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ダウ30【見通し・予想・動向】年内テーパリングの可能性を発表したが利上げを急がないって事で株が買われる テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年8月27日(金)の週を終えて

2021年8月23日(月)から8月27日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。

  • アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年8月27日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年8月23日(月曜日)から8月27日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間の株価の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • アメリカで米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンが正式に承認された事
  • 市場参加者はFRBの早期引き締めに対する思惑が後退している事
  • ジャクソンホールでのパウエル議長の発言でテーパリングは年内に開始するかもだが利上げについては急いでない事からハト派的と受け取られた

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • ダラス地区連銀のカプラン総裁のタカ派的なコメント
  • カンザスシティ連銀総裁やセントルイス連銀総裁も早期のテーパリングについて言及

2021年8月23日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

前週の金曜日の流れを引き継いだ形で東京で買われていく
ロンドン時間もひたすら買われる
NY時間もひたすら買われて高値更新して終わる

アメリカで米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンが
正式に承認された事が好感され株が買われたようです。

情報が場中のどこで出たのかは不明です。

ただ前の週末にダラス連銀総裁の『経済が失速するなら経済政策の自信の考えを見直す』発言で株が上昇していたので
それも合わさって買い戻されてるような動きに見えます。

安値35072.44 → 終値35384.80(+312.36pips上昇)
(7時台)

2021年8月24日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京時間に上げ
ロンドン時間に下げ
NY時間に上げ

前日のワクチンネタが引き続き意識されてるようですが、たいして動かず十字足で終わる。

始値35384.80 → 終値35390.23(+5.43pips)
(安値:18時台~19時台、21時台)
(高値:15時台~16時台、夜3時台)

2021年8月25日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京時間で下げて
ロンドン時間~NY時間にかけて上昇していく

よく分からない状態で株価は上昇。
SP500とナスダック100は僅かにだが史上最高値を更新した。

市場参加者はFRBの早期引き締めに対する思惑が後退している事を背景に株を買ってるみたいです。

特に発言は出てないけど、何か出たか~?

安値35285.86 → 終値35442.65(+156.79pips上昇)
(22時台)

2021年8月26日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京で下げてロンドンで上げたものの
NY時間にストーンと下がって終わる

ダラス地区連銀のカプラン総裁のタカ派的なコメントを受けて株が売られた。

明日にジャクソンホールでパウエル議長の発言を控えており警戒感が広がって売られた形となりました。

カプラン総裁は自身の見通しを大きく変えるような材料は見当たらないとし
9月のFOMCでテーパリングの計画についてアナウンスして
10月からテーパリングを開始する事を望むと発言しています。

カンザスシティ連銀総裁やセントルイス連銀総裁も早期のテーパリングについて言及している。

これらの発言がタカ派と受け取られたみたいで株が売られたようです。

高値35497.97 → 終値35252.42(-245.55pips下落)
(22時台)

2021年8月27日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京時間に底をうってロンドン時間まで上昇していった
ロンドンは少し下がっただけ
NY時間にブチ上げて終了

この日、日本時間23時に注目されていたジャクソンホールでのパウエル議長の発言。

結果は…急激な株高とドル安でした…。

テーパリングは年内に開始できると発言しながらも
このテーパリングは利上げを時期を示す直接的なシグナルではないと発言した事で
利上げの時期を急いでないとの見方からハト的な発言と受け取られたらしく
急激なドル安と株高となりました。

なんでもあり!!動かしたい奴が勝手に解釈して動かしてるようにしかみえない。
ただのイベントギャンブルで終わりました。

SP500とナスダック100は史上最高値を更新して週を終えています。

安値35170.24 → 終値35455.09(+284.85pips上昇)
(9時台)

ダウ30 テクニカル分析

ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-1-2021年08月27日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-1-2021年08月27日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-2-2021年08月27日の週を終えて-VIX-日足チャート
1-2-2021年08月27日の週を終えて-VIX-日足チャート

