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WTI原油【トランプ大統領の介入で原油が大暴騰】ロシアのプーチン大統領も1000万バレル減産可能!と発言して期待して原油が買われる テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場を予想 2020年4月03日(金)の週を終えて

2020年4月6日

2020年4月03日(金)の週を終えて
WTI原油のチャートとCFTCの大口の動向、そして個人のポジション状況を見ながら
相場の分析をしていきます。

チャンスがあれば海外ハイレバ口座と国内先物口座を利用して、トレードしていくつもりでいます。

それでは、各章の状況を見ながら、相場を予想していきます。

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WTI原油 テクニカル分析と大口と個人のポジションから相場の強弱を予想(2020年4月03日(金)の週を終えて)

上記ツイートで大枠について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて解説していきます。

WTI原油の在庫状況

1-API在庫-一覧表-2020年4月3日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2020年4月3日の週を終えて
  • 原油在庫が1000万バレルも増えました
  • ガソリン在庫は減少傾向にありましたが、ここにきて600万バレルも増えました
  • 留出油は減少傾向に変わりはありません。

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2020年4月3日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2020年4月3日の週を終えて
  • API同様に、原油の増え方が目立ちますね
  • リグ稼働数が大きく減りました。

ここで注目したいのが、リグ稼働数が大きく減り始めた事です。
前週比で62も減りました。

原油価格の大幅な下落からリグ稼働数を下げざるを得なくなったのでしょう。
ちなみにWTI原油の価格は現在は2016年台の大暴落時の価格帯で推移しており
その時のリグ稼働数は300台なので、もう少し下げる余地はありますが
リグ稼働数を下げ始めた事実は変わりないので
今後の推移を見ながら価格の変化を見て行った方が良い
と思われます。

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

3-WTI原油-CFTC-ポジション状況-一覧表-2020年4月3日の週を終えて
3-WTI原油-CFTC-ポジション状況-一覧表-2020年4月3日の週を終えて

3月24日と3月31日の比較

  • 大口投機が大量の買いを入れてきました。これは年初来の3番目の大きさです。
  • 大口投機は同じ量の売りを入れているが、大きく踏みあげられている状況

WTI原油の個人のポジション状況

4-WTI原油-個人のポジション状況-2020年4月3日の週を終えて
4-WTI原油-個人のポジション状況-2020年4月3日の週を終えて

個人の買いが減って、週足の23.40を超えてWTI原油の価格が暴騰して週を終えました。
さらに個人は売りで入ってるようなので、
ここから踏みあげられる可能性は十分にあると思われます。

先週予想したように、23.40の終値を超えて週を終えたので
ようやく底打ち感が出てきたように思われます。

大口投機も人生を賭けた買いを入れてきているので
押し目買いを狙っていきたいと個人的に思っています。

WTI原油 テクニカル分析

5-2020年4月3日の週を終えて-OPEC緊急会合とトランプ大統領とロシアの減産発言が効いてWTI原油が大暴騰-日足チャート
5-2020年4月3日の週を終えて-OPEC緊急会合とトランプ大統領とロシアの減産発言が効いてWTI原油が大暴騰-日足チャート

先週引いたサポートラインのおさらい

  • 20.04で辛うじて耐えてる状態(2020年3月18日につけた安値 – 黄色の線)
  • 週の終値23.40を明確に超えて週を終えた(2020年3月20日の週終値)
  • 26.03を復活して、さらに上抜けて週を終えた(2016年大暴落時の安値 – 赤い線)

直近のレジスタンス

6-WTI原油-直近のレジスタンスライン-30ドル-33-25ドル-黄色の線とピンクの線-2020年4月3日の週を終えて
6-WTI原油-直近のレジスタンスライン-30ドル-33-25ドル-黄色の線とピンクの線-2020年4月3日の週を終えて

節目の30ドル黄色い線

3月13日の週終値 33.25 ピンクの線

直近のサポートライン

7-WTI原油-直近のサポートライン-20-04ドル黄色の線-2020年4月3日の週を終えて
7-WTI原油-直近のサポートライン-20-04ドル黄色の線-2020年4月3日の週を終えて

3月16日から3月20日の週につけた安値20.04 黄色の線 (3月18日につけた安値)

19ドル台に入る事はありましたが、
3日間耐えて終値で見ると20ドルを下割れずに暴騰していったので
ここが直近で意識されるサポートラインだというのが分かりました。

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2020年3月30日(月曜日)から4月03日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

3月30日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析

この日は下落してスタートを切る。

・原油価格の急落を受けて、サウジアラビアがロシアと協議しているはずだったが、協議していないと発言

これが日曜日に報道されたことで、月曜日は失望売りでスタートした。

・一部報道でロシア政府の発表では、アメリカとロシアの首脳が原油市場について対話を継続する事で合意したと発表

夜中に報道され、安値から買い戻される動きとなった。

始値・高値21.80 → 終値20.26 (-154pips下落)

