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ドル円 【予想・見通し・動向】週末のドル安の要因を見て呆れてしまった件… テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2021年7月02日(金)の週を終えて

2021年6月28日(月)から7月02日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。

  • ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年7月02日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年6月28日(月曜日)から7月02日(木曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間のドル安とドル高の要因を要約すると

ドル高の要因は以下のとおりです。

  • アジアやEU諸国で新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大が懸念され円高とドル高になっている
  • 6月のADP雇用統計で予想よりも良かった事がドル高を支援
  • 新規失業保険申請件数が予想より改善していた事がドル高を支援

ドル安の要因は以下のとおりです。

  • 6月非農業部門雇用者数変化が予想よりも良かったが、なぜか市場参加者はFRBが早急な対応を迫られるほどの内容ではないと解釈され急激なドル安となった

2021年6月28日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京時間にずるずると下がって
ロンドン初動からドルが買われていき20時頃にドカッとドル高に動いた
その後NYタイムは戻り高値を売られて下がる感じ

とくに指標もなく目立った情報といえば
オーストラリアのシドニーでロックダウンされた報道で騒がれたくらい。

デルタ株の感染者がイギリスを筆頭に増えているのが懸念されている感じ。

高値110.969 → 終値110.618(-35.1pips下落)
(21時台)

2021年6月29日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大が懸念され
リスク回避のドル高・円高となっている。

イギリスの旅行者に対する制限を導入する国が増えている事からポンドが売られている。

高値110.754 → 終値110.454(-30pips下落)
(17時台・21時台)

2021年6月30日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

東京時間からロンドン時間の初動ぐらいまでレンジ継続
雇用統計発表タイムからNY時間にかけてドル高で高値更新して終了

6月のADP雇用統計で予想よりも良かった事がドル高を支援した。

前回:97.8万人 (88.6万人)
予想:60.0万人
結果:69.2万人

安値110.415 → 終値111.100(+68.5pips上昇)
(10時台~18時台)

2021年7月01日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

前日のドル高の流れを引き継いだ。
東京時間に高値ヨコヨコして
ロンドン時間に高値を更新
NY時間で一旦、下落すると見せかけたダマシを入れてから高値を更新して終了

前週分新規失業保険申請件数が予想より改善していた事がドル高を支援した。
前回:41.1万件 (41.5万件)
予想:39.0万件
結果:36.4万件

前週分失業保険継続受給者数は予想よりは悪かったが見向きもされていない感じだ。
前回:339.0万人 (341.3万人)
予想:338.2万人
結果:346.9万人

安値111.022 → 終値111.522(+50pips上昇)

2021年7月02日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

週末に注目されていた指標の6月の非農業部門雇用者数と6月の失業率。

結果は6月の非農業部門雇用者数が良くて失業率は少し悪かった。

6月非農業部門雇用者数変化(前月比)
前回:55.9万人 (58.3万人)
予想:70.0万人
結果:85.0万人

6月失業率
前回:5.8%
予想:5.7%
結果:5.9%

非農業部門雇用者数いいじゃん!!テーパリング、そして利上げの準備だ!!
と思われた矢先に急激なドル安となって週を終えた…。

なにこれ…?

市場参加者の見立てではFRBが早急な対応を迫られるほどの内容ではない
との解釈でドル安となったみたい。

トンデモねー解釈だな・・・おい・・・。

この事から全体的にドル安となって週を終えました。

ドル円 テクニカル分析

ドル円のテクニカル分析をしていきます。

1-2021年07月02日の週を終えて-ドル円-日足チャート
1-2021年07月02日の週を終えて-ドル円-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 週の初めは円高スタートしたが2日後に転換線で2日間支えられた形
  • その後は大きく反転して111.6xのラインで打ち返されて週を終える

直近のレジスタンス

2-ドル円-直近のレジスタンス-110-962-週足チャート-2021年7月02日の週を終えて
2-ドル円-直近のレジスタンス-110-962-週足チャート-2021年7月02日の週を終えて

