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WTI原油 【見通し・予想・動向】往復967pips取って2020年の原資回復しました^^ テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年7月23日(金)の週を終えて

2021年7月19日(月)から7月23日(金)の週を終えて
WTI原油の最新の動向を解説します。

  • API、EIAの最新の在庫の状況
  • 1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • 投機筋や個人投資家のポジション状況を見て市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のWTI原油の相場展開の見通しや予想を立てていきます。

この記事を最後まで見るメリットは
WTI原油の最新の動向をすべて把握できる事です。

たとえ途中から市場に参加したとしても
原油カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識する事ができると思います。

それでは、各章を見ていきましょう。

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WTI原油 見通し 予想 動向(2021年7月23日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. 原油の在庫状況
  2. ファンダメンタル分析
  3. テクニカル分析
  4. ポジション状況
  5. 週の終値の動向

WTI原油の在庫状況

API在庫の状況

1-API在庫-一覧表-2021年7月23日の週を終えて
1-API在庫-一覧表-2021年7月23日の週を終えて

発表された時間帯に原油価格はガクッと下がっている。
夏のドライブシーズン中なのにガソリン在庫の増加が懸念されたのかな?

EIA在庫の状況

2-EIA在庫-一覧表-2021年7月23日の週を終えて
2-EIA在庫-一覧表-2021年7月23日の週を終えて

API在庫は少しだけ反応したが
EIA在庫はたいして反応はない。

株価の状況に左右されている感じだった。

原油の在庫の状況 まとめ

イマイチ!!この週は株価に原油価格が左右されているので見る価値あるのかも不明・・・。

WTI原油 ファンダメンタルズ分析

2021年7月19日(月曜日)から7月23日(金曜日)の1週間のファンダメンタルズの解説や値動きの動向をチェックしていきます。

この1週間の原油価格の上げと下げの要因を要約すると

価格が上昇した要因は以下のとおりです。

  • 株が急激に買い戻されてリスク回避が後退した事
  • アメリカ国内でエネルギー需要増大観測が出ている事
  • アメリカの旅行需要が回復している事(航空株は冴えないけどね)

価格が下落した要因は以下のとおりです。

  • OPECプラスの閣僚級の会合でUAEの生産量引き上げを合意した事
  • UAE増産合意に伴ってサウジアラビア、ロシア、イラク、クウェートなどの生産量が引き上げられた事
  • 新型コロナウイルスのデルタ株の感染懸念から株価が暴落してつられた事

2021年7月19日(月曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京時間開始から弱い
ロンドン開始時間も東京の高値を超えられず17時台に強めの売りが入る
そこからあれよあれよと下落し
NY時間に入っても下げが止まらず22時台からさらに売りが加速して終わる
(小リバを1時間挟むが次の時間になると即売られて安値更新という未曽有の下落劇だった)

7月18日(日曜日)にOPECプラスの閣僚級の会合が開かれており
UAEの生産量引き上げの合意した。

そしてサウジとロシア、イラク、クウェートなども生産量を引き上げ
ナイジェリアやアルジェリアの基準生産量の見直がされる可能性がある事が分かりました。

協調減産は2022年4月までとなっていたが
新型コロナウイルスの影響で世界経済の回復が停滞した場合を懸念して
2022年末まで延長する事を合意しました。

イランの核合意された場合、世界の原油供給量が日量150万バレル増える可能性についても分かりました。

とりあえず、合意が纏まった事と生産が増えるんですねって事で
原油価格は高値からドカッと急落している。

おまけに新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大が意識され
世界の株式市場や為替市場(ポンドを筆頭)でリスク回避的な動きから
原油も巻き込まれて70ドルを割れて65ドルまで行くという
約600pips級の暴落をこの日のうちにやりました。

高値71.66 → 終値66.54(-512pips下落)
(7時台~8時台)

2021年7月20日(火曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

午前中はリバウンド
ロンドン初動から売り
NY初動で安値更新からの買い戻し強め

前日の暴落の勢いで安値を更新したが買い戻されて陰線十字足で終了。

ダウ30が大幅に買い戻された事からリスク回避の動きが一服。
原油も安値を更新したものの売りが続かず買い戻されて終了しました。

アメリカ国内のエネルギー需要の増大観測が出ているようで
これが支援材料になっているようです。

デルタ株感染懸念からの需要減退懸念はいったい何処にいったんだ!?と疑問に思いました・・・。

石油サービス会社のハリバートンの株価が上がっており
原油価格の上昇から油田サービスの需要が高まったというポジティブな情報が流れています。

まぁ安堵感のこじつけっぽいけど、アメリカの需要が高まったのは
この辺のネタに動かされたのかなって思いました。

始値66.54 → 終値66.39(-15pips)
(安値22時台)
(高値4時台)

