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ドル円 【予想・見通し・動向】アメリカの長期金利の爆上げでドル円も爆上げ!! テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年2月26日(金)の週を終えて

2021年2月22日(月)から2月26日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。

  • ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年2月26日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年2月22日(月曜日)から2月26日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると

ドル高の要因は以下のとおりです。

  • アメリカの長期金利が上昇しSP500の配当利回りを上回った事で株売りのドル高になった事

ドル安の要因は以下のとおりです。

  • オーストラリアの新型コロナワクチンの接種が始まった事
  • イギリスのロックダウン措置が段階的に緩和される事
  • FRBパウエル議長の発言で市場参加者のインフレ懸念が一掃された事
  • FRBパウエル議長の発言でインフレ目標には3年以上かかる可能性がある事が示唆され、緩和政策が長期化される期待が出てきた事

2021年2月22日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

オーストラリアの新型コロナワクチンの接種が始まった事や
イギリスのジョンソン首相がロックダウン措置の段階的な緩和計画を発表した事で
新型コロナショックからの立ち直りが早い国の通貨、豪ドルやポンドドルが買われ
ドル安の流れとなりました。

高値105.839 → 終値105.057(-78.2pips下落)

2021年2月23日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

FRBパウエル議長の半期に1度の議会証言がありましたが
低金利の維持とインフレ高進しても抑制するツールを用意してあるので大丈夫と発言し
市場参加者のインフレ懸念を一掃しましたが
動いたのは株式市場ぐらいで
FX市場はたいして動かず微ドル高の状態で終わりました。

安値104.917 → 終値105.234(+31.7pips上昇)

2021年2月24日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

この日もパウエル議長の議会証言があり、
インフレ目標に到達するまで3年以上かかる可能性を示唆した事で従来の政策目標が長引く可能性との思惑から
ドル安、円安、株高の状態となりました。

ダウ30がこの日、史上最高値を更新しています。

ドル円はアメリカの長期金利の上昇もあり金利差でドル高、リスクONの円安となっています。

安値105.183 → 終値105.841(-65.8pips下落)

2021年2月25日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

FRBパウエル議長の半期に1度の証言が終わり
低金利が長い間維持されるとの見方で市場はドル安のムードが流れていた。

そこから一転してドル高の流れとなりました。

アメリカの長期金利が1.5%台を突破した事で
SP500の配当利回り1.48%より高い債券に投資意欲が沸いた事で株が売られて大きく下落。

これを背景にリスク回避の動きとなってドルが全般的に買われる動きとなりました。
ドル円は長期金利の上昇を背景に円高とはならず円安ドル高の流れで上昇しています。

安値105.818 → 終値106.133(+31.5pips上昇)

2021年2月26日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

前日のアメリカの長期金利の上昇からの株売り債券買いの流れで
リスク回避のドル買いが継続して週を終えました。

安値105.843 → 終値106.530(+68.7pips上昇)

ドル円 テクニカル分析

ドル円の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-2021年2月26日の週を終えて-ドル円-日足チャート
1-2021年2月26日の週を終えて-ドル円-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 週の始めに200MAと5MAに戻り高値を売られて陰線で引ける
  • その後は105円でなんとか耐えた形でドル高反転する
  • そこから200MAを上に大きくブチ抜けて106円を突破して週を終える

直近のレジスタンス

2-ドル円-直近のレジスタンス-200SMA-106-72x-週足チャート-2021年2月26日の週を終えて
2-ドル円-直近のレジスタンス-200SMA-106-72x-週足チャート-2021年2月26日の週を終えて

106.72x 雲の上限ライン

前回のVolumeが多かった106.14xのラインをしっかり上に抜け
週足ベースで見ると長期の下落トレンドラインを僅かに上に抜けてる形

ちょうど少し上に週足の雲のラインがあって
そこが少し売りで反応してる感じ。

ただ、いま上昇の勢いが強いのであっさり上に抜けそうなので
ここが抵抗としては根拠に乏しいかもしれない。

ってなると次はボリンジャーの+3σ(107.25x)か
週200MAの109円あたりが抵抗になるかなと思われます。

直近のサポート

3-ドル円-直近サポート-105円前半-日足チャート-2021年2月26日の週を終えて
3-ドル円-直近サポート-105円前半-日足チャート-2021年2月26日の週を終えて

105円-前半

押し安値割れなければ上昇継続しそうなので
105円前半を明確に下割れてこなければ
下げ止まったところがサポートになると思われます。

円のCFTCの大口のポジション状況

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

円のCFTCのポジション比較

4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年2月26日の週を終えて
4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年2月26日の週を終えて

大口の円売りポジの増加が顕著に表れて来てる…。

これは、円買い勢が狩られるパターン来たか!?

ちょっとドル円を売るのは警戒したほうがいいかも。

ドル円の個人のポジション状況

5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年2月26日の週を終えて
5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年2月26日の週を終えて

大口の円売りでヤバイなぁと思ってたら
ドル円は個人投資家が円を買ってた件。

あーあ。終わった。

ドル自体のポジション状況を比較

6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年2月26日の週を終えて
6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年2月26日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年2月26日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年2月26日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年2月26日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年2月26日の週を終えて

ドルインデックスは久々に大口がドル買いを突っ込んできた感じ。
まだまだドル売りが多いけど、ドル高反転の余地が高まってきた可能性があるかも…。

ユーロも売りが少し多めに入った印象。

個人投資家はユーロ売りを手放して、ドテン買いに転向した人がいる感じ。

うーん…。

全体的にドル高だから、ドル買い進んじゃう!?
たぶん、この流れだとドル円のロスカット巻き込んでのドル高を期待しちゃうなぁ…。

週の終値を比較

2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決

2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週

2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復
2021年02月26日の終値 106.530 (+111.3pips上昇) アメリカの長期金利が上昇してSP500の配当利回りを超えた事で株安のドル高が進行

まとめ

ドル円の相場状況をまとめると

  • オーストラリアの新型コロナワクチン接種が始まった事やイギリスでロックダウの緩和措置が段階的に取られるとの情報でドル安が加速
  • その後、FRBパウエル議長がインフレ懸念を一掃し、インフレ目標まで3年以上かかる可能性を示唆した事で政策延長が期待されドル安が加速
  • しかし、パウエル議長がインフレ懸念を一掃したのにもかかわらずアメリカの長期金利が爆上げ!
  • アメリカの長期金利がSP500の配当利回りを上回った事で株売りが加速し、リスク回避のドル高でポンドや豪ドルなどがボコボコに売られて週を終える

週の中盤あたりまでドル安進んでポンドや豪ドル、カナダドルが大きく上昇した事で
ニッコリしていましたが、週末にドル高に反転したことで
ボコボコにやられ含み損を抱えたまま持ち越す事になりました・・・。

しかも週末に下落して、下げ止まって反発したところが押し目だ!と1枚買いを追加しちゃったんだよね…。

9-ひまわり証券-豪ドルUSD-ロング-5枚-含み損-ポジション状況
9-ひまわり証券-豪ドルUSD-ロング-5枚-含み損-ポジション状況
10-FBS-豪ドルUSD-ドルカナダ-0-1枚-ロングとショート-含み益-ポジション状況
10-FBS-豪ドルUSD-ドルカナダ-0-1枚-ロングとショート-含み益-ポジション状況

国内口座はロスカットアラートが点灯してるし、余力がやばい…。
完全に終わったかも…。

震えて夜も眠れない。胃がキリキリしてきた。

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