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WTI原油 【見通し・予想・動向】新型コロナワクチン正式承認で再び70ドル越え来るか!? テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年8月27日(金)の週を終えて

2021年8月23日(月)から8月27日(金)の週を終えて
WTI原油の最新の動向を解説します。

  • API、EIAの最新の在庫の状況
  • 1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • 投機筋や個人投資家のポジション状況を見て市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のWTI原油の相場展開の見通しや予想を立てていきます。

この記事を最後まで見るメリットは
WTI原油の最新の動向をすべて把握できる事です。

たとえ途中から市場に参加したとしても
原油カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識する事ができると思います。

それでは、各章を見ていきましょう。

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WTI原油 見通し 予想 動向(2021年8月27日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. 原油の在庫状況
  2. ファンダメンタル分析
  3. テクニカル分析
  4. ポジション状況
  5. 週の終値の動向

WTI原油の在庫状況

API在庫の状況

1-API在庫-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2021年8月27日の週を終えて

在庫は減ってはいるんだけどネタにするような事か?というような感じ。

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2021年8月27日の週を終えて

在庫は減ってはいるがネタが無かったのでしょうがなく在庫統計が買いの材料として使われている。

原油の在庫の状況 まとめ

今の在庫は売り買いの材料が無かった時だけ使われる感じになっている。
見る価値があるのか…?イマイチ答えが見つからない。

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2021年8月23日(月曜日)から8月27日(金曜日)の1週間のファンダメンタルズの解説や値動きの動向をチェックしていきます。

この1週間の原油価格の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • アメリカでファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンが正式に承認された事
  • 在庫統計がポジティブに受け取られた事
  • アメリカの石油施設が集中するメキシコ湾岸に熱帯低気圧が接近中

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • 新型コロナウイルスの感染拡大が懸念された事

2021年8月23日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京時間を底値に買われ続け
ロンドン時間17時頃まで買われここで一服してNY時間が高値付近でヨコヨコする
NY時間が始まるとさらに買われて高値を更新して終了

株高とドル安に反応して上げただけの日だった。

株のほうはファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンが正式に承認された事が好感されて株高となっている。
何時頃この情報が出たのかは不明である。

安値61.72 → 終値65.52(+380pips上昇)
(7時台)

2021年8月24日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

前日の流れとあまり変わらない
東京→ロンドン→NY時間どれも買い!!

アメリカでファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンが正式に承認された報道が好感されて原油が買われた。

正式承認された事でワクチン接種が加速して燃料需要の増加につながる見方から原油が買われたようです。

アジア時間の午前中に報道されて、実際はアメリカ時間の23日に出ている情報っぽいので
前日の原油価格の急伸は、この情報がすでに知ってた連中が月曜日に買いを仕込んでいた可能性があると思ってます。

安値65.40 → 終値67.64(+224pips上昇)
(7時台~10時台)

2021年8月25日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

日本時間は一旦、高値で利確売りが入って下がった感じ
ロンドン時間17時にガクッと下がって18時に底打ちして反転開始
NY時間に高値を更新して終了

在庫統計が買われるきっかけとなる。

とはいっても月曜日と火曜日の買われた勢いが強かったので価格の伸びはイマイチ。

安値66.91 → 終値67.97(+106pips上昇)
(17時台~18時台)

2021年8月26日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京とロンドンで下げてNYで上げて
なんだか上下に振ってイマイチ動きが分からない感じの日だった。

新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されて少し売られたらしい…。
火曜日のワクチン情報でそんなに下がっては無い。
あとメキシコ湾岸にハリケーンが接近中との事で下げも限定的の様子。

始値67.97 → 終値67.75(-21pips)
(安値:22時台、夜3時台)
(高値:7時台、夜1時~2時台)

2021年8月27日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京時間に底打って反転上昇開始
ロンドン時間で買われて行って高値を更新していく
NY時間は高値圏で髭だらけの微妙な感じで終わる

アメリカの石油施設が集中するメキシコ湾岸に熱帯低気圧が接近中との事で従業員が退避を始めた。
ハリケーン『アイダ』の接近に備えて生産を停止する動きから原油価格が上昇したようです。

ハリケーンは大型に分類されており、上陸した場合壊滅的な被害をもたらすかもしれないと報道されています。

安値67.51 → 終値68.65(+114pips上昇)
(9時台~10時台)

WTI原油 テクニカル分析

WTI原油の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

3-2021年08月27日の週を終えて-WTI原油-日足チャート
3-2021年08月27日の週を終えて-WTI原油-日足チャート

直近のレジスタンス

4-WTI原油-直近のレジスタンス-70-71ドル-日足チャート-2021年8月27日の週を終えて
4-WTI原油-直近のレジスタンス-70-71ドル-日足チャート-2021年8月27日の週を終えて

70ドル~71ドルにある前回の上昇トレンドラインのウォルフ

この辺で打ち返されるかどうかって所。

とりあえず直近では76.8が天井で2番天井が74ドルというのを確認できたし
ここまで引っ張ってからショートしてみるのも面白いかもしれない。

直近のサポート

5-WTI原油-直近のサポート-67-日足チャート-2021年8月27日の週を終えて
5-WTI原油-直近のサポート-67-日足チャート-2021年8月27日の週を終えて

67ドル

直近では62ドルが日足レベルでダブルボトムを形成しているので
ここが直近では重要なサポートラインとなると思う。

その前に下落ラインを抜けて底固めした場所が67ドル辺りにあるので
ここを押し込まれたら、ちょうど下落ラインに押し戻されたと判断できるので
ここが直近ではサポートだと思う。

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

WTI原油のCFTCのポジション状況

6-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
6-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年8月27日の週を終えて

だいぶ買いポジションが減ったなぁ…。
こんだけ減りゃぁ価格が下落するのも分かる気がするけど。

ショーターがどうも62ドル付近で底Sで捕まってる気がするんだよなぁ…。

ロスカット巻き込んでブチ上げるか…?

WTI原油の個人のポジション状況

7-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月27日の週を終えて
7-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月27日の週を終えて

個人投資家の無慈悲なロスカットにより価格が62ドルから反転上昇し68ドル台へ…。

個人は負ける運命なんだよなぁ…。

WTI原油のポジション状況 まとめ

天井ロングを損切りした個人投資家のみなさん、お疲れ様でした。

つぎはショートして捕まるんですよね…?

週の終値を比較

2020年12月04日 46.11 (+57pips上昇) OPEC会合で減産は徐々に解消だが、市場参加者はポジティブにとらえる
2020年12月11日 46.56 (+45pips上昇) イギリスで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月18日 49.03 (+247pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日 48.29 (-74pips下落)
2020年12月31日 48.18 (-11pips下落)

2021年01月08日 52.61 (+443pips上昇) バイデン政権+上院下院が民主党が制覇、サウジが自主減産発表、協調減産もおおかたの減産幅で合意
2021年01月15日 52.11 (-50pips下落) バイデン氏が発表した財政出動は織り込み済み、原油市場では需要の回復は見込めないとアナリストが言う。中国がロックダウンで原油価格が下落
2021年01月22日 52.06 (-5pips下落) バイデン氏の就任式後、頭打ちで下落。イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持する意向
2021年01月29日 52.17 (-11pips下落) ロビンフッダーが大暴れして株式市場はネガティブな感じに。

2021年02月05日 56.95 (+478pips上昇) サウジ自主減産やアメリカで大雪に見舞われて需要が増した
2021年02月12日 59.61 (+266pips上昇)
2021年02月19日 58.93 (-68pips下落) アメリカの寒波の影響が収まり利益確定売りに。バフェット氏がシェブロンの株を購入
2021年02月26日 61.53 (+260pips上昇) アメリカの長期金利が爆上げで市場は大混乱

2021年03月05日 66.26 (+473pips上昇) OPECプラスが4月も協調減産を継続、生産も据え置き。サウジも自主減産続けるってよ
2021年03月12日 65.57 (-69pips下落)
2021年03月19日 61.42 (-415pips下落) IEAがスーパーサイクル論を否定。ゴールドマンがブレント原油80ドルに行くと予想
2021年03月26日 60.80 (-62pips下落) スエズ運河で大型コンテナ船が座礁

2021年04月01日 61.25 (+45pips上昇) スエズ運河の問題は解消。OPEC+が5月~7月に微増産するってよ。サウジも自主減産を徐々に辞めるってよ。
2021年04月09日 59.36 (-189pips下落) イランの増産懸念、OPEC+の微増産を再評価
2021年04月16日 63.07 (+371pips上昇) 中国輸入統計が良好で原油を爆買い!IEAとOPECが2021年の世界の石油需要見通しを引き上げ!
2021年04月23日 62.11 (-96pips下落) インドのロックダウンと日本の緊急事態宣言
2021年04月30日 63.46 (+135pips上昇)

2021年05月07日 64.83 (+137pips上昇) 中国の軍用機が台湾の防空識別圏に進入したとの報道
2021年05月14日 65.46 (+63pips上昇) アメリカのパイプライン最大手がサイバー攻撃によって稼働を停止。OPEC、IEA需要見通しは良好(供給不足の可能性を指摘)
2021年05月21日 63.85 (-161pips下落) イラン核合意の進展や制裁解除の可能性が浮上、ビットコインの急落で原油価格が大きく下落
2021年05月28日 66.60 (+275pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画が報道され期待感で67ドルに到達する

2021年06月04日 69.38 (+278pips上昇) イランの制裁解除でイラン産の原油が供給されても需要面に問題は無いらしい
2021年06月11日 70.79 (+141pips上昇) OPECとIEAが新型コロナ前の水準に戻る見通しを発表し生産拡大を示唆した事で原油が買われている
2021年06月18日 71.41 (+62pips上昇) FOMCでまさかの利上げ前倒し発表(2022年~2023年中、従来は2024年)でも週ベースで安値は更新していない…
2021年06月25日 73.97 (+256pips上昇) OPECプラスが7月1日の会合で小幅な増産に留まるとの見方で買い。FRBや連銀総裁はインフレは高くなるが来年には低下する見通し

2021年07月02日 75.10 (+113pips上昇) OPECプラスの会合がUAEがゴネて来週の7月5日に延期となった
2021年07月09日 74.67 (-43pips下落) OPECプラスの会合が纏まらずUAEを筆頭に増産国が増えると懸念が出た。ECBの新戦略でインフレ2%に切り上げた事からユーロドルの上昇につられた
2021年07月16日 71.43 (-324pips下落) サウジとUAEが妥協合意。増産懸念で原油が急落。FRBパウエル議長もインフレデータが期待以上と発言して原油が売られている
2021年07月23日 72.06 (+63pips上昇) UAEの増産合意で急落後、株の買い戻しで謎の需要拡大観測で急激な買い戻しという喜劇
2021年07月30日 73.66 (+160pips上昇) FRBパウエル議長のテーパリングには時間がかかる発言と利上げには程遠い発言でインフレに対する甘い見解から急激なドル安を招く
2021年08月06日 67.97 (-569pips下落) 米中の経済指標が悪くて暴落
2021年08月13日 67.93 (-4pips下落) バイデン大統領がOPECプラスに増産の圧力をかけていた事が分かる
2021年08月20日 61.92 (-601pips下落) アフガンネタは相手にされず新型コロナのデルタ株感染拡大とFOMC議事録によるドル高の影響で安値を掘る展開
2021年08月27日 68.65 (+673pips上昇) アメリカでファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンが正式承認されてエネルギー需要回復期待が台頭した

まとめ

月曜日の反転上昇で陰線を包んだ所でロングした人はおめでとう。

そして天井ロングした人達、62ドルあたりで損切ってドテン底Sした人はどんまい…。

たぶんこのまま上昇したら、またショートが増えて70ドル超えて行くんじゃない?

その他の新型コロナワクチン正式承認ネタが続々と出てくるだろうし
アメリカはハリケーンの季節が到来するだろうから
これらの2つのネタで原油価格にとってはポジティブに作用するんじゃないかな。

俺がショートするなら72ドルを超えてからかなぁ。
74とか75とかまで来たらショート入れてみたい。

一番おもろいのが、アフガニスタンネタが一切、原油価格の動向に作用せずに
ゴールド(XAU/USD)のほうで取り扱われてる事…。

ほんま価格を動かしたい奴が勝手に判断して動かしてるっていうのがよーく分かる。

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