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ダウ30【見通し・予想・動向】バイデン大統領就任式後は株価は頭打ちだけど、僕は慎重に押し目買いをする予定です テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年1月22日(金)の週を終えて

2021年1月18日(月)から1月22日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。

  • アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年1月22日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年1月18日(月曜日)から1月22日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間でインパクトがあった出来事は

  • アメリカ女性初の財務長官に任命されたイエレン氏の発言で大統領の大規模景気刺激策を支持する意向を示した
  • ボーイングの737MAXがカナダで運行禁止を解除され欧州も来週から運行再開を承認する方針
  • バイデン大統領の就任式が終わると株価が頭打ちで下落した事
  • ネットフリックスの株価がブチ上げ。作品制作などに借り入れする必要がなくなるらしい
  • バイデン大統領がカナダとの原油輸送路のパイプライン建設許可を取り消してエネルギー株など景気敏感株が売られる
  • IBMやインテルの株価が下がり、景気回復懸念が台頭する

2021年1月18日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

アメリカが休みだったので目立ったネタはなく終了。

安値30734.60 → 終値30858.60(+124pips上昇)

2021年1月19日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

女性初の財務長官に任命されたイエレン氏の発言があり
大規模な経済対策の必要性があると発言されました。

イエレンさんによると債務が拡大しても追加経済対策で大きく行動をとる事は
将来的には恩恵を受け代償よりも上回るとの考えを示しました。

バイデン大統領の大規模な景気刺激策を支持した事で
今後の景気刺激策が期待され株価は上昇したようです。

ボーイングの株価が上昇しダウ30の上昇を牽引しました。
カナダで2年近く737MAXの運航禁止をされていたようですが
20日に解除すると発表された事や欧州も来週運航再開を承認する方針を示した事が
好感されたようです。

安値30858.60 → 終値30950.96(+92.36pips上昇)

2021年1月20日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

バイデン大統領の就任式がありご祝儀の株価上昇が起きました。

また巣籠需要でネットフリックスなどの株価が上昇しました。
2020年末に登録者が2億人を突破し、作品制作などに借り入れを行う必要がなくなるとの見通しが好感され
株価がブチ上げたようです。

情報技術系の株価は決算期待から軒並み上昇。
これによりナスダックの株価が上昇を牽引。

安値30888.13 → 終値31182.48(+294.35pips上昇)

2021年1月21日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

バイデン大統領がカナダとの原油を輸送するパイプラインの建設許可を撤回する事となり
エネルギー株が売られる結果となる。

前日のご祝儀相場から一転して株価は頭打ちで終了しました。

経済指標の新規失業保険申請件数は90万件となり前週の92.6万件から改善。
失業保険継続受給者数も505.4万人となり前週の518.1万人から改善。

12住宅着工件数も前月比で5.8%と増加し前月3.1%を上昇する勢い。
1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数も26.5と前回の9.1より上昇。

アメリカの経済指標はどれも良好を示しましたが
株価は頭打ちの様子を見せて下落してしまいました。

高値31300.26 → 終値31175.15(-125.11pips下落)

2021年1月22日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

アメリカの経済指標で1月の製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) は59.1と
前回の57.1から上昇しました。

しかしIBMの第4四半期の決算発表があり売上高が市場予想を下回った事や
インテルの決算発表は市場予想よりも利益や売上高が良かったものの
外部委託への明確なシフトを示さなかった事が嫌気され株価が下落。

これらの銘柄の株価が下落した事で経済活動が数カ月以内に完全に再開する事への期待感が
後退しつつあるとの見方で株価が下落。

株価の下落は景気敏感のエネルギー株にも波及し、冴えない状態で週を終えました。

高値31196.74 → 終値31029.06(-167.68pips下落)

ダウ30 テクニカル分析

ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-1-2021年01月22日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-1-2021年01月22日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-2-2021年01月22日の週を終えて-VIX-日足チャート
1-2-2021年01月22日の週を終えて-VIX-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 週の始めに反転上昇を開始
  • 転換線、5日SMAに支えられて上昇を継続し31147のラインで頭打ちになって下落し週を終える

