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ダウ30【見通し・予想・動向】長期金利が上昇で暴落が来るだと!?今、ベアスティープな状態を知ってて言ってるのかな? テクニカル分析・ファンダメンタルズ解説 CFTCポジション比較 2021年1月8日(金)の週を終えて

2021年1月12日

2021年1月4日(月)から1月8日(金)の週を終えて
アメリカ株式市場とダウ30の最新の動向を解説します。

  • アメリカの株式市場とダウ30の1週間のファンダメンタルの出来事と値動きの解説
  • テクニカルの分析
  • ダウ30とSP500の投機筋や個人投資家のポジション状況を比較して市場心理の解説

これらの情報を総合的に分析して
今後のダウ30の相場展開の見通しや予想を立てて行きます。

この記事を最後まで見るメリットは
アメリカの株式市場の最新の動向や
景気に敏感な株価指数を取り扱うので最新の景気の動向をすべて把握できる事です。

もし途中から市場に参加したとしても
ダウ30カテゴリにある記事を見直してもらえれば
1週間ごとの流れを記録しているので
容易に相場環境を認識できると思います。

それでは、各章を見て行きましょう。

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ダウ30 テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析 CFTCポジション比較から相場の強弱を予想(2021年1月8日(金)の週を終えて)

上記ツイートで1週間の全体的な動向について述べていますが
この内容をもう少し深く掘り下げて、1つずつ解説していきます。

解説の流れは以下の通りです。

  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
  3. ポジション状況
  4. 週の終値の動向

ダウ30 ファンダメンタルズ分析と値動き

2021年1月4日(月曜日)から1月8日(金曜日)の週のファンダメンタルズを分析していきます。

この1週間でインパクトがあった出来事は

  • ボーイングの投資判断をアンダーパフォームに引き下げられた事
  • 上院の決選投票で民主党が勝利し、上院下院+大統領の3つを民主党が制覇した事で大規模な景気刺激策が期待された事
  • 長期金利が上昇し銀行株が買われている事
  • 議会にトランプ支持者が乱入したものの、そこまでリスク回避の動きにはならなかった事
  • テスラの株価が急伸して最高値を更新し、イーロン・マスクCEOがジェフ・ベゾスCEOを抜いて世界1位の富豪になった事

2021年1月4日(月曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

翌日にアメリカの上院の決選投票を控え、ポジション調整により株価は急落しました。

またバーンスタインがボーイングのキャッシュフローに関する懸念を理由に
投資判断を『アンダーパフォーム』に引き下げた事が嫌気され大幅安となり
ダウ30の下落を牽引しました。

とはいえ、ダウ30は30000ドルを割れた辺りから買い戻しが入り
結局のところ30000ドルをキープしたいような値動きで終了しました。

高値30826.84 → 終値30255.66(-571.18下落)

2021年1月5日(火曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

上院の決選投票を控えて小動きで終了しました。

とくに市場を騒がせるようなネタはありませんが
原油価格が上昇した事を背景に株価は前日の安値から切り替えした形で終了しました。

安値30101.27 → 終値30412.27(+311pips上昇)

2021年1月6日(水曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

この日、アメリカの上院選の決選投票があり
2議席とも民主党が取るとの見方から
上院と下院を民主党が取る事で大規模な財政出動が可能になるとの期待感から
株価が大きく上昇しダウ30は最高値を更新しました。

トランプ大統領の支持者が議会に乱入して議会が閉鎖しましたが
株価に影響はありませんでした。

長期金利の上昇から銀行株が買われ
その他は素材、工業、エネルギー株がダウ30の上昇を牽引しました。

ただナスダックはバイデン政権になる事でハイテク企業の規制が入るとの事で
失望感から売られたようです。

安値30281.68 → 終値30899.42(+617.74pips上昇)

2021年1月7日(木曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

民主党が大統領、上院、下院ともに主導権を握った事で
ブルーウェーブが確定となり大規模な追加景気刺激策が期待され株価が上昇しました。

議会にトランプ支持者が乱入する事件が発生したものの
そこまでリスク回避の動きとはならず
景気刺激策の先を見越して株が買われているようです。

この日はテスラ株が急騰しました。
これによりイーロン・マスク氏がアマゾンのジェフ・ベソス氏を抜いて
世界1位の富豪になったと報道されています。

安値30816.72 → 終値31046.47(+229.75pips上昇)

2021年1月8日(金曜日) ダウ30のファンダメンタルズ分析

民主党のマイチン上院議員が国民の現金給付を引き上げる案を反対した事で
株価の上昇を抑えましたが
その後、バイデン次期大統領が大規模な景気刺激策を打ち出す計画を発表した事で
ダウ30、SP500、ナスダックの3指数は最高値を更新しました。

この日、雇用統計があり、非農業部門雇用者数が前月比マイナス14万人となった事で
追加景気刺激策への期待が高まった事から株価を押し上げているようです。

安値30808.23 → 終値31147.76(+339.53pips上昇)

ダウ30 テクニカル分析

ダウ30の日足チャートをベースにテクニカル分析をしていきます。

1-1-2021年01月08日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-1-2021年01月08日の週を終えて-ダウ30-日足チャート
1-2-2021年01月08日の週を終えて-VIX-日足チャート
1-2-2021年01月08日の週を終えて-VIX-日足チャート

1週間の価格動向ダイジェスト

  • 週の始めに上下に大きく振って陰線で上昇ウェッジの中に納まった
  • その後、上昇ウェッジを下抜けたものの、買い戻されて上昇ウェッジを明確に大きく上に突き抜けました
  • 上昇ウェッジを抜けた後はボリンジャバンドの+2σに沿う形で最高値を更新し週を終えました。