2021年7月21日(水曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京時間はヨコヨコ
ロンドン初動から爆上げ
NY初動もロンドンの買いの流れを継続して高値更新

在庫発表があったがネタにはされていない。

前日から続く株式市場の買い戻しが引き続き意識され
株価が上昇しているからリスクONという流れで原油が急激に買い戻されました。

ユナイテッド航空の第2四半期の売上高は6四半期連続で赤字となりましたが
ワクチン接種の進展で国内旅行需要が回復しているらしく
売上高は前年同期比と比べて4倍になっているようです。

↑意外と燃料需要のポジティブネタに作用するのではないかと見ています。

安値66.39 → 終値70.21(+382pips上昇)

2021年7月22日(木曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京は前日の高値から少し下落
ロンドン17時頃から爆上げNY前の21時台で一旦下落したものの
NY初動で押し目買いされて高値更新して終了

市場ではエネルギー需要回復期待に支えられて上昇した事になっている。

この需要回復期待がイマイチどこから出ているのかが不明である。

この日、アメリカン航空とサウスウエスト航空は政府の支援と客の需要回復から
第2四半期は黒字になったと報道されている。←これかな?
ただ株価は下落してるんだよね…。

安値69.84 → 終値71.70(+186pips上昇)
(12時台~14時台)

2021年7月23日(金曜日) WTI原油のファンダメンタルズ分析と価格の動向

東京とロンドンはレンジ
NY時間から買われて高値を少し更新した程度で終わる

謎の需給引き締まり観測から原油は買われてるようです。
何をもって需給の引き締まり観測が出ているのかは不明。

SP500の企業決算が予想よりも良い企業が多く
株価が最高値を更新しているからなのかな?

安値71.39 → 終値72.06(+67pips上昇)
(22時台~23時台)

WTI原油 テクニカル分析

WTI原油の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

3-2021年07月23日の週を終えて-WTI原油-日足チャート
3-2021年07月23日の週を終えて-WTI原油-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 月曜日に先週金曜日の十字足を下に抜け約500pips急の暴落を見せる
  • 火曜日に安値を少し更新するがトレンドラインとボリンジャーバンド-3σで買い支えられて十字足で終わる
  • 水曜日に66.58のラインで買い支えられて大幅反転上昇
  • 木曜日は前日の買い戻しにつられて上昇
  • 金曜日は少しだけ買われて週を終える

直近のレジスタンス

4-WTI原油-直近のレジスタンス-73-44ドル-4時間足チャート-2021年7月23日の週を終えて
4-WTI原油-直近のレジスタンス-73-44ドル-4時間足チャート-2021年7月23日の週を終えて

73.44 黄色の線

76.81から急落して65ドル台まで行ったのを見ると
とりあえず76.81は意識されているのは分かった。

現時点で65台から72ドルまで戻してきている。
約700pipsの上昇だ。

さて、ここからが結構、重要な局面で
こっから下落トレンドを否定するのか
上昇して76ドルを目指すのかの分岐点に差し掛かっている。

それが73.44付近にある下落のラインである。
これは76~75ドルの日足レベルの戻り高値を結んだラインである。

ここで戻り売りをされるのであれば
まだ下落継続とも読み取れるので意識しておきたい。

直近のサポート

5-WTI原油-直近のサポート-ゾーン-66-65ドル台-日足チャート-2021年7月23日の週を終えて
5-WTI原油-直近のサポート-ゾーン-66-65ドル台-日足チャート-2021年7月23日の週を終えて

65ドル台にボリンジャーバンドの-3σと雲の下限が控えている。
そして、66.58には76ドルまでブチ上げの起点となったレジサポ転換ラインと
トレンドラインが控えている。

