/* youtube 所有者確認 */ /*Google Ad*/

ドル円 【予想・見通し・動向】9月の個人消費支出が30年ぶりの高さとなり急激なドル高に テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年10月29日(金)の週を終えて

2021年10月25日(月)から10月29日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。

  • ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

スポンサーリンク

ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年10月29日(金)の週を終えて)

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年10月25日(月曜日)から10月29日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると

ドル高の要因は以下のとおりです。

  • 単純に押し目を拾われた
  • 日銀が27日~28日の金融政策決定会合で大規模な金融緩和を維持する公算が大きいとの期待感
  • 9月の個人消費支出が物価の高止まりを示す指標結果となった事

ドル安の要因は以下のとおりです。

  • カナダ中銀がタカ派な姿勢を見せた事
  • CBラガルド総裁の発言でユーロドルを筆頭にドル安
1-1-2021年10月29日の週を終えて-今週のドル円の値動き-1時間足チャート
1-1-2021年10月29日の週を終えて-今週のドル円の値動き-1時間足チャート
1-2-2021年10月29日の週を終えて-今週のユーロドルの値動き-1時間足チャート
1-2-2021年10月29日の週を終えて-今週のユーロドルの値動き-1時間足チャート

2021年10月25日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

買われた。

単純に押し目を拾われたと言われている。

安値113.439 → 終値113.710(+27.1pips上昇)
(7時台)

2021年10月26日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

日銀が27日~28日の金融政策決定会合で大規模な金融緩和を維持する公算が大きいとの期待感でドル円が買われた。

安値113.674 → 終値114.148(+47.4pips上昇)
(6時台)

2021年10月27日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

カナダ中銀がタカ派な姿勢を見せた事でドル安に傾いた。

カナダ中銀は政策金利を0.25%に据え置いたものの
2022年にインフレ率が目標値を上回る状態が続く可能性を示唆して
従来よりも3カ月早く利上げを実施する可能性があると言った事が注目されたようです。

カナダドルを筆頭にドル安となり
それに釣られた形。

高値114.217 → 終値113.808(-40.9pips下落)
(7時台~10時台)

2021年10月28日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

ECBラガルド総裁の発言でユーロドルを筆頭にドル安となっている。

ラガルド総裁がインフレが長く続きそうとの事から利上げ連想相場になった模様。

でもラガルド総裁は利上げ期待はガイダンスと一致しないと否定しているが・・・
この辺は無視されている形・・・。

高値113.863 → 終値113.569(-29.4pips下落)
(9時台)

2021年10月29日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

9月の個人消費支出が物価の高止まりを示す指標結果となり
ドル指数が上昇したと言われている。

9月の個人消費支出は前年同月比で4.4%となり約30年ぶりの水準と言われている。

アメリカの利上げ観測が高まった感じか?

指標は21時30分発表だが
10時~16時にかけて安値を拾われてる感じを見ると
すでに指標結果を知ってたかのような動きかたをしている。

安値113.387 → 終値114.014(+62.7pips上昇)
(10時台)

ドル円 テクニカル分析

ドル円のテクニカル分析をしていきます。

2-2021年10月29日の週を終えて-ドル円-1時間足と日足チャート
2-2021年10月29日の週を終えて-ドル円-1時間足と日足チャート

直近のレジスタンス

3-1-ドル円-直近のレジスタンス-114-7x-1時間足と日足チャート-2021年10月29日の週を終えて
3-1-ドル円-直近のレジスタンス-114-7x-1時間足と日足チャート-2021年10月29日の週を終えて

114.7x

先週と見通しは変わらず。

とりあえず114.7で折り返した。
当面はここを抜けるかどうかって所だろう。

物価高の利上げ観測出てるし
なんだかんだで抜けて行きそうな気配はしている・・・。

直近のサポート

3-2-ドル円-直近サポート-112-04-113-2-1時間足と日足チャート-2021年10月29日の週を終えて
3-2-ドル円-直近サポート-112-04-113-2-1時間足と日足チャート-2021年10月29日の週を終えて

112.04
113.20

レジサポ転換した場所と高値抜けからの押し安値で反発した所。

この辺が意識されるラインだと思う。

この週で113.25x~113.36xあたりで買い支えが入っているので意識はされていると思う。

円のCFTCの大口のポジション状況

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

円のCFTCのポジション比較

4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年10月29日の週を終えて
4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年10月29日の週を終えて

円買いのポジが減ってるね…。

円売りしてた連中が損切り入れたんやろうな…。

上げが酷かったもんな…。

ドル円の個人のポジション状況

5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年10月29日の週を終えて
5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年10月29日の週を終えて

個人のSが狩られたとはいえ
まだ新規のショートが入ってきているのを見ると
大衆はドル円を売りたがってる勢力がまだいるって事なんだね。

個人の目線がLに切り替わらない限り
当分の間ドル円は下がらないかもな。

ドル自体のポジション状況を比較

6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年10月29日の週を終えて
6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年10月29日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年10月29日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年10月29日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年10月29日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年10月29日の週を終えて

ラガルド総裁が利上げを匂わせたーとか言われているが
ラガルド総裁は利上げのガイダンスと一致していないと言われているのに
市場は無視している。

結局のところ個人投資家のロングが増えた状態で安値を更新して終わってるのを見ると
ドル高は規定路線なんだろう。

ラガルド総裁はたぶん匂わせるだけで何もしないと思うわ。

週の終値を比較

2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決

2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週

2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復
2021年02月26日の終値 106.530 (+111.3pips上昇) アメリカの長期金利が上昇してSP500の配当利回りを超えた事で株安のドル高が進行

