/* youtube 所有者確認 */ /*Google Ad*/

ドル円 【予想・見通し・動向】年内にテーパリングはするって発言するも利上げを急がないって事でハト派発言でドル安に テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年8月27日(金)の週を終えて

2021年8月23日(月)から8月27日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。

  • ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

スポンサーリンク

ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年8月27日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年8月23日(月曜日)から8月27日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると

ドル高の要因は以下のとおりです。

  • ダラス地区連銀のカプラン総裁のタカ派的なコメント
  • カンザスシティ連銀総裁やセントルイス連銀総裁も早期のテーパリングについて言及しタカ派的なコメント

ドル安の要因は以下のとおりです。

  • 8月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が3カ月連続で低下した事を受けて早期のテーパリング着手が遠のくんじゃないかという思惑
  • ファイザーとビオンテックが共同開発している新型コロナワクチンの正式承認で原油が上昇して資源国通貨筆頭にリスクONのドル安の流れ
  • ジャクソンホールでのパウエル議長の発言がハト派と受け取られる

2021年8月23日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京からロンドン時間に上げ
NY時間からストンと下がって東京安値を更新して終了する

先週末のダラス連銀総裁の発言の流れを受けてドル安・円安の流れとなる。
ただ21時以降はドル円は円高で下落している。
ユーロドルはそのままドル安の流れで終わる。

また8月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が3カ月連続で低下した事を受けて
早期のテーパリング着手が遠のくんじゃないかという思惑からドル安になっている。

その他のリスクONネタでは
ファイザーとビオンテックが共同開発している新型コロナワクチンがアメリカで正式に承認された事を受けて
株高の原油高でリスクONになっている。

高値110.142 → 終値109.696(-44.6pips下落)
(20時~21時台)

2021年8月24日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京時間は上げ
ロンドン初動で高値を付けて反転下落
NY初動で安値を更新してからリバウンドして終了

ファイザーとビオンテックが共同開発している新型コロナワクチンの正式承認で原油が上昇して
資源国通貨筆頭にリスクONのドル安の流れを引き継いだ形。

ドル円もこの日は前日の下落の流れを引き継いで円高ドル安で下落している。

高値109.879 → 終値109.529(-35pips下落)
(15時~16時台)

2021年8月25日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

前日のリバウンドを利用して東京時間は上昇後、下がるがロンドン時間に押し安値を拾われて再び上昇
NY時間に高値を更新して終了。

ドル円は上昇したが市場を騒がすようなネタはなし。
ユーロドルも同じように上昇している。

安値109.529 → 終値109.965(+43.6)
(6時台)

2021年8月26日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京時間は上げ
ロンドン時間とNY時間で頭打ち感出して終わる

ダラス地区連銀のカプラン総裁のタカ派的なコメントでドル高に反応しました。

明日にジャクソンホールでパウエル議長の発言を控えて警戒感が広がってドルが買われたようです。

カプラン総裁は自身の見通しを大きく変えるような材料は見当たらないとし
9月のFOMCでテーパリングの計画についてアナウンスして
10月からテーパリングを開始する事を望むと発言しています。

カンザスシティ連銀総裁やセントルイス連銀総裁も早期のテーパリングについて言及していおり
これらの発言がタカ派と受け取られたみたいでドルが買われたようです。

安値109.922 → 終値110.083(+16.1pips上昇)
(12時~13時台)

2021年8月27日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京時間で下げてロンドン時間に反転上昇したものの前日の高値付近で売りが強くなる
NY時間にダブルトップ付けた形でストーンと落ちて終わる。

この日、日本時間23時に注目されていたジャクソンホールでのパウエル議長の発言。

結果は…急激な株高とドル安でした…。

テーパリングは年内に開始できると発言しながらも
このテーパリングは利上げを時期を示す直接的なシグナルではないと発言した事で
利上げの時期を急いでないとの見方からハト的な発言と受け取られたらしく
急激なドル安と株高となりました。

ノーポジが正解でしたね。
こんなの読めるわけがない!!ただのイベントギャンブルだわ…。

高値110.262 → 終値109.845(-41.7pips下落)
(22時~23時台)

ドル円 テクニカル分析

ドル円のテクニカル分析をしていきます。

1-2021年08月27日の週を終えて-ドル円-日足チャート
1-2021年08月27日の週を終えて-ドル円-日足チャート

直近のレジスタンス

2-ドル円-直近のレジスタンス-110-1x-日足チャート-2021年8月27日の週を終えて
2-ドル円-直近のレジスタンス-110-1x-日足チャート-2021年8月27日の週を終えて

110.1x~日足の雲の上限

この週はこの辺を上髭で抑えられており超えきれてないのでレジスタンスとして機能してそう。

パウエル議長の利上げは急がないハト派発言がどこまで機能するかだよなぁ。
とりあえず日足を見るとレンジっぽいのでレンジ上限を110.7xあたりで見とけばいいのかなって感じかな。

直近のサポート

3-ドル円-直近サポート-109-4x-日足チャート-2021年8月27日の週を終えて
3-ドル円-直近サポート-109-4x-日足チャート-2021年8月27日の週を終えて

