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ドル円 【予想・見通し・動向】個人投資家のドル買いの意欲が高いのでドル安を警戒したほうがいいかも テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2020年12月31日(木)の週を終えて

2020年12月28日(月)から12月31日(木)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。

  • ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2020年12月31日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ファンダメンタルズ分析と値動き

2020年12月28日(月曜日)から12月31日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間でインパクトのあった出来事は

  • 9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決
  • マコネル院内総務が個人給付を2000ドルに引き上げる採決を見送った事
  • イギリスとEUが貿易協定で合意して、イギリスの下院でEUとのFTAについて承認され年末の離脱移行期間が間に合い、合意無き離脱リスクが避けられた

12月28日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

トランプ大統領が27日に新型コロナ追加対策の9000億ドル規模の法案に署名しました。
これを受けて政府機関の一部閉鎖を回避する事ができ
リスクが緩和した事でドル円は上昇。

欧州通貨はイギリスとEUが通商協議で合意し31日に移行期間が終了する前に合意にたどり着けた事で
離脱にともなうリスクが回避されドル安となっています。

安値103.399 → 終値103.758(+35.9pips上昇)

12月29日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

マコネル院内総務が新型コロナ追加経済対策案の個人給付について
600ドルから2000ドルに引き上げる案の採決を先送りした事が
リスク回避を誘い、株安からの円高となりドル円は下落しました。

ただ欧州通貨ではドル安が進んでいる。

高値103.800 → 終値103.523(-27.7pips下落)

12月30日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

イギリスの下院でEUとの自由貿易協定(FTA)を承認しました。
これでEU離脱移行期間にやる事やった感じで終了し
ポンドもユーロもドル安で上昇しました。

アメリカの経済対策で個人給付を2000ドルに引き上げられる案の採決について
マコネル院内総務が見送りましたが
景気刺激策への楽観的な見方が継続してドル安となっているようです。

ドル円はドル安の流れを受けて下落しました。

高値103.580 → 終値103.147(+43.3pips下落)

12月31日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

特にネタは分かりませんが
年末の薄商いでドルが買われ、ドル高の流れを受けてドル円が反発して終わりました。

ユーロドルでのドル高が特に目立ちました。

安値102.991 → 終値103.304(+31.3pips上昇)

1月1日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

元旦の為、世界はお休み。

ドル円 テクニカル分析

ドル円の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-2020年12月31日の週を終えて-ドル円-日足チャート
1-2020年12月31日の週を終えて-ドル円-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 週の始めに上昇したものの、基準線で頭打ちとなり下落
  • ボリンジャーバンドの-2σで反発して年末を終えました

直近のレジスタンス

2-ドル円-直近のレジスタンス-103-9x-104-1x-日足チャート-2020年12月31日の週を終えて
2-ドル円-直近のレジスタンス-103-9x-104-1x-日足チャート-2020年12月31日の週を終えて

103.9x ~ 104.1x

直近の戻り高値で抵抗した場所はこの辺りなので
ここを明確に超えてこなければ下落トレンド継続かなと見ています。

直近のサポート

3-ドル円-直近サポート-102-8x-日足チャート-2020年12月31日の週を終えて
3-ドル円-直近サポート-102-8x-日足チャート-2020年12月31日の週を終えて

102.8x 直近のリバウンドした最後の安値

現状はボリンジャーバンドの-2σで跳ねてますが
ここを割れなければ、ジワ上げするのかなと見ていますが
いかんせんドル安の流れが強いので割れたら下へ行くと思われます。

円のCFTCの大口のポジション状況

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

円のCFTCのポジション比較

1月1日は元旦で世界の市場は休みで発表が遅れるためCFTCの分析は次回に持ち越します。

ドル円の個人のポジション状況

4-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2020年12月31日の週を終えて
4-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2020年12月31日の週を終えて

ドル円の買いが多い!

こんなに買いが多いと過度にリバウンドを期待するのは危険な気がするなぁ…。

102円を明確に割れて行くのも時間の問題な気がしてきた…。

ドル自体のポジション状況を比較

1月1日は元旦で世界の市場は休みで発表が遅れるためCFTCの分析は次回に持ち越します。

5-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2020年12月31日の週を終えて
5-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2020年12月31日の週を終えて

ユーロドルもドル円同様にドルを買う人が少し増えました。
年末にドルが買われて下落はしたものの
週の終値で見ると実は僅かに上昇しているんですよね…。

個人投資家と一緒になってドルを買う流れは不利な気がしますね…。

ドル円のポジション状況 まとめ

個人投資家のドルを買う意欲が未だに高いので
新規で売る場合は自分が不利な状況に追い込まれないように
しっかり損切り設定を決めてから取引したほうがいいと思います。

週の終値を比較

03月20日の終値 110.681 ←市場では110.5のロスカ設定があるしターゲットになりやすいかも?
03月27日の終値 107.806 ←ここを下割れたらヤバイかも?
04月03日の終値 108.490
04月10日の終値 108.350
04月17日の終値 107.437 ←3月27日の終値を割れたからドル安が進むかも??
04月24日の終値 107.448
05月01日の終値 106.861
05月08日の終値 106.605
05月15日の終値 107.034
05月22日の終値 107.587
05月29日の終値 107.755 ←108円のレンジを超えそうな雰囲気
06月05日の終値 109.541
06月12日の終値 107.344
06月19日の終値 106.830
06月26日の終値 107.170
07月03日の終値 107.400
07月10日の終値 106.883
07月17日の終値 106.992
07月24日の終値 106.115 ←レンジ下抜け
07月24日の終値 105.709 ←104.8xのサポートで反転上昇した形
08月07日の終値 105.876
08月14日の終値 106.586
08月21日の終値 105.806
08月28日の終値 105.353
09月04日の終値 106.226 (+87.3pips上昇) ←雲の中に突入
09月11日の終値 106.146 (-0.8pips下落)
09月18日の終値 104.571 (-157.5pips下落) ※雲を下抜け下落トレンドを描いた1週間
09月25日の終値 105.504 (+93.3pips上昇)
10月02日の終値 105.262 (-24.2pips下落) ※トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染
10月09日の終値 105.600 (-33.8pips下落) ※トランプ大統領が新型コロナウイルスから復帰
10月16日の終値 105.345 (-25.5pips下落)
10月23日の終値 104.630 (-71.5pips下落)
10月30日の終値 104.529 (-10.1pips下落)
11月06日の終値 103.352 (-117.7pips下落) ※アメリカの大統領選があった週
11月13日の終値 104.584 (+123.2pips上昇) 新型コロナワクチンの有効性が90%を超える報道
11月20日の終値 103.820 (-78.2pips下落) 新型コロナワクチンの有効性が94.5%の報道
11月27日の終値 103.996 (+17.6pips上昇) 新型コロナワクチンの実用化期待や次期財務長官にFRBのイエレン氏が指名された事
12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決

まとめ

ドル円の相場状況をまとめると

  • アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策が可決された
  • イギリスとEUで自由貿易協定が合意され、イギリスの下院でもEUとの通商合意について承認された事で合意無き離脱のリスクが緩和された
  • リスクONの流れから欧州通貨でのドル安が目立ち、ドル安の流れからドル円も下落しました
  • 個人投資家が未だにドルを買う意欲が高い

個人投資家のドル買いの意欲が高いので
欧州通貨のドル安や資源国通貨のドル安の流れから
ストップロスを巻き込んだドル円の下落を警戒したい。

少なからずリバウンドを狙ったドル円の買いはリスキーだなぁと思います。

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