今週はこの付近で厚めの買い支えが入ってブチ上げているので
サポートゾーンとしては十分な場所だと入れる。

当然、僕はこの辺で買い集めて十分な利益を取っている。

次もこの辺で抵抗を見せるなら、仕掛けてみたいと思っている。
その時の市場心理の状態も確認しながらね。

WTI原油のCFTCのポシション状況を比較

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

WTI原油のCFTCのポジション状況

6-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年7月23日の週を終えて
6-WTI原油-CFTC-一覧表-2021年7月23日の週を終えて

今週は71ドルから65ドルまで、たった1日で600pipsも急落している。

CFTCのポジション状況を見ると大口が大量のロングポジションを解消しているので
先週の75ドルからの下落を考えると、ロングの利確売りを入れたのかなと思われる。

もともと原油は大口のロングが大量であり、常に大口のロング>ショートの形なので
このようにロングのポジション解消で大きく売り込まれる事が多く見受けられる。

テクニカル的にみても新規のロングがここから入るか分からない状況なので
ポジションの推移には気を付けておきたい。

ここから利確ラッシュされると60ドル前半に行く可能性も出てくるんでね。

WTI原油の個人のポジション状況

7-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年7月23日の週を終えて
7-WTI原油-個人のポジション状況-一覧表-2021年7月23日の週を終えて

さて、個人投資家は71ドル~73ドルあたりでナンピンロングした挙句に
週イッパツ目の月曜日に65ドルまで引かされて阿鼻絶叫であった・・・。

そこから65ドル~66ドルで底ショートして捕まっている人もいるようだが
無慈悲に72ドルまで戻す喜劇を起こしている。

71ドル~73ドルの天井ロングを掴んでしまったロンガーは
69.53~70.21に戻ってきたあたりで損切で逃げてポジションがフラットになっている。

そこから71ドル~72ドルあたりで、なぜかドテンショートをして
下がらず冷や汗をかいていると見受けられる。

WTI原油のポジション状況 まとめ

個人投資家が71~73ドルのLで捕まって65ドルまで引かされた挙句
今度は66ドル台で底ショートしてしまい72ドルまで踏みあげられる
という往復ビンタ喰らってる状況で止まっているのを見ると、
もう少し上があるかな?と見えてしまう。

73.44超えたらもう少し上があるかもしれないね。

僕は下落も上昇も両方取ったので、ここからは様子見してチャンスを伺います。

週の終値を比較

2020年12月04日 46.11 (+57pips上昇) OPEC会合で減産は徐々に解消だが、市場参加者はポジティブにとらえる
2020年12月11日 46.56 (+45pips上昇) イギリスで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月18日 49.03 (+247pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種が始まる
2020年12月25日 48.29 (-74pips下落)
2020年12月31日 48.18 (-11pips下落)

2021年01月08日 52.61 (+443pips上昇) バイデン政権+上院下院が民主党が制覇、サウジが自主減産発表、協調減産もおおかたの減産幅で合意
2021年01月15日 52.11 (-50pips下落) バイデン氏が発表した財政出動は織り込み済み、原油市場では需要の回復は見込めないとアナリストが言う。中国がロックダウンで原油価格が下落
2021年01月22日 52.06 (-5pips下落) バイデン氏の就任式後、頭打ちで下落。イエレン氏はバイデン氏の大規模政策を支持する意向
2021年01月29日 52.17 (-11pips下落) ロビンフッダーが大暴れして株式市場はネガティブな感じに。

2021年02月05日 56.95 (+478pips上昇) サウジ自主減産やアメリカで大雪に見舞われて需要が増した
2021年02月12日 59.61 (+266pips上昇)
2021年02月19日 58.93 (-68pips下落) アメリカの寒波の影響が収まり利益確定売りに。バフェット氏がシェブロンの株を購入
2021年02月26日 61.53 (+260pips上昇) アメリカの長期金利が爆上げで市場は大混乱

2021年03月05日 66.26 (+473pips上昇) OPECプラスが4月も協調減産を継続、生産も据え置き。サウジも自主減産続けるってよ
2021年03月12日 65.57 (-69pips下落)
2021年03月19日 61.42 (-415pips下落) IEAがスーパーサイクル論を否定。ゴールドマンがブレント原油80ドルに行くと予想
2021年03月26日 60.80 (-62pips下落) スエズ運河で大型コンテナ船が座礁