直近のレジスタンスライン

2-ダウ30-直近のレジスタンス-31147-2021年1月22日の週を終えて
2-ダウ30-直近のレジスタンス-31147-2021年1月22日の週を終えて

31147 水色のライン

1月8日の週から終値ベースの高値31147ドルが意識されている動き方をしています。
この事から、この辺りがレジスタンスになるだろうという事でラインを引いています。

この近辺をしっかり超える事ができればで
長期の上昇チャネルの上のライン31600~32000ドルくらいは目指すのではないかと見ています。

直近のサポートゾーン

3-ダウ30-直近のサポート-29987もしくは上昇ウェッジのライン-2021年1月22日の週を終えて
3-ダウ30-直近のサポート-29987もしくは上昇ウェッジのライン-2021年1月22日の週を終えて

29987 もしくは上昇ウェッジのライン

チャート上で値動きをリアルタイムに確認していましたが
上昇ウェッジは下に抜けても、すぐに買い戻されウェッジの中に戻されているラインなので
それなりにサポートとして意識されるかもしれません。

また、ダウ30は30000ドルを下に抜けても一瞬で買い戻される場所があり
月足レベルのネックラインだと29594や29987.22あたり。
この辺がサポートの最終ラインかなと思っています。

ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較

4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年1月22日の週を終えて
4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年1月22日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年1月22日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年1月22日の週を終えて

小口投機が強気で売り上がってきたSP500ですが
売りが減っているのを見るとロスカットするレベルまで上昇したのかなという
雰囲気を感じますね。

それに伴って大口が買いをしこたま入れてきているので
ストップハントを狙った買いを入れた可能性が否めませんね…。

バイデンさんが大統領就任式をした週なのでご祝儀の買いを入れたのでしょう。

ちなみにダウ30は全体的にポジションを調整しているかのような動きで
ポジションは売りも買いも解消している動きになっています。

ダウ30とSP500の個人のポジション比較

5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月22日の週を終えて
5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月22日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月22日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月22日の週を終えて

SP500は史上最高値を更新。
ただ売り買いは50%の拮抗状態。

ダウ30は売りが相変わらず多い。
SP500と違うところは史上最高値を更新できてないところ。

この感じを見ると、ダウ30はショーターが浮かれている状態で
SP500は急落が怖くて買うのが怖くてすぐ利確している感じですかね。

ダウ30のポジション状況 まとめ

SP500は大口がご祝儀の買いをしこたま入れてSP500は史上最高値を更新している。
個人投資家は急落が怖くて買いを持ってもすぐ利確して逃げている感じ。

ダウ30は急落を妄想して売り向かってる感じ。

この感じだと結局、押し安値を割ってない状態のダウ30は
SP500の最高値を更新につられて、上昇しそうな雰囲気を感じますね。

週の終値を比較

2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決

2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持

まとめ

ダウ30の相場状況をまとめると

  • アメリカで女性初の財務長官に任命されたイエレン氏がバイデン大統領の大規模景気刺激策を支持する意向を示し株価は上昇
  • バイデン大統領の就任式でご祝儀の株価上昇を見せるも、就任式の後は株価は頭打ちで下落
  • バイデン大統領がカナダとの原油輸送用のパイプライン建設許可を取り消した事で景気敏感株のエネルギー系株が軒並み売られ弱気相場に
  • SP500は大口が買いを入れてきて個人投資家のストップ狩りを行う
  • ダウ30は個人投資家の売りが多い

SP500の大口の買いが売りと同じ状態になってきたので少し警戒が必要ですが
まだ押し安値を割ってないし、イエレンさんが言うように債務が拡大する事よりも
今大きく行動に移した方が将来の見返りは債務拡大よりも上回るって言ってるし
目先は上方向なので、慎重ではありますが、私は押し目買いを継続する予定です。

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