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ダウ30【見通し・予想・動向】新型コロナウイルスの変異種で株価は急落するが、その日の内に買い戻されてしまうw やはり30000ドルは死守したいみたい… テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2020年12月25日(金)の週を終えて

2020年12月21日(月)から12月25日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。

  • アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2020年12月25日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き

2020年12月21日(月曜日)から12月25日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間でインパクトがあった出来事は

  • イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見され、EU各国でロックダウン措置が取られた事
  • 9000億ドルの新型コロナ追加経済対策が与野党指導部で合意したが、トランプ大統領が署名せず拒否して修正案を出した事
  • トランプ大統領の修正案が纏まらず、また協議をやり直す事に…
  • イギリスとEUが通商協議で合意したと発表した事

12月21日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見され、感染率が従来と比べて70%ほど強く
イギリス国内で移動制限や外出制限が出ました。

またアメリカ議会の与野党指導部で9000億ドルの新型コロナ追加経済対策案が合意したと報道されますが
日本時間の午前中から夜19時ぐらいにかけて、新型コロナウイルスの変異種の不安が意識され
リスク回避で売り込まれました。

その後は、現行の新型コロナワクチンでも変異種に有効性がありそうだとの見方から
アメリカ議会の新型コロナ追加経済対策の合意が意識された事や
FRBが銀行の配当支払いの制限や自社株買いの禁止を緩めた事で銀行株が上昇した事で
ダウ30は安値から大きく買い戻されて終了しました。

日足で見るとすごい下髭陽線になっています。

始値30284.56 → 終値30226.28(-58.28pips)

12月22日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

イギリスやEU各国で新型コロナウイルスの変異種によって
ロックダウン措置が取られリスク回避の動きが継続。

アメリカの中古住宅販売件数も665万件と6カ月ぶりの減少を見せた。

株価は下落したものの、前日の安値を更新するまでの下げはなく
途中で下げ止まってる感じで終了しました。

ちなみに、ビオンテックのシャヒン最高経営責任者(CEO)は、
ファイザーと共同開発した新型コロナウイルスワクチンが、
イギリスで確認された変異種にも有効である公算が大きいと述べています。

またファイザーとモデルナは、ワクチンが新型コロナ変異種に効果があるか検証しているようです。

高値30282.66 → 終値30038.46(-244.2pips下落)

12月23日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

イギリスで発見された新型コロナウイルスの変異種によって
イギリスとフランス間の国境が再開された事や
イギリスとEUとの通商合意が近く纏まるとの観測から
リスク回避で売られていた資産の買い戻しがおきて
ロンドンタイムから株価が買い戻される動きとなりました。

アメリカン航空やユナイテッド航空が一時帰休となった従業員の職場復帰計画の発表や
新型コロナ追加経済対策に盛り込まれた約150億ドル規模の給与支援を期待して
株価の上昇を手助けしたようです。

ファイザーもアメリカ政府から約20億ドルの支払いを受けて新型コロナワクチン1億回分を
追加確保したと発表され株価が上昇しています。

このように、経済再開の恩恵を受ける可能性の高いセクターに買いが入り
株価が安値から復帰した形となっています。

とりあえずダウ30は30000ドルは死守したいみたいですね。

安値29868.35 → 終値30215.59(+347.24pips上昇)

12月24日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

トランプ大統領が新型コロナ追加経済対策案の署名を拒否して
修正案を出しましたが、それについて与野党で協議した結果
修正には至らず持ち越される事になりました。

リスク回避になるかなと思いきや
イギリスとEUが自由貿易協定(FTA)を含む将来の関係で合意したと発表した事で
リスク回避が相殺される形となり30000ドルを死守した形となりました。

始値30215.59 → 終値30231.38(+15.79pips)

12月25日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

クリスマス休暇のためお休み

ダウ30 テクニカル分析

ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-1-2020年12月25日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-1-2020年12月25日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-2-2020年12月25日の週を終えて-VIX-日足チャート
1-2-2020年12月25日の週を終えて-VIX-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 週の始めに新型コロナウイルスの変異種が発見され急落し、月足のネックライン29594を割れるが、その日の内に買い戻される
  • その後、転換線に買い支えられ5日SMAの少し上で週を終える

直近のレジスタンス

2-ダウ30-直近のレジスタンス-30980-2020年12月25日の週を終えて
2-ダウ30-直近のレジスタンス-30980-2020年12月25日の週を終えて

最高値を更新して上昇してきているので、どこがレジスタンスか不明です…。

とりあえず直近のレンジ幅を抜けたら、次のターゲットもそのレンジ幅になりうると考えると
30900ドル~31000ドルあたりがレジスタンスになると思いますが
あくまでも目安なので過信しすぎないようにしましょう。

直近のサポートゾーン

3-ダウ30-直近のサポート-29987-2020年12月25日の週を終えて
3-ダウ30-直近のサポート-29987-2020年12月25日の週を終えて

29987 もしくは5日SMA、転換線

新型コロナウイルスの変異種で株価が急落したものの
月足のネックライン29594を僅かに下抜けた後、即座に買い戻されたのを見ると
ダウ30は30000ドルをキープしたいのかなと思われます。

