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ダウ30【見通し・予想・動向】売り過ぎたから買い戻しましたとか…呆れて物が言えません。上げんなら下げんな!!テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年6月25日(金)の週を終えて

2021年6月21日(月)から6月25日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。

  • アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年6月25日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年6月21日(月曜日)から6月25日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間の株価の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • 先週は売り過ぎたとの見方で買い戻しが入る
  • パウエル議長の発言でFRBは予防的に利上げすることはない事から性急な利上げは無い事で安堵感が広がった
  • FRBのストレステストの結果公表で自社株買いと配当増加などの期待感で金融株が上昇
  • バイデン大統領が超党派のインフラ投資計画に同意したと一部通信社の報道が好感された

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • なし

2021年6月21日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京時間13時頃から買い戻しが入り
ロンドン時間初動で急激に変われ
NY時間に完全復活のV字型を形成する

先週は売り過ぎたとの見方で買い戻されてるらしい…。

だったら売り過ぎんなや!!!(怒)

安値33044.82 → 終値33942.45(+897.63pips上昇)
(12時台)

2021年6月22日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京時間は昨日の流れを引き継いでジリジリ上昇
ロンドンタイムで下げて
NYタイムで買い戻しでちょっと高値を更新して終わる

パウエル議長の発言を控えて小動きで終了した。
ナスダックは最高値を更新した。

夜中の3時40分頃パウエル議長の発言があり
「FRBは予防的に利上げすることはない」
「FRBは利上げの引き金として実際のインフレを待つ」
との事で、性急な利上げが無い事が好感された模様。

始値33942.45 → 終値34000.29(+57.84pips)
(安値 22時台・23時台)
(高値 夜中の4時台)

2021年6月23日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

この日はテスラが買われた
太陽光・エネルギー貯蔵施設を利用した充電施設を中国で初めて開設した事が好感されたらしい。

それ以外はネタに乏しく、株価もイマイチな感じで終わる。

始値34000.29 → 終値33925.64(-74.65pips)
(安値 夜中の4時・5時台)
(高値 15時台・16時台)

2021年6月24日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京時間からNY時間にかけてひたすら買われていきました。
押しは少ししかない。

ナスダック100とSP500が最高値を更新しました。
ダウ30は最高値までは行きませんが大きく上昇しました。

日本時間の夜1時56分頃
バイデン大統領が超党派のインフラ投資計画に同意したと
一部通信社の報道が好感され株価がブチ上げました。

キャタピラーとボーイングの株価が上昇しダウ30の上昇を牽引しているようです。

またFRBのストレステストの結果公表を前に
配当増加などの期待感で金融株が上昇してダウ30を押し上げてるみたいです。

だったら先週やっとけやという話なんだが…。
キャタピラーと金融株だけ先週下げやがって。
これが狙いだったんだろ?

安値33914.79 → 終値34313.34(+398.55pips上昇)

2021年6月25日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

SP500がこの日も最高値を更新

大手金融機関を対象にストレステストの結果を公表
銀行が十分な資本を保有している事が分かり
新型コロナ禍を受けて導入した自社株買いと配当金支払いの制限を
30日付で解除すると発表された事が好感されました。

バンクオブアメリカやウェルズファーゴなどの金融株が上昇。

その他、ナイキが15.5%も急騰しました。
3月~5月期の決算が売上高と利益が市場予想を超えたのが好感されたようです。

新型コロナワクチンの普及に伴ってロックダン措置が終了し
日常生活が戻ると共に製品の需要が高まったようです。

あとはバイデン大統領と超党派のインフラ投資計画1兆2000億ドル規模の合意の件が
引き続きリスクONのネタとして株価を押し上げてるようです。

安値34275.85 → 終値34495.54(+219.69pips上昇)

ダウ30 テクニカル分析

ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-1-2021年06月25日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-1-2021年06月25日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-2-2021年06月25日の週を終えて-VIX-日足チャート
1-2-2021年06月25日の週を終えて-VIX-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 月曜一発目に大きく買い戻された後は、たいした押し目も作らず、ひたすら買われていった一週間でした

直近のレジスタンスライン

2-ダウ30-直近のレジスタンス34565-34841-2021年6月25日の週を終えて-日足チャート
2-ダウ30-直近のレジスタンス34565-34841-2021年6月25日の週を終えて-日足チャート

34565.78 – 34841.62 水色のライン

しっかり上昇トレンドラインに回帰して上昇の勢いを見せてます。

この感じを見ると34565ではたぶん止まらないと思う。
34841の最高値を更新するかどうか。

SP500とナスダック100はすでに最高値を更新してるし
出遅れ感のあるダウ30だけが取り残されてるので超えるかもしれん。

直近のサポート

3-ダウ30-直近のサポート-34000以下のMAや基準線に注目-2021年6月25日の週を終えて-日足チャート
3-ダウ30-直近のサポート-34000以下のMAや基準線に注目-2021年6月25日の週を終えて-日足チャート

34000以下の押し目買いサポート

結局いつものボリバン-3σで急激に買い戻された後は
ボリバン-2σと5日転換線で買い支えられていく
いつものパターンか…。

34000ドル付近に75MAやら基準線やら5日転換線やらが密集してるので
ここから下の押し目買いゾーンでサポートされるんじゃないでしょうか。

ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較

4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年6月25日の週を終えて
4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年6月25日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年6月25日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年6月25日の週を終えて

ダウ30は買いが手放した感じで売りだけが取り残されてる様子。
これはショート狩る為に上がるんじゃないか?