2021年04月01日 61.25 (+45pips上昇) スエズ運河の問題は解消。OPEC+が5月~7月に微増産するってよ。サウジも自主減産を徐々に辞めるってよ。
2021年04月09日 59.36 (-189pips下落) イランの増産懸念、OPEC+の微増産を再評価
2021年04月16日 63.07 (+371pips上昇) 中国輸入統計が良好で原油を爆買い!IEAとOPECが2021年の世界の石油需要見通しを引き上げ!
2021年04月23日 62.11 (-96pips下落) インドのロックダウンと日本の緊急事態宣言
2021年04月30日 63.46 (+135pips上昇)

2021年05月07日 64.83 (+137pips上昇) 中国の軍用機が台湾の防空識別圏に進入したとの報道
2021年05月14日 65.46 (+63pips上昇) アメリカのパイプライン最大手がサイバー攻撃によって稼働を停止。OPEC、IEA需要見通しは良好(供給不足の可能性を指摘)
2021年05月21日 63.85 (-161pips下落) イラン核合意の進展や制裁解除の可能性が浮上、ビットコインの急落で原油価格が大きく下落
2021年05月28日 66.60 (+275pips上昇) バイデン大統領の6兆ドル規模のインフラ投資計画が報道され期待感で67ドルに到達する

2021年06月04日 69.38 (+278pips上昇) イランの制裁解除でイラン産の原油が供給されても需要面に問題は無いらしい
2021年06月11日 70.79 (+141pips上昇) OPECとIEAが新型コロナ前の水準に戻る見通しを発表し生産拡大を示唆した事で原油が買われている
2021年06月18日 71.41 (+62pips上昇) FOMCでまさかの利上げ前倒し発表(2022年~2023年中、従来は2024年)でも週ベースで安値は更新していない…
2021年06月25日 73.97 (+256pips上昇) OPECプラスが7月1日の会合で小幅な増産に留まるとの見方で買い。FRBや連銀総裁はインフレは高くなるが来年には低下する見通し

2021年07月02日 75.10 (+113pips上昇) OPECプラスの会合がUAEがゴネて来週の7月5日に延期となった
2021年07月09日 74.67 (-43pips下落) OPECプラスの会合が纏まらずUAEを筆頭に増産国が増えると懸念が出た。ECBの新戦略でインフレ2%に切り上げた事からユーロドルの上昇につられた
2021年07月16日 71.43 (-324pips下落) サウジとUAEが妥協合意。増産懸念で原油が急落。FRBパウエル議長もインフレデータが期待以上と発言して原油が売られている
2021年07月23日 72.06 (+63pips上昇) UAEの増産合意で急落後、株の買い戻しで謎の需要拡大観測で急激な買い戻しという喜劇

まとめ

WTI原油の1週間の流れをまとめると以下のようになります。

  • UAEの増産合意報道で月曜一発目から原油価格は急落。株の暴落も合わさって原油は71ドル台から65ドル台まで落ち込んだ・・・
  • その後、株が鬼のように買い戻されると原油もつられて急回復。気づけば72ドルまで戻るという喜劇を起こす
  • 大口はロングのポジションを大量に解消した模様
  • 個人投資家は73ドル~71ドルで大量にナンピンして65ドルまで引かされる
  • その後、個人投資家は65ドル~66ドルあたりで底ショートを決めて72ドルまで踏みあげられてしまう
  • 73ドル~71ドルのナンピンロンガーは69ドル~70ドルに戻った所で損切した模様
  • 個人投資家で残ったのは底ショタと72ドル近辺で売ったショーターのみとなった

さて、個人投資家が73ドル~65ドルからの72ドルと往復ビンタを食らった所で
僕は74ドルからのショートを66.9ドル台で決済した。

その後、66ドル台でロングを仕込み67ドルくらいまで追撃して400バレルロングを仕込み
71.5ドルくらいで決済した

ショートで559pips獲得、ロングで408pips獲得
往復で967pipsも取れた事になる。

これによって2020年の新型コロナ給付金10万円の原資を取り返し原資回復
2020年の税金の還付金13万の負け額10万円を取り返し原資回復
2021年Gemforex5万円の原資を取返し原資回復。

これらの原資が回復して2020年のスタート状態に戻れたわけだ。

久々のWTI原油の勝利によって自信を取り戻せた気がする。

このまま26万円で勝負をかけてもいいし
iFOREXとGemforexに3万円ずつ抜いてボーナス込で分割で勝負を挑んでもいい。

ポジションがフリーになって身動きが取れるようになったので
戦略を練りながら今後の事を考えていきたい。

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