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ダウ30【見通し・予想・動向】株価暴落を警戒しよう FRB緊急融資プログラムの一部を終了へ テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2020年11月20日(金)の週を終えて

2020年11月16日(月)から11月20日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。

  • アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2020年11月20日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き

2020年11月16日(月曜日)から11月20日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間でインパクトがあった出来事は
新型コロナウイルスのワクチンに関するポジティブな情報と
ムニューシン財務長官がFRBの緊急融資プログラムの一部を
12月31日に期間を延長せず終了すると表明した事です。

週の始めに株価は上昇したものの、そこからダラダラと下落していきました。

11月16日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

モデルナ社が開発する新型コロナウイルスのワクチンが
治験で94.5%の効果が確認されたと発表され
新型コロナウイルスのワクチンに関するポジティブな報道から
リスクONの流れで株価が上昇しました。

この日、ダウ30は終値ベースで最高値のラインを超えて終わりました。

新型コロナワクチンの安全性が確認され規制当局の承認が得られれば
12月中にワクチンの緊急使用が始まるようです。

安値29482.67 → 終値29987.22(+504.55pips上昇)

11月17日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

アメリカの小売売上高の統計が
増加したものの、伸び率が悪い事で
新型コロナウイルスの影響から経済の成長鈍化懸念が出て
新型コロナワクチンに関する楽観的な見方が後退し
株価が下落して終了しました。

高値29987.22 → 終値29780.81(-206.41pips下落)

11月18日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

ファイザーとビオンテックが共同開発する
新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験で
95%の予防効果が確認され
重篤な副作用も見られなかった事を発表した事が好感して
株価は一時的に上昇したものの
最終的に売られて終わりました。

どうやら新型コロナウイルスの感染拡大で
ロックダウンを巡る懸念が台頭し売られたようです。

高値29962.26 → 終値29431.11(-531.15pips下落)

11月19日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

アメリカの新規失業保険申請件数が前週比より予想外に増加した事を受けて
新型コロナ感染抑制に向けた事業閉鎖や雇用が増え
労働市場の回復が鈍化している事が懸念され株価は売られた。

アメリカで新型コロナ追加経済対策の協議が再開される報道された事で
買い支えられたものの株価は弱い形で終了しました。

高値29359.40 → 終値29244.92(-114.48pips下落)

11月20日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

ムニューシン財務長官がFRBの緊急融資ブログラムの一部について
12月31日で期間を延長せずに終了すると表明しました。

これが嫌気され、株価は下落して終了しました。

高値29495.92 → 終値29195.77(-300.15pips下落)

ダウ30 テクニカル分析

ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-1-2020年11月20日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-1-2020年11月20日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-2-2020年11月20日の週を終えて-VIX-日足チャート
1-2-2020年11月20日の週を終えて-VIX-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 週の初めに株価は上昇し、終値の最高値29594ドルを更新しました
  • その後はずっと下落推移して5日SMAや転換線を下回る形で週を終えています。

直近のレジスタンス

2-ダウ30-直近のレジスタンス-29594-20-2020年11月20日の週を終えて
2-ダウ30-直近のレジスタンス-29594-20-2020年11月20日の週を終えて

29594.20 黄色のライン

株価はここを上抜けて上昇推移したものの
結局、戻り高値を売られて下落してきているので
直近のレジスタンスとしては意識されていると思います。

また5日SMAや転換線が近くにあり
この付近で売られているのを見ると
まだレジスタンスとして十分機能する場所だと思われます。

直近のサポート

3-ダウ30-直近のサポート-200日SMA-2020年11月20日の週を終えて
3-ダウ30-直近のサポート-200日SMA-2020年11月20日の週を終えて

200日SMA 26100ドル付近

200日SMAで下髭を付けて
そこから大きく反転上昇しているのを見ると
このあたりが買いサポートとして機能していると思われます。

またボリンジャーバンドの-2σと重なっているので
買いサポートとして、そこそこ意識されると思われます。

ダウ30とSP500のCFTCの大口のポジション比較

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

ここでSP500のポジション状況と比較しているのは
ポジションの量がダウ30と比べて多い事とチャートの形もさほど変わらない事から
母数の多いSP500と比較する事で流れを掴みやすくする為です。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較