直近のレジスタンスライン

2-ダウ30-直近のレジスタンス-36091-2021年8月27日の週を終えて-日足チャート
2-ダウ30-直近のレジスタンス-36091-2021年8月27日の週を終えて-日足チャート

36091.37 水色のライン

とりあえず当面の上値ターゲットの見方は変わりなし。

35000ドルしっかり抜けたと判断できるなら
次のN値ターゲットは36091.37あたりに来ると思われる。

これは2021年6月21日の安値と直近高値8月27日を結んだ幅を
2021年7月19日と20日に押し安値を形成して反転した場所で足したN値のターゲットとなる。

日足のRSIもいい感じに上向いてきたし、ファンダメンタル的にもワクチン承認ネタで盛り上がってきそうだし
ショーターもしっかり捕まえた事だし、行ってもおかしくない展開。

直近のサポート

3-ダウ30-直近のサポート-34841-75MAと基準線-2021年8月27日の週を終えて-日足チャート
3-ダウ30-直近のサポート-34841-75MAと基準線-2021年8月27日の週を終えて-日足チャート

34841.62 水色のライン

リスクOFFで落ちたけど結局ここがサポートで買い支えられた場所。

しかも最初に買い支えられた時はネタは無く買い支えられた。
基準線と75MAなどテクニカル要因が効いてるって事になる。

上昇トレンド再開だからもう少し上で押し安値形成しそうではあるけどね…。

ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較

4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年8月27日の週を終えて

SP500とナスダック100が史上最高値を更新する中
SP500の大口ショーターが多く、大量にSして捕まっているように思われる。

個人のロングポジがすこぶる増えているが
株価の上昇トレンドが崩れてない中でのロングしているので負ける確率は少ないと思われる。

ファンダメンタル的にもワクチン承認ネタで盛り上がるだろうし
株価はSの損切りを巻き込んで上昇していくと思われる。

ダウ30とSP500の個人のポジション比較

5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月27日の週を終えて

ショーター…またやったか…

ダウ30のポジション状況 まとめ

安定の逆張りショーターが多いので株価はまだまだ上がりそう…。

どこまで史上最高値を更新するんだろうなぁ~。

週の終値を比較

2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決

2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持
2021年01月29日 29987.22 (-1041.84pips下落) ロビンフッダーがヘッジファンドを追い込み損失計上で株価が暴落

2021年02月05日 31193.50 (+1206.28pips上昇) バイデン大統領の経済対策が縮小される事はなく、従来の規模で行くと表明した
2021年02月12日 31493.05 (+299.55pips上昇)
2021年02月19日 31482.60 (-10.45pips下落) 長期金利が約1年ぶりに1.3%回復 バンクオブアメリカがドットコムバブル級の過熱感を警戒
2021年02月26日 30902.16 (-580.44pips下落) 長期金利が1.6%に達してSP500の配当利回り1.48%を超えて株の魅力が薄れて株価が下落
2021年03月05日 31515.09 (+612.93pips上昇) SP500の大口が大人買い。ショーターが大量に踏みあげられて週を終える
2021年03月12日 32795.54 (+1280.45pips上昇) 1.9兆ドルの新型コロナ追加経済対策法案が成立!景気敏感株主導でダウ30が最高値を更新!
2021年03月19日 32626.71 (-168.83pips下落)
2021年03月26日 33108.09 (+481.38pips上昇) バイデン大統領が2億回の新型コロナワクチンの普及を目指す。そしてインフラ投資を計画中!

2021年04月02日 33325.69 (+217.60pips上昇) ISM製造業景気指数が37年ぶりの高水準。雇用統計も予想を上回る結果を受けて株価は史上最高値更新中!
2021年04月09日 33767.00 (+441.31pips上昇)
2021年04月16日 34188.09 (+421.09pips上昇) 長期金利が大幅下落でグロース株に資金が集まる
2021年04月23日 34025.92 (-162.17pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン税の増税案を出す見通し。日本が緊急事態宣言、インドの首都でロックダウン
2021年04月30日 33924.47 (-101.45pips下落)

2021年05月07日 34811.25 (+886.78pips上昇) 非農業部門雇用者数変化が予想より低い数値を出したことで利上げやテーパリングはムリという流れで株高
2021年05月14日 34331.89 (-479.36pips下落) インフレ懸念でパニック売りからのインフレ懸念後退で買い戻し
2021年05月21日 34252.23 (-79.66pips下落) インフレ懸念とビットコインの急落、テーパリングの議論が出たが株価にあまり影響はなかった
2021年05月28日 34567.93 (+315.7pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資案が報道され一気にリスクONの流れに

2021年06月04日 34748.00 (+180.07pips上昇) 週末の5月の非農業部門雇用者数変化が予想より悪くて株価がブチ上げ
2021年06月14日 34461.81 (-286.19pips下落) しつこい戻り売りの1週間だった。5月の米CPIを警戒した事や来週のFOMCを警戒したポジション整理
2021年06月18日 33304.73 (-1157.08pips下落) FOMCでまさかの利上げ前倒し予想を発表(2022年~2023年中。従来は2024年だった) 年初来の下げ幅を記録
2021年06月25日 34495.54 (+1190.81pips上昇) 先週は売り過ぎちゃたで買い戻し。バイデン大統領と超党派のインフラ投資計画が合意したとの報道で買いが強くなる

2021年07月02日 34790.03 (+294.49pips上昇) 雇用統計が良くてもFRBが早急な対応に迫られる事はないだろうとの見方でこじつけ感満載で株価が上昇
2021年07月09日 34897.85 (+107.82pips上昇) 景気回復のピークアウトで買われた債券が一服感で売られて株価が反転上昇
2021年07月16日 34694.44 (-200.41pips下落) デルタ株の感染拡大が警戒されている
2021年07月26日 35064.11 (+369.67pips上昇) デルタ株の感染拡大が警戒されて月曜日に953ドルも下落したが、火曜日に速攻で買い戻されて気づけば3指数最高値を更新した
2021年07月30日 34985.89 (+78.22pips上昇) パウエル議長の発言でテーパリングを始めるには問題が残ってる事や利上げには程遠い発言で緩和継続との見方でドル安株高となった
2021年08月06日 35213.04 (+227.15pips上昇) 失業率の改善や非農業部門雇用者数が良くて謎のポジティブで買われる(テーパリングや利上げ連想にならなかった)
2021年08月13日 35513.23 (+300.19pips上昇) 1兆ドル規模のインフラ法案を上院で可決。おまけに社会福祉や気候変動に対応した3.5兆ドル規模の財政支出法案についても予算決議を可決
2021年08月20日 35109.21 (-404.02pips下落) ダラス連銀総裁がデルタ株などで経済が失速するなら自身の金融政策の考えを調整すると匂わせ発言で買い戻し
2021年08月27日 35455.09 (+345.88pips上昇) アメリカでファイザーとビオンテック共同開発の新型コロナワクチンが正式に承認された。パウエル議長のジャクソンホール発言でハト派と受け取られて株高ドル安に

まとめ

とりあえずSP500 8lot全力ロングしてたけど
パウエル議長のジャクソンホール発言前に利確しました。

1100pips獲得の88万円の利益です。

これが先出し有言実行トレーダーの実力です。

ありがとうございます^^

これからも参考になるトレーダーになるように精進します。

どちらかと言うとダウ30よりSP500の方が値動き的には良いかもしれない。

最近のダウ30は最高値更新が遅い。というより鈍いというのが正直なところ。

SP500の方がきっちり最高値更新してくれるからロンガーにとって安心感がある。

なので、これからトレードしようかなぁって思ってるならダウ30よりSP500のほうがいいかもね。
(個人によって相性はあるかもしれんけど…。)

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