その後も下落はしたものの、転換線で買い支えられ5日SMAまで戻されるあたり
30000ドル以下は買い圧力が強いように思います。

ダウ30とSP500のCFTCの大口のポジション比較

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

ここでSP500のポジション状況と比較しているのは
ポジションの量がダウ30と比べて多い事とチャートの形もさほど変わらない事から
母数の多いSP500と比較する事で流れを掴みやすくする為です。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較

クリスマス休暇なので発表が遅れる事となり分析は次回に持ち越します。

ダウ30とSP500の個人のポジション比較

4-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2020年12月25日の週を終えて
4-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2020年12月25日の週を終えて
4-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2020年12月25日の週を終えて
4-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2020年12月25日の週を終えて

SP500は前の週とたいして変わりませんが
ダウ30は売りポジションが増えています。

月曜日に新型コロナウイリスの変異種が確認されEU各国がロックダウン措置を取った事から
株価は急落しました。

その流れを受けて売りを入れた人が多いように思います。

しかし、株価はその日の内に買い戻されたのを見ると
個人投資家は底ショートをブチかまして捕まってる可能性が高いです…。

これはちょっとヤバイかもしれませんね…。
ロスカットを狙った踏み上げがあるかもしれないので警戒しておく必要があると思います。

ダウ30のポジション状況 まとめ

SP500は大して変化はなかったものの
ダウ30の売りの多さが目立ちます。

月足レベルのネックライン割れで底ショート入れて
踏みあげられたと予想しています。

ここからはロスカットを狙ったジワ上げ、もしくは踏み上げがあるかもしれないので
新規で売りで入る場合は、その点を頭に入れてトレードに挑んだ方がいいと思います。

どちらかと言うと30000ドル死守している部隊と一緒になって押し目買いしたほうが
救われる可能性は売りよりはあるんじゃないかと思います。

週の終値を比較

02月21日 29017 ←クリア(2020年11月13の終値)
02月29日 25534 ←ここを超えると上昇に弾みがつきそう
03月13日 23017 ←ここを明確に超えてきた
03月20日 19198 ←ここを底打ちと判断
03月27日 21549
04月03日 21053
04月09日 23792
04月17日 24269
04月24日 23776
05月01日 23730
05月08日 24391
05月15日 23604
05月22日 24476
05月29日 25505
06月05日 27089
06月12日 25548
06月19日 25669.02
06月26日 25090
07月03日 25747.36
07月10日 26100.60
07月17日 26633.92
07月24日 26436.68
07月31日 26442.10 (+5.42pips上昇)
08月07日 27428.27 (+986.17pips上昇)
08月14日 27873.87 (+445.6pips上昇)
08月21日 27912 (+38.13pips上昇)
08月28日 28647.36 (+735.36pips上昇)
09月04日 28095.96 (-551.4pips下落)
09月11日 27620.05 (-475.91pips下落)
09月18日 27741.48 (-121.43pips下落)
09月25日 27184.74 (-556.74pips下落) ※下落4週目 反転上昇して引け
10月02日 27694.43 (+509.69pips下落) ※トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染
10月09日 28644.35 (+949.92pips上昇) ※トランプ大統領が新型コロナウイルスから復帰
10月16日 28526.56 (-117.69pips下落)
10月23日 28299.23 (-227.33pips下落)
10月30日 26545.21 (-1754.02pips下落) ※新型コロナ追加経済対策の協議が纏まらない事と大統領選前の不透明感から大暴落
11月06日 28349.67 (+1804.46pips上昇) ※アメリカの大統領選があった週
11月13日 29482.67 (+1133pips上昇) 新型コロナワクチンの有効性が90%を超えると発表される
11月20日 29195.77 (-286.9pips下落)
11月27日 29938.79 (+743.02pips上昇) 最高値更新!バイデン氏の次期政権移行プロセスを容認した事
12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる

まとめ

ダウ30の相場状況をまとめると

  • イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見され、EU各国でロックダウン措置を取った事で株価が急落
  • その後は、9000億ドルの新型コロナ追加経済対策が与野党指導部で合意した事を背景に株価がその日の内に急落から買い戻される
  • しかしトランプ大統領の修正案が纏まらず、また協議をやり直す事になったが、イギリスとEUが通商協議で合意したと発表した事でリスク回避は相殺される
  • ダウ30は30000ドルをキープしたい様子
  • 個人投資家は月曜日の急落でネックライン割れたあたりで底ショートをブチかまし、踏みあげられている状態

個人投資家が底Sで捕まっているのを見ると、これは株価は上がらざるを得ないのではないかと予想しています…。

ジワ上げか?それとも一気に踏み上げか?
年末の薄商いでどうなるか分かりません。

ただ言える事はダウ30は30000ドルをキープしたい動きなので
安易で売りで入ると不利な状況に持っていかれる事。

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