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WTI原油 【見通し・予想・動向】狼狽売り買いで無事ゼロカット 投資人生、終わりました テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年8月06日(金)の週を終えて

2021年8月02日(月)から8月06日(金)の週を終えて
WTI原油の最新の動向を解説します。

  • API、EIAの最新の在庫の状況
  • 1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • 投機筋や個人投資家のポジション状況を見て市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のWTI原油の相場展開の見通しや予想を立てていきます。

この記事を最後まで見るメリットは
WTI原油の最新の動向をすべて把握できる事です。

たとえ途中から市場に参加したとしても
原油カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識する事ができると思います。

それでは、各章を見ていきましょう。

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WTI原油 見通し 予想 動向(2021年8月06日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. 原油の在庫状況
  2. ファンダメンタル分析
  3. テクニカル分析
  4. ポジション状況
  5. 週の終値の動向

WTI原油の在庫状況

API在庫の状況

1-API在庫-一覧表-2021年8月06日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2021年8月06日の週を終えて

ガソリン在庫の減り以外は冴えない感じ。
月曜日に中国とアメリカの経済指標が悪くて原油が売り込まれているので
在庫のイマイチな部分は悪材料としてとらえられがち。

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2021年8月06日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2021年8月06日の週を終えて

ガソリンは減っているけど、他の在庫がイマイチ…。
月曜日に発表された中国とアメリカの経済指標の悪いさが尾を引いてる感じ。
なので原油在庫が増えた部分だけがピックアップされて売りの材料に…。

原油の在庫の状況 まとめ

結局の所、市場の雰囲気によって悪いところだけがピックアップされて売りの材料にされる感じ。

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2021年8月02日(月曜日)から8月06日(金曜日)の1週間のファンダメンタルズの解説や値動きの動向をチェックしていきます。

この1週間の原油価格の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • イスラエルのミサイル発射報道が地政学的リスクで意識された
  • アメリカの雇用統計が良かった事でテーパリングや利上げ開始時期が早まるとの連想でドル高となった事

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • OPECが8月から微増産する事が懸念されている
  • 中国の7月のPMI指数が2020年2月以来の低水準だったことが嫌気された
  • アメリカの7月ISM製造業景況指数が予想より悪かった事が嫌気された
  • 中国でデルタ株感染者が確認された事が嫌気された

2021年8月02日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京時間で爆下げ(特に10時台
ロンドン時間に少しだけ反発したが…
NY時間でさらに爆下げ(特に23時台

報道では需給緩和懸念で売られたとしか言われていない。
OPECが8月から徐々に協調減産の幅を減らしていくという事だから微増産が懸念されたという事か?

この日は中国の経済指標が悪くて、石油消費国家の経済状況の懸念が出て
さらにアメリカの経済指標も悪くて、ダブルで石油消費国家のTOP2か国の経済状況大丈夫か?
って事で原油が朝から売り込まれた…。

中国の7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.3と前回の51.3から低下(予想:51.0より悪い)
昨年2月以来の低水準と言われている。

アメリカの7月ISM製造業景況指数 が59.5とと前回の60.6から低下(予想:60.8より悪い)

午前と午後で売り材料てんこ盛りで売り込まれた。

高値73.89 → 終値71.47(-242pips下落)
(7時台)

2021年8月03日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京時間は下げ
ロンドン時間に反発からの下げ(上に振って蹴落とす感じ
NY時間安値更新(21時台

昨日の米中のPMIの悪さが尾を引いてる事や
新型コロナウイルスの感染拡大が再び意識されて売られた。

中国でデルタ株の感染者が確認された事で移動制限が出るかもしれないって事で
エネルギー需要の懸念が出てきた。

高値71.92 → 終値70.19(-173pips下落)
(18時台)

2021年8月04日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

月曜日から続く嫌な流れが止まらない。
売られるネタも月曜日と同じ。

高値70.78 → 終値68.01(-277pips下落)
(17時台)

2021年8月05日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京でジワ上げ
ロンドンでストンと下がってからの反発
NYで東京とロンドンの高値更新

地政学的リスクで反発

イスラエルのロケット弾発射が意識された模様。

安値67.59 → 終値69.09(+150pips上昇)
(15時台)

2021年8月06日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京とロンドンでアゲアゲ
NY時間にストーンと下げて終わる

アメリカの雇用統計が良かった事でテーパリングや利上げの連想相場でドル高に。
このドル高につられて原油が下がった感じ。

高値70.16 → 終値67.97(-219pips下落)
(20時台~22時台)

WTI原油 テクニカル分析

WTI原油の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

3-2021年08月06日の週を終えて-WTI原油-日足チャート
3-2021年08月06日の週を終えて-WTI原油-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 月曜一発目にガクっと下がって水曜日まで売り込まれる(3日間下げ一辺倒)
  • 木曜日に反発して金曜日に戻り高値を売られて週を終える
  • 日足の雲ギリ割れてる?あと上昇トレンドラインも割れそう…。

直近のレジスタンス

4-WTI原油-直近のレジスタンス-70-21ドル-日足チャート-2021年8月06日の週を終えて
4-WTI原油-直近のレジスタンス-70-21ドル-日足チャート-2021年8月06日の週を終えて

70.21ドル 黒の線

個人投資家の売り買いフラットラインで戻り高値を綺麗に売られている。
あとはオレンジの下落トレンドラインで折り返すかどうかって所。

直近のサポート

5-WTI原油-直近のサポート-上昇トレンドライン-日足チャート-2021年8月06日の週を終えて
5-WTI原油-直近のサポート-上昇トレンドライン-日足チャート-2021年8月06日の週を終えて

現在いる位置が上昇トレンドラインの位置。そして雲の下限(割れているが…)
ここ割ったら終わりの始まり。

てか来週、割りそう…。

ここ割れたら62~63ドルくらいは見にいくかもしれないね。

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

WTI原油のCFTCのポジション状況

6-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年8月06日の週を終えて
6-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年8月06日の週を終えて

大口ロングのポジションの解消が一番、影響してそう。

WTI原油の個人のポジション状況

7-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月06日の週を終えて
7-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月06日の週を終えて

場中で72ドルぐらいからポジションがフラットになって
下落しているところでロングがどんどん増えて行くのを確認。

気づけば73ドルから67ドル台にきている。あっという間だ…。

WTI原油のポジション状況 まとめ

ロンガーが72ドル~71ドル台で大量に捕まったので終わりです。

もう上がる余地ないかも…。

週の終値を比較

2020年12月04日 46.11 (+57pips上昇) OPEC会合で減産は徐々に解消だが、市場参加者はポジティブにとらえる
2020年12月11日 46.56 (+45pips上昇) イギリスで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月18日 49.03 (+247pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日 48.29 (-74pips下落)
2020年12月31日 48.18 (-11pips下落)

2021年01月08日 52.61 (+443pips上昇) バイデン政権+上院下院が民主党が制覇、サウジが自主減産発表、協調減産もおおかたの減産幅で合意
2021年01月15日 52.11 (-50pips下落) バイデン氏が発表した財政出動は織り込み済み、原油市場では需要の回復は見込めないとアナリストが言う。中国がロックダウンで原油価格が下落
2021年01月22日 52.06 (-5pips下落) バイデン氏の就任式後、頭打ちで下落。イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持する意向
2021年01月29日 52.17 (-11pips下落) ロビンフッダーが大暴れして株式市場はネガティブな感じに。

2021年02月05日 56.95 (+478pips上昇) サウジ自主減産やアメリカで大雪に見舞われて需要が増した
2021年02月12日 59.61 (+266pips上昇)
2021年02月19日 58.93 (-68pips下落) アメリカの寒波の影響が収まり利益確定売りに。バフェット氏がシェブロンの株を購入
2021年02月26日 61.53 (+260pips上昇) アメリカの長期金利が爆上げで市場は大混乱

2021年03月05日 66.26 (+473pips上昇) OPECプラスが4月も協調減産を継続、生産も据え置き。サウジも自主減産続けるってよ
2021年03月12日 65.57 (-69pips下落)
2021年03月19日 61.42 (-415pips下落) IEAがスーパーサイクル論を否定。ゴールドマンがブレント原油80ドルに行くと予想
2021年03月26日 60.80 (-62pips下落) スエズ運河で大型コンテナ船が座礁

2021年04月01日 61.25 (+45pips上昇) スエズ運河の問題は解消。OPEC+が5月~7月に微増産するってよ。サウジも自主減産を徐々に辞めるってよ。
2021年04月09日 59.36 (-189pips下落) イランの増産懸念、OPEC+の微増産を再評価
2021年04月16日 63.07 (+371pips上昇) 中国輸入統計が良好で原油を爆買い!IEAとOPECが2021年の世界の石油需要見通しを引き上げ!
2021年04月23日 62.11 (-96pips下落) インドのロックダウンと日本の緊急事態宣言
2021年04月30日 63.46 (+135pips上昇)

2021年05月07日 64.83 (+137pips上昇) 中国の軍用機が台湾の防空識別圏に進入したとの報道
2021年05月14日 65.46 (+63pips上昇) アメリカのパイプライン最大手がサイバー攻撃によって稼働を停止。OPEC、IEA需要見通しは良好(供給不足の可能性を指摘)
2021年05月21日 63.85 (-161pips下落) イラン核合意の進展や制裁解除の可能性が浮上、ビットコインの急落で原油価格が大きく下落
2021年05月28日 66.60 (+275pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画が報道され期待感で67ドルに到達する

2021年06月04日 69.38 (+278pips上昇) イランの制裁解除でイラン産の原油が供給されても需要面に問題は無いらしい
2021年06月11日 70.79 (+141pips上昇) OPECとIEAが新型コロナ前の水準に戻る見通しを発表し生産拡大を示唆した事で原油が買われている
2021年06月18日 71.41 (+62pips上昇) FOMCでまさかの利上げ前倒し発表(2022年~2023年中、従来は2024年)でも週ベースで安値は更新していない…
2021年06月25日 73.97 (+256pips上昇) OPECプラスが7月1日の会合で小幅な増産に留まるとの見方で買い。FRBや連銀総裁はインフレは高くなるが来年には低下する見通し

2021年07月02日 75.10 (+113pips上昇) OPECプラスの会合がUAEがゴネて来週の7月5日に延期となった
2021年07月09日 74.67 (-43pips下落) OPECプラスの会合が纏まらずUAEを筆頭に増産国が増えると懸念が出た。ECBの新戦略でインフレ2%に切り上げた事からユーロドルの上昇につられた
2021年07月16日 71.43 (-324pips下落) サウジとUAEが妥協合意。増産懸念で原油が急落。FRBパウエル議長もインフレデータが期待以上と発言して原油が売られている
2021年07月23日 72.06 (+63pips上昇) UAEの増産合意で急落後、株の買い戻しで謎の需要拡大観測で急激な買い戻しという喜劇
2021年07月30日 73.66 (+160pips上昇) FRBパウエル議長のテーパリングには時間がかかる発言と利上げには程遠い発言でインフレに対する甘い見解から急激なドル安を招く
2021年08月06日 67.97 (-569pips下落) 米中の経済指標が悪くて暴落

まとめ

WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。

  • 中国の7月のPMI指数が悪かった事がキッカケとなり売りが売りを呼んだ感じ
  • アメリカのISM製造業景気指数も悪くて、米中ダブルパンチで原油が売られまくる
  • 個人投資家は下がった所を買い漁り、大口投機はロングポジションを解消に動く

見事に個人投資家にババを掴まして大口は撤退ってか…。
ホントにひでー事しやがる。

ぼくの渾身のドテンLは見事に月曜日の朝の暴落に巻き込まれて
翌日も売りが止まらず無事ゼロカットしました…。

なんでこんな酷い事するかなぁ…。

だったら俺が71.2で売った時に素直に下がっとけや(怒)

もう戦える軍資金が無いので俺の投資人生、終わりです…。

さようなら…。

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