直近のレジスタンスライン

2-ダウ30-直近のレジスタンス-30980-2021年1月8日の週を終えて
2-ダウ30-直近のレジスタンス-30980-2021年1月8日の週を終えて

最高値を更新して上昇してきているので、どこがレジスタンスか不明です…。

とりあえず、私が目安としていた30980に到達したので
このあたりでどういう値動きをするのか見極めたいところ。

ここでしっかり足場を固めて上昇するのであれば
長期の上昇チャネルの上のライン31600~32000ドルくらいは目指すかもしれません。

ファンダメンタル的に大規模な景気刺激策が期待されているので
どこまで上昇するか分かりません。

売りで入る場合は、流れに逆らっている事だけは念頭に入れてくださいね。

直近のサポートゾーン

3-ダウ30-直近のサポート-29987-2021年1月8日の週を終えて
3-ダウ30-直近のサポート-29987-2021年1月8日の週を終えて

29987 もしくは上昇ウェッジのライン

チャート上で値動きをリアルタイムに確認していましたが
上昇ウェッジを下に抜けても、すぐに買い戻されウェッジの中に戻されていました。

この事から、ダウ30は30000ドルを割れたくないように思うので
せいぜい29987のラインか上昇ウェッジを明確に上抜けたので
ウェッジのラインで買い戻しが入るのではないかと見ています。

ダウ30とSP500のCFTCのポジション比較

4-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月8日の週を終えて
4-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月8日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年1月8日の週を終えて
4-2-SP500-CFTC-一覧表-2021年1月8日の週を終えて

アメリカの次期大統領がバイデン氏に決まった事や
上院の決選投票で民主党が勝利して下院と上位ともに民主党が制覇した
この週で変化があったのはSP500の小口投機ぐらい。

つまりアメリカの個人投資家は売りが多めとなっている。

そして株価は最高値を更新中。

大口もポジションの変化が少なかったとはいえ
売りで捕まってる人が多いのを見ると、上昇の気配を感じる。

ダウ30とSP500の個人のポジション比較

5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月8日の週を終えて
5-1-ダウ30-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月8日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月8日の週を終えて
5-2-SP500-個人のポジション状況-一覧表-2021年1月8日の週を終えて

注目すべきはSP500が最高値を更新している中で売りが増え始めている事。
ダウ30は売りが少し減りはしましたが、未だに70%台で売りが多い。

SP500とダウ30の売り買いがバラバラだったので個人投資家の方向感がつかめずにいましたが
SP500とダウ30で売りが多い事に統一感を表している事から
株価が下がってほしいと思う人が多いという事が分かりました。

とりあえず個人投資家が暴落を予測している内は
暴落は来ないと思います。

ダウ30のポジション状況 まとめ

SP500、ダウ30ともに個人投資家が売り目線
大口は売りで捕まってる状況。

株価は最高値を更新中である事を見ると
多くの人は暴落を願っているようだ。

その背景にアメリカの長期金利が上昇した事を背景に
暴落が来ると思っている人が大半である事が分かった。

金利の調査をしてみると、今の形はベアスティープであり
不景気から回復を期待されている形なので
暴落が来るどころか、今後の経済を期待して上げているだけ。

つまり株価にとっても良い事なので
暴落が来るというのは何の根拠があるのか?と疑ってみるべきだと私は思う。

週の終値を比較

2020年12月04日 30169.22 (+230.43pips上昇) 最高値を更新!30000ドルを突破!新型コロナワクチンの実用化期待と追加経済対策が速まるとの期待感で
2020年12月11日 30051.95 (-117.27pips下落) イギリスで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月18日 30284.56 (+232.61pips上昇) アメリカで新型コロナワクチンの接種開始
2020年12月25日 30231.38 (-53.18pips下落) 新型コロナウイルスの変異種が確認されEU各国でロックダウン措置が取られる
2020年12月31日 30420.14 (+188.76pips上昇) 最高値を更新 9000億ドル規模の新型コロナ追加対策法案が可決

2021年01月08日 31147.76 (+727.62pips上昇) 最高値更新 バイデン氏が次期大統領に承認される。上院決選投票で民主党が勝利。上院下院+大統領ともに民主党となる

まとめ

ダウ30の相場状況をまとめると

  • ボーイングの投資判断がアンダーパフォームした事が嫌気されダウ30は下落
  • その後、次期大統領がバイデン氏が承認され、上院の決選投票も民主党が勝利し、上院、下院、大統領ともに民主党が制覇する事になり、大規模な景気刺激策が期待され株価は上昇
  • 民主党の上院議員が国民の現金給付を引き上げる案を反対して株価の上昇を抑えたが、バイデン氏が大規模な景気刺激策を打ち出すと表明した事で株価は最高値を更新する
  • 非農業部門雇用者数が前月比マイナス14万人になりましたが、大規模な景気刺激策が実施される期待感が高まり株価を押し上げる要因として機能しました
  • 個人投資家の売りが多く、大口も売りで捕まってる状態
  • 大衆は長期金利の上昇で暴落をもくろんでいるようですが、金利の状況はベアスティープの状態だから先行きは別に悪い状態ではない

長期金利の上昇で暴落に浮かれた個人投資家が売り向かってる人が多いので
たぶん暴落は来ないと思う。

ただの押し目買いされて蹴散らされそう…w

押して来たら追撃買いを入れたい。

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