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ドル円 【予想・見通し・動向】個人投資家のドル買いに合わせて大口がドル売りを仕込む仕組まれた相場 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較 2020年12月11日(金)の週を終えて

2020年12月7日(月)から12月11日(金)の週を終えて
ドル円の最新の動向を解説します。

  • ドル円の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ドル、ユーロ、円の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のドル円の相場展開の予想や見通しを立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
ドル円の最新の動向や
ドル全体の最新の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ドル円カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ドル円 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2020年12月11日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ファンダメンタルズ分析と値動き

2020年12月7日(月曜日)から12月11日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間でインパクトのあった出来事は

  • イギリスが新型コロナワクチンの接種を開始。
  • イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる

12月7日(月曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

ドルは高くなったけど戻り高値で売りに押される形で終わりました。
そのため、ドル円は上昇はしたものの、終値ベースで僅かに上げる程度となりました。

イギリスとEUで通商協議でもめている事がリスク回避のドル高として意識されている事や
米中対立懸念で株安からの円高も意識されており
またFRBの緩和期待やアメリカの経済対策の期待感からドル安に振られる場面も多く
ドル円にとっては動きにくい環境になっています。

安値103.916 → 終値104.047(+13.1pips上昇)

12月8日(火曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

ドル高の流れを受けてドル円も上昇する形となりました。

特にイギリスとEUの自由貿易協定(FTA)交渉が
この日もまとまらず、ジョンソン首相が『合意泣き離脱を受け入れざるを得ない』と発言し
ポンド売りによるドル高などが起因しているようです。

合わせてユーロドルも売られておりドルの買い戻しによる動きからドル円が上昇しています。

安値103.951 → 終値104.148(+19.7pips上昇)

12月9日(水曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

フェイスブックが独占禁止法(反トラスト法)違反で
首都ワシントンの連邦地裁に提訴された事でナスダックが最高値から下落し
その他のアメリカの株価指数も下落した事から
リスク回避でドルが買われ、ドル高の流れからドル円は上昇しました。

また、翌日にECB理事会を控え、緩和観測からユーロが売られ
ドルの買い戻しが入っており、それもあってドル高となってたようです。

ただ、足元ではアメリカの追加刺激策の合意期待や新型コロナワクチンの早期実用化期待から
ドル安により戻り高値では売られる展開となっています。

安値104.049 → 終値104.193(+14.4pips上昇)

12月10日(木曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

ECBの追加緩和のパンデミック緊急プログラム(PEPP)を打ち出し
1兆8500億ユーロにして5000億ユーロ拡大し、期間は2022年3月まで延長を発表。

しかし、期待したほどでもなかったらしくドル安になり
ドル円もドル安の流れを受けて戻り高値から一気に売り込まれて終了しました。

また、アメリカの新規失業保険申請件数が予想より増えている事から
アメリカの追加刺激策が現在、難航していても、いずれ実施されるだろうとの見方から
ドル安を後押ししているようです。

高値104.575 → 終値104.208(-36.7pips下落)

12月11日(金曜日) FX ドル円 ファンダメンタルズ分析

イギリスとEUが通商協議でもめて、この日に纏まらずに日曜日に持ち越された事から
合意無き離脱の可能性が浮上し、市場全体がリスク回避の流れとなりました。

ドル円もリスク回避の円高となり、この週を終えました。

高値104.265 → 終値103.925(-34pips下落)

ドル円 テクニカル分析

ドル円の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-2020年12月11日の週を終えて-ドル円-日足チャート
1-2020年12月11日の週を終えて-ドル円-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • ドル円は週始めから終値ベースでゆっくり上昇していき、104.5のあたりで戻り高値を大きく売られて下落しました
  • その後、週末に104円を少し下に割れて週を終えています

直近のレジスタンス

2-ドル円-直近のレジスタンス-104-5x-日足チャート-2020年12月11日の週を終えて
2-ドル円-直近のレジスタンス-104-5x-日足チャート-2020年12月11日の週を終えて

104.5x

ドル円は、緩やかに終値ベースで上昇し続けてきましたが
勢いよく上昇して104.5あたりに来ると売り込まれて、大き目な上髭陽線で引けました。

ちょうど、この辺りで個人投資家の買いが増えたのを見計らって
仕掛けてきた人たちがいるので、104.5あたりが直近のレジスタンスになると思われます。

いやぁ酷い…。

直近のサポート

3-ドル円-直近サポート-103-6x-日足チャート-2020年12月11日の週を終えて
3-ドル円-直近サポート-103-6x-日足チャート-2020年12月11日の週を終えて

103.6x 押し安値

直近では押し安値の103.6xのあたりで買い戻されているので
ここが直近のサポートだと思われます。

かれこれ5日、このサポートが確認されているので
それなりに強いサポートなのかなと思われます。

円のCFTCの大口のポジション状況

週末に発表されるCFTCのポジション状況を記録して
合わせてiFOREXで見れる個人投資家のポジション状況を比較して
市場参加者の心理を紐解いて、今後の相場展開を予想していこうと思います。