4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2020年11月06日の週を終えて
4-1-ダウ30-CFTC-一覧表-2020年11月06日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2020年11月06日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2020年11月06日の週を終えて

SP500は売りも買いも増えてる状況で
ダウ30は買いだけ減らしているようです。

株価の流れを見ると下落しているので、買い側が不利なように見えますね。

天井圏を掴まされた大口のロスカットで下落が加速するかもしれないので
その点は注意深く見ておいたほうが良いと思います。

ダウ30とSP500の個人のポジション比較

5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2020年11月20日の週を終えて
5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2020年11月20日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2020年11月20日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2020年11月20日の週を終えて

ダウ30は個人投資家が売りがっていたこともあり
株価はいったん噴き上げてから下落の流れとなりました。
この事から売りポジションを持っていた人達がロスカットに追いやられている状況です。

SP500も同様です。

そして高値圏からの下落で買いドテンしているのを見ると
売りが優勢のように思われます。

ダウ30のポジション状況 まとめ

大口も個人も天井圏で買いを大量に入れてきているのを見ると
ロスカットを巻き込んだ下落が来る可能性があります。

新規で買う場合注意しましょう。

週の終値を比較

02月21日 29017 ←次のターゲットはここかも?
02月29日 25534 ←ここを超えると上昇に弾みがつきそう
03月13日 23017 ←ここを明確に超えてきた
03月20日 19198 ←ここを底打ちと判断
03月27日 21549
04月03日 21053
04月09日 23792
04月17日 24269
04月24日 23776
05月01日 23730
05月08日 24391
05月15日 23604
05月22日 24476
05月29日 25505
06月05日 27089
06月12日 25548
06月19日 25669.02
06月26日 25090
07月03日 25747.36
07月10日 26100.60
07月17日 26633.92
07月24日 26436.68
07月31日 26442.10 (+5.42pips上昇)
08月07日 27428.27 (+986.17pips上昇)
08月14日 27873.87 (+445.6pips上昇)
08月21日 27912 (+38.13pips上昇)
08月28日 28647.36 (+735.36pips上昇)
09月04日 28095.96 (-551.4pips下落)
09月11日 27620.05 (-475.91pips下落)
09月18日 27741.48 (-121.43pips下落)
09月25日 27184.74 (-556.74pips下落) ※下落4週目 反転上昇して引け
10月02日 27694.43 (+509.69pips下落) ※トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染
10月09日 28644.35 (+949.92pips上昇) ※トランプ大統領が新型コロナウイルスから復帰
10月16日 28526.56 (-117.69pips下落)
10月23日 28299.23 (-227.33pips下落)
10月30日 26545.21 (-1754.02pips下落) ※新型コロナ追加経済対策の協議が纏まらない事と大統領選前の不透明感から大暴落
11月06日 28349.67 (+1804.46pips上昇) ※アメリカの大統領選があった週
11月13日 29482.67 (+1133pips上昇) 新型コロナワクチンの有効性が90%を超えると発表される
11月20日 29195.77 (-286.9pips下落)

まとめ

ダウ30の相場状況をまとめると

  • モデルナの新型コロナワクチンが94.5%の効果が確認されたと報道され株価は終値べ-スで最高値を更新しました
  • その後、アメリカの経済指標(小売り売上高や新規失業保険申請件数など)が悪くてアメリカ経済の鈍化懸念が台頭し株価は下落
  • 週末にムニューシン財務長官がFRBの緊急融資プログラムの一部を12月31日で期間延期もなく終了を発表し株価が続落
  • 個人も大口も高値圏で買いを掴んでおり、ロスカットを巻き込んだ下落がくる可能性がある

個人投資家は最高値更新で売りをロスカットして流れを掴めず、買いドテンしてるし
これは下落の流れ来たかも…。

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