111.67x

この週に1回到達している。

円安の勢いもありそうだし
上に抜けそうではある。

今のドル円は都合よくドル高に反応しており
ドル安の状態でも円安で上がろうとする側面があるので
ショートする場合は気を付けたい

直近のサポート

3-ドル円-直近サポート-転換線と基準線-日足チャート-2021年7月02日の週を終えて
3-ドル円-直近サポート-転換線と基準線-日足チャート-2021年7月02日の週を終えて

転換線もしくは基準線

この週は転換線で2日間買い支えられて反転上昇しているので
この辺はサポートとして機能していると思う。

押し目を狙うならこの辺りだろうね。

円のCFTCの大口のポジション状況

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

円のCFTCのポジション比較

4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年7月02日の週を終えて
4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2021年7月02日の週を終えて

大口のすんごい売り!!
円買い諦めたような感じ。

こりゃ円安はまだまだ続きそう。

場中見て思うけど、とにかく円が弱いんだわ。

ドル円の個人のポジション状況

5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年7月02日の週を終えて
5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2021年7月02日の週を終えて

個人投資家のショートが増えてるなぁ…。

こりゃ円安はまだまだ続くわ。

ドル自体のポジション状況を比較

6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年7月02日の週を終えて
6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2021年7月02日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年7月02日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2021年7月02日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年7月02日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2021年7月02日の週を終えて

ドルインデックスはドル安とドル高の考え方が拮抗したような形
ユーロドルの売りポジションが徐々に増え始めてる感じ。
個人投資家はユーロドルを買っている。

この感じを見ると、週末に一旦ドル安に振ってきたので
来週は少しドル安に傾くと思う。

個人の逆張りロングが多いのも少し気になる。

大口のポジショニングを見るとユーロ売りとドル高になるようなポジショニングをしており
ファンダメンタル的にみても将来的にはドル高に向かうと思うので
あまりドル安を期待しないほうがいいかも。

週の終値を比較

2020年12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
2020年12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる
2020年12月18日の終値 103.260 (-66.5pips下落) FRBが緩和とゼロ金利維持 アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日の終値 103.594 (+33.4pips下落) イギリスで新型コロナウイルスの変異種が発見される
2020年12月31日の終値 103.304 (-29pips下落) イギリスとEUが通商協議で合意、アメリカで9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案が可決

2021年01月08日の終値 103.954 (+65pips上昇) アメリカの長期金利が1%台を回復したのを受けてドル買いに
2021年01月15日の終値 103.861 (-9.3pips下落) バイデン氏の刺激策は時前に発表されていたので、利益確定売りで市場はリスク回避の流れになった
2021年01月22日の終値 103.740 (-12.1pips下落) バイデン大統領就任式完了!女性初の財務長官に任命されたイエレン氏はバイデン大統領の経済対策を支持する意向
2021年01月29日の終値 104.691 (+95.1pips上昇) ロビンフッダーが暴れた週

2021年02月05日の終値 105.306 (+61.5pips上昇) バイデン大統領が1兆9000億ドルの必要性を改めて表明
2021年02月12日の終値 104.909 (-39.7pip下落) テスラがビットコインに投資するって言ってドル安が加速
2021年02月19日の終値 105.417 (+50.8pips上昇) 日経225が30年ぶりに30000万円回復
2021年02月26日の終値 106.530 (+111.3pips上昇) アメリカの長期金利が上昇してSP500の配当利回りを超えた事で株安のドル高が進行

2021年03月05日の終値 108.206 (+167.6pips上昇) FRBパウエル議長は長期金利に介入する気はない。政策路線の変更もなし。市場参加者は失望してドル買いに
2021年03月12日の終値 108.979 (+77.3pips上昇) アメリカで1兆9000億ドルの経済対策法案が成立しました
2021年03月19日の終値 108.870 (-10.9pips下落) 日銀が長期金利の上下動を許容し、ETF買い入れを日経225からTOPIXに切り替え
2021年03月26日の終値 109.509 (+63.9pips上昇) バイデン大統領が新型コロナワクチンの普及の倍増すると発表(1億回→2億回)