3月31日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析

前日の夜に出たアメリカとロシアの協議が好感された形で
原油は買いでスタートを切ったものの
後半は新型コロナウイルスによる需要減が意識され戻りを売られる形となる。

高値21.87 → 終値20.08 (-179pips下落)

ここで、日足のロウソク足はトンカチ足となり、売りの限界っぽい形を示す。
ちなみに大口のCFTCの状況を振り返ると、
ここで年初来3番目の買い
を入れてきています。

4月01日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析

この日、アメリカのシェールオイル生産会社ホワイティング・ペトロリアムが破産申請を出したことを発表しました。

ホワイティング・ペトロリアムは
ノースダコタ州バッケン地域で最大のシェールオイル生産業者だったようです。

ちなみに、原油価格が急落したことで上場企業が破綻したのは初めてのようです。

結構インパクトがある内容ですが
原油価格は上昇
しております…w

原油在庫も増えてるのですが陽線で引けています…w

安値19.89 → 終値21.18(+129pips上昇)

ちなみに、サウジアラビアの原油供給量が過去最高水準の日量1200万バレル超に増加したことが、
業界関係者の話であきらかになりましたが
価格は上昇して終えています。

そろそろ悪いネタに反応しなくなったのかな?
と思えるような買い支えられ方をしているのが伺えますね。

原油にとって良いネタが出たといえば、以下の2つだと思われます。

  • トランプ大統領が原油価格の下落で打撃を受けている石油企業への支援を話し合うため、業界幹部をホワイトハウスに招くと発表した。
  • プーチン大統領が原油市場の厳しい状況を改善するための解決策を見つけなければ!という考えを示した。

たぶん大国の首脳2人の声明に期待されて買い支えられたのだと思われます。

4月02日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析

ついにトランプ大統領が石油市場に介入してきました。
以下の発言により原油価格は暴騰しました。

  • サウジアラビアやロシアの原油減産は1000万バレルの減産に踏み切ると予想し期待する
  • サウジアラビアやロシアの原油減産は1500万バレルまで拡大されるかもしれない

さらに、サウジアラビアがOPECとロシアなどの非加盟国の緊急会合を呼びかけ。
イラン政府もOPEC会合の招集に賛同
を示しています。

これを受けてWTI原油は27.32ドルまで急騰しました。

安値20.75 → 終値24.72(+397pips上昇)

この日、3月21日の週の終値23.40を超えた形で終え
ようやく底打ち感を出した形
になりました。

ちなみに、戻り高値を売られているのは
トランプ大統領が『国内石油会社に減産要請する計画ない』と発言
したことが原因のようです。

そりゃぁサウジやロシアに減産要請しておいて
自分の国はやらんのんかい!という話になりますよね(笑)

4月03日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析

前日の減産期待と
ロシアのプーチン大統領が『日量1000万バレルの減産は可能』と発言したことで
原油価格を押し上げる支援材料となった。

またOPEC会合にはアメリカも招待されているらしく
60年のOPECの歴史の中で、初めてアメリカが招待された異例の事態と報道された。

これを受けて原油価格は前日に続いて暴騰していった。
WTI原油の1日の上昇率は24.7%と過去最大と報道された。

安値23.49 → 終値28.79(+530pips上昇↑↑↑)

3月21日の週の終値23.40付近が良い感じの押し目になってる感じですね。

ちなみに、市場関係者の間では、原油需要の落ち込みが日量3500万バレル減少したので
1000万バレル程度じゃ足りないとの見方もある
ようです。

とはいえ、そんなの関係なしに期待で買われまくっていますね。

週の終値を比較

2020年3月21日 23.40
2020年3月27日 21.80
2020年4月03日 28.79 (+699pips暴騰↑↑↑)

週の終値は暴騰して終わっています。

先週予想した、3月21日の終値23.40を明確に上抜けたので
終値で21.80を底打ちと見て、あとは押し目買いが入るかどうかを見定めたい
と思います。

下がってきて買いが強くなるのであれば
そこで押し目買いを入れてみたいと思います。

まとめ

WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。

  • 大口投機が年初来3番目の買いポジションを保有した
  • トランプ大統領が介入してきて、原油の減産をサウジとロシアに要請した
  • サウジはOPEC緊急会合を各国に呼びかけ
  • ロシアは1000万バレルの減産は可能と発言
  • WTI原油は安値から暴騰
  • また23.40の週終値を明確に上抜き、21.80でU字型の底打ちを示す

個人的にはトランプ大統領が介入してきたので
押し目を待って買いたいと思います。

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