また、ドルインデックスやユーロドルのポジション状況を比較する事で
ドル全体の相場を把握して、ドル安なのかドル高なのか方向性を占っていきます。

基本的に個人投資家が多めに持っているポジションは負け易い傾向にあるので
それを基本概念に入れて市場心理を解説していきます。

円のCFTCのポジション比較

4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2020年11月06日の週を終えて
4-シカゴ円-CFTC-一覧表-2020年11月06日の週を終えて

大口の円買いが増えてますねぇ。

ドル円も104.5あたりから上値が重くなって下落しているし
個人投資家は104.5あたりで買いが増えてたことから
個人投資家の買いに合わせてドル円を売り(円を買う)を入れてきた可能性ありますね…。

ドル円の個人のポジション状況

5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2020年12月11日の週を終えて
5-ドル円-個人のポジション状況-一覧表-2020年12月11日の週を終えて

個人投資家のドル円の買いが場中で一時的50%台に減ってはいたものの
104.5あたりで買いが増えて72%台になり、そこから下落して捕まってるようです。

この感じを見ると104円台で買うのは微妙かもしれませんね…。

買うなら103円台にしっかり引き付けて買わないと不利な状況に追い込まれるかもしれません。

そう、私みたいに…。

ドル自体のポジション状況を比較

6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2020年12月11日の週を終えて
6-ドルインデックス-CFTC-一覧表-2020年12月11日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2020年12月11日の週を終えて
7-ユーロドル-CFTC-一覧表-2020年12月11日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2020年12月11日の週を終えて
8-ユーロドル-個人のポジション状況-一覧表-2020年12月11日の週を終えて

大口投機のポジション状況を見ると
ドルインデックスでドル売りが増え、ユーロでユーロ買いが増えています。

この事から大口はドル安からのユーロ高を想定してドル売りとユーロ買いをしているように見えます。

個人投資家はというと1.21で売ったままポジションに変化はなし。

つまりドル円とユーロドルを見ると、個人投資家は大口投機とは逆で
ドルを買いまくって苦しい思いをしている状況になってます…。

ドル円のポジション状況 まとめ

個人投資家のドルの買いが多いので、ドル円の上昇があまり期待できません。

なのでドルを売る場合(ドル円を買ったり、ユーロドルを売ったり)は
自分が不利な状況に追い込まれやすいという事に注意を払いながらトレードしてくださいね。

週の終値を比較

03月20日の終値 110.681 ←市場では110.5のロスカ設定があるしターゲットになりやすいかも?
03月27日の終値 107.806 ←ここを下割れたらヤバイかも?
04月03日の終値 108.490
04月10日の終値 108.350
04月17日の終値 107.437 ←3月27日の終値を割れたからドル安が進むかも??
04月24日の終値 107.448
05月01日の終値 106.861
05月08日の終値 106.605
05月15日の終値 107.034
05月22日の終値 107.587
05月29日の終値 107.755 ←108円のレンジを超えそうな雰囲気
06月05日の終値 109.541
06月12日の終値 107.344
06月19日の終値 106.830
06月26日の終値 107.170
07月03日の終値 107.400
07月10日の終値 106.883
07月17日の終値 106.992
07月24日の終値 106.115 ←レンジ下抜け
07月24日の終値 105.709 ←104.8xのサポートで反転上昇した形
08月07日の終値 105.876
08月14日の終値 106.586
08月21日の終値 105.806
08月28日の終値 105.353
09月04日の終値 106.226 (+87.3pips上昇) ←雲の中に突入
09月11日の終値 106.146 (-0.8pips下落)
09月18日の終値 104.571 (-157.5pips下落) ※雲を下抜け下落トレンドを描いた1週間
09月25日の終値 105.504 (+93.3pips上昇)
10月02日の終値 105.262 (-24.2pips下落) ※トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染
10月09日の終値 105.600 (-33.8pips下落) ※トランプ大統領が新型コロナウイルスから復帰
10月16日の終値 105.345 (-25.5pips下落)
10月23日の終値 104.630 (-71.5pips下落)
10月30日の終値 104.529 (-10.1pips下落)
11月06日の終値 103.352 (-117.7pips下落) ※アメリカの大統領選があった週
11月13日の終値 104.584 (+123.2pips上昇) 新型コロナワクチンの有効性が90%を超える報道
11月20日の終値 103.820 (-78.2pips下落) 新型コロナワクチンの有効性が94.5%の報道
11月27日の終値 103.996 (+17.6pips上昇) 新型コロナワクチンの実用化期待や次期財務長官にFRBのイエレン氏が指名された事
12月04日の終値 104.180 (+18.4pips上昇)
12月11日の終値 103.925 (-25.5pips下落) イギリスとEUが通商協議でもめて合意無き離脱の可能性が高まる

まとめ

ドル円の相場状況をまとめると

  • イギリスとEUが通商協議でもめて結果が休日に持ち越された事から合意無き離脱の可能性が高まり円高に
  • 個人投資家がドル円やユーロドルでドルの買いをしている事から、なかなかドル高にならない状況

104.5を超える事すらも厳しくなりそうですね…。

次、この辺りに来たら微益で逃げます。

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