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ドル円 【予想・見通し・動向】106.14xの個人投資家の天井ロングを狩るんじゃね!? テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年2月19日(金)の週を終えて

2021年2月15日(月)から2月19日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。

  • ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年2月19日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年2月15日(月曜日)から2月19日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると

ドル高の要因は以下のとおりです。

  • アメリカの長期金利が1.3%台を回復した事でドル高に
  • 日経225が30年ぶりの30000円を回復した事でリスクONの円安ドル高に

ドル安の要因は以下のとおりです。

  • イギリスの新型コロナワクチンの接種状況が世界で一番進んでいる事から経済復興が早いという事でポンド主導のドル安に
  • ニューヨーク連銀総裁の発言で大幅な政府支出になってもそこまで経済は過熱しないとの発言でドル安に
  • FRBが半期に一度議会に提出する金融政策報告で「FRBは米経済が完全な回復を遂げるまで、金融政策による強力な支援を継続する」と表明した事でドル安に

2021年2月15日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

アメリカはプレジデンツデーの為、休場だったものの
日本市場では菅総理が為替を注視しているとの発言を受けて円安が進み
また日経225も30年ぶりの30000円を回復した事からリスクONの円安となりました。

安値104.859 → 終値105.358(+49.9pips上昇)

2021年2月16日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

アメリカの長期金利が1.3%台まで上昇し約1年ぶりの回復を見せた事を背景に
金利差によるドル買い円売りが起きてドル円は大きく上昇し106円まで到達しました。

安値105.176 → 終値106.031(+85.5pips上昇)

2021年2月17日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

長期金利の下落を背景に利益確定売りに押されドル円は下落して終了しました。
ただ足元では長期金利は高いところにいる事から
ユーロやポンドなどの欧州通貨でのドル買いが目立ちました。

高値106.216 → 終値105.861(-35.5pips下落)

2021年2月18日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

ポンド主導のドル安が横行

イギリスは新型コロナワクチンの接種状況が世界で一番進んでいるらしく
経済復興が早いとの見方からポンドが買われているようです。

この流れを受けてドル安が加速。

高値105.739 → 終値105.417(-32.2pips下落)

2021年2月19日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

ニューヨーク連銀総裁の発言で政府支出の大幅な増加でアメリカ経済が
そこまで過熱すると思っていないと発言した事や

FRBが半期に一度議会に提出する金融政策報告で
「FRBは米経済が完全な回復を遂げるまで、金融政策による強力な支援を継続する」と表明しました。

前日の新規失業保険申請件数が予想より増えた事でリスク回避のドル安と言われているけど
たぶん違うと思う。

この雇用の弱さがFRBが金融政策で完全雇用の回復まで続けるとの意図を読み取った一部の投機家が
ドル安にポジションを傾けてドル安方向に動いたんだと思います。

高値105.739 → 終値105.417(-32.2pips下落)

ドル円 テクニカル分析

ドル円の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-2021年02月19日の週を終えて-ドル円-日足チャート
1-2021年02月19日の週を終えて-ドル円-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 週の始めに5日線で足場を固めて一気に上昇
  • その後は106.14x付近で頭打ち
  • そこから高値を更新しきれず下落が始まって200日線より下で週を終える

直近のレジスタンス

2-ドル円-直近のレジスタンス-106-14x-日足チャート-2021年2月19日の週を終えて
2-ドル円-直近のレジスタンス-106-14x-日足チャート-2021年2月19日の週を終えて

106.14x

Volumeで見ると106.14xと105.92xのあたりで価格が上下に拮抗しているのが分かると思います。

この後、どうなったのかと言うと、105.92xを下に割れてレジサポ転換した感じで頭打ちとなり
ドル円は下落していきました。

また市場調査を行った結果、個人投資家は106.14xあたりでロングして捕まってるのを確認できたので
勇気を振り絞ってロングした結果、捕まった人が多いのではないかと推測します。

Volumeが多いので天井掴みのパターンかもしれないので
このラインはしっかり見ておいた方がいいと思います。

直近のサポート

3-ドル円-直近サポート-104円前半あたり-日足チャート-2021年2月19日の週を終えて
3-ドル円-直近サポート-104円前半あたり-日足チャート-2021年2月19日の週を終えて

104前半

これまで長い間、75日線が日足の下落チャネルの上限として機能してきました。

今度は75日線がレジサポ転換として機能するのか見極めたほうがいいと思ったので
このあたりを注目しようという事で直近のサポートとさせてもらいました。

ここを下抜けてしまうようだと、
これまでの上昇はただのドル安のショートカバーで終わった可能性が出てきます。

円のCFTCの大口のポジション状況

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

円のCFTCのポジション比較

4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年2月19日の週を終えて
4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年2月19日の週を終えて

2月9日の週は日銀がマイナス金利の深堀の可能性があると報道され
円の買いポジが減りましたが
結局のところ大口は円買いを多めに入れてきてます。

大口はこの状況でもドル安目線みたいなので
ドル円の上昇はただのショートカバーだったのかもしれない。

ドル円の個人のポジション状況

5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年2月19日の週を終えて
5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年2月19日の週を終えて

テクニカルのレジスタンスの章で解説しましたが
個人投資家は106.14xあたりで大量のロングで捕まっているのを見ると
この下落でヤバイ雰囲気を感じてるのではないでしょうか?

ドル自体のポジション状況を比較

6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年2月19日の週を終えて
6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年2月19日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年2月19日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年2月19日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年2月19日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年2月19日の週を終えて

なんだかんだで大口はドル売り
個人投資家はドル買いのポジションを持っているのを見ると
ここからドル安の流れが来そうな気がします。

ユーロドルなんて週の終値で見ると結局10pipsしか差がありません。
売ってる人も『なんで戻ってくるの?』と焦ってる所なんじゃないでしょうか。

日足チャートを見てみると個人投資家は1.2000付近で底ショート決めて
捕まってるんじゃないかと想像できます。

ポンドドルと豪ドルが凄まじい上げを見せてるので
この流れに乗ってドル安が加速するかもしれません。

週の終値を比較

2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決

2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週

2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復

まとめ

ドル円の相場状況をまとめると

  • 日経225が30年ぶりの30000円を回復してリスクONの円安ドル高に
  • 長期金利が約1年ぶりの1.3%台回復となり金利差からドル円が上昇
  • その後は利益確定売りに押される
  • FRBが半期に一度議会に提出する金融政策報告で「FRBは米経済が完全な回復を遂げるまで、金融政策による強力な支援を継続する」と表明したことでドル安の流れに立ち戻る
  • 個人投資家は106.14xあたりで天井ロングして捕まる
  • 大口は結局のところ円買いに立ち戻る

106.14xが天井かなぁ~。

とりあえずポンドドルと豪ドルが強くてドル安が加速しているので
ドル円もなんだかんだドル安の流れに巻き込まれて天井ロングした個人投資家を狩るのではないかと見てます。

とりあえずドル安を狙った豪ドルUSDのロングとドルカナダのショートのポジションに
春が訪れそうでニッコリしてます。

9-ひまわり証券-豪ドルUSD-ロング-4枚-含み益-ポジション状況
9-ひまわり証券-豪ドルUSD-ロング-4枚-含み益-ポジション状況
10-FBS-豪ドルUSD-ドルカナダ-0-1枚-ロングとショート-含み益-ポジション状況
10-FBS-豪ドルUSD-ドルカナダ-0-1枚-ロングとショート-含み益-ポジション状況

来週もドル安が加速してくれる事を願うばかり。

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