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ダウ30【見通し・予想・動向】アメリカの長期金利が約1年ぶりの1.3%台に!大手ハイテク株の暴落が来るか!? テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年2月19日(金)の週を終えて

2021年2月15日(月)から2月19日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。

  • アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年2月19日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年2月15日(月曜日)から2月19日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間の株価の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • 日本にも新型コロナワクチンの普及がようやく訪れた事で世界経済の先行きが明るくなった
  • 日経225が30年ぶりの30000円を突破してリスクONムードになった
  • バフェット氏が率いるバークシャーハサウェイがダウ30構成銘柄の持ち株を公開して株価の上昇を牽引した

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • アメリカの長期金利が約1年ぶりに1.3%に回復して金利上昇を懸念してIT関連株の売られました
  • バンクオブアメリカが超金融緩和政策によってドットコムバブル級の割高感を警戒して高値警戒感が広がりました

2021年2月15日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

アメリカがプレジデンツデーの為、お休みでしたが
最高値を更新して終了しました。

日経225が30年ぶりの30000円を突破しリスクONムードとなっています。

アメリカの追加経済対策の期待感や新型コロナワクチンの普及が日本にもようやく訪れた形となって
これからの経済の先行きが明るい見通しからアメリカ市場がお休みでも日本や欧州市場で
リスクONの状態となりました。

安値31493.05 矢印 終値31662.94(+169.89pips上昇)

2021年2月16日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

アメリカの長期金利が1.3%まで上昇して約1年ぶりに回復した事から
金利上昇を懸念したIT関係の株が売られ
株価は最高値を更新したものの、高値を売られて下落していきました。

IT関連以外にも金利の上昇を嫌気して
公益事業や不動産などの銘柄も軒並み売られる状態となりました。

高値31731 → 終値31552.97(-178.03pips下落)

2021年2月17日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

バフェットさんの会社バークシャーハザウェイが持ち株と売却株を公開した事でダウ30が上昇。
ベライゾン・コミュニケーションズやシェブロンの株を取得した事で
これらの株価が上昇。

また金鉱株大手のバリックゴールドを売却した事も伝わっており
これまでの金価格の下落は、バリックゴールド株の下落が背景にあるのではないかと見ています。

長期金利の上昇が意識されている事からIT関連銘柄の利益確定売りが目立ちます。

FOMCの1月26日~27日の議事録が公表され、FRBは緩和スタンスの継続を支持しているようですが
市場参加者はインフレを警戒する声からFRBは早期に政策転換するのではないかとの懸念から
株価は安いところでは拾われはしますが、高値を追うような展開にはなっていません。

安値31337.17 → 終値31619.52(+282.35pips上昇)

2021年2月18日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

アップル、マイクロソフト、テスラ、アルファベットなど
大手ハイテク株の下落が目立ちます。

フェイスブックはオーストラリアでニュース記事の共有や閲覧をできなくする措置の影響を見極めるために
株が売られる動きとなっています。

また新規失業保険申請件数が予想より増加した事を受けて
雇用回復への不安が広がっているようです。

ウォルマートの決算発表がありましたが第4四半期の利益が市場予想を下回りました。
また2022年度の1月まで業績の伸びが前年度から鈍化するとの見通しが嫌気されました。

高値31695.62 → 終値31507.17(-188.45pips下落)

2021年2月19日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

長期金利の上昇からハイテク株が売られ景気循環株に切り替える動きとなる
とはいえダウ30は横ばい、ナスダックは下落、SP500も下落して週を終える。

バンクオブアメリカが超緩和的な金融政策で株価が1年後の企業利益の22倍を超え
ドットコムバブル以来の割高な水準と警戒を示し
今後10%を超える下落の見通しを出している事で
株価が全体的に頭が重い展開となっている。

始値31507.17 → 終値31482.60(-24.57)

ダウ30 テクニカル分析

ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-1-2021年02月19日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-1-2021年02月19日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-2-2021年02月19日の週を終えて-VIX-日足チャート
1-2-2021年02月19日の週を終えて-VIX-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 5日線と転換線で買い支えられたものの高値を更新しきれず横ばい
  • その後はじわじわ頭を抑えられながら地味に下落して週を終える

直近のサポートゾーン

2-ダウ30-直近のサポート-29594-29987もしくは75EMAライン-2021年2月19日の週を終えて
2-ダウ30-直近のサポート-29594-29987もしくは75EMAライン-2021年2月19日の週を終えて

29594.20~29987.22もしくは75EMA

結局、市場が恐怖に支配されても
このラインを明確に下抜けない事には株価の暴落は来ないのかもしれない。

とにかく買い圧が凄い!!
ダウ30が30000ドルより下に行かせたくない勢力が買い支えてる!!

直近のレジスタンスライン

3-ダウ30-直近のレジスタンス32294-2021年2月19日の週を終えて
3-ダウ30-直近のレジスタンス32294-2021年2月19日の週を終えて

32294 水色のライン

終値のサポレジラインを抜けた幅から計算すると
このあたりが上値のレジスタンスかなと思います。

押し安値を割らなければ、上下の波を形成しながら
このあたりを目指すのではないでしょうか。

ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較

4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年2月19日の週を終えて
4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2021年2月19日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年2月19日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年2月19日の週を終えて

SP500は大口も個人投資家も売りを多めに追加してきてます。
ダウ30は買いポジを利益確定売りで解消した感じ。

バンクオブアメリカも高値警戒感を出してるし
売りたい人が多いんだろうなぁと思うと
そんなに下がらない気がしてきました。

今は上値が重くて下落してるけど
こんなに売りが多いなら押し目を狙った方がいい気がします。

ダウ30とSP500の個人のポジション比較

5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年2月19日の週を終えて
5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年2月19日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年2月19日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年2月19日の週を終えて

SP500の個人投資家はドテンショートからのドテン買いで狼狽中…。
ダウ30は売りを少し損切してる感じ。

とりあえず次の押し目を探す感じでいっか。

ダウ30のポジション状況 まとめ

大口も個人も売りが多くてたいした下落はなさそう。

とりあえずSP500がドテン買いで捕まってるっぽいんで
僕は、もう少し下落を待って押し目を探していこうかなと思います。

週の終値を比較

2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決

2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる
2021年01月15日 30780.08 (-367.68pips下落) バイデン氏の景気刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りのネタに使われて終わる
2021年01月22日 31029.06 (+248.98pips上昇) バイデン氏の大統領就任式後に頭打ちで下落。女性初の財務長官イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持
2021年01月29日 29987.22 (-1041.84pips下落) ロビンフッダーがヘッジファンドを追い込み損失計上で株価が暴落

2021年02月05日 31193.50 (+1206.28pips上昇) バイデン大統領の経済対策が縮小される事はなく、従来の規模で行くと表明した
2021年02月12日 31493.05 (+299.55pips上昇)
2021年02月19日 31482.60 (-10.45pips下落) 長期金利が約1年ぶりに1.3%回復 バンクオブアメリカがドットコムバブル級の過熱感を警戒

まとめ

ダウ30の相場状況をまとめると

  • アメリカの長期金利が約1年ぶりの1.3%に回復した事で大手IT関連株が売られる
  • 長期金利の上昇でIT関連株から景気循環株に資金が流れていると言われているがイマイチ頭が重い
  • バンクオブアメリカが今の株価の上昇はドットコムバブル級の過熱感があると警告を鳴らし株価は全体的に頭が重い状態
  • SP500の個人投資家はショートの損切りに追い込まれドテンロングしてる状態
  • ダウ30は前回の押し安値で仕込んだ買いポジションを解消した模様

ダウ30、SP500、ナスダックともに高値警戒感から下落してきているので
私は基本、押し目買い戦略で安値を探す感じで行きます。

なぜならSP500は大口の売りが多いし、ダウ30は個人の売りが多いので
コロナショックのような暴落は来ないだろうなと予想しているからです。

前回も同じように1500pips下げた後に
大口が押し目ロング入れて個人が踏みあげたところでドテンショートして捕まってたので。

その流れを見極めてINしようと思います。

とりあえず下がるならドカッと下がって欲しいところ。

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