109.4x

日足のレンジ下限は109円~108.8ぐらいだが
109.4あたりでしぶとく耐えてるのを確認すると
このあたりがサポートとして強めなのかなと見てる。

ただパウエル議長のハト派発言で全体的にドル安になっているので
レンジの下限まで行く事を想定しとかないとロングで捕まる可能性があるので注意はしておきたいところ。

円のCFTCの大口のポジション状況

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

円のCFTCのポジション比較

4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年8月27日の週を終えて

ドル円の個人のポジション状況

5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月27日の週を終えて

パウエル議長のハト派発言で全体的にドル安にはなってるけど
先週と同様に、まだレンジ圏内だよなぁ。

まっ買うにしてもロンガーが多いし、レンジ下限まで引っ張ってからじゃないとロングは無理だな。

ドル自体のポジション状況を比較

6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月27日の週を終えて

パウエル議長のハト派発言で急激なドル安で
案の定、個人投資家が逆張りショートで捕まってる様子。

こりゃ来週の初め頃までドル安が続きそうな雰囲気を感じるなぁ。

週の終値を比較

2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決

2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週

2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復
2021年02月26日の終値 106.530 (+111.3pips上昇) アメリカの長期金利が上昇してSP500の配当利回りを超えた事で株安のドル高が進行

2021年03月05日の終値 108.206 (+167.6pips上昇) FRBパウエル議長は長期金利に介入する気はない。政策路線の変更もなし。市場参加者は失望してドル買いに
2021年03月12日の終値 108.979 (+77.3pips上昇) アメリカで1兆9000億ドルの経済対策法案が成立しました
2021年03月19日の終値 108.870 (-10.9pips下落) 日銀が長期金利の上下動を許容し、ETF買い入れを日経225からTOPIXに切り替え
2021年03月26日の終値 109.509 (+63.9pips上昇) バイデン大統領が新型コロナワクチンの普及の倍増すると発表(1億回→2億回)

2021年04月02日の終値 110.649 (+114pips上昇)
2021年04月09日の終値 109.658 (-99.1pips下落) バークシャーが円建て社債を発行。イギリスのファンドが東芝の買収を提案(2兆円規模)
2021年04月16日の終値 108.769 (-88.9pips下落) 米長期金利の大幅下落で。NZとポンド主導でドル安に
2021年04月23日の終値 107.876 (-89.3pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン増税の案を出してくる。日本が緊急事態宣言
2021年04月30日の終値 109.320 (+144.4pips上昇) 早期テーパリング懸念でドル買い圧力 → FRBパウエル議長はテーパリング議論は否定している

2021年05月07日の終値 108.573 (-74.7pips下落) 非農業部門雇用者数変化が市場予想よりもかけ離れた低い数値が出た事でテーパリングや早期利上げの可能性が遠のいた
2021年08月27日の終値 109.197 (+62.4pips上昇) CPIと求人統計の上昇でインフレ懸念が台頭
2021年05月21日の終値 108.951 (-24.6pips下落) ビットコインの急落とFOMC議事録要旨でテーパリングの議論の可能性が浮上した事
2021年05月28日の終値 109.724 (+77.3pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画の報道で一気にリスクONの流れ
2021年06月04日の終値 109.399 (-32.5pips下落) 5月非農業部門雇用者数変化が予想より悪かった事で急激なドル安に
2021年06月14日の終値 109.629 (+23pips上昇) 5月の米CPIが1年9カ月ぶりの伸びだったのに発表後はドル安。次の日、来週FOMCがあるしインフレ上がってるからという理由を蒸返して急激なドル高で終わる
2021年06月18日の終値 110.217 (+58.8pips上昇) ★FOMCが利上げの前倒しを発表(2022年~2023年中。従来は2024年だった)
2021年06月25日の終値 110.686 (+46.9pips上昇) 先週ちょっと売り過ぎちゃいましたね(テヘペロ)で全市場で巻き戻しの動きとなった
2021年07月02日の終値 111.021 (+33.5pips上昇) 3つの雇用統計があったがどれも予想よりはよく内2つはドル高、週末は大きくドル安に振る
2021年07月09日の終値 110.115 (-90.6pips下落) 東京の4度目の緊急事態宣言で急落
2021年07月16日の終値 110.048 (-6.7pips下落) サンダース英中銀の刺激策縮小発言と日銀黒田総裁の物価目標2%まで政策変更をしない発言で円安
2021年07月26日の終値 110.547 (+49.9pips上昇) デルタ株感染が懸念され株は暴落したが、速攻で買い戻されてリスクONの流れに
2021年07月30日の終値 109.659 (-88.8pips下落) FRBパウエル議長がテーパリング開始には問題がまだある事や利上げには程遠いと発言してドル安に
2021年08月06日の終値 110.148 (+48.9pips上昇) FRBクラリダ副議長が2022年末までに利上げの準備が整う可能性がある事を発言して急激なドル高に
2021年08月13日の終値 109.585 (-56.3pips下落)
2021年08月20日の終値 109.776 (+19.1pips上昇) ダラス連銀総裁がデルタ株の影響で経済が失速するなら自信の金融政策の考えを調整すると匂わせ発言してドル安、円安に
2021年08月27日の終値 109.845 (+6.9pips上昇) ジャクソンホールでパウエル議長の発言がハト派と受け取られて急激なドル安・株高となった

まとめ

この週はパウエル議長発言までに、どれだけおいしいポジを作れるかにかかっていた。

まずはポンド円。1h足を全体的に監視しているが
良い形をしていたのでIN。

次にゴールド。

こちらも形もよく、手法が通用するか検証のためIN

意外と通用するってのが分かって安堵する。

とりあえずパウエル議長のイベントギャンブルを避けるため
水曜日でノーポジにして切り上げたのが良かったと思う。

これがたまに出来ずに欲かいてポジポジ病になって含み損抱えちまうから困るんだよね…。

今回はよくやったと自分を褒めてやりたい。

来週は一旦、ドル安かなぁ。個人投資家が全体的にドル買いポジで捕まってるからね。

まぁでもテーパリングを年内に開始するみたいな話になってるから
個人的にはドル安は進むにしても直近の最高値は超える事は無理なんじゃないかって見てるから
ある程度ドル安が進んでからのドル買いポジを持とうと思ってる。

良いポジ見つけたら、またツイートするわ。

それじゃぁ、また来週~。

スポンサーリンク