SP500は大部分がポジションを解消している。

とはいえSP500はたいして下がってないからショーターは損切りした感じかな。
あとは天井ロンガーを一掃した形か。

この2週間、ほんと酷かったなぁ…。

ダウ30とSP500の個人のポジション比較

5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年6月25日の週を終えて
5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年6月25日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年6月25日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年6月25日の週を終えて

底で買ってた個人投資家が速攻で手放してドテン売りしてる。
おまけに売り上がってる感じで含み損抱えてる様子なので
これは上昇圧力が高まるかもしれん。

ダウ30のポジション状況 まとめ

個人投資家が速攻でドテン売りに切り替えて
おまけに売りで含み損抱えて捕まってる状態だし

SP500とナスダック100が最高値を更新してるから
今度はダウ30が最高値をブチ抜けるかもしれん。

ショーターは震えて眠れな。

週の終値を比較

2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決

2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持
2021年01月29日 29987.22 (-1041.84pips下落) ロビンフッダーがヘッジファンドを追い込み損失計上で株価が暴落

2021年02月05日 31193.50 (+1206.28pips上昇) バイデン大統領の経済対策が縮小される事はなく、従来の規模で行くと表明した
2021年02月12日 31493.05 (+299.55pips上昇)
2021年02月19日 31482.60 (-10.45pips下落) 長期金利が約1年ぶりに1.3%回復 バンクオブアメリカがドットコムバブル級の過熱感を警戒
2021年02月26日 30902.16 (-580.44pips下落) 長期金利が1.6%に達してSP500の配当利回り1.48%を超えて株の魅力が薄れて株価が下落
2021年03月05日 31515.09 (+612.93pips上昇) SP500の大口が大人買い。ショーターが大量に踏みあげられて週を終える
2021年03月12日 32795.54 (+1280.45pips上昇) 1.9兆ドルの新型コロナ追加経済対策法案が成立!景気敏感株主導でダウ30が最高値を更新!
2021年03月19日 32626.71 (-168.83pips下落)
2021年03月26日 33108.09 (+481.38pips上昇) バイデン大統領が2億回の新型コロナワクチンの普及を目指す。そしてインフラ投資を計画中!

2021年04月02日 33325.69 (+217.60pips上昇) ISM製造業景気指数が37年ぶりの高水準。雇用統計も予想を上回る結果を受けて株価は史上最高値更新中!
2021年04月09日 33767.00 (+441.31pips上昇)
2021年04月16日 34188.09 (+421.09pips上昇) 長期金利が大幅下落でグロース株に資金が集まる
2021年04月23日 34025.92 (-162.17pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン税の増税案を出す見通し。日本が緊急事態宣言、インドの首都でロックダウン
2021年04月30日 33924.47 (-101.45pips下落)

2021年05月07日 34811.25 (+886.78pips上昇) 非農業部門雇用者数変化が予想より低い数値を出したことで利上げやテーパリングはムリという流れで株高
2021年05月14日 34331.89 (-479.36pips下落) インフレ懸念でパニック売りからのインフレ懸念後退で買い戻し
2021年05月21日 34252.23 (-79.66pips下落) インフレ懸念とビットコインの急落、テーパリングの議論が出たが株価にあまり影響はなかった
2021年05月28日 34567.93 (+315.7pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資案が報道され一気にリスクONの流れに

2021年06月04日 34748.00 (+180.07pips上昇) 週末の5月の非農業部門雇用者数変化が予想より悪くて株価がブチ上げ
2021年06月14日 34461.81 (-286.19pips下落) しつこい戻り売りの1週間だった。5月の米CPIを警戒した事や来週のFOMCを警戒したポジション整理
2021年06月18日 33304.73 (-1157.08pips下落) FOMCでまさかの利上げ前倒し予想を発表(2022年~2023年中。従来は2024年だった) 年初来の下げ幅を記録
2021年06月25日 34495.54 (+1190.81pips上昇) 先週は売り過ぎちゃたで買い戻し。バイデン大統領と超党派のインフラ投資計画が合意したとの報道で買いが強くなる

まとめ

ダウ30の相場状況をまとめると

  • 先週は売り過ぎちゃいましたね(テヘペロ)という理由から、月曜日のお昼ごろから一気に買い戻しが強くなりV字回復を見せる
  • そこから大した押し目もなく2日間高止まりした後、上昇が加速する
  • FRBパウエル議長が性急な利上げをしないとの発言で安堵感が広がる
  • バイデン大統領が超党派とインフラ投資計画の案が合意したと一部通信社によって報道され買い戻しが強くなる
  • 大手銀行を対象としたストレステストの結果が公表され、結果が良かった事から自社株買いや配当増加が期待され金融株が先週の下落から買い戻された
  • 個人投資家は底で買った株を速攻で手放し、ドテン売りで捕まった状態

売り過ぎちゃいましたねで買い戻しで元通りにするんだったら先週、下げんなや!!!(怒)

こちとら同じポジションを失った後だから
新しくポジション持つ気が失せとるんじゃい!!!

怒りと呆れが入り混じってマジでヤル気せんわ…。

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