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ダウ30【見通し・予想・動向】個人投資家のショート比率高めに警戒せよ!!綺麗にババを掴まされて史上最高値を伺う展開 テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年8月06日(金)の週を終えて

2021年8月02日(月)から8月06日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。

  • アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年8月06日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年8月02日(月曜日)から8月06日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間の株価の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • 長期金利の下落が止まった事で何かしらの安心感から買い戻された
  • 新規失業保険申請件数、7月失業率の改善、7月非農業部門雇用者数変化(前月比)よくて謎のポジティブ買い(テーパリングや利上げ連想にはならなかった)
  • 企業決算が好調だったことが株価を押し上げてる

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • 中国の7月のPMI指数が2020年2月以来の落ち込みを見せた事が嫌気
  • アメリカの7月の製造業景気指数が59.5と予想と前回を下回る結果が出た事が嫌気
  • ウォーラーFRB理事の発言で雇用が80万~100万人増加すればFRBは10月までに量的緩和の縮小に着手する可能性があると発言した事が嫌気
  • 7月のADP雇用統計が予想よりもかなり悪い数字を出した事が嫌気

2021年8月02日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京とロンドン時間は上げ
NYで戻り高値を付けたが振り落とされて東京とロンドンの安値を更新している

中国の7月のPMI指数が2020年2月以来の落ち込みを見せた事や
アメリカの7月の製造業景気指数が59.5と予想と前回を下回る結果が出た事が嫌気された。

またウォーラーFRB理事の発言で雇用が80万~100万人増加すれば
FRBは10月までに量的緩和の縮小に着手する可能性があると発言した。

これらの悪材料で株価は高値から振り落とされた。

高値35205.89 → 終値34889.06(-316.83pips下落)
(22時台)

2021年8月03日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京とロンドンでジワ上げ
NYでストンっと下がってからの急激な買い戻しで東京とロンドンの高値を更新して終わる

値ごろ感で買い戻された感が強い。

前日のリスク回避の流れから一転して長期金利の下落が止まった事で
何かしらの安心感から買い戻されたと言われている…。

この日はバイオテクノロジー企業のトランスレート・バイオの株が約30%も上昇している。
フランス製薬大手のサノフィを32億ドルで買収する事で合意した報道がきっかけで株が爆上げしてるらしい…。

とりあえず謎の安心感で株価指数も急上昇している。

アメリカのニューヨークではレストランやジムなどを利用する顧客や従業員に対して
ワクチン接種証明書の提出を義務付けると発表している。

↑デルタ株で騒がれて株価が下落していたこともあったし
この報道が安心感につながってるのかもしれない。

安値34727.13 → 終値35080.53(+353.4pips上昇)
(22時台~23時台)

2021年8月04日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

東京とロンドン時間はヨコヨコ
21時台でADP雇用統計の発表がありそこからずーっと株価は下落していく

昨日の爆上げの勢いは続かず戻された感じ。

7月のADP雇用統計が予想よりもかなり悪い数字を出した事が嫌気された。

前回:69.2万人 (68.0万人)
予想:69.5万人
今回:33.0万

高値35123.56 → 終値34839.98(-283.58pips下落)
(15時台~16時台)

2021年8月05日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

謎の買いが入る。

新規失業保険申請件数は良かった。
なのにテーパリングや利上げ連想にはならずポジティブに受け取られたらしい。

はぁ?という感じ。

安値34789.81 → 終値35055.28(+265.47pips上昇)
(15時台~16時台)

2021年8月06日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

史上最高値を更新しました。

7月失業率の改善 前回5.9% → 今回5.4%(予想5.7%)
7月非農業部門雇用者数変化(前月比) 前回85.0万人 (93.8万人) → 今回94.3万人(予想87.0万人)

雇用は良かった。
なのに前日と同様にテーパリングや利上げ連想にはならずポジティブに受け取られて株価は上昇して最高値を更新しました。

企業決算が好調だったことが株価を押し上げてる要因らしい。

安値35005.16 → 終値35213.04(+207.88pips上昇)
(8時台~11時台)

ダウ30 テクニカル分析

ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-1-2021年08月06日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-1-2021年08月06日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-2-2021年08月06日の週を終えて-VIX-日足チャート
1-2-2021年08月06日の週を終えて-VIX-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 月曜一発目に戻り高値付けて弱気の雰囲気を出していたが…
  • 34841.62のラインで綺麗に4日間耐えて反発上昇して史上最高値を更新して週を終えた

直近のレジスタンスライン

2-ダウ30-直近のレジスタンス-36091-2021年8月06日の週を終えて-日足チャート
2-ダウ30-直近のレジスタンス-36091-2021年8月06日の週を終えて-日足チャート

36091.37 水色のライン

とりあえず当面の上値ターゲットの見方は変わりなし。

35000ドルしっかり抜けたと判断できるなら
次のN値ターゲットは36091.37あたりに来ると思われる。

これは2021年6月21日の安値と直近高値8月06日を結んだ幅を
2021年7月19日と20日に押し安値を形成して反転した場所で足したN値のターゲットとなる。

ただ週足で伸び切ってる感は否めないので高値掴みだけは気を付けたいところ。

直近のサポート

3-ダウ30-直近のサポート-75MAと基準線-2021年8月06日の週を終えて-日足チャート
3-ダウ30-直近のサポート-75MAと基準線-2021年8月06日の週を終えて-日足チャート

34841.62 水色のライン

以外にも下値が堅く4日間ここで耐えきって最高値を更新した。

とりあえずこの辺が固いサポートなんだと認識した。

下に抜けたとしても、いつものボリバン-3σバウンドするかどうか見とけばいいだけ。

ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較

4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年8月06日の週を終えて
4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年8月06日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年8月06日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年8月06日の週を終えて

雇用改善してきてるしテーパリングや利上げ連想で株下げるか?と思ったけど
史上最高値を更新してわけわからん感じになってる。

そんな訳分からん感じの中で大口も訳が分からんくらい買いまくってる。

別のネタで突き進んでるのか??

ダウ30とSP500の個人のポジション比較

5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月06日の週を終えて
5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月06日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月06日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年8月06日の週を終えて

ダウ30のショートポジションなんだこれ…。

大口投機家のロンガーに綺麗にババ掴まされたね。

さよならショーター。

ダウ30のポジション状況 まとめ

雇用統計も良いのにテーパリングや利上げ連想にならず
謎のポジティブ買いで株価は最高値を更新している。

大口投機家の強気の買いが何の情報で来ているのかが不明。

ただ1つ分かっているのが個人投資家の売りが綺麗にババを掴まされて含み損になっている事。

完全にハメ込まれてる感じなのが否めないわ…。

とりあえずぶっ飛んで狩りつくすんだろうなって思うと怒りがこみあげてくるよね。

この仇はいつか俺が晴らしてやるからな。

週の終値を比較

2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決

2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持
2021年01月29日 29987.22 (-1041.84pips下落) ロビンフッダーがヘッジファンドを追い込み損失計上で株価が暴落

2021年02月05日 31193.50 (+1206.28pips上昇) バイデン大統領の経済対策が縮小される事はなく、従来の規模で行くと表明した
2021年02月12日 31493.05 (+299.55pips上昇)
2021年02月19日 31482.60 (-10.45pips下落) 長期金利が約1年ぶりに1.3%回復 バンクオブアメリカがドットコムバブル級の過熱感を警戒
2021年02月26日 30902.16 (-580.44pips下落) 長期金利が1.6%に達してSP500の配当利回り1.48%を超えて株の魅力が薄れて株価が下落
2021年03月05日 31515.09 (+612.93pips上昇) SP500の大口が大人買い。ショーターが大量に踏みあげられて週を終える
2021年03月12日 32795.54 (+1280.45pips上昇) 1.9兆ドルの新型コロナ追加経済対策法案が成立!景気敏感株主導でダウ30が最高値を更新!
2021年03月19日 32626.71 (-168.83pips下落)
2021年03月26日 33108.09 (+481.38pips上昇) バイデン大統領が2億回の新型コロナワクチンの普及を目指す。そしてインフラ投資を計画中!

2021年04月02日 33325.69 (+217.60pips上昇) ISM製造業景気指数が37年ぶりの高水準。雇用統計も予想を上回る結果を受けて株価は史上最高値更新中!
2021年04月09日 33767.00 (+441.31pips上昇)
2021年04月16日 34188.09 (+421.09pips上昇) 長期金利が大幅下落でグロース株に資金が集まる
2021年04月23日 34025.92 (-162.17pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン税の増税案を出す見通し。日本が緊急事態宣言、インドの首都でロックダウン
2021年04月30日 33924.47 (-101.45pips下落)

2021年05月07日 34811.25 (+886.78pips上昇) 非農業部門雇用者数変化が予想より低い数値を出したことで利上げやテーパリングはムリという流れで株高
2021年05月14日 34331.89 (-479.36pips下落) インフレ懸念でパニック売りからのインフレ懸念後退で買い戻し
2021年05月21日 34252.23 (-79.66pips下落) インフレ懸念とビットコインの急落、テーパリングの議論が出たが株価にあまり影響はなかった
2021年05月28日 34567.93 (+315.7pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資案が報道され一気にリスクONの流れに

2021年06月04日 34748.00 (+180.07pips上昇) 週末の5月の非農業部門雇用者数変化が予想より悪くて株価がブチ上げ
2021年06月14日 34461.81 (-286.19pips下落) しつこい戻り売りの1週間だった。5月の米CPIを警戒した事や来週のFOMCを警戒したポジション整理
2021年06月18日 33304.73 (-1157.08pips下落) FOMCでまさかの利上げ前倒し予想を発表(2022年~2023年中。従来は2024年だった) 年初来の下げ幅を記録
2021年06月25日 34495.54 (+1190.81pips上昇) 先週は売り過ぎちゃたで買い戻し。バイデン大統領と超党派のインフラ投資計画が合意したとの報道で買いが強くなる

2021年07月02日 34790.03 (+294.49pips上昇) 雇用統計が良くてもFRBが早急な対応に迫られる事はないだろうとの見方でこじつけ感満載で株価が上昇
2021年07月09日 34897.85 (+107.82pips上昇) 景気回復のピークアウトで買われた債券が一服感で売られて株価が反転上昇
2021年07月16日 34694.44 (-200.41pips下落) デルタ株の感染拡大が警戒されている
2021年07月26日 35064.11 (+369.67pips上昇) デルタ株の感染拡大が警戒されて月曜日に953ドルも下落したが、火曜日に速攻で買い戻されて気づけば3指数最高値を更新した
2021年07月30日 34985.89 (+78.22pips上昇) パウエル議長の発言でテーパリングを始めるには問題が残ってる事や利上げには程遠い発言で緩和継続との見方でドル安株高となった
2021年08月06日 35213.04 (+227.15pips上昇) 失業率の改善や非農業部門雇用者数が良くて謎のポジティブで買われる(テーパリングや利上げ連想にならなかった)

まとめ

ダウ30の相場状況をまとめると

  • 中国のPMI指数やアメリカのISM指数が悪くて経済の先行き懸念で売られた
  • その後ADP雇用統計が予想外に悪くて株価は下落した
  • しかしテクニカル的に34841.62のラインで4日間耐えて反発上昇して史上最高値を更新して週を終えた
  • 週末の雇用統計(失業率や非農業部門雇用者数)が良かった事で謎のポジティブで買われた(テーパリングや利上げ連想が出なかった…)
  • 大口投機は強気の買いで、個人投資家は売りで挑んで綺麗にババを掴まされてる感じになっている

個人投資家、終わりじゃん…。

綺麗に大口投機にハメ込まれてババ掴まされてるじゃん…。

雇用改善でテーパリング、利上げ連想で売ったショーター全滅じゃん…。

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