1-2-2021年03月19日の週を終えて-VIX-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 週の始め、落とす雰囲気を見せときながら上昇を継続し史上最高値33000ドルに到達
  • その後、高値更新後に33158のラインで頭を抑えられる形で下落して週を終える

直近のレジスタンスライン

2-ダウ30-直近のレジスタンス33158-2021年3月19日の週を終えて-日足チャート
2-ダウ30-直近のレジスタンス33158-2021年3月19日の週を終えて-日足チャート

33158ドル台 水色のライン

最高値を更新して何処まで行くのか分からないので
目安として抵抗ラインを引いてみました。

32000~30800の値幅的に約1100ドルくらいなので
だいたいこの辺かなと。

とりあえず高値更新でここまで到達しましたが
その後、綺麗に撃ち落とされていったのを見るとレジスタンスとして意識されていると思われます。

直近のサポートゾーン

3-ダウ30-直近のサポート-30934もしくは75EMAライン-2021年3月19日の週を終えて
3-ダウ30-直近のサポート-30934もしくは75EMAライン-2021年3月19日の週を終えて

30934.76もしくは75EMA

押し安値を30934で形成して反転上昇しているので
ここを割れなければ上昇ダウ理論は続くとの見方から上昇トレンドは続くと思います。

また日足75MAが強力にサポートして買い支えているので
この辺りがサポートかなと思われます。

ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較

4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年3月19日の週を終えて
4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年3月19日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年3月19日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年3月19日の週を終えて

前の週にSP500の個人投資家はショートをぶち込んできていたが
今度はドテン買いしている模様。
ただ価格は史上最高値を付けて下落をしている…。

ダウ30は少し買い支えを狙っている感じか?

最高値を更新した後の下落なので
さらなる下落は警戒しておきたいところ。

ダウ30とSP500の個人のポジション比較

5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年3月19日の週を終えて
5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年3月19日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年3月19日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年3月19日の週を終えて

ダウ30の売りが減っているのを見ると
個人投資家のショーターは33000ドルの史上最高値を更新した事ころでロスカットに追い込まれたように見えますね…。

そこから下落と…。

それに対してSP500は買いが増えている事から、史上最高値でロング掴んだ人いるのかな?
という感じ。

ダウ30のポジション状況 まとめ

個人投資家の買いが増えた状態で史上最高値からの下落。

ここからさらなる下落を警戒したほうがいいかもしれませんね。

なんとなく、まだ悪いニュースが残っている雰囲気を感じます。

週の終値を比較

2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決

2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持
2021年01月29日 29987.22 (-1041.84pips下落) ロビンフッダーがヘッジファンドを追い込み損失計上で株価が暴落

2021年02月05日 31193.50 (+1206.28pips上昇) バイデン大統領の経済対策が縮小される事はなく、従来の規模で行くと表明した
2021年02月12日 31493.05 (+299.55pips上昇)
2021年02月19日 31482.60 (-10.45pips下落) 長期金利が約1年ぶりに1.3%回復 バンクオブアメリカがドットコムバブル級の過熱感を警戒
2021年02月26日 30902.16 (-580.44pips下落) 長期金利が1.6%に達してSP500の配当利回り1.48%を超えて株の魅力が薄れて株価が下落
2021年03月05日 31515.09 (+612.93pips上昇) SP500の大口が大人買い。ショーターが大量に踏みあげられて週を終える
2021年03月12日 32795.54 (+1280.45pips上昇) 1.9兆ドルの新型コロナ追加経済対策法案が成立!景気敏感株主導でダウ30が最高値を更新!
2021年03月19日 32626.71 (-168.83pips下落)

まとめ

ダウ30の相場状況をまとめると

  • レジャー予約が増加した事を背景に新型コロナショックから回復する見通しから航空株が上昇。
  • FRBが政策を変更はせず、経済成長も良い見通しを出した事で株価は史上最高値の33000ドルを突破
  • その後は、欧州でアストラゼネカ製の新型コロナワクチンの一時使用を停止した事でワクチンの接種が鈍化している事や欧州のロックダウン措置でリスク回避で株価が下落
  • SP500の個人投資家はSP500の全力ショートで踏みあげてロスカットされた挙句、最高値でドテンロングして株価が下落してしまう…

うーん。

何か悪いニュースが潜んでいそうで
もう一段下落があるのを警戒したほうがよさげ。

とくに個人投資家がショーターがロスカットに追い込まれて
史上最高値付近でドテンロングしているので
なおの事、警戒したい。

株価が大暴落したら安値で拾っていくつもり。

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