2021年04月02日の終値 110.649 (+114pips上昇)
2021年04月09日の終値 109.658 (-99.1pips下落) バークシャーが円建て社債を発行。イギリスのファンドが東芝の買収を提案(2兆円規模)
2021年04月16日の終値 108.769 (-88.9pips下落) 米長期金利の大幅下落で。NZとポンド主導でドル安に
2021年04月23日の終値 107.876 (-89.3pips下落) バイデン大統領が富裕層を対象にキャピタルゲイン増税の案を出してくる。日本が緊急事態宣言
2021年04月30日の終値 109.320 (+144.4pips上昇) 早期テーパリング懸念でドル買い圧力 → FRBパウエル議長はテーパリング議論は否定している

2021年05月07日の終値 108.573 (-74.7pips下落) 非農業部門雇用者数変化が市場予想よりもかけ離れた低い数値が出た事でテーパリングや早期利上げの可能性が遠のいた
2021年07月02日の終値 109.197 (+62.4pips上昇) CPIと求人統計の上昇でインフレ懸念が台頭
2021年05月21日の終値 108.951 (-24.6pips下落) ビットコインの急落とFOMC議事録要旨でテーパリングの議論の可能性が浮上した事
2021年05月28日の終値 109.724 (+77.3pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画の報道で一気にリスクONの流れ
2021年06月04日の終値 109.399 (-32.5pips下落) 5月非農業部門雇用者数変化が予想より悪かった事で急激なドル安に
2021年06月14日の終値 109.629 (+23pips上昇) 5月の米CPIが1年9カ月ぶりの伸びだったのに発表後はドル安。次の日、来週FOMCがあるしインフレ上がってるからという理由を蒸返して急激なドル高で終わる
2021年06月18日の終値 110.217 (+58.8pips上昇) ★FOMCが利上げの前倒しを発表(2022年~2023年中。従来は2024年だった)
2021年06月25日の終値 110.686 (+46.9pips上昇) 先週ちょっと売り過ぎちゃいましたね(テヘペロ)で全市場で巻き戻しの動きとなった
2021年07月02日の終値 111.021 (+33.5pips上昇) 3つの雇用統計があったがどれも予想よりはよく内2つはドル高、週末は大きくドル安に振る

まとめ

ドル円の相場状況をまとめると

  • 新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大が懸念されドル高・円高になる
  • その後、雇用統計の発表が3つあり、2つはドル高に振ったが、週末に発表された6月の非農業部門雇用者数はドル安に大きく振った
  • どうやら市場参加者は雇用の内容を見てFRBが早急な対応に迫られる事はないと解釈したらしい…

とりあえず週末に大きくドル安に振ってきているので
来週はその流れを引き継いでドル安の流れが続くだろう。

しかしファンダメンタル的にはテーパリングの開始や利上げの話も出てくるだろうから
ドルストレートは戻り高値を狙って行く

ドル円は押し目を拾うのが無難だろうね。

だって円がクソほど弱いし。

僕は、どっちも取るつもりで
つなぎ売り買いをしていきます。

9-Gemforex-ポジション状況-つなぎ売り買い-2021年7月02日の週を終えて
9-Gemforex-ポジション状況-つなぎ売り買い-2021年7月02日の週を終えて

ユーロドルのショートを入れておいて
週末のドル安反転でつなぎ買いを入れた。

ここからドル安の流れを追いつつ、戻り高値まで引っ張って
買いを利確したら、状況を見て売りポジを追加してドル高トレンドをゆっくり取る感じでいく。

ついでにポンドが上昇しそうなのでポン円でロングを持った。
個人投資家はクロス円の売りとドル円の売りが多めなので円安の期待値は高いのでポジを持っている。

さくさく利確して証拠金を稼ぎ、ユーロドルのショートするための証拠金を稼ぎながら
つなぎ売り買いしてく予定です。

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