2021年03月05日の終値 108.206 (+167.6pips上昇) FRBパウエル議長は長期金利に介入する気はない。政策路線の変更もなし。市場参加者は失望してドル買いに
2021年03月12日の終値 108.979 (+77.3pips上昇) アメリカで1兆9000億ドルの経済対策法案が成立しました
2021年03月19日の終値 108.870 (-10.9pips下落) 日銀が長期金利の上下動を許容し、ETF買い入れを日経225からTOPIXに切り替え
2021年03月26日の終値 109.509 (+63.9pips上昇) バイデン大統領が新型コロナワクチンの普及の倍増すると発表(1億回→2億回)

2021年04月02日の終値 110.649 (+114pips上昇)
2021年04月09日の終値 109.658 (-99.1pips下落) バークシャーが円建て社債を発行。イギリスのファンドが東芝の買収を提案(2兆円規模)
2021年04月16日の終値 108.769 (-88.9pips下落) 米長期金利の大幅下落で。NZとポンド主導でドル安に
2021年04月23日の終値 107.876 (-89.3pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン増税の案を出してくる。日本が緊急事態宣言
2021年04月30日の終値 109.320 (+144.4pips上昇) 早期テーパリング懸念でドル買い圧力 → FRBパウエル議長はテーパリング議論は否定している

2021年05月07日の終値 108.573 (-74.7pips下落) 非農業部門雇用者数変化が市場予想よりもかけ離れた低い数値が出た事でテーパリングや早期利上げの可能性が遠のいた
2021年05月14日の終値 109.197 (+62.4pips上昇) CPIと求人統計の上昇でインフレ懸念が台頭
2021年05月21日の終値 108.951 (-24.6pips下落) ビットコインの急落とFOMC議事録要旨でテーパリングの議論の可能性が浮上した事
2021年05月28日の終値 109.724 (+77.3pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画の報道で一気にリスクONの流れ

2021年06月04日の終値 109.399 (-32.5pips下落) 5月非農業部門雇用者数変化が予想より悪かった事で急激なドル安に
2021年06月14日の終値 109.629 (+23pips上昇) 5月の米CPIが1年9カ月ぶりの伸びだったのに発表後はドル安。次の日、来週FOMCがあるしインフレ上がってるからという理由を蒸返して急激なドル高で終わる
2021年06月18日の終値 110.217 (+58.8pips上昇) ★FOMCが利上げの前倒しを発表(2022年~2023年中。従来は2024年だった)
2021年06月25日の終値 110.686 (+46.9pips上昇) 先週ちょっと売り過ぎちゃいましたね(テヘペロ)で全市場で巻き戻しの動きとなった

2021年07月02日の終値 111.021 (+33.5pips上昇) 3つの雇用統計があったがどれも予想よりはよく内2つはドル高、週末は大きくドル安に振る
2021年07月09日の終値 110.115 (-90.6pips下落) 東京の4度目の緊急事態宣言で急落
2021年07月16日の終値 110.048 (-6.7pips下落) サンダース英中銀の刺激策縮小発言と日銀黒田総裁の物価目標2%まで政策変更をしない発言で円安
2021年07月26日の終値 110.547 (+49.9pips上昇) デルタ株感染が懸念され株は暴落したが、速攻で買い戻されてリスクONの流れに
2021年07月30日の終値 109.659 (-88.8pips下落) FRBパウエル議長がテーパリング開始には問題がまだある事や利上げには程遠いと発言してドル安に

2021年08月06日の終値 110.148 (+48.9pips上昇) FRBクラリダ副議長が2022年末までに利上げの準備が整う可能性がある事を発言して急激なドル高に
2021年08月13日の終値 109.585 (-56.3pips下落)
2021年08月20日の終値 109.776 (+19.1pips上昇) ダラス連銀総裁がデルタ株の影響で経済が失速するなら自信の金融政策の考えを調整すると匂わせ発言してドル安、円安に
2021年08月27日の終値 109.845 (+6.9pips上昇) ジャクソンホールでパウエル議長の発言がハト派と受け取られて急激なドル安・株高となった

2021年09月03日の終値 109.695 (-15pips下落) 8月非農業部門雇用者数変化がすこぶる悪くてドル安に
2021年09月10日の終値 109.907 (+21.2pips上昇)
2021年09月17日の終値 109.823 (-8.4pips下落) 8月の米小売り指標が良くて来週のFOMCでテーパリング観測からのドル高
2021年09月24日の終値 110.730 (+90.7pips上昇) FOMCで早期利上げとテーパリングが示唆されて急激なドル高に

2021年10月01日の終値 110.974 (+24.4pips上昇) 米長期金利に釣られた形(FRBのテーパリングと利上げの思惑で)
2021年10月08日の終値 112.225 (+125.1pips上昇)アメリカの債務上限の合意が発表されリスクが過ぎ去った。雇用が悪かったがFRBが11月にテーパリング開始を変更しない見方となっている
2021年10月15日の終値 114.254 (+202.9pips上昇) 11月頃にテーパリング着手するだろうとの見方と世界的なリスクONの流れで急激な円安に
2021年10月22日の終値 113.493 (-76.1pips下落) 世界の中銀がFRBより早く利上げに動くとの見方。FRBパウエル議長が何故か利上げに消極的
2021年10月29日の終値 114.014 (+52.1pips上昇)

まとめ

ユーロドルのLとドル円のSで個人投資家が捕まってるのを見ると
ドル高は規定路線って事になりそう。

当分の間はドル安は望めないかもね。

だって来年あたりにアメリカが利上げするんでしょ?

ECBはやりそうでやらないと見てるから
結局はアメリカファーストでドル高が進みそう。